新作DVD「道」発売のお知らせ

こんにちは、鼓童オンラインストアです。
先日「道」ツアーグッズのご案内をさせていただいたばかりなのですが、もうひとつビッグニュースがございます!
2015年に発売された「永遠」から4年ぶりとなる新作DVD「道」の発売が決定いたしました!
引き継がれる伝統、魂を揺さぶる太鼓の響き。
約半世紀の歳月をかけて継承したものを基調に構成された公演、「道」。
鼓童代表を務める船橋裕一郎演出のもと、いわば古典ともいえる舞台の中から「型」を抽出し、鼓童のDNAを次代へと受け継いでいきます。

その「道」のDVDが 2019年5月24日(金)に発売いたします。
本作品は、満場の観客を熱狂させた2018年の浅草公会堂公演をライブ収録したものです。
「モノクローム」「HITOTSU」「大太鼓」など。
鼓童の真髄がここに!

発売日:2019年5月24日(金)
価格:4,860円(税込)

商品の詳細はこちらから。
http://store.kodo.or.jp/?pid=141745460

公演会場、鼓童オンラインストアにて販売いたします。

その他、鼓童のCDやDVD、オリジナルグッズの他、楽器類も取り扱っております。
お気軽にお問い合わせください。

鼓童オンラインストア
Tel:0259-86-3630
Email:store@kodo.or.jp
http://store.kodo.or.jp/

「道」ツアーグッズのご案内/鼓童オンラインストア

こんにちは、鼓童オンラインストアです。
5月24日(金)より始まります、ワン・アース・ツアー2019 鼓童「道」公演にて販売いたします商品ラインナップが決定いたしました!
新しい商品もたくさんございますので「道」公演の記念におひとついかがでしょうか。
下記URLより新商品ラインナップをご覧いただけます。

↓商品の詳細はこちらから↓
http://store.kodo.or.jp/?mode=grp&gid=2045287

◼︎鼓童ツアーTシャツ(道)

¥3,000(税込)
(こちらの商品は5月24日販売開始です)

◼︎鼓童タオル(道)

¥1,500(税込)
(こちらの商品は5月24日販売開始です)

◼︎メタリッククリアファイル(道)

¥500(税込)
ご購入はこちら

◼︎手ぬぐい 鼓童はんてん

¥1,000(税込)
ご購入はこちら

↓商品の詳細はこちらから↓
http://store.kodo.or.jp/?mode=grp&gid=2045287

その他にもタオルハンカチや新しいデザインの根付などもございます。
公演会場、または鼓童オンラインストアにてお買い求めいただけます。

その他、鼓童のCDやDVD、オリジナルグッズの他、楽器類も取り扱っております。
お気軽にお問い合わせください。

鼓童オンラインストア
Tel.0259-86-3630
Email:store@kodo.or.jp
http://store.kodo.or.jp/

たたこう館のれん製作中!/本間康子

大井キヨ子を中心に、たたこう館でのれんの刺し子作業を行っています。

 

たたこう館の開館10周年記念として、のれんのリニューアルを企画しとりかかったものですが、なにしろ、230人以上の会員さんと、鼓童のメンバー、研修生、総勢300人以上のお名前を、色とりどりの糸で抜いとるという…。

そして、4枚の布に分かれているので、一度に作業できるのは4人まで。

遅々として…いえいえ、作業の過程をゆっくり楽しんでおります。

 

 

平成の間にできたのはここまででした!

 

鼓童「焔の火」がAmazon プライムに!/草祐加

結成30周年を迎えた2011年、日本縦断ツアーの締めくくりとなる12月に行われた渾身のステージをライブ収録いたしました映像が、この度Amazon プライムにて視聴いただけるようになりました!

今までご覧になられたことがない方も、久しぶりに観たいなぁという方もぜひご覧ください!

◼︎ディスコグラフィーはこちらから
https://www.kodo.or.jp/discography/index_ja.html

◼︎Amazon プライム はこちらから
http://amzn.asia/d/7KHI8M3

 

▼アメリカとイギリスでも配信しています

アメリカのAmazon
https://www.amazon.com/dp/B073X5ZDF9

イギリスのAmazon
https://www.amazon.co.uk/dp/B073X5ZNHT

▼他の国に向けては、Vimeoでも有料配信してます。

Vimeo(多言語表示)
https://vimeo.com/ondemand/kodohonoka

太鼓の可能性は未知数です/宮﨑正美

 

太鼓の可能性は未知数です。

その力を引き出すのが私たち鼓童の使命なのかもしれません。

 

大変遅くなりました。

2019年2月7日~15日 エクサドンツアー(西日本編)についてのご報告です。

2月8日出発予定でしたが、いきなりの天候不順により船の出港状況を鑑み、急遽、前夜出発となりました。

新潟で1泊し、翌日、羽田をめざし、羽田空港から四国は松山へと向かいました。

この日は松山市にて1泊。

翌日、元鼓童メンバーの松浦充長さんの経営する「太鼓交流カフェsadohachi」を経由して、コーヒーとケーキをごちそうになり、午後からのワークショップにパワー全開で臨みました。

 

 

愛媛県鬼北町にて役場職員組合の方を対象に太鼓WS。

親子で参加されている方もいて、年齢も様々。皆さんと楽しく太鼓を叩きました。

翌日は、近くの保育士、また、すでに福祉施設に赴き太鼓を叩いて利用者との交流をされているという方も参加されて、エクサドン体験。

 

 

昨年11月福岡で行った「エクサドン体験」に参加された、鬼北町役場職員の岡崎様が、今回鬼北町に呼んでくださいました。

余談ですが、この鬼北町の「道の駅森の三角ぼうし」には、大きな鬼(鬼王丸)がいました。守護神らしいのですが、本当に…怖いです。

 

そして、午後は、久しぶりに内子座を訪れ、鼓童の内子座公演の際、お世話になった方々と、懐かしい再会をすることが出来ました。

なんと、元鼓童メンバーの阿部一成さんにも!(この後、八幡浜にて笛のレッスンがあるとのことで、移動の途中、内子町に寄ってくださいました)

 

 

この日の夜は松山の三津浜港から周防大島へ移動。周防大島へ向かうフェリーは、佐渡汽船より小さく、やはり瀬戸内海は日本海と違い、揺れません。

民俗学者宮本常一先生の生まれ故郷周防大島で出迎えてくださったのは、周防大島 郷土大学の山根様。

翌日、源空寺保育園園長の珠山信孝様のご協力を得て、周防大島の方々と笑顔いっぱいで太鼓を叩きました。

 

 

私も、10年以上経った久々の来島だったので嬉しくて…「ミカン鍋」をお腹いっぱいいただきました。(もちろん、ミカンもいただきました!)

 

 

13日は大阪の岸和田にあるPDリハビリデイサービスかなえるLIFEにてパーキンソン病の方々を対象に、エクサドン体験を行いました。

 

 

最終的には、皆さん、円になって踊りだしてしまうほど楽しんでおられました。

太鼓の音は、私たち人間の心の奥深くに響くのだと思います。

こちらへは、昨年11月「エクサドン講座」を受講してくれた森ノ宮医療大学院生の並川様のご縁で訪れることが出来ました。

14日、15日は埼玉へ。医療法人青木会の施設「リハビリの家 東浦和」(施設職員対象)と「リハビリの家 川口元郷」(施設職員と利用者の皆さん対象)にてエクサドン体験。

職員の皆さん明るい方々ばかりで、太鼓をとても楽しんでいらっしゃいました。利用者の方々も、職員や施設利用者の方が叩く姿を見たり、ご自身がたたいてみて、太鼓の音にびっくりしたり、響きをじっくり味わっている方もいるようにお見受けしました。

 

 

青木会の施設には今後も定期的に伺います。皆様とまたお会いできることが嬉しいです。

 

鼓童文化財団事業として取り組んでおります「エクサドン」ですが、現在、ドンドン広がりを見せています。

まだまだ多くの方々に知っていただいて、体験していただきたい。

 

 

太鼓で何を感じるのか。太鼓を使って何ができるのか。

太鼓の可能性を信じて、私たち鼓童は太鼓を叩き続けます。

 

 

たたこう館からやってきた!/米谷友宏

 

3月8日(金)から12日(火)までの5日間、太鼓体験講師のサミーちゃん(宮﨑正美)とよねちゃん(米谷友宏)はたたこう館を飛び出し、今年も新潟県内の様々な場所で太鼓ワークショップを行いました。

 

 

 

太鼓は演奏するためだけの楽器ではありません。誰でも楽しく打つことが出来ます。

老若男女問わず、誰でもすぐに音を出すことが出来るのが太鼓の良さなのです。(もちろんとても奥が深い楽器です。)

 

太鼓の音は、ときには人を楽しい気持ちにし、ときには落ち着かせてくれる。

また、その場にいる人達のチームワークを強く高めてくれる。

太鼓にはそんな力があります。

 

 

あるおじいちゃんは私に「俺は昔、町一番の太鼓打ちだったんだ。」

といって祭りの太鼓を見せてくれました。

何十年前の太鼓でも身体は覚えていて、一生懸命演奏して下さいました。

 

今回の出張!たたこう館では、太鼓体験やエクサドンだけでなく、

太鼓を用いた企業研修も行いました。

 

どのような太鼓ワークショップでも共通していることがあります。

太鼓を中心として、人と人が繋がるということ。

 


それは夢中で太鼓を打ち、汗を流し、笑顔と会話が広がり、一つの音を合わせたときに感じました。

誰でもすぐに音を出すことが出来る太鼓だからこそ、

そんな役割と力を持っていると感じています。

 

 

あなたも一緒に「ドン!」と太鼓を叩いてみませんか?

 

「道」劇場でお待ちしております!/船橋裕一郎

早いもので新年度がスタートいたしました。新たな環境のもと4月を迎えられた方も多いのではと思います。

私たちは北米「Evolution」ツアー、交流公演を充実の内容のもとに終え、春からのツアー、さらにその先の作品に向けての準備に取り掛かかっております。

さて、先日お知らせいたしました通り、”ワン・アース・ツアー2019″は、1年を通して「道」を全国各地にてお届けいたします。

Photo: Takashi Okamoto

『モノクローム』、『三宅』、『大太鼓』から『屋台囃子』といった定番の演目をはじめ、私の大好きな『The Hunted』や『HITOTSU』など懐かしの名曲、そして新たに生み出した曲も交えた”血沸き肉躍る”2時間!

Photo: Takashi Okamoto

内容は昨年から洗練され、旅の中でさらに練り込まれてまいります。

Photo: Takashi Okamoto

是非、劇場に足を運んで頂き、ベテランから新人まで各世代の演奏者が奏でる音、身体の躍動を味わって頂けたら幸いです。

Photo: Erika Ueda

鼓童ワン・アース・ツアー2019「道」全国ツアー

スケジュール

北米「Evolution 」ツアー千秋楽/石塚充

Photo: Yui Kamiya

2カ月にわたる「螺旋」北米ツアーが、オンタリオ州オタワにて無事に千秋楽を迎えました。

Photo: Takashi Okamoto

2年ぶりの北米のお客様は、どの街でもとても熱く明るく、暖かく私たちを迎えてくださいました。

関わってくださった皆様、いつも応援してくださる皆様、本当にありがとうございます。

Photo: Takashi Okamoto「螺旋」は英語のタイトルでは「Evolution」と表記され、その名の通り、鼓童が過去から現在、そして未来へ、いつまでも進化を続けていってほしいという願いを込めて玉三郎さんがつくってくださった作品です。

Photo: Takashi Okamoto

再演を重ねるたびに、若いメンバーたちの成長は本当に目ざましく頼もしく、とくに今回の北米ツアーでは、この作品をしっかりと「鼓童の作品」にすることができたという手応えがありました。

Photo: Takashi Okamoto

素晴らしい作品に出会えること、常に新しい作品に挑戦できる環境があること、良き先輩方や切磋琢磨しあえるメンバーがいること、支えてくれる方々、応援してくださる方々がいること、どれだけ感謝しても足りないですが、その気持ちを忘れずに。

年の初めのツアーは幸先の良いスタートとなりました。

この春からは日本国内での活動がメインになります。

今年も鼓童をよろしくお願い致します。

「鼓童ワン・アース・ツアー2019〜Evolution」北米ツアー(Kodo One Earth Tour 2019 Evolution)


等身大/鶴見龍馬

 

Photo: Takashi Okamoto

僕が鼓童のメンバーとして舞台に立ち出して早5年目になります。

先輩ばかりだった演奏メンバーも、気がつけば後輩の方が多くなり、ツアーを重ねるたび考えることが増えていくように感じます。

自分には何が出来るのだろうか?

今までは、人と比べて自分の出来ない事ばかりを数えて落ち込んでいました。

Photo: Takashi Okamoto落ちるとこまで落ちた時、このままじゃダメだと思いました。

出来ない事は出来ない事として受け入れ、時間をかけて向き合っていく。

その中で、今の自分にしか出来ない事を見つけていこう!

そう考えられるようになったのは、ここ最近の事だと思います。

Photo: Takashi Okamoto

一日一歩。日々挑戦。

自分のやってみたいという気持ちを信じて、新しい事にも挑戦して行こう!

鼓童の鶴見龍馬だからできる事を探して!人と感性が違ったっていいんだ!

そんな気持ちを忘れず、これからも日々精進していこうと思います。

Photo: Erika Ueda

「鼓童ワン・アース・ツアー2019〜Evolution」北米ツアー(Kodo One Earth Tour 2019 Evolution)


紡ぎ続ける未来を/山脇千栄

鼓童は、
早春の交流公演ツアーへと繰り出しています。

3月12日、舞台は淡路島の三原志知小学校でした。

ツアー出発前に、
スタッフより、
「これを見て欲しい」と
鼓童メンバーにある映像を見せました。

そこに映っていたのは、

鼓童そっくりのウロコ模様のミニ半纏を纏い、
元気一杯に『彩』を演奏する子どもたち。
胸元には「志童」と書かれてあります。

 

 

笛、担ぎ桶の両面打ち、大太鼓ソロ…
一人ひとりがしっかりとパートをこなし、
子どもたちのみで『彩』が完璧に演奏されていく様子に
メンバー一同ビックリ。

私は密かに感動して涙ぐんでしまいました。

「鼓童さんと彩をコラボレーションしたい」
子どもたちから頂いたメッセージを受け取って、
私たちは胸を弾ませて淡路島へと渡りました。

到着したら、体育館は鼓童一色。
歓迎のイラストと名前が体育館に散りばめられています。
小さな太鼓がずらりと並んでいて、
ここで一生懸命練習してるんだろうなあ…と想像しながら、
交流公演の準備を進めます。

鼓童リハーサルが終わった後、
志童の子どもたちの全校児童51人が
可愛らしいバチ袋を持って、
コラボレーションの練習に来てくれました。

 

 

まずお互いが『彩』を演奏し、音の挨拶です。
そして、鼓童が演奏で大切にしていることを伝えながら
コラボレーションの『彩』を何度か一緒に練習し、準備は万端。

本番は、近隣の幼稚園や小学校の子どもたち、保護者の方々、
三原志知小学校のみんなは、あのミニ半纏を着て体育館に集まってくれました。

 

半纏を着ている私たちの目の前に
全く同じ衣装を着た子供達が座って、
鼓童の交流公演がスタートします。

なんだか不思議な光景です。

体でリズムをとったり、真剣な眼差しで演奏を見るのはもちろん、
大きな音も平気な様子に、
さすが和太鼓が身近にある小学校だなぁと感じました。

 

 

全ての鼓童の演奏が終わった後、
志童の皆さんからお礼の演奏を2曲聞かせて頂き、
最後は、志童と鼓童のエネルギッシュな
彩の演奏が体育館いっぱいに響き渡り、
観て頂いていた方々から、大きな拍手をいただきました。

本当に素敵な時間でした。

 

 

笑顔で太鼓を叩いている
子どもたちを見て、こんな気持ちが溢れて来ました。

この子たちの未来に、
また鼓童が登場することがあるかもしれない。

それは鼓童メンバーになることかもしれないし、
お客さんとして鼓童を観に来ることかもしれない。
はたまた、頭の中の片隅のちっぽけな思い出かもしれない。

それでも今日一緒に演奏できた経験や、
楽しかったという記憶は、
きっと未来と繋がってくれるはず。

太鼓の力で、一人でも多くの子どもたちが
笑顔になれるのならば、

 

鼓童は、未来を紡ぎ続けること。
未来を紡いでいく明るいエネルギーを
出会った皆さんにこれからも絶やさず届けていくこと。

そして何より、
鼓童が在り続けること。

これがどれだけ重大なことか。

阪神淡路大震災から24年、
東日本大震災から8年。
明日が来ることが当たり前じゃない。

そんな言葉が、胸に刻まれている中で

子どもたちがずっとこの笑顔を絶やさないでいられるように。
明るい未来がずっとあり続けるように。
そして、純粋に太鼓が楽しめるこの環境がいつまでも
あり続けるように…。

と、グッと背筋が伸びるのでした。

 

 

私も同じように小学生の時に鼓童の舞台を見ました。
そして、あの時から今まで、先輩方が鼓童を紡いで来てくれて、
今、鼓童の一人としての自分が在ります。

楽しくて太鼓を叩いていると、
ここにたどり着きました。

太鼓が過去と現在と未来を繋いでくれています。

私たちは、今回これぞ「未来に繋がるミニ鼓童」に出会えました。

この奇跡がいつまでも循環していくことを
熱く願うばかりです。

 

山脇千栄