海外公演ツアーから帰国したメンバーについて[2020年3月25日現在]|鼓童広報

日頃より鼓童の活動を応援いただき、誠にありがとうございます。
先週、海外公演ツアーから帰国したメンバーについて、ご心配いただいている皆さまも多いかと思います。現在の状況についてご報告させていただきます。

[1]ヨーロッパ公演ツアー(鼓童ワン・アース・ツアー2020:Legacy)
・本ツアーは1月末より9ヶ国を巡り、3月15日英国・リバプールで千秋楽を迎えました。3月のイタリア、ポーランド、ドイツ公演がキャンセルとなってしまったことは既にお知らせした通りです。
・参加メンバー18名は、3月17日にロンドン・ヒースロー空港より帰国の途につき、翌18日に成田空港に到着いたしました。
・英国公演に合わせ出張したスタッフ2名も、3月17日、18日にそれぞれ帰国いたしました。

[2]北米ワークショップツアー(小島千絵子)
・2月半ばより約1ヶ月間、アメリカとカナダに滞在し、3月18日に成田空港より帰国いたしました。

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・日本政府が、欧州などの国々から入国した人に対し2週間の自宅待機などを求めることを発表したのは3月21日のことで、メンバー帰国の3日後でしたが、ツアー参加メンバーとスタッフにつきましては、帰国時から①自宅待機、②一日二回の検温と報告、③行動の記録を自主的に行っています。
・本拠地の佐渡・鼓童村に居住するツアー参加メンバーについては、他のメンバー、スタッフと接触することなく、鼓童村から約1km離れた「深浦学舎」に滞在し、健康観察を行っています。
・3月24日現在、体調不良が確認される者はおりません。
・引き続き、不要不急の外出を控え、健康観察を継続いたします。
・海外ツアーに参加していないメンバー、スタッフについても、1日2回の検温等、体調管理を行っております。
・帰国後2週間を過ぎた4月1日の時点で、鼓童グループ全員の体調を確認の上、順次稽古を再開する予定にしております。
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今後も応援してくださる皆様、佐渡市民の皆様のご心配や不安をできうる限り少なくできますよう、メンバー一人ひとりが細心の注意を払って行動してまいります。

鼓童グループでは安全を第一に、佐渡健康福祉環境部(佐渡保健所)と密に連絡を取りながら、最新の情報をもとに随時対策を取ってまいります。

新型コロナウイルス感染症への鼓童グループの対応につきましては、こちらの記事を合わせてご覧ください。「新型コロナウイルスによる肺炎に伴う対応について 」

新型コロナウイルスによる肺炎に伴う対応について

欧州ツアー班、無事帰国のご報告/高城テシュネみお・秋元阿実

1月末に日本を出発しました「鼓童OET2020: Legacy」欧州ツアー班は、本日無事に帰国いたしました。
ウェブサイトでお知らせしておりましたように、新型肺炎の影響でイタリア4公演、ポーランド1公演、ドイツ5公演の合計10公演が中止となり、当初の予定より2週間早い帰国となりました。
現地では、鼓童を待ってくださっているお客様がいるにもかかわらず、公演を実施できないことを大変心苦しく思い、これまで当たり前と思っていた「公演ができる」ことの有り難みを実感しました。そして同時に、実現できた公演一つ一つの重みを強く感じるようになりました。
今回のツアー班は海外経験の少ない若手も多く、大きな挑戦となりましたが、この経験で得た想いを糧とし、今後皆さまに更に「良い音」を届けられる様に一同精進してまいります。
そして日本中、世界中からご心配やご声援の声を沢山頂戴しましたことに、ツアー班一同、心から感謝しております。
次回の欧州ツアーは2022年を予定しております。その際に会場でお目にかかれますのを楽しみにしています!

ツアーマネージャー
高城テシュネみお・秋元阿実

新型コロナウイルスによる肺炎に伴う対応について

 

東日本大震災から9年/船橋裕一郎

本日、東日本大震災の発生から9年目を迎えました。

震災により犠牲になられた全ての方々に心よりご冥福をお祈り申し上げます。

また、被災された地域の復興と皆様の御平安を祈念いたします。

太鼓の響き、そして音楽が
少しでも皆さまの活力の一助となり得るよう鼓童は佐渡から旅を続け、
音を届け続けてまいります。

午後2時46分 黙祷を捧げます。

鼓童代表・船橋裕一郎

※本日3月11日12:00より交流公演班による【鼓童YouTubeライブ配信】にて、ハートビート・プロジェクトで作られた楽曲『また明日』の演奏もございます。

顔/詫間俊

僕は今回のツアーで、人生初の海外に来ております。
ヨーロッパの空気、人、街並み、食べ物全てが新鮮で、ワクワクとドキドキを感じると同時に時々日本が恋しくなったりしています。

 

ヨーロッパのお客さんの反応は国によって様々です。感情がそのまま表に出る国もあれば少しシャイな国もあります。場所によっての反応の違い、それがツアーを回る中での一つの楽しみでもあります。不思議な事にその反応の違いで「Legacy」という作品が毎回違う顔を見せる気がします。会場の空気感と舞台上の僕達の気持ちが合わさった物がその日の「Legacy」という作品なのだと思います。

これからの国で「legacy」がどんな表情になっていくのか楽しみながらツアーを回っていきます!

 

 

 

今日の劇場はこちら (2020年2月4日)

鼓童ワン・アース・ツアー2020「Legacy」ヨーロッパツアー

対流/前田順康

雪のない佐渡の1月を過ごし、冬に油断したままヨーロッパに到着しました。
言うまでもないのですが、寒さに容赦のないヨーロッパ。
布団のような上着を着ていても、耳や指が、外気と触れていると、取れてしまいそうです。

それでも、室内は暖かく、特に、エアコンがかかるホテルの部屋は暑いくらいで、乾燥も助けて、手洗いした衣装があっという間に乾いてしまいます。

冬の暖かい部屋の扉を開けると冷たい空気が勢いよく入り込んできて、空気が混ざっていきます。
劇場でも、空気の対流に似たことが起こるのを感じます。

 

客席には今まさにその国の日常を過ごしている人が座っていて、
幕を隔て、ステージの上には、日本の職人さんが作った太鼓が並び、ふんどしとハチマキを締めた日本人が立っています。

そのふたつの空気、幕が上がると同時に“対流“が起こります。
劇場の空気がかき混ざり始め、終演の頃にはその国のものでも、鼓童のものでもない空気が練り上がっています。

 

僕はこの舞台で起きる“対流“にいつもゾクッとします。国内でもそうです。
昼公演だと、夜公演だと、雨の日だと、、、
同じ空間の中で、その瞬間に生まれてくる音を、鮮度そのままにお互い味わって。
写真や映像では捉えきれない、その場にいる人だけが感じられる空気が生まれて。

 

今日、Youtubeで、Netflixで、Spotifyでありとあらゆることを享受できます。
そんな時代でも、鼓童はめちゃくちゃに大きな太鼓を運び、屋台を組み、その日の為のバミリをし、その日の為のチューニングをして、汗まみれで太鼓を打ちます。

食事が食卓の空気によって美味しくなるように、ステージの上、緞帳の裏にどんな空気を作って待っているかが大事だと思っています。

 

鼓童にとって52カ国目となる、リトアニアの公演を終えました。
40年近く、52の国と交換してきた空気を持って旅は続いています。

 

 

今日の劇場はこちら (2020年2月4日)

鼓童ワン・アース・ツアー2020「Legacy」ヨーロッパツアー

研修生2年次スタートしています/小松崎正吾

やっと冬の佐渡らしく、凍てつく寒さと雪がやって来ております。

 

Photo: Yasuhiko Ishihara

6人でのスタートをきった38期新2年生。

Photo: Yasuhiko Ishihara

冬の田んぼで剣舞の稽古

 

歴代の修了生の口からも、よく【冬期間】と言われるこの時期の思い出を聞くことがあります。

急に閑散とした研修所は、寒さと共に寂しさや不安もやって来ます。人数が一気に減り、
より一人一人の力、同期の力が試されます。

Photo: Yasuhiko Ishihara

朝のランニング

Photo: Yasuhiko Ishihara

海岸線を30分間走った後、1.3キロの坂道を駆け上がります。

 

厳しい冬に負けない心と身体の免疫力をつける様に、生活、稽古、自分に向かっていきます。

Photo: Yasuhiko Ishihara

見留知弘による太鼓の稽古

Photo: Yasuhiko Ishihara

小島千絵子による西馬音内の稽古

Photo: Yasuhiko Ishihara

小島千絵子による八丈の稽古

 

雲が重たく晴れ間の無い日々でも、

ぐっと歯を食いしばり駆け抜けると、

満開の桜と鬼の舞う祭りの春がやって来ます。

Photo: Yasuhiko Ishihara

冬の田んぼで春の気配を感じる。

新1年生も賑やかにやって来ます。

それまでは、進々と、深々と…

 

Photo: Yasuhiko Ishihara

 

 

研修生にTVカメラが密着!こちらもどうぞご覧ください。

【TV放映】TBS「ふるさとの夢」2週連続放映!/2020年2月5日(水)、12日(水)深夜0:58〜

 

鼓童文化財団研修所

2年越しのリベンジ/木村佑太

2月1日にモスクワにて初日を終え、本格的にヨーロッパツアーがスタートしました!
2年ぶりに再開する人や風景、食事などを楽しみながら行きたいと思います。

前回のヨーロッパツアーについていた頃はまだ僕は準メンバーでした。その時はここでは書けないような失敗をしたりして沢山の迷惑をかけてしまっていました。怒られては凹んで、また怒られてetc. 必死に食らいついていた日々は今では良い思い出ですがあまり思い出したくないですね。笑

 

タイトルにもあるようにこのヨーロッパツアーは僕にとってはリベンジの場だとも思っています。2年前の苦しかった時期を忘れた事は一度もありません。
だからこそ「この2年間、遊んでた訳じゃないんだぞ」と。苦い経験はその土地で!!! 結局忘れられはしないと思うのですが・・・

 

海外は良いですよ〜。拙い英語で会話して伝わった時とか些細なことで楽しめます。
こんなに海外に来るのであれば、英語の授業をもっと真面目にやっておけば良かったと後悔しているきむくんでした。

 

 

 

 

 

今日の劇場はこちら (2020年2月4日)

鼓童ワン・アース・ツアー2020「Legacy」ヨーロッパツアー

 

研修所出発、それぞれの道へ/石原泰彦

1月22日。1年生が進級選考、2年生が準メンバー選考を経て、それぞれの道へ向かって研修所を出発しました。

朝のバスで、研修所を離れるメンバーが出発。
地元の皆さんも見送りに。

目指してきたのはプロの道。

とことんまで力を尽くしても、「思い叶わず」という研修生のほうが多いのが現実。覚悟してきた道ではあっても、その結果を受け止めることは、決してたやすいことではないと思います。

研修所での日々は、舞台という夢に届かなかった人にとっては、どういう意味を持つのか?研修生を送り出すこの時期に、いつも自問します。

研修所の日々

 

 

私自身の話になってしまいますが、遡ること20数年。やはり舞台を目指して佐渡に渡ったものの、準メンバーに届かず、研修生をもう1年。何とか準メンバーになり、しかし正メンバーへの壁は高く… 。そして今、研修所で研修生に向かい合う日々。

悔しさは、いまも身体が覚えています。一方で、こうして人が育つ場に身を置いて太鼓に関われることへのありがたさが、長い葛藤を経て、今は心を満たしてくれています。

石原の研修生時代

舞台という夢には届かなかったけれど、あの日々の意味は「今、この自分がいること」なのだと思っています。

 

 

 

研修所を離れた研修生。今、それぞれ懸命に次の道をつかもうとしていると思います。

悔しさ。それは、夢にありったけを注ぎ込んだ証。

そしてそれは、次の一歩を踏み出す、大きなエネルギー。

12月の発表会で

12月の発表会で

 

その悔しさは消えないかもしれないけれど、いつか人生を歩む中で、その悔しさをもっと大きな気持ちが包み込んでくれる日が来るかもしれません。

 

研修生の日直が書く日誌。日々の思いが綴られます。

 

今は、自分が力の限り夢を追った日々を誇りとして、また、力を尽くしたからこそ消えないその悔しさをしっかりと胸に、次の一歩を踏み出してほしいと願っています。

 

37-38期研修生、全員集合

 

佐渡は、雪が少ないまま立春を迎えそうです。春になると、また祭りが賑やかになります。

 

2019年春、柿野浦の祭りで地域の皆さんと

 

佐渡の皆さんは、ここにいます。研修所もいつもここにあります。

いつか気持ちがここに向いた時は、またいつでも足を運んでください。

 

旧岩首中学校の校舎。鼓童研修所として使わせていただいて、今年で25年目を迎えます。

 

 

 

修了生の声

研修所紹介ムービー

ミラクルハットでラジオ出演/藤本容子

【ラジオ】ゆめのたね放送局「As Myself」藤本容子出演
2020年2月1日(土)18時〜18時30分

ゆめのたね放送局「As Myself」はアーティスト、ミュージシャン、お坊さん、、etc、パーソナリティの谷島純子やじますみこさんのアンテナがピピンとキャッチした夢追い人をゲストに招いて、紹介、応援、トークで遊ぶ番組です。谷島さんは、古くからの鼓童のファンでいらして、私のワークショップ「Voice Circle」にも参加してくれています。

また、この日、私が話の内容に合わせてかぶって行ったミラクルハットは本当にミラクルで、何とこのラジオ局の東日本の責任者さんが挨拶に出て来てくださるなり「わあー!!」と興奮されて、ご自分のミラクルハットをいくつも持って戻ってこられて、番組が始まる前から一気に盛り上がってしまったのでした。もちろん、最後にはみんなでかぶって記念撮影:びっくりハート:

ミラクルハットはネットワークハット。愛をつなぎます。さて、お話の内容は、ただ今、感動しまくっている科学情報『細胞は音を発している』から始まりました。

私が求めてやまない、『うたの生まれてきた場所』が、魂にズドンと打ち込まれて、光が見えたようです。

だから、世界の民族の古い古い唄たちは、その細胞の音と共鳴して、私たちに時空を超えた懐かしさと励ましを与えてくれるんだなあ。

そんな、民族の唄の中から、ガーナの「テュエテュエ・ソング」を純子さんとの輪唱で唄って紹介しました。純子さんのワークショップの記憶は身体にしっかり刻まれていたのね。これも、細胞の働きだあ。

そして、ただ今制作中の鼓童企画制作によるCDのことも。

佐渡に渡って45年、今日に至るまで、佐渡からもらったさまざまな感動が、唄として生まれてきました。江戸の俗謡のような曲から、民謡、演歌、フォーク調と色彩豊かな内容となった特集です。私の3枚目にして初めての、鼓童のみなと力を合わせてのものづくりです。言葉に尽くせぬ幸せと共に、このCDが、鼓童と佐渡を柔らかくつなぐ、そんな存在になってくれますようにと願います。鼓童のツアーでも販売されますので、皆様どうぞお楽しみに!

また、私は2月8日の同番組でも再登場しまして、この時は、ミラクルハットをダライ・ラマさまにかぶってもらったミラクルレディ=エンゼルくみちゃんと一緒の出演です。細胞エネルギー全開に燃え上がる30分となることでしょう。

お楽しみください。

ラジオ詳細↓

【ラジオ】ゆめのたね放送局「As Myself」藤本容子出演/2020年2月1日(土)18時〜18時30分

二本の柱/三枝晴太

道ツアー、初日間近です。
私自身は今回で3度目の道ツアー、
ヨーロッパツアーは、初めてとなります。

演奏もそうですが、
生活や食のこと、時差や体調のことが、ドキドキです。
稽古場の通りのコンディションに持っていき、演奏することを約三カ月、踏ん張って乗り切りたい…という心持ちです。

 

今回の道の稽古期間を経て、考えさせられたのは
私たちは、パーカッショニストであるということ。

もう一つ
私たちは、鼓童であるということ。
太鼓の音を出すだけではない。

では決定的な「鼓童」とは、何か。
何が、鼓童である僕らを鼓童たらしめるのか、僕たちにしかできないことは何か。
それを、考え、追う稽古期間でした。

 

そこに、「道」という作品の力もあります。
鼓童が半世紀近く演奏してきた演目を、今の僕たちが改めて解釈して、体に刷り込んで、稽古して、
今まで積み上げているものの頂点だと胸を張って佐渡を出る。
その過程を、鼓童村では、歩んでいました。

 

まずは、ロシアで初日を迎えます、欧州ツアーLegacyはどのような舞台になるのか、
そして、終わって佐渡へ帰って来る頃には、僕たちはどうなっているのか。
さらなる、高みを目指して参ります。

 

 

 

鼓童ワン・アース・ツアー2020「Legacy」ヨーロッパツアー