株式会社北前船 代表取締役社長 青木孝夫

青木孝夫
2020年は東京オリンピック・パラリンピックの記念すべき年になります。
古来より、民俗芸能や祭り、古典芸能の中で演奏されてきた太鼓が、「日本の太鼓」として脚光を浴びたのは、1964年の東京オリンピックの開会式や文化イベントで披露されたことが、きっかけとなりました。
そして、今では一般市民により日常的に演奏され、国内で数万、海外で数千の太鼓グループが活動しています。その意味で、日本の太鼓の普及は1964年東京オリンピックの遺産(レガシー)と言えるかもしれません。
鼓童の前身である佐渡の國鬼太鼓座は、それから間もない1971年に産声をあげました。以来、日本の太鼓が舞台芸術へと進化していく歴史の先頭に立ち、道を切り拓いてまいりました。その鼓童には、さらに日本の太鼓の可能性を追求していくミッションがあると奮起し、2020年に向けて、3年をかけてロベール・ルパージュ氏演出による新作舞台、鼓童〈NOVA〉公演(5月世界初演)の準備をしてまいりました。
また、6月には浅草にて、鼓童代表の船橋裕一郎演出による新作「巴–Tomoe–」公演、秋には鼓童創立40周年にむけた「鼓」という新作公演もご披露させていただきます。
まだまだ日本の太鼓の魅力を知らない人たちにも、鼓童の「波動」によって「日本文化」のおもしろさを知っていただき、年齢・国籍・性別・障害の有無を問わず、人々のいのちと共鳴し、全世界の人々が健康に、そして幸せになれるようなメッセージを伝えていければと願っております。
宇宙はもともと一握りの素粒子からはじまり、生命体がうまれ、進化を繰り返し、人類が生まれてきました。そして、今も宇宙は膨張し続け、あらゆるものを生成発展させるという摂理があります。
本年も、鼓童は「伝統」と「革新」という両輪を大切にし、この宇宙が持つ波長と共鳴しながら、多様性のある魅力溢れる創造活動をしてまいります。

2020年2月
株式会社北前船 代表取締役社長 青木孝夫


 

太鼓芸能集団「鼓童」代表 船橋裕一郎

船橋裕一郎
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
旧年中は、皆様のご支援、ご理解をいただき、充実した活動ができましたこと、改めて感謝申し上げます。また、各地での台風や大雨の災害のために、今も厳しい生活を続けておられる方々へは心よりお見舞い申し上げます。
昨年、私たちは「Evolution」北米ツアーを皮切りに、19年振りとなる中国公演も実現し、国内では「道」や「交流公演」の全国ツアーを行いました。浅草特別公演「粋」では浅草の皆様のご協力の元、お神輿を舞台に上げていただくという、夢の様な舞台をお届けすることができました。
また、一年の締めくくりに小島千絵子芸歴40周年記念公演「千の舞」を開催いたしました。千絵子さんの集大成ともなる作品として、頼もしく成長している若いメンバーと共に、壮大で美しい世界が創り上げられました。
さて、本年は欧州「Legacy(道)」ツアーを皮切りに、「交流公演」そして待望の新作、ロベール・ルパージュ氏演出の〈NOVA〉を満を持して全国の皆様へお届けいたします。恒例となりました初夏の浅草公演、秋以降のツアーでは、鼓童オリジナルの新作「鼓」も予定しており、鼓童の魅力満載の太鼓の響きを本年もお楽しみ頂けたら幸いです。
また、私たちの充実した活動の礎を作って頂いた先輩の周年作品として、容子さんと知弘さんの企画をそれぞれに準備しております。もちろん佐渡での宿根木公演やアース・セレブレーションなど、拠点での活動をさらに充実させてまいります。
多くの皆様に佐渡の地で作られる鼓童の多彩な音を、演奏者一同、そしてグループ一丸となり各地へお届けいたします。本年も皆様にとって良い年になりますよう、お祈り申し上げますとともに、変わらぬご支援とご鞭撻のほどお願い申し上げます。

2020年2月
太鼓芸能集団「鼓童」代表 船橋裕一郎


 

公益財団法人 鼓童文化財団 理事長 五十嵐実

五十嵐実
新年あけましておめでとうございます。昨年は、様々なご支援を頂き誠にありがとうございました。
昨年は皆さまのお力添えもあり、鼓童文化財団は様々な取組みに挑戦させていただきました。私たちは「太鼓の力を社会の力へ」を合言葉に、太鼓の持つ本源的な力を社会に還元する事を大きな目標にしております。  太鼓は人類の文明の中でも最も早い時期に作られた楽器と思われます。しかも世界共通の楽器として存在しています。この共通性の為、鼓童が世界で幅広く受け入れられているのではないでしょうか。
私は、太鼓の持つ本源的な力とは「生命力」であると思います。人だけではなく、自然の持つ「生命力」こそ太鼓の持つ本源的な力なのでは無いでしょうか。私達はそれを太鼓を通して伝えて行く。そこに大きな意味を感じます。
私達、鼓童文化財団は、健康増進、介護予防フィットネス・プログラム「EXADON」の普及により生き生きとした高齢者社会の実現、企業向け太鼓研修プログラムの実施、地域おこしへの太鼓の活用、太鼓による国際交流、教育関係への太鼓の活用、など、さらに太鼓と共に邁進していきます。
また、昨年度は鼓童の会の皆さまとの交流事業も実施させて戴き大変ご好評でした。 本年もさらに太鼓の力に磨きをかけ、皆様と共に、社会に「太鼓の力」を響かせていきたいと思います。
年初に当たり、皆様のご健康を祝し、本年も一層のご支援、ご鞭撻をいただけるよう心からお願いいたします。

2020年2月
公益財団法人 鼓童文化財団 理事長 五十嵐実