「幽玄パンフレット」各公演ロビーにて販売!

「幽玄」パンフレットを各劇場で販売!

「羽衣」「道成寺」「石橋」題材演目解説は開演前にぜひご覧ください。

ほか、坂東玉三郎スペシャルインタビュー、鼓童メンバー座談会、「幽玄」稽古場写真、能の手ほどき、玉三郎と鼓童の歩み、出演者紹介、など内容盛りだくさんの52ページ・フルカラー!これを見れば「幽玄」がさらに面白くなります。ぜひ、劇場にてお求めくださいませ。

「幽玄」パンフレット
カラー/52ページ/2,000円(税込)

坂東玉三郎×鼓童特別公演「幽玄」

「幽玄パンフレット」100部限定・WEB販売開始!

「幽玄」まもなく開幕!稽古写真&メンバーコメント

「幽玄」まもなく開幕です!
稽古写真&メンバーコメントをご紹介

「坂東玉三郎 × 鼓童特別公演 幽玄」

坂東玉三郎氏と鼓童のヒット作「アマテラス」に続く待望の共演第二弾は、能楽において世阿弥が唱えた「幽玄」の世界を取り上げます。「羽衣」、「道成寺」、「石橋」など能の演目を題材に構成された大作で、歌舞伎界を代表する不世出の女方・坂東玉三郎氏が優雅に舞い、太鼓界を牽引し続ける鼓童が斬新に囃します。それは古典芸能の世界から更に未来を見据えた新たな芸術の形でもあり、未開拓の境地を切り開いて行く両者による新作がいよいよ登場します。

一幕は坂東玉三郎氏と花柳流の舞踊家の皆様が「羽衣」の世界を花柳流五世宗家家元・花柳壽輔氏の振付で舞を披露。能楽囃子の小鼓・大鼓・太鼓を、鼓童は締太鼓で表現し、古典芸能として長い時を経て磨き上げられてきた能楽特有の世界観が劇場空間に広がって行きます。

締太鼓を演奏しながら謡を謡うことも鼓童の挑戦であり、太鼓打ちという範疇から解き放たれた鼓童の音楽性が期待されます。

二幕は、一幕からの構成がさらに展開し、鼓童のオリジナル楽曲と能楽の様式が融合します。その能楽の様式と鼓童の楽曲の移り変わりから生まれる大きなうねりには、新たな芸術の可能性が感じられ、「道成寺」では白拍子が大蛇に化身し、「石橋」では五体の獅子が鼓童のリズムと共に勇壮に舞い納めます。

まもなく迎える開幕に向けて、新潟県・佐渡島の鼓童村にて行われている稽古も、能楽囃子指導の亀井広忠氏、能楽指導の津村禮次郎氏、能管指導の田中傳十郎氏による稽古も加わり本格化。

鼓童メンバーは、花柳流五世宗家家元の花柳壽輔氏をはじめ、花柳流舞踊家の皆様とともに、能楽の世界に没頭し稽古を重ねております。

鼓童メンバーより開幕直前の意気込みコメントをご紹介します!

◆齊藤栄一/音楽アドバイザー

僕のお薦めは締太鼓の演奏です。同じ楽器・同じ姿勢・同じシチュエーションで叩いているのに、全く違う音色・リズム・奏法を楽しめる、新しさと伝統を感じられる『幽玄』ならではのシーンになっています。


膨大な熱量とエネルギーを内包した”静”と、力み伴わない「無」さえ感じる解放された”動”、相反するかに思える”静”と”動”を、稽古の中で少しずつ、でも確実に吸収してゆくメンバーを心強く感じています。まだまだ発展途上だけれども、玉三郎さんのご指導のもと、同じ舞台に立つことの出来る感謝と喜びと責任の重大さとを噛み締めつつ、日々精進していきたいと思います。


◆住吉佑太/出演

今回、私は能管に初挑戦しています!日々稽古をしていく中で、能管独特の音階や力強さに魅力を感じています。篠笛とはまた違う息の吹き込み方や指の使い方など、学ぶべきことがたくさんあります。

これまでの鼓童に、日本の古典芸能のスピリッツを織り交ぜることで、ある種の原点回帰でありながら、さらに深化、そして進化していくための第一歩の舞台になると思っています。ただただ音楽的に面白いということだけでなく、その先にある精神性や幽玄の世界感をいかに表現していくことができるか。そんな古典をベースにしながらも新しい舞台にしたいです。

◆池永レオ遼太郎/出演

鼓童が「バッキング隊」から前に出てきたときの音圧や、蛇舞などの身体表現に着目していただきたいです。また、いろんな楽器や音を使っていますので、単純に“音”を楽しんでいただけると思いますし、私が作曲した曲もありますので、そこも含めて楽しんでいただきたいです。
『幽玄』は間や沈黙、時間がゆっくりと流れる舞台だと思います。それらを演奏者として楽しめるように「和」を理解できるよう稽古に励んでいます。常に革新を恐れず、何事にもとらわれず、楽しみながら作品作りと舞台に臨みたいです。

坂東玉三郎×鼓童特別公演「幽玄」

鼓童グループの現状と、新型コロナウイルス予防対策について[2020年4月15日現在]|鼓童広報

日頃より鼓童の活動を応援いただき、誠にありがとうございます。

鼓童グループの現在の状況と、新型コロナウイルスによる感染症予防の取り組みにつきましてご報告させていただきます。


[1]ヨーロッパ公演ツアー(鼓童ワン・アース・ツアー2020:Legacy)参加・合流メンバー20名、および北米ツアーを行っておりました小島千絵子は、帰国後2週間の自宅待機および健康観察を実施し、予定の期間を過ぎた4月1日に、全員が体調に問題がないと確認できました。

[2]鼓童グループの全てのメンバー、鼓童研修所研修生は、引き続き一日2回の検温を自主的に行い、検温表への記入やGoogle Formなどの手段で担当者に報告を行っています。なお4月15日の時点で体調不良が確認される者はおりません。引き続き不要不急の外出を控え、健康観察を継続いたします。

[3]鼓童メンバーは、5月6日まで各自調整期間としています。また今後の鼓童の公演の実施予定につきましては、鼓童ウェブサイトでご案内をさせていただきます。

[4]鼓童、鼓童文化財団スタッフは、5月6日までの間、一部の者が在宅で業務を行っております。鼓童事務所へのご連絡につきましては、通常と変わらず電話、ファックス、メールへの対応を行っております。

[5]佐渡太鼓体験交流館(たたこう館)は、4月13日から5月6日までの間、臨時休館とさせていただいております。
http://www.sadotaiken.jp/news/20200412_2014.html

[6]「アース・セレブレーション2020」(8月21日(金)~23日(日))は、現在開催について検討を重ねております。つきましては詳細の発表を当初4月10日とお知らせしておりましたが、5月20日以降に延期させていただきます。
https://earthcelebration.jp/topics/notice/118/

[7]鼓童グループは、佐渡健康福祉環境部(佐渡保健所)と密に連絡を取りながら、今後も応援してくださる皆様、佐渡市民の皆様のご心配や不安をできうる限り少なくできますよう、メンバー一人ひとりが細心の注意を払って行動してまいります。そのために今後の感染の拡大状況に応じた対策マニュアルを作成して対応してまいります。

新型コロナウイルス感染症への鼓童グループの対応につきましては、こちらの記事を合わせてご覧ください。
https://www.kodo.or.jp/info/news_kodo/23953

また、皆さまも共に大変な時期と承知しておりますが、鼓童グループへのご支援につきましてご検討くださいますと幸いです。
https://www.kodo.or.jp/total_support


今回のコロナウイルスによる新型肺炎の感染拡大を受け、苦しんでおられる皆さま、不自由な思いをなさっている皆さまに、メンバー一同より、心からのお見舞いとご同情を申し上げます。また医療関係はじめ、この状況に必要とされる業務に従事されておられる皆さまには、ご無事をお祈りするとともに深い敬意を捧げます。
そして、一日も早くこの災禍が終息し、皆さまに元気な太鼓の響きをお届けできますことを、心から願っております。

 

鼓童グループの現在の活動状況について

海外公演ツアーから帰国したメンバーについて[2020年3月25日現在]|鼓童広報

日頃より鼓童の活動を応援いただき、誠にありがとうございます。
先週、海外公演ツアーから帰国したメンバーについて、ご心配いただいている皆さまも多いかと思います。現在の状況についてご報告させていただきます。

[1]ヨーロッパ公演ツアー(鼓童ワン・アース・ツアー2020:Legacy)
・本ツアーは1月末より9ヶ国を巡り、3月15日英国・リバプールで千秋楽を迎えました。3月のイタリア、ポーランド、ドイツ公演がキャンセルとなってしまったことは既にお知らせした通りです。
・参加メンバー18名は、3月17日にロンドン・ヒースロー空港より帰国の途につき、翌18日に成田空港に到着いたしました。
・英国公演に合わせ出張したスタッフ2名も、3月17日、18日にそれぞれ帰国いたしました。

[2]北米ワークショップツアー(小島千絵子)
・2月半ばより約1ヶ月間、アメリカとカナダに滞在し、3月18日に成田空港より帰国いたしました。

– – – – – – – – – – –
・日本政府が、欧州などの国々から入国した人に対し2週間の自宅待機などを求めることを発表したのは3月21日のことで、メンバー帰国の3日後でしたが、ツアー参加メンバーとスタッフにつきましては、帰国時から①自宅待機、②一日二回の検温と報告、③行動の記録を自主的に行っています。
・本拠地の佐渡・鼓童村に居住するツアー参加メンバーについては、他のメンバー、スタッフと接触することなく、鼓童村から約1km離れた「深浦学舎」に滞在し、健康観察を行っています。
・3月24日現在、体調不良が確認される者はおりません。
・引き続き、不要不急の外出を控え、健康観察を継続いたします。
・海外ツアーに参加していないメンバー、スタッフについても、1日2回の検温等、体調管理を行っております。
・帰国後2週間を過ぎた4月1日の時点で、鼓童グループ全員の体調を確認の上、順次稽古を再開する予定にしております。
– – – – – – – – – – –

今後も応援してくださる皆様、佐渡市民の皆様のご心配や不安をできうる限り少なくできますよう、メンバー一人ひとりが細心の注意を払って行動してまいります。

鼓童グループでは安全を第一に、佐渡健康福祉環境部(佐渡保健所)と密に連絡を取りながら、最新の情報をもとに随時対策を取ってまいります。

新型コロナウイルス感染症への鼓童グループの対応につきましては、こちらの記事を合わせてご覧ください。「新型コロナウイルスによる肺炎に伴う対応について 」

新型コロナウイルスによる肺炎に伴う対応について

フィンランド国営放送の取材がありました

写真の左端がサミさん

フィンランド国営放送のテレビ番組Sami Yaffa: Sound Trackerの取材をお受けしました。この番組は80年代に一世を風靡したロックバンド「ハノイ・ロックス」のベーシスト、サミ・ヤッファさんをホストに、彼が世界各地の音楽やカルチャーを訪ねるというもので、フィンランドではとても人気があるそうです。

今回はたたこう館と深浦体育館の取材でしたが、取材先のバリ島で直前に感染症にかかってダウンしてしまったというサミさん、それでも好奇心旺盛に太鼓の体験とメンバーへのインタビューをこなされていました。

日本での放送予定はありませんが、放送後に番組サイトで観ることができるそうです。春佐渡に響く太鼓の音風景は、はフィンランドの方々にどのように映るでしょうか。

番組WEBサイト|http://areena.yle.fi/1-3107277