【11月20日】まもなく佐渡公演!!/中込健太

まもなくワン・アース・ツアー2019「道」の、佐渡公演です。
佐渡は私たちの、本拠地!

ツアーで、ほとんど島外にいることが多いですが、帰ってくるたび
美しい自然や景色、食べ物、人に、旅の疲れがリセットされています。
佐渡という土地がが私達鼓童を育んでくれているのだなと
佐渡に住む年月を重ねるごとにより強く感じます。

今回の公演は、鼓童のスタンダードな演目に立ち返り今の自分達で向き合っている作品となっています。ベテラン勢から新人まで幅広い世代で鼓童の今の魅力をお楽しみいただけたらと思います。

普段からお世話になっている佐渡の皆様へ気持ちを込めて叩きます。
ぜひ会場へお越しください!

鼓童ワン・アース・ツアー2019「道」2019年11月20日(水)新潟県佐渡市

Leo “Dynamism”/中込健太

レナード衛藤さん(以下、レオさん)の舞台、Leo “Dynamism” 森のダイナミズムに出演させていただきます。たくさんの共演者のみなさまと共に深い森の世界を描きます。

レオさんとの初めての出会いは高校生のころ、レオさんが当時アマチュアの太鼓叩きを集めて鼓童の楽曲『族』を演奏するという企画をやっていて、そこに私も参加させていただきました。

かれこれ、15、16年も、前の事で、おどろきました。

当時、高校を卒業し、鼓童入るかどうか悩んでいた自分に、レオさんは表現者として、ひとりの、太鼓叩きとしての生き方みたいなものをとても、短い期間でしたが、ライブや、自身の音、練習、言葉を通じて伝えてくれていた様な気がします。

Photo: Takashi Okamoto

ある時には

自分の表現を全うする覚悟がもてるか?

そう問われたのを、良く覚えています。

15年経ち、久しぶりに、音を出し、言葉を交わし合って、やはり、レオさんは、同じ言葉を僕に投げかけました。

レオさん、ブレてないなあと、その音に対する、こだわり、太鼓に対する愛情深さを改めて感じました。

と同時に自分にとって表現ってなんだ? 改めて問われ自分に、突きつけられた気がしました。

Photo: Takashi Okamoto

高校の時から15年経ち、
社会に、出て、太鼓を叩いて人に
聴いてもらい、生活している。

生活には日々、色々なことがあるし
色んな価値観をもつ人達が、生きている世界に自分も同じく生きている。

Photo: Takashi Okamoto

その世界や社会に対し
僕は毎日、一打の音を放っている。

明確なメッセージや意識があったわけではない。闇雲に世間に対し
一音を、打ちはなってきていたのだ。

Photo: Takashi Okamoto

とにかくがむしゃらに叩きまくってきて、もうわけもわからず、ただただ、叩いているのが好きで半ば無目的に叩いてきた。

しかし、こういう時代だからこそ、音を出す者の、責任があるんだぞと、レオさんに会うと背筋を伸ばさせられる。

自分の、肉体と太鼓の響きで今、ここに、立っているんだぞ!と、気づかされる。

Photo: Takashi Okamoto

そして今回名誉団員の小島千絵子さんも、この、企画に出演するにあたって、後押しをしてくれました。

今や一人で世界を飛び回り、自身の世界を切り開いている千絵子さん。行ってこい!とどんと背中を押してくれた。

一人で渡り合っている人達は、本当にすごい。

熟練された芸の凄みを
ひしひしと感じながら…

11月13日自分も、ひとりの叩き屋として、でかいバチと、バット担いで、渋谷に乗り込みます。

Photo: Takashi Okamoto

機会を与えてくださったレオさん、皆さんに感謝して、自分の体を使って、Leo ”Dynamism” の一部となり、そのサウンドと、世界を、支えます。

太鼓と、共演者の皆様と、深い森の中へ。
是非皆さんもご一緒下さい。

2019年11月13日(水)小島千絵子、中込健太出演「Leo “Dynamism”-森のダイナミズム」(東京都渋谷区)

EC2019 おぎ扇の市、天南荘でお待ちしております !/住吉麻梨子

おぎ扇の市、天南荘でお待ちしております

今年もECの季節がやってきました!

『鼓童メンバー・スタッフの意外な面が見られる‥』と評判のくらす・まなぶ・つくる展、今年も開催いたします。

Photo: Mariko Sumiyoshi

『くらす・まなぶ・つくる』とは、鼓童創設時の代表、故・河内敏夫が提唱している鼓童の活動の根底にある理念です。

河内の言葉〈一部抜粋〉

私達は、これからの活動の軸を「生活(くらす)研究(まなぶ)創造(つくる)」の3つにおいています。これは、まなび、つくる中から自らの可能性を発掘し、“生”の充実をはかると同時に、自らのライフスタイルを作り上げ、永続性のある活動の場にしていこうというものです。それは“人間として“生きようという内部エネルギーの発現であり、人間の鼓動、宇宙の鼓動ともいえます。

この理念は今も鼓童の大切な軸となっています。

今回の作品展も、旅で訪れた土地で刺激され、佐渡で育まれた感性たちの結晶(作品)が集まっています。

鼓童メンバーとスタッフによる太鼓バチ・曲や公演のアイデアノート・曲をイメージした絵画・刺し子作品・旅先スケッチ・旅先写真などなど見所満載。

そして、天南荘限定販売グッズもあります。

オリジナル手ぬぐい(赤と青)と なんと‥中込健太の手書きTシャツ!(もちろん洗濯可)

Photo: Mariko Sumiyoshi

1枚1枚心をこめて書いています。こどもサイズもございます。

どちらも限定品なので、ご用意は少なめ‥。お早めに‥。

ぜひ、EC期間(17日・18日)は「おぎ扇の市」そして【くらす・つくる・まなぶ展】に足をお運びください。

詳細→https://www.earthcelebration.jp/eventinfo/17106/

 

ケンタタクユウタタク2019/住吉佑太

ケンタタクユウタタク2019

Photo: Erika Ueda

「タタク」という行為

ただそれだけをむき出しにしたようなパフォーマンス

何を「タタク」か、という外的要因に捉われず、
「タタク」行為そのものにおける内的要因
自分たちの魂の震えを表現することだけを目的とした

完全即興演奏

自分たちが何を「タタク」か分からない

https://www.kodo.or.jp/cms/wp-content/uploads/2019/08/IMG_0536.mov

そして、それをただ面白がる

無邪気で粗暴でありながらも
家族への愛を忘れない、2人のパパたちによる音楽…笑

Photo: Erika Ueda

ケンタタクユウタタク2019
遊びに来てください!!
踊っていいよ!!

 

特別フリンジ「ケンタタクユウタタク2019」

「道」ブログリレー09: 大太鼓/中込健太

大太鼓

Photo: Takashi Okamoto

2016年だったか、2回目の道のツアーのあとだったと思う。

浅野太鼓の専務さんが佐渡に、台の修理に来られてた時に
大太鼓の張りの状態を、一人でチェックしているところに偶然居合わせました。

指で革のぎりぎり淵のほうを小さく叩いて響きをじっと聞いている姿が印象に残っています。

これは、鼓童に、最初に自分が手掛けた大太鼓だ。と教えてくれました。

大太鼓を、まるで自分の子の様に気にして愛情をかけておられるような、ずっと何十年前の仕事を、今も気に留めておられるのを目の当たりにした時、ああ、職人さんの仕事は一生、残る仕事なんだなあ…と改めて気づきました。

一生どころか、この太鼓は、世代を超えて何百年も、残っていく、ものなんだろうなと気づきました。

Photo: Takashi Okamoto

木のいのち。

この太鼓は太鼓になるまでにも何百年もの時を過ごし、太鼓になってきたんだなーと、
そして、今偶然、自分がこの大太鼓に出会って、なんでか、はだかになって、沢山の人前にでて、さらされ、叩いているという不思議。

その瞬間、気の遠くなるような時間の流れを一気に感じ、なにかはっと目が覚めるような思いがしました。

Photo: Takashi Okamoto

なんか、自分がちっちゃいなー!と思い、フレーズとか構成とか、自分なりの大太鼓とか考えて、ごちゃごちゃ悩んでいたのがアホらしいな!と思えてきたのを今も鮮明に覚えています。

とにかく、無目的に、自分の行いそのものになるまで叩き続けろと太鼓に言われた様な気がしました。

歴代の大太鼓打ちが叩き込んできたこの大太鼓。その恩恵をうけながら。

Photo: Erika Ueda

先人たちたちが作り上げてきた音、

職人さん達の力

大木と、革になった牛。

と、自分の身体ひとつ。

一音に導かれながら

毎日が、道の途中です。

一歩一歩、一打一打、

とにかく、進んでいくしかない。と、

腹を決めて

面白がって叩いています。

その日、その場所でしか感じられない何かを
ぜひ劇場で味わっていただけたら
嬉しいです。

Photo: Takashi Okamoto

中込健太

次回の道ブログリレーは
「初ツアー/新山萌」
お楽しみに!

Photo: Takashi Okamoto

 

公演詳細:

https://www.kodo.or.jp/performance/performance_kodo/16691

6月以降のスケジュール

待望の新作DVD発売中!

Photo: Erika Ueda

この日を楽しみにしてくださっていた方も、「え‼そうなの!?知らなかった!」という方も、ぜひ1枚。見応えある94分、ノーカットライブ収録です。

発売日:2019年5月24日(金)
価格:4,860円(税込)

商品の詳細はこちらから。
http://store.kodo.or.jp/?pid=141745460

公演会場、鼓童オンラインストアにて販売中