[研修生]伊藤多喜雄さん稽古を終えて/阿部好江

Photo: Eri Uchida

11月中旬、民謡歌手の伊藤多喜雄さんのご指導のもと、集中稽古期間がありました。

研修所に来るまで、ほとんど民謡を唄うことのなかった若者達。
そんな彼らに対しても、妥協はありません。

Photo: Eri Uchida

体当たりの稽古、感じる稽古、盗む稽古、そして挑戦、、そのような言葉が当てはまるでしょうか。

Photo: Eri Uchida

また唄の背景を学び、多喜雄さんの生の唄を体感することで、
彼ら自身に活気が湧いてくるのが見えたように感じました。

Photo: Eri Uchida

綺麗に歌わなくていい、それぞれが違っていい、迷っていい、泣いてもいい、、
多喜雄さんの想いはそれぞれに響いていました。

Photo: Eri Uchida

Photo: Eri Uchida

彼らの研修所生活は、もちろん唄だけではありません。太鼓や農作業、食事、全てが生活です。
だからこそ、背景は違えど今の彼らにも歌えるはずだと思っています。

Photo: Eri Uchida

伊藤多喜雄さんに心より感謝をこめて〜

来年もご指導お願いいたします。

Photo: Eri Uchida

鼓童文化財団研修所

稽古場より「たいこわらべ50年」/船橋裕一郎

今年も残すところ3週間となりました。鼓童は今年も多種多様な公演を日本各地、世界各地で行うことができました。改めて感謝申し上げます。

さて、いよいよ藤本吉利芸歴50周年記念公演「たいこわらべ50年」も間近に迫ってまいりました。昨日は巡公演班もツアーの最中に一時帰島し、全員揃っての稽古となりました。

吉利さんの突然始まる熱血指導や容子さんとの絶妙な掛け合いに、稽古場は熱く、暖かい空気に満ちていました。

ここに岩崎鬼剣舞の皆様、和知太鼓保存会の皆様にもご出演していただけます。
もちろん鼓童もほぼ総出演いたします。
当日は見所もお楽しみもさらに盛りだくさんな2時間。
私自身もいまからとても楽しみにしています!

そして吉利さんパワーをチャージした「巡」ツアー班も再び出発いたしました。日々進化する舞台は、若さとやる気に満ち、未来とさらなる可能性を感じることができます。

50年の積み重ねが醸し出す舞台そしてそれを受け継ごうとする若い世代の舞台、是非どちらも会場で体感して頂けたら幸いです。

ヤサエー節@鼓童村藤本吉利の太鼓歴50周年お祝い「たいこわらべ」に来てくださいね!2018年12月24日(月・振休)たいこわらべ50年 〜藤本吉利太鼓歴50周年記念公演(東京都文京区)https://www.kodo.or.jp/performance/performance_kodo/8534#藤本吉利 #鼓童 #kodo #唄⭐️前日まで開催の「巡」文京公演も合わせてお楽しみくださいね!↓鼓童「巡 -MEGURU-」2018年12月19日(水)〜23日(日・祝)東京都文京区https://www.kodo.or.jp/sche/8021都内では12/15調布公演、12/16福生公演、もございます! #kodomeguru

鼓童 Kodoさんの投稿 2018年10月4日木曜日

https://www.facebook.com/KodoHeartbeatJp/videos/2220309744879180/

たいこわらべ50年 〜藤本吉利太鼓歴50周年記念公演(東京都文京区)

研修生、メンバーとの合同稽古/内田依利

Photo: Yasuhiko Ishihara

今回の研修生との合同稽古は若手メンバーがたくさん参加してくれました。

ほぼマンツーマンで研修生一人一人に丁寧にアドバイス。

Photo: Yasuhiko Ishihara

Photo: Yasuhiko Ishihara

それぞれのメンバーが「道」、「鼓童若手連中」や各公演で自ら感じ、悩み、必死に稽古してきたものを、研修生に受け渡してくれています。

「気持ちは感じるが、それが音として伝わらない」

「”なんとなくできている” が一番まずい」

「鼓童に入って何がしたいのか」

厳しい言葉の根本にあるのは、一緒に楽しく太鼓を叩いて世界を回ろうということです。

Photo: Yasuhiko Ishihara

楽しいのはお客様が喜んでくださるから。
喜んでくださるのは、魂のこもった音が届くから。
ここで何をしたいのか、太鼓で何を届けたいのか。

具体的なものではないかもしれません。

しかし日々打ち込んで、太鼓が響いて届く音を研究し、限界に挑んでいく中で、みんなの魂がむき出しになって音になっていくのかもしれない。ズンズン成長し研修生に伝えてくれている頼もしい若手を見て、そんなことを感じました。

Photo: Yasuhiko Ishihara

必死に食らいついて、頑張れ研修生!

 

鼓童文化財団研修所について:

鼓童文化財団研修所

【研修生募集中!】2018年7月6日(金)〜2018年11月9日(金) ※必着

【募集要項】https://www.kodo.or.jp/apr/research_students

 

研修生野外稽古/内田依利

Photo: Yasuhiko Ishihara

昨日午後の稽古後、研修所・所長のガンさん(石原泰彦)に連れられて研修生が向かった先は素浜海水浴場。

と言っても遊びに来たわけではありません。

Photo: Yasuhiko Ishiharaまずは砂浜を走る走る。砂に足を取られてなかなか前に進みませんが、いつもと違う景色、足元に寄せる波、毎朝のトレーニングとはまた違う気分。

Photo: Eri Uchida

その後は全員で鬼剣舞。砂の上で、いつもより体力的にかなり大変なはずでも、外の開放感の中、みんなで踊るのはなんだか楽しそう。

Photo: Yasuhiko Ishihara

そこまで追い込んでからの自由時間は、みんな一斉に海に飛び込んでいきました。

Photo: Yasuhiko Ishihara

研修所では、大変なことも、辛いことも沢山あるかもしれません。

でもだからこそ、楽しいことや嬉しいことを感じる振り幅も大きくなっていくのかなあ。こんな僅かな時間でも、目一杯遊ぶ姿を見てそんなことを思いました。

Photo: Eri Uchidaこの開放感はこの環境だから、生まれるものでもあるのでしょう。
佐渡は本当に自然豊かな島です。

鼓童が佐渡にあってよかった。日々この島に育てられています。

 

鼓童文化財団研修所について:

鼓童文化財団研修所

【研修生募集中!】2018年7月6日(金)〜2018年11月9日(金) ※必着

【募集要項】https://www.kodo.or.jp/apr/research_students

 

鼓童若手連中② 「やるだけ」/木村佑太

「明日の若手だけでの稽古、見にいっても良いですか?」

Photo: Erika Ueda

1年前、演出を担当することになっていた遼太郎さんに勇気を出して言ったのが僕の『若手連中』の始まりです。研修生時代に1番僕に声をかけて下さったのが遼太郎さんでした。その人の初演出の作品に内心めちゃくちゃ出たいと思っていました。

Photo: Erika Ueda稽古終了後に集まった時に「きむを若手連中に入れます」と。嬉しかったな〜

稽古は基本的に普段の稽古の合間を縫ってやりました。本当に限られた時間でしたが、曲作りをみんなでやっている時は子どもの頃の秘密基地を作っている感覚と似た感じがあって、非常にワクワクしていました。

Photo: Erika Ueda

本番前の最後のリハーサル。それはもうボロボロでした。焦りました。これ出来るのか?と本気で思いました。その後のミーティングで言葉は覚えていませんがここまで来たら腹を括ってやろうと言うのを全員で再確認し本番に挑んだのを覚えています。

Photo: Takashi Okamoto

思いっきり全力でやった昨年の『若手連中』。すごくお客様に喜んで頂きました。今年は一味違うのを、、、と言いたいところですが僕にはまだ大人な味なんて出せません。やれるだけの事をやるだけです!

全力でやってきます!!

Photo: Erika Ueda

2018年7月17日(火)〜22日(日)Kodo Next Generation(フランス・パリ)

Photo: Takashi Okamoto