研修生2年次スタートしています/小松崎正吾

やっと冬の佐渡らしく、凍てつく寒さと雪がやって来ております。

 

Photo: Yasuhiko Ishihara

6人でのスタートをきった38期新2年生。

Photo: Yasuhiko Ishihara

冬の田んぼで剣舞の稽古

 

歴代の修了生の口からも、よく【冬期間】と言われるこの時期の思い出を聞くことがあります。

急に閑散とした研修所は、寒さと共に寂しさや不安もやって来ます。人数が一気に減り、
より一人一人の力、同期の力が試されます。

Photo: Yasuhiko Ishihara

朝のランニング

Photo: Yasuhiko Ishihara

海岸線を30分間走った後、1.3キロの坂道を駆け上がります。

 

厳しい冬に負けない心と身体の免疫力をつける様に、生活、稽古、自分に向かっていきます。

Photo: Yasuhiko Ishihara

見留知弘による太鼓の稽古

Photo: Yasuhiko Ishihara

小島千絵子による西馬音内の稽古

Photo: Yasuhiko Ishihara

小島千絵子による八丈の稽古

 

雲が重たく晴れ間の無い日々でも、

ぐっと歯を食いしばり駆け抜けると、

満開の桜と鬼の舞う祭りの春がやって来ます。

Photo: Yasuhiko Ishihara

冬の田んぼで春の気配を感じる。

新1年生も賑やかにやって来ます。

それまでは、進々と、深々と…

 

Photo: Yasuhiko Ishihara

 

 

研修生にTVカメラが密着!こちらもどうぞご覧ください。

【TV放映】TBS「ふるさとの夢」2週連続放映!/2020年2月5日(水)、12日(水)深夜0:58〜

 

鼓童文化財団研修所

最後の夜/渡辺健吾

僕が研修所に通うことになってからたったの1週間で、研修生はそれぞれの道へ歩む日が訪れました。

Photo: Yasuhiko Ishihara

皆で食べる最後の夕食

Photo: Yasuhiko Ishihara

道が分かれてそれぞれの思いを抱えつつも
互いにしっかり向き合って、大切な時間を過ごす

たったの1週間ですが僕が感じた研修生1人1人の思いは、自分の想像を遥かに超えた濃さでした。

喜びや悔しさ、悲しさ、苦しさ。

Photo: Yasuhiko Ishihara

1年生の太鼓で元気爆発!

たくさんの思いを胸に、それでもどうにか前に前に進んでいこうという力。

研修生とほんの少し一緒に居ただけなのに本当に大きなエネルギーを感じました。

Photo: Yasuhiko Ishihara

1年間研修生をみてきた小松崎とバトンを引き継ぐ渡辺が
唄で思いを伝える

これから僕はそんな研修生達に何をしてあげられるのか、何を伝えることができるのか…。

Photo: Yasuhiko Ishihara

研修所のどんど焼き

Photo: Yasuhiko Ishihara

皆で思いを語り合いながらバチ供養

37期と38期の思いを胸に、もっともっと研修生とコミュニケーションをとって、これからの鼓童にしっかりと繋いでいきたいと思います。

Photo: Yasuhiko Ishihara

1年生から手書きのデザインTシャツのプレゼント

 

研修生時代の渡辺(一番右)

 

研修所紹介ムービー

鼓童文化財団研修所

研修所出発、それぞれの道へ/石原泰彦

1月22日。1年生が進級選考、2年生が準メンバー選考を経て、それぞれの道へ向かって研修所を出発しました。

朝のバスで、研修所を離れるメンバーが出発。
地元の皆さんも見送りに。

目指してきたのはプロの道。

とことんまで力を尽くしても、「思い叶わず」という研修生のほうが多いのが現実。覚悟してきた道ではあっても、その結果を受け止めることは、決してたやすいことではないと思います。

研修所での日々は、舞台という夢に届かなかった人にとっては、どういう意味を持つのか?研修生を送り出すこの時期に、いつも自問します。

研修所の日々

 

 

私自身の話になってしまいますが、遡ること20数年。やはり舞台を目指して佐渡に渡ったものの、準メンバーに届かず、研修生をもう1年。何とか準メンバーになり、しかし正メンバーへの壁は高く… 。そして今、研修所で研修生に向かい合う日々。

悔しさは、いまも身体が覚えています。一方で、こうして人が育つ場に身を置いて太鼓に関われることへのありがたさが、長い葛藤を経て、今は心を満たしてくれています。

石原の研修生時代

舞台という夢には届かなかったけれど、あの日々の意味は「今、この自分がいること」なのだと思っています。

 

 

 

研修所を離れた研修生。今、それぞれ懸命に次の道をつかもうとしていると思います。

悔しさ。それは、夢にありったけを注ぎ込んだ証。

そしてそれは、次の一歩を踏み出す、大きなエネルギー。

12月の発表会で

12月の発表会で

 

その悔しさは消えないかもしれないけれど、いつか人生を歩む中で、その悔しさをもっと大きな気持ちが包み込んでくれる日が来るかもしれません。

 

研修生の日直が書く日誌。日々の思いが綴られます。

 

今は、自分が力の限り夢を追った日々を誇りとして、また、力を尽くしたからこそ消えないその悔しさをしっかりと胸に、次の一歩を踏み出してほしいと願っています。

 

37-38期研修生、全員集合

 

佐渡は、雪が少ないまま立春を迎えそうです。春になると、また祭りが賑やかになります。

 

2019年春、柿野浦の祭りで地域の皆さんと

 

佐渡の皆さんは、ここにいます。研修所もいつもここにあります。

いつか気持ちがここに向いた時は、またいつでも足を運んでください。

 

旧岩首中学校の校舎。鼓童研修所として使わせていただいて、今年で25年目を迎えます。

 

 

 

修了生の声

研修所紹介ムービー

研修生1年生/小松崎正吾

鼓童塾*に関わるのは研修生2年生。鼓童塾期間中、1年生は別の場所で合宿稽古を行います。

普段のカリキュラムよりもさらに“打ち込む”事に特化した3泊4日。(在島しているメンバーも顔を出してくれました)

多くは語らずひたすらに打ち込み、自分と同期と太鼓と向き合います。

Photo: Shogo Komatsuzaki

入所して3ヶ月が経った彼らが、ハードなスケジュールの中で思う事は沢山あると思います。

辛い事や、目を背け逃げたくなる事、体力的に苦しい事や精神的に追い込まれる事。
不甲斐なさ、悔しさ、寂しさ、焦り、怒り。

そんなものも全部懐に放り込んで打ち込めるか。

ここに来ようと決めて海を渡って来た時の気持ち。育て、送り出して下さった皆さんの想い。夢を力に打ち込めるか。

Photo: Shogo Komatsuzaki

憧れたあの背中には程遠い。心打たれたあの音には程遠い。
かも知れないけど打ち込むんだと腹を決めてぶつかっていきます。

合宿最終日の彼らの背中と心音は素敵な輝きを放っていました…

真っ直ぐがむしゃらに出す彼らの音も、
いわゆる『鼓童の音』に通じているのだろうと感じておりました。

この勢いを大切に、アツいアツい夏へと向かっていきます。

※鼓童塾とは…
研修生の暮らす柿野浦の研修所にて、齊藤栄一が塾長を務める体験型ワークショップ。
研修生の1日のスケジュールを体験して頂きながら、『熱き思ひ』をテーマに栄一塾長とひたすら太鼓に向かう非日常の3泊4日。
[詳細]https://www.kodo.or.jp/about_ws/juku_eiichi

鼓童文化財団研修所
https://www.kodo.or.jp/apr

37期研修生修了式/小松崎正吾

 

お天気にも恵まれて、鼓童文化財団研修所第37期生の修了式が行われました。

Photo: Tomohiro Yonetani

 

Photo: Tomohiro Yonetani

 

言葉にならず泣き崩れても、言いたかった事を緊張で忘れちゃっても、

大丈夫。充分に伝わっていますよ。と、優しく見守る講師陣と、外部講師の皆様、演奏者、スタッフが暖かく見守ります。

 

Photo: Tomohiro Yonetani

 

Photo: Tomohiro Yonetani

 

佐渡の四季を怒涛の日々と共に越えてきた1人1人の顔、声、音は清々しく、真っ直ぐ心に届いてきます。

 

Photo: Tomohiro Yonetani

 

Photo: Tomohiro Yonetani

 

Photo: Tomohiro Yonetani

 

そんな音や在り方こそが、研修所が鼓童の根幹であり続け、何処にいても世代を越えて繋がり続けているものなのではないかなと思います。

舞台表現も勿論ですが、同じかそれ以上に鼓童が大切に繋いできて、

次の、そのまた次の世代まで繋いで行かなければならないものだなと感じながら、彼等の姿と音を心に焼き付けておりました。

 

Photo: Tomohiro Yonetani

 

Photo: Tomohiro Yonetani

 

修了生の皆さん

数々の素晴らしい瞬間に立ち会わせてくれて有難う。

数有る選択肢の中からここを選んでくれて有難う。

そして、送り出し、支え続けてくださったご家族の皆様、修了式では皆、家族への思いを口にしておりました。本当に有難うございました。

これからどの様な道に進んでも、

此処で得た言葉では到底形容し難いそれを大切に大切に。

 

いよいよ、はじまりのはじまりだ。

 

Photo: Tomohiro Yonetani

Photo: Tomohiro Yonetani

Photo: Tomohiro Yonetani

 

 

鼓童文化財団研修所