鼓童若手連中② 「やるだけ」/木村佑太
「明日の若手だけでの稽古、見にいっても良いですか?」
1年前、演出を担当することになっていた遼太郎さんに勇気を出して言ったのが僕の『若手連中』の始まりです。研修生時代に1番僕に声をかけて下さったのが遼太郎さんでした。その人の初演出の作品に内心めちゃくちゃ出たいと思っていました。
稽古終了後に集まった時に「きむを若手連中に入れます」と。嬉しかったな〜
稽古は基本的に普段の稽古の合間を縫ってやりました。本当に限られた時間でしたが、曲作りをみんなでやっている時は子どもの頃の秘密基地を作っている感覚と似た感じがあって、非常にワクワクしていました。
本番前の最後のリハーサル。それはもうボロボロでした。焦りました。これ出来るのか?と本気で思いました。その後のミーティングで言葉は覚えていませんがここまで来たら腹を括ってやろうと言うのを全員で再確認し本番に挑んだのを覚えています。
思いっきり全力でやった昨年の『若手連中』。すごくお客様に喜んで頂きました。今年は一味違うのを、、、と言いたいところですが僕にはまだ大人な味なんて出せません。やれるだけの事をやるだけです!
全力でやってきます!!