2017年6月15日羽茂祭り/本間康子

羽茂祭りは羽茂本郷地区にある、草苅神社と菅原神社の例祭です。

羽茂ならではの「つぶろさし」をはじめとする様々な芸能が、羽茂本郷の地区内各所で披露されます。

 さて、育休中の宮﨑正美も羽茂在住。

「サミーちゃんと太鼓を叩こう」というコーナーをいただき、羽茂商工会前のイベント広場で、祭り見物に集まったお客様と太鼓を叩きました!

またこの日、草苅神社では奉納薪能が催されます。火入れ式前の明るい時間帯に、研修生2年生が「鞍馬天狗」の仕舞を披露させていただきました。

能の稽古は、春の囃子会の地謡(金井能楽堂)、そして羽茂祭りでの仕舞の発表(草苅神社能舞台)という2つの舞台に立つことを目標に、昨年秋から取り組んできました。

 緊張した面持ちですが、皆、無事に舞いおさめることができました。

鼓童村の中庭のケヤキ/松田菜瑠美

“この木なんの木 気になる木〜 ♫”

そんな歌が聞こえてきそうな鼓童村の中庭のケヤキ。いつの間にこんなに大きくなったんだろう。私が新人だった10年前は、まだまだ華奢だったような。木陰がたくましいです。

2001年の3月に植樹されたと聞きました。ケヤキ、17年目の初夏です。

唄と太鼓の二人行脚(内子町編)/松浦充長

鼓童名誉団員 藤本吉利、藤本容子のユニット「二人行脚」が6月27日、愛媛県の内子町にお伺いいたします。
佐渡で、旅で、鼓童で出会った曲の数々…人生道連れならではの妙味のスパイスに吉利・容子がお届けする、太鼓、歌、トークのひととき。吉利の大太鼓「太陽」の響きも合わせてご堪能くださいませ。愛媛県の皆様に吉利、容子より公演に向けてのメッセージが届きました。

皆様のご来場お待ちしております。

2017年6月27日(火)藤本吉利・藤本容子「唄と太鼓の二人行脚」(愛媛県喜多郡内子町)

2017年6月27日(火)藤本吉利・藤本容子「唄と太鼓の二人行脚」(愛媛県喜多郡内子町)

交流学校公演の稽古/松田菜瑠美

Photo: Narumi Mastuda

佐渡の景色は少しずつ夏の色に変わって来ました。

Photo: Narumi Mastuda
まもなく始まる交流学校公演のツアーに向けて、今週は毎日通し稽古を行なっています。先日は鼓童の研修生に、学校の生徒さんの代わりになって参加してもらいました。太鼓の演奏のほかに、楽器の紹介や太鼓体験コーナーも交えた、主に体育館でのコンサートです。

Photo: Narumi Mastuda

今回は1ヶ月半をかけて、福島・山形・東京・大阪・新潟の学校を巡ります。幼稚園、小学生、中学生、高校生、どんな反応が返ってくるのか、演奏者は日々思い浮かべながら稽古に打ち込んでいます。これから伺う学校の皆さん、楽しみに待っていてください!

鼓童の交流学校公演
https://www.kodo.or.jp/koryu/index_ja.html

太鼓を通じた交歓/川村真悟

世間はゴールデンウィーク真っ只中。鼓童村稽古場では新作舞台『幽玄』の幕開けに向けて、熱のこもった稽古が続いております。そんな鼓童村に、九州は大分県からはるばる長谷川義さん、長谷川準さん、小出翔五さんの3名がいらして下さいました。

長谷川さんが主宰している豊の国ゆふいん源流太鼓さんと鼓童とのご縁は、記憶に新しいもので昨年1月の大分市での共演がありました。(https://www.kodo.or.jp/news/20160129premiumconcert_ja.html

他にも、伊勢市で毎年行われる日本太鼓祭など、様々な太鼓演奏シーンでご一緒しております。

それぞれ太鼓に命を懸けてきた日々が今日まで続いて、お互いを刺激し合い成長させていくようなエネルギーのぶつかり合いの延長線上に、こうして仲間として認め合える関係性が存在しています。
多くを語り合わずとも、互いに心が通じ合っている大先輩たちの語り合う場は大いに盛り上がりました!

長谷川さんたちは二日間の滞在でしたが、新作舞台幽玄の稽古をご覧頂いたり鼓童佐渡宿根木公演をご覧頂いたりと、鼓童での滞在を存分に味わって頂きました。また、それぞれの若手メンバー同士の稽古時間もあり、そこには玉三郎さんにも立ち会って頂いて、お互いにとって興味深く掛け替えのない時間になったのではないでしょうか。こうしたきっかけを元に太鼓を通じた交歓がこの先も続いていって欲しいです。

和太鼓を通じてこの先出会える様々な人、場所、時間、現象…。

これらと真剣に向かい合う事の価値は、昔も未来も変わらないと思います。

時代は大きく変わり鼓童の先輩方が体験された苦労のほとんどが、今となっては既に味わえない時代なのかもしれませんが、太鼓を打つ心意気だけはこの先も誇れる鼓童で在り続けたいと願ってやみません。長谷川さんとお話ししながらそんな事を考えておりました。

濃密で刺激的な二日間を本当にありがとうございました。