いのちもやして/池永レオ遼太郎

僕は曲を書く時には

僕が見ている景色を鮮明に、

リアルな感情をストレートに、

お客様の頭ではなく

心に届く様に、

願わくば誰かの生きる糧と

なってほしいと思って書いている。

 

自分の感情に抗わず

悲しい時には悲しい曲を、

嬉しい時には嬉しい曲を。

 

自分の中から溢れ出てくるものに

身を任せていく。

舞台を作る事も同じだと思う。

 

Photo: Takashi Okamoto

 

今回演出の話を頂いた時に

この舞台で何を伝えたいのかを考えた。

 

自分が今考えている事、

自分が今感じている事、

自分の中にある一番リアルな感情と

向き合う事となった。

自然と辿り着いたのは、

僕らが鼓童で太鼓を叩く事への疑問だった。

 

何故僕たちは鼓童で太鼓を叩くのか。

 

戦争や疫病で公演を何度も中止に追い込まれながらも尚、太鼓を叩く。

無力感や不安に苛まれながらもまたバチを握り続ける。

 

2020年の春

世界が止まってしまった時から

ずっと考えている。

 

僕らの謳っている「ワン・アース」は一体どこにあるのだろうか。

 

今年の春、

ヨーロッパツアー中に

避難民への公演をした時

この人達を元気にしたい、

束の間の夢を見させてあげたい。

心からそう思った。

 

 

上手く言葉には出来ないけれど

まっすぐな気持ちで

誰かを元気にさせる

 

そういう舞台を作りたいと思った。

 

Photo: Takashi Okamoto

 

世がこの先どう変わろうとも

もしも僕たちが太鼓を叩く事が

誰かの灯火となるのであれば

いのちもやして挑み続けたい。

 

池永レオ遼太郎

 

Photo: Takashi Okamoto |Art Director: Hiroomi Hattori (COM Works)

Photo: Takashi Okamoto
Art Director: Hiroomi Hattori (COM Works)

●演出:池永レオ遼太郎  ●出演者(予定):中込健太小松崎正吾住吉佑太三浦康暉米山水木前田順康三枝晴太平田裕貴定成啓新山萌/他

鼓童「いのちもやして」日本ツアー

浅草公演を皮切りに、国内ツアーを開催いたします。

6月の浅草公演につきまして、下記の「ミチカケ」公演にて、ご来場いただいたお客様対象の会場先行予約を受付いたします。

鼓童「ミチカケ」関東4公演会場内での先行予約(浅草公演チケットのみ)

・2022.12.13(火) 18:30 東京都荒川区 サンパール荒川 大ホール
・2022.12.15(木) 18:30 埼玉県さいたま市 埼玉会館 大ホール
・2022.12.16(金) 18:30 千葉県千葉市 千葉市民会館 大ホール
・2022.12.18(日) 16:00 東京都世田谷区 昭和女子大学 人見記念講堂

※鼓童の会会員先行予約でお申込みいただいたお客様は、会場でのお申込みの必要はございません。

2023年6月 浅草公演

[特集・ミチカケ]鼓童の新衣裳が誕生するまで

鼓童の新衣裳が誕生するまで

文・坂本実紀(ライター)

太鼓打ちの腕を浮かび上がらせ、多様な見せ方でミチカケの世界観を広げた新衣裳。

今回は、鼓童代表で衣裳を依頼した船橋裕一郎と、新衣裳を手掛けた堂本教子さんのお二人に、衣裳の誕生秘話をお聞きしました。 

鼓童の印象と依頼の成り行き

―船橋さんが新衣裳を堂本さんに依頼したきっかけを教えてください。

船橋主たる衣裳は半纏としながら「半纏ではない衣裳も作っていきたい」と思っていました。

ある時、Noismさんの舞台を鑑賞した時に金森さんに堂本さんを紹介していただけたんです。

―堂本さんは依頼を受けた時どう思われましたか?

堂本さん:依頼を受けてぱっと頭に浮かんだのが、月見寺とも呼ばれる本行寺にあった石碑にかかれている「ほつと月がある東京に来てゐる」という、種田山頭火の句です。

そうして、鼓童と言えばやはり太鼓。すごい運動量でダイナミックな動き方もできるほうがいいなと考えると「どこまでやったらいいんだろう」と考えながら、デザインと実用性の塩梅をみながらすすめました。

衣裳のイメージ共有

―鼓童からはどんな要望を伝えたんですか?

船橋:まずミチカケや、衣裳の色は月と海のブルーな感じということ。そして、自分の中にあったイメージもお伝えしました。

デザイン面では、鱗文様の様な強い印象や意味を与えないもの、和風でも洋風でもないフラットであまり時代性もないようなもの、男女を超えてユニセックスなもの、半纏と同じ舞台に上がってもいい汎用性のあるもの。

仕様面ではフードを取り入れ、太鼓打ちの腕が見える様にノースリーブでお願いしました。さらに片側や両側出せたり、同じ衣裳だけど、トランスフォームできるようなバリエーションのある衣裳ができると嬉しいです!と、どんどん要望をお伝えしていきました。

堂本さんは、Noismさんの様な身体性を重視するカンパニーと仕事をされているので、信頼感はすごくありました。

―イメージもさながら、使いやすさも重視した依頼だったんですね

堂本さん:最初はコンセプトから静かな、雲の間の月の満ち欠けの様な間(はざま)のような抽象的なものを考えていて、染めてぼかす手法も考えていたんです。

でも、着数が多く、機能性が高く、乾きもいい、いろいろな要望を叶えられるものが必要でした。そこで、軽量化のため、時に省くこともしながら扱いやすい衣裳を目指し、最終的にあの生地を選んだんです。

フードをつけるとちょっと重くなったり、腰にかかってしまうので、当初はフードの大きさや、裏地に銀を入れるかなども悩みながらすすめました。

和の要素を取り入れるためにも、上半身は脱げて下半身は動かない仕様を着物から取り入れています。着物はよくできてるんです。それでも、試作品時は紐が多く「片肌脱ぎ」や、「諸肌脱ぎ」ができて、かつ動けるようにするのは大変でした。

 

理想の叶った衣裳完成

船橋:堂本さんは、「衣裳が邪魔しちゃいけない」と常におっしゃってくれました。一番最初のデッサンはある意味違和感がなかったのですが「もうちょっと自由にやっちゃってください」と伝えると、次に来たものがもう「これです!」という出来上がりでした。

完成品を着てみると、みんな「格好良い!動きやすい!ストレスもない」って嬉しそうに言ってくれて手ごたえも感じました。本当に素晴らしかったです。

堂本さん:稽古や舞台も見させてもらいながら1年ほどかけてじわじわできてきましたね。

船橋:堂本さんも舞台がお好きなので、いくつか最近の鼓童の作品を見ていただきながら「こうじゃない舞台になっていきます」ということをお伝えしてたんです。

堂本さん:舞台のお声掛けもすごく嬉しかったです。衣裳の色は決まってたんですが、衣裳の裏地に翻って見える銀色には、佐渡の風が舞うイメージを込めています。

船橋:私には、裏に見える銀のイメージが全然なかった。一緒に舞台を楽しみながら最前線のプロフェッショナルの方にお任せすることで私の要望や想像している以上の素晴らしいものが出来てくるのは一番嬉しいですね。

「こういうのがあるといいかもよ」「こういう着方もあるよ」とご提案もいただけて、想像力をかきたてられ、舞台の奥行きがさらに広がり、どんどん展開していくのも面白い作業でした。この色々な制約の中で本当にここまでやっていただけて嬉しいです。

 

―理想の衣裳での舞台はどうでしたか

堂本さん:初めてミチカケを見せていただいたときは「すごく活用されているな」と思いました。特にフードは表情を消すから、影にもなる。ミチカケ、いい作品ですね。宇宙にいるような、曼荼羅の様な。

船橋:ありがとうございます。今回の様に、自然や宇宙のといった世界観の中で人間の感情的な部分を消したい場面もフードによって効果的に作用し、メンバーがその音の世界にさらに入り込むのにも役立っています。

今の鼓童はもちろん、老若男女いるうちのみんなが着られる新衣裳。ミチカケ以降も、着ていきたいです。

 

舞台・衣裳撮影: 岡本隆史

 


堂本教子プロフィール■

コンテンポラリーダンス、舞踏、演劇、歌舞伎、オペラなどの衣裳デザイン製作。1999年と 2003年には、チェコ・プラハ カドリエンナーレ国際舞台美術展出展。2000年、文化庁芸術家在外研修として、バットシェバ舞踊団の衣裳デザイナーRakefet Levy に師事。99年伊藤熹朔賞奨励賞、第36回橘秋子賞 舞台クリエイティブ賞受賞。


船橋裕一郎プロフィール■

太鼓芸能集団 鼓童 代表。考古学を専攻していた学生時代に太鼓に出会う。1998年に研修所入所。2001年よりメンバーとして舞台に参加、太鼓、鳴り物、唄などを担当する。これまでに「BURNING」などの作曲も手掛け、近年は「道」「鼓」「童」など「ワン・アース・ツアーはじめ2021年オーチャードで開催された「鼓童40周年記念公演」、2022年新作「ミチカケ」で演出を担当。また、読書やプロレス、寄席や宝塚鑑賞など様々な趣味を持つ。柔らかな口調と人情味溢れる人柄でメンバーの頼れる相談役である。2012年より副代表、2016年1月より代表に就任し、グループを率いている。

鼓童「ミチカケ」

Photo: Takashi Okamoto / Art Director: Hiroomi Hattori (COM Works)

森羅万象、煌めきの音。

近年の鼓童全体の表現を総合的に手掛ける船橋裕一郎と、舞台の要となる楽曲を次々と生み出している住吉佑太が連携し作り上げる、全曲新曲で上演予定の革新的な意欲作。

夜明けから深夜まで変わり続ける自然界のリズム「日の出日の入り」「潮の満ち引き」「月の満ち欠け」。

その長い周期感や、「数」に秘められた律動を太鼓音楽で探求する新作を、全国主要都市にてお届けします。

●演出:船橋裕一郎

●音楽監督:住吉佑太

●出演者(予定):中込健太住吉佑太池永レオ遼太郎北林玲央米山水木小平一誠前田順康三枝晴太渡辺ちひろ小野田太陽中谷憧野仲純平小川蓮菜(準メンバー)

Photo: Takashi Okamoto, Katsumi Omori
Art Director: Hiroomi Hattori (COM Works)

下記、公演地別の詳細です、随時更新いたします。

※例年12月に行なっている文京シビックホールでの連続公演ですが、改修工事に伴い2022年内の公演予定はございません。

日程

鼓童「ミチカケ」
80分があっという間に終わる、太鼓で切り開いた新世界━━━

80分があっという間に終わる、太鼓で切り開いた新世界

鼓童「ミチカケ」2022/11/23 佐渡初演レポート(文・坂本実紀/写真・岡本隆史

鼓童の全新作、新衣装でつくられた舞台「ミチカケ」。立体音響作品という全く未知な舞台は、「知らないのに、なんか知ってる」と錯覚を覚えるような不思議な場面がいくつもありました。

初演となる佐渡公演当日、ホールのロビーは開場前にすでにたくさんの人でいっぱい。熱気と期待に溢れていました。入場口の列は長く伸び、開場後は席がどんどん埋まっていきます。

幕が上がると、音の流れの中でイメージが浮かんできます。雨や風、灰色の重たい雲の動く音。舞台上で、時に頭の中で、様々なめくるめく景色の展開。日常から切り離された圧倒的世界観への招待に、会場全体が緊張感で包まれました。

 

 

曲がすすんでいくと、圧巻の太鼓パフォーマンスに曲中も拍手が贈られ、そのリズムや動きに観客は釘付けに。そんな展開に、演奏者のギアがさらにあがるのを肌で感じるのも興味深かったです。

きいたことのない音や、衣装で表現される陰影と肉体美、リズムを飛び越えた周期感という表現。鼓童の新しい姿や表現、世界観は、まるで木から伸びた枝葉のように自由に広がっていきます。同時に、まがうことなき鼓童の濃いDNAが根本にあることを思い知らされる舞台でもありました。

太鼓からこの音がするの?という発見や、太鼓演奏のイメージしかない演奏者も参加する笛の重奏は圧巻かつ新鮮です。吊るされたドラはやわらかで遠くまで広がる音を響かせ、時として太陽や月のメタファーとして想像をかきたてます。照明の効果で手が浮かんで見え、衣装のフードが表情を隠して不気味さと得体の知れなさを加速させる。コミカルな曲では、演奏者が音に操られているように動き、つい口元が緩んでいました。

コンセプトに統一感があることで、どんどん新しい鼓童の世界に引き込まれ、80分があっという間に過ぎ去りました。最初、まばらだった拍手が、会場全体で大きくなるのと同時に、演奏者と観客の気持ちが一緒に高まっていきます。

音が星の様にゆっくりと流れ、風の様に回転し、強い渦になってぱっと消え、時に跳ね、楽しそうに遊び、羽ばたいていく。最後は、太鼓も音も、まるで生き物のように大声で吠え、まるで掴みかかってくるようでした。私にも、見えないはずの音が見える。なるほど、これが音の立体作品かと、舞台の後も興奮が冷めません。

コロナ禍ということもあり、ずっと画面の中の鼓童を追う日々でした。でも、全身で受ける太鼓の音の波、汗の見える距離で演奏者のだすヒリヒリした一打を目の当たりにし、一緒に見ている観客と胸いっぱいの同じ気持ちでする拍手は、やはり舞台の醍醐味です。

面白かったのは、鼓童が、観客の曲の「ここがピークかな」という期待をゆうに越えてくる熱量と超絶技巧を連発していたこと。観る者の「まだいくの!?」という感動と心の高まりが伝わっているのを、閉幕挨拶での演奏者たちの笑顔で確信しました。

まっさらな気持ちでも、鼓童の古参のファンでも、大満足できる舞台「ミチカケ」。難しいことは考えず「太鼓、すごい!」を分かち合うために、是非足を運んでみてください。

鼓童「ミチカケ」ツアー情報

Photo: Takashi Okamoto / Art Director: Hiroomi Hattori (COM Works)

森羅万象、煌めきの音。

近年の鼓童全体の表現を総合的に手掛ける船橋裕一郎と、舞台の要となる楽曲を次々と生み出している住吉佑太が連携し作り上げる、全曲新曲で上演予定の革新的な意欲作。

夜明けから深夜まで変わり続ける自然界のリズム「日の出日の入り」「潮の満ち引き」「月の満ち欠け」。

その長い周期感や、「数」に秘められた律動を太鼓音楽で探求する新作を、全国主要都市にてお届けします。

●演出:船橋裕一郎 ●音楽監督:住吉佑太 ●出演者(予定):中込健太住吉佑太池永レオ遼太郎北林玲央米山水木小平一誠前田順康三枝晴太渡辺ちひろ小野田太陽中谷憧野仲純平小川蓮菜(準メンバー)

 

映画『戦慄せしめよ』おばまの森にて上映が決まりました!/中込健太

鼓童元メンバーの森久之さんが
ご自身でつくられたおばまの森という
障害福祉施設の契約者さん向けの
クリスマス会でぜひ【戦慄せしめよ】の
上映会をやりたいんだけどできるのかな?
と相談をうけた。

普段映画館に行けない方々に
本物の映画を見てほしい

その想いに打たれ
豊田利晃監督に電話をすると、

是非やって下さい。そういう会なら
タダでも良いくらいだよ

とすぐに快諾をいただき
おばまの森、クリスマス会での
上映がきまった。

お2人のまっすぐな想いで
映画がこんなふうに
またひとつ
たくさんのひとの心に響く機会が
生まれたこと
僕は本当に嬉しく思う。

久之さん、豊田監督ありがとうございます!


豊田利晃監督は
最新作【次元を超える】の製作にむけて
クラウドファウンディング中です。
こちらもぜひ!
https://toyodafilms.stores.jp

映画に対してまっすぐな情熱で行動する監督の最新作もとてもたのしみです。

秋の新商品 発売!/鼓童オンラインストア

こんにちは、鼓童オンラインストアから秋の新商品のご案内です。

まずは「鼓童カレンダー2023」。今年も鼓童メンバーの輝く瞬間にフォーカスした写真が詰まっています。

続いて11/23発売予定の鼓童ミニアルバム「鼓童撰集 Ⅰ」。新たな楽曲を生み出し続けている鼓童がその一瞬一瞬を形に収め、伝えていくために、「鼓童撰集(こどうせんしゅう)」というプロジェクトを住吉佑太が中心になって立ち上げました。1年に1回のペースでの新譜リリースを目指して、今の鼓童の楽曲たちを、継続的にお届けしていくプロジェクトです。第一弾は「千里馬」「一縷」「砂山アンプロンプチュ」「いのち」 「興 」の5曲をお届けします。

 

カレンダーと鼓童撰集のお得なセットも鼓童オンラインストア限定で販売いたします。セットでご購入いただいた場合は11月23日から順次発送させていただきます。

 

そして最後は「Kentaパーカー」。オリジナリティー溢れる画風で多くのファンを持つ中込健太 が新しく書き下ろしたイラストで2色のパーカーをつくりました。11月23日から各色75枚、鼓童オンラインストア限定販売です。お楽しみに!

★鼓童カレンダー2023 価格:1,500円(税込)11/8発売
商品のご購入はこちらから↓↓
http://store.kodo.or.jp/?pid=170961602

★CD「鼓童撰集 I 」 価格:2,000円(税込)11/23発売予定
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http://store.kodo.or.jp/?pid=170958943

★CD「鼓童撰集 I 」&鼓童カレンダー2023セット 価格:3,000円(税込)11/8発売(発送は11/23より随時)
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★Kenta パーカー 価格:各5,800円(税込)11/23発売予定
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http://store.kodo.or.jp/?pid=170955995

鼓童オンラインストア
Tel. 0259-86-3630
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オリジナルマグネットプレゼント企画 第二弾開始!

こんにちは鼓童オンラインストアです。

鼓童オンライストアご利用の方に、もれなく非売品『オリジナルマグネット』をプレゼント!

第一弾が終了し、第二弾は鼓童スタッフ住吉麻梨子がおけさを踊る子どもが描いた、佐渡ならではのデザインです。

アース・セレブレーション2022でも3年ぶりに小木おけさの輪踊りが町内でおこなわれました。

限定数が終了したら、第三弾のデザインを発表します。第四弾まで準備していますのでお楽しみに!

 

9月7日発売のカセットも好評発売中!

この機会にぜひ鼓童オンラインストアをご利用くださいませ。

★ケンタタクユウタタク「零音」カセット 価格:1,500円(税込)
商品のご購入はこちらから↓↓
http://store.kodo.or.jp/?pid=167579765

★住吉佑太「Mogari」カセット 価格:1,500円(税込)
商品のご購入はこちらから↓↓
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鼓童オンラインストア
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鼓童発のカセットレーベル「0on(ゼロオン)」始動!

鼓童発のカセットレーベル「0on(ゼロオン)」始動!

この度、「0on」ゼロオンという、鼓童発のカセットレーベルを立ち上げました。
普段の鼓童の音楽とは違った、前衛的な実験音楽をベースに、ソロや少人数での作品を取り上げていく予定です。

数年前、初めて新譜カセットのミュージックシーンの存在を知り、そこからどんどんのめり込んでいきました。
そこには多種多様な音楽表現があり、尚且つ、大量生産大量消費の音楽ではなく、カセットというメディアを使った、限定的な発信のスタイルが、とても新鮮に思えました。

カセットの音色にも、とても可能性を感じています。
再生環境によって変わってこそしまいますが、そこも魅力の1つであり、やはり重低音の弾力はテープでしか味わえないものだと思っています。

「0on」ゼロオンというレーベル名は「0音」という意味から名付けました。
1音目が出る前、1音目になる前。
数学史上で、初めて「0」が発見されたときのように
有り触れた音世界を、今一度見つめ直し
まだ見ぬ音の可能性を追求したい。

そんな思いが込められています。

音楽は聞き流すこともできれば、集中し、没頭することもできます。
どうか私たちの音世界に歩み寄って、一緒に旅をしてみませんか。

ロゴデザイン:前田順康

 

9/7 ケンタタクユウタタク、住吉佑太ソロ 2作品をリリース!

「001 零音ゼロオン

ケンタタクユウタタク3rd Album
0onレーベル第1号
楽器を使わない多人数アンサンブル作品や、物音系コラージュ作品
即興演奏など全4曲を収録。
ケンタタクユウタタクの、また新しいサウンドが詰め込まれた意欲作。

オンラインストアで購入

あるとき、
コンクリートポエトリーという表現があるということを知った。

文字や言葉の持つ意味を排除し、解体し
物質としての言葉の可能性を模索する。
まるで絵のように、ならべられた
形としての文字の羅列から感じられるさまざまな
イメージを楽しむ詩があることを知った。

この時
これを音で行うことができないかと考えた。

音をバラバラに解体し
奏でる、というよりは
現象のような音の、断片を
紡いでいったとき
聴衆に各々に
さまざまなイメージを喚起させることができるのではないかと考えた。

そう考えが至るにあたったのは
皆川まゆむとのセッションの体験にある。

アスファルトを引っ掻く音、
土を叩く音、滝の音、
さまざまな音の中からうまれるおどりをみて
音を聴く人の中にどれほど
豊かなイメージがひろがっているのだろうと
見渡すことのできない、想像力を
感じた。

住吉佑太と、鼓童研修所で研修生とともに
楽器を使わずに、
さまざまなイマジネーションで
音を生み出し、
その断片を録音するという試みをした。

単なる手拍子が雨の降る音にも、
天プラを揚げる油がはぜる音にも
聴こえる。
息をする音が、風のようにも波のようにも聴こえた。
あるときには霧がかる山の情景が脳裏に喚起された。
この音たちは、楽曲と呼ぶより
余白をたくさんのこし、紡がれた
一編の詩のようにおもえた。

一心不乱に、たたく行為を探求してきたが
あらためて、
【聴く】立場に立ったときに
見えた世界は新しく、感動があった。

この時、録音された音と
後日、皆川まゆむのダンス作品のために、皆川と共同作業で録られた音を
住吉佑太がコラージュした作品が
「零音」というアルバムになった。

【聴く】という事から生み出されるもの。
喚起されるもの。

一音の響きから人の心にどんな景色が
生まれ、消えていくのか。

波打っていない湖面に石を投げ入れるように
静寂にどのような一音を、我々は鳴らすか。
その音は、聴衆に何をもたらすか。

みみをすませ【聴く】力にゆだね
時を忘れて
消え行く音の行方を追ってほしい。

中込 健太

「002 Mogari」

全編完全自宅録音による、篠笛だけを使った、住吉佑太初のソロ作品。
ドローン、物音、ミニマル、様々な音楽形態を形取りながら、篠笛の音表現の可能性を追求した1枚。全6曲収録。

→鼓童オンラインストアで購入

切りっぱなしの無数の竹に、海風が当たる。
1本1本の切り口で、空気の渦が音に変わる。

風の強さに変化する音色は
様々な倍音を発生させながら
互いに干渉し合い
無限の事象を生み出していく。

原初の音楽がそこにあるように思う。

倍音を辿って、偶然発せられる旋律は
モンゴルやアイヌのそれにも近く感じられる。

西洋音楽的な和音ではなく、無作為で自然的な音の重なり。
本当の意味での無調。

そんな宇宙的な音世界から
完全協和音を手がかりに
長い年月をかけて形作られてきた
人間の生み出す音楽たち。

自然、人間、音楽。

篠笛という楽器で、7畳半の自室から
それらについて表現したいと思った。

住吉 佑太

 

今年もオリジナルマグネットプレゼント企画 8/1 スタート!

こんにちは鼓童オンラインストアです。

今年もやります!8月1日より鼓童オンライストアご利用の方に、もれなくメンバーデザインの非売品『オリジナルマグネット』をプレゼント。今回も三枝晴太プロデュースで新デザインが登場します。

第一弾は木村佑太のデザインしたこの可愛いマグネット。船にはワンポントの「SADO×KODO」の文字が入っています。

限定数が終了したら、第二弾のデザインを発表します。第四弾まで準備していますのでお楽しみに!

EC(アース・セレブレーション)2022グッズや佐渡関連商品も好評発売中!

この機会にぜひ鼓童オンラインストアをご利用ください!

鼓童オンラインストア

Tel.0259-86-3630

http://store.kodo.or.jp/

★Tシャツ-EC2022 価格:3,500円(税込)
商品のご購入はこちらから↓↓
http://store.kodo.or.jp/?pid=167579765

★タオル-EC2022 ECタオル 価格:1,500円(税込)
商品のご購入はこちらから↓↓
http://store.kodo.or.jp/?pid=167579765

★雑貨-タイムスリップ佐渡島金山すごろく 価格:1,980円(税込)
商品のご購入はこちらから↓↓
http://store.kodo.or.jp/?pid=167579765

★雑貨-金箔マスキングテープ(佐渡島の金山) 価格:550円(税込)
商品のご購入はこちらから↓↓
http://store.kodo.or.jp/?pid=167579765

★手ぬぐい-「鬼太鼓」 価格:1,600円(税込)
商品のご購入はこちらから↓↓
http://store.kodo.or.jp/?pid=167579765

 

鼓童オンラインストア
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研修所講師ご紹介〜ヴォイストレーナー 野上結美先生〜 『全身を楽器のように…』/ 三浦 友恵

ヴォイストレーナー 野上結美 先生

 

 

 

 

 

 

 

2014年より鼓童研修所講師。

〈プロフィール〉
武蔵野音楽大学声楽科を総代にて卒業。

二期会オペラ研修所を修了後、岡村喬生演出NPOみんなのオペラ「魔笛」にて夜の女王役でオペラデビュー。その他多数のコンサートに出演。

イタリア、アメリカ留学を経て近年では、箏やダンサー、DJとのコラボレーション、CMなどの挿入歌などオペラをはじめ、ジャズ、ソウル、ゴスペル、シャンソン等を取り入れながら独創的なステージワークにも取り組んでいる。

ヴォイストレーナーとしても定評があり、アイドルグループやJ-popグループ、数々の劇団、舞台、ミュージカルの発声指導を担当。
二期会会員、二期会ロシア東欧オペラ研究会。

近年は鼓童のメンバーにも唄の指導を行う。また、鼓童名誉団員・山口幹文、小島千絵子と共演。

 

「自身が発声にとても悩んできた人生でした。 発声基礎を教えるボイストレーナーとしても活動しています。」

 

『鼓童との出会いは?』

 

友人に誘われて、アース・セレブレーション2008に遊びに行きました。

城山コンサートでの野外での音に興奮したのを覚えています。

Earth Celebration2008「城山コンサート」(撮影:宮川舞子)

 

『研修生への指導の内容は?』

 

歌い手として、全身を楽器のように使えるようにするための体づくり。

歌の呼吸、響き、滑舌、楽譜の読み書き、歌詞の解釈、表現力など…

歌はメンタルもとても大事なので、メンタルの向き合い方、整え方などもお話します。

立ち方から意識しながら、発声の基礎を行う

 

『最初に指導に来られた時の印象や記憶に残っていることはありますか?』

 

とても良い環境で研修ができて羨ましいと思いました。

研修所での全てのこと、人間の根本的な生活を大切にすることで、生み出す音がとても現実的で嘘のない音に繋がっていくんだなと感じました。

苦労はとても多いと思いますが、全てが音楽表現の糧となる貴重な環境だと思いました。

体の様々なところを意識しながらの、唄の実践

 

『研修生へ指導を通して思うこと、伝えたいことは?』

 

たくさんの学びを通じて、迷い、悩み、気づくことが多い中で自分こそが進んでいける道だと信じ、自分を応援しながら頑張って欲しいです。その姿勢は歳をとってもずっと通じていく道です。

何度でも基礎に立ち返り、自分を磨き続けられるプレーヤーになって欲しいです。

5月、研修所にて(前列中央は一緒に稽古に来てくださっている京矢先生。右隣が野上先生)

次回は「ボディトレーナー  京矢彩希先生」をご紹介いたします。

 

講師のお二人に鼓童ハートビートラヂオへご出演頂きました。
こちらでは、発声と身体づくりついてより詳しくお話して頂いております!

EC2022オフィシャルグッズ発売!

こんにちは、鼓童オンラインストアです。今年のアース・セレブレーションオフィシャルグッズのご紹介です!

35周年を迎えるアース・セレブレーションの新しいロゴを手掛けた佐渡在住のイラストレーター小川温子さんデザインのTシャツとマフラータオルが登場!「豊かな大地に息吹き、広がる芸術と交流の輪」というロゴのテーマにリンクして、佐渡の豊かな自然がイメージできるモスグリーンのTシャツと朱鷺ピンクのタオルをどうぞお手元に。

また、大好評の「手ぬぐい鬼太鼓」と同じ「佐渡金銀山商品開発プロジェクト」から生まれた「タイムスリップ佐渡島金山すごろく」ときらきらかわいい「金箔マスキングテープ(佐渡島の金山)」も入荷しました。

※このプロジェクトのもとになっている「SADOSAN(さどさん)」は佐渡の事業者連携により、佐渡産品の新たな価値づくりを目的にしています。

3年ぶりにお客様をお招きして開催するアース・セレブレーション。佐渡で皆さんをお待ちしています!

 

★Tシャツ-EC2022 価格:3,500円(税込)
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★タオル-EC2022 ECタオル 価格:1,500円(税込)
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★雑貨-タイムスリップ佐渡島金山すごろく 価格:1,980円(税込)
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★雑貨-金箔マスキングテープ(佐渡島の金山) 価格:550円(税込)
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★手ぬぐい-「鬼太鼓」 価格:1,600円(税込)
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