鼓童若手連中⑤「初めてだらけ」/篠健太郎

皆さまはじめまして、鼓童新人スタッフのしの 健太郎けんたろうと申します。今回は初投稿ということもあり、自己紹介と若手連中への思いを綴りたいと思います。

Photo: Takuro Susaki

・まずは自己紹介。
私は4年制の大学を経て、鼓童スタッフが所属する北前船に入社しました。研修所を経てないことで、都会の新卒の学生がいきなりスタッフになるなんて、と。当初は大変驚かれましたが、そのまま異質な存在にならぬよう日々勉強に励んでいます。

・若手連中への思い。
若手連中の演奏を見ていてまず感じさせられることは、演者から伝わるエネルギーの量です。

Photo: Erika UedaPhoto: Erika UedaPhoto: Erika Ueda
そのエネルギーにも内容があり、まずは「ハツラツとした元気のよさ」です。

そして私が感動したのは「この世代で一緒に頑張っていこう」という気持ちが伝わってきたことでした。

Photo: Erika Uedaそんな彼らの為にスタッフとして何ができるのかを懸命に考え、このパリの期間ひとつひとつの行動を大切にしていきたいと考えています。

Photo: Erika Ueda

ご覧いただく全ての方々に快活な演者の姿をご覧いただき、少しでも我々の思いを受け取っていただけたら幸いです。

Photo: Takuro Susaki

2018年7月17日(火)〜22日(日)Kodo Next Generation(フランス・パリ)

Photo: Takashi Okamoto

株式会社 北前船、有限会社 音大工 スタッフ紹介

鼓童若手連中③ 「パリに息づくこと」/大塚勇渡

 

Photo: Hayato Otsuka爽やかな朝日で木漏れ日が溢れるパリ郊外、ヴァンセンヌの森。

シンプルな暮らしの中に、そこにしか見えない豊かさを感じた昨夜。
今日はリハーサル前、束の間のオフ。皆で街を見てまわりました。

ノスタルジックな街並みですが、確かに伝統が息づいていました。

Photo: Hayato Otsuka

工学の美しさが細部まで施されている、エッフェル塔。
緑溢れる並木道を抱える、シャンゼリゼ通り。
パリの真ん中を、南北に横断するセーヌ川。
戦勝記念に創られた、雄大な凱旋門。
素晴らしい伝統美に圧倒された、オペラ・ガルニエ。

Photo: Hayato Otsuka

華やかな中にも職人の技を感じる街でした。
パリの街や自然に、生き方を問われるような気がします。

Photo: Hayato Otsuka

Photo: Hayato Otsuka

明日から仕込み、そしてリハーサル。
受けた刺激を創造性に還元して、精進します。

2018年7月17日(火)〜22日(日)Kodo Next Generation(フランス・パリ)

Photo: Takashi Okamoto

鼓童若手連中④「あつく。」/小平一誠

Photo: Koji Miyagi

本日は太陽劇団の劇場に、私達の相棒の太鼓達が無事到着しました。日本から送ったもの、2月からのヨーロッパツアーより続けて来たもの、どちらも無事に来てくれました。

Photo: Takuro Susaki

Photo: Takuro Susaki

「長旅お疲れ様。共に良い音を届けようね」という思いで、楽器を用意しました。

Photo: Takuro Susaki

明日からは本格的に太鼓の音を出していき、初日に向けてまだまだ磨いていきます。

私にとっても、「Kodo Next Generation」は、自分のすべてを懸けてぶつかっていきたいと思っています。今回、太鼓も出番を頂き、チャッパでも使って頂けるという貴重なチャンスを頂きました。

Photo: Takashi Okamoto

自分を信じて使ってくれている演出の遼太郎さんを絶対に裏切るわけにはいかない。まさに全身全霊で、熱く熱くぶちかましていこうと思います。

Photo: Erika Ueda

私は、手先も器用ではないですし、まだまだ若手の中の若手。でも、せめて気持ちだけは負けたくない。藁だろうがなんでもつかんで、泥臭くてもいいから、諦めずにチャレンジしていきます。

Photo: Erika Ueda

世代の近い先輩、後輩とつくる舞台。本当に充実しています。最高の時間になるよう、あつい気持ちで。

Photo: Hayato Otsuka

パリに、鼓童の音を響かせます。

Photo: Takuro Susaki

2018年7月17日(火)〜22日(日)Kodo Next Generation(フランス・パリ)

Photo: Takashi Okamoto

鼓童若手連中② 「やるだけ」/木村佑太

「明日の若手だけでの稽古、見にいっても良いですか?」

Photo: Erika Ueda

1年前、演出を担当することになっていた遼太郎さんに勇気を出して言ったのが僕の『若手連中』の始まりです。研修生時代に1番僕に声をかけて下さったのが遼太郎さんでした。その人の初演出の作品に内心めちゃくちゃ出たいと思っていました。

Photo: Erika Ueda稽古終了後に集まった時に「きむを若手連中に入れます」と。嬉しかったな〜

稽古は基本的に普段の稽古の合間を縫ってやりました。本当に限られた時間でしたが、曲作りをみんなでやっている時は子どもの頃の秘密基地を作っている感覚と似た感じがあって、非常にワクワクしていました。

Photo: Erika Ueda

本番前の最後のリハーサル。それはもうボロボロでした。焦りました。これ出来るのか?と本気で思いました。その後のミーティングで言葉は覚えていませんがここまで来たら腹を括ってやろうと言うのを全員で再確認し本番に挑んだのを覚えています。

Photo: Takashi Okamoto

思いっきり全力でやった昨年の『若手連中』。すごくお客様に喜んで頂きました。今年は一味違うのを、、、と言いたいところですが僕にはまだ大人な味なんて出せません。やれるだけの事をやるだけです!

全力でやってきます!!

Photo: Erika Ueda

2018年7月17日(火)〜22日(日)Kodo Next Generation(フランス・パリ)

Photo: Takashi Okamoto

鼓童若手連中① 「感謝」/池永レオ遼太郎

「いまの僕たちに何ができるのか」

若手だけで、全力でぶつかったら
何ができるのだろう。

熱意と勢いだけで作り上げた去年のECシアター、
「鼓童若手連中」

あの時は、まさかパリで連続公演を
するとは思ってもいませんでした。

Photo: Takashi Okamoto

あれから一年。

それぞれが成長し、
また新たな心持ちで挑む若手連中です。

勿論、まだまだ課題は山積みです。
不安もたくさんあります。

ただ、一つ確かな事はこの仕事をできて
本当に幸せだな、という気持ちです。

僕たちが全力で好きな事に挑めるのは
色々な方の応援と支えがあるからです。

只々感謝です。

その気持ちを大切にし、
僕らが出来る最大の恩返しは
全力で皆様に
良い舞台をお届けする事だと思います。

Photo: Koji Miyagi

メンバー全員が成長して、
また日本に戻ってこれるよう、
充実した旅にしたいと思います。

パリ公演、精一杯努めて参ります!

2018年7月17日(火)〜22日(日)Kodo Next Generation(フランス・パリ)

Photo: Takashi Okamoto