[研修生]能の稽古(3月2〜4日)/本間康子

「能」の稽古は1年生の秋から始まっています。
3月初めにシテ方宝生流能楽師の朝倉大輔先生をお迎えし、深浦学舎で2泊3日の合宿稽古を行いました。

来られた日は春の陽気でしたが、翌朝には降り積もった雪で一面真っ白に。文字通りの「寒稽古」となりました。

朝倉先生には2018年から毎年ご指導いただいています。
若手能楽師として公演やワークショップで各地を飛び回り、まもなく海外公演にも行かれる予定という多忙な日々を過ごされる中、佐渡においでいただきました。

毎年決まりの演目として「鞍馬天狗くらまてんぐ」に取り組んでいます。

牛若丸に兵法を授ける天狗の話で、大きな声で元気よく謡い、舞の型も多く動きの激しい、若い人達にぴったりの能です。

これまで朝倉先生には冬と春に指導に来ていただき、その間を地元の先生にみていただきながら稽古を続け、2年生の7月に鼓童内発表会で稽古の成果を披露しておりました。

現在、研修所のカリキュラムの見直しを行っており、今年は3月に金井能楽堂で開催される「佐渡囃子会」と、4月の鼓童内発表会の2回で謡と仕舞を発表し、能の稽古は終了となります。
そのため、この1回の合宿期間に本番の形式まで仕上げていただくという、濃密な稽古となりました。

謡と舞を習うこと、そして着物や袴の着方や、所作を学ぶことによって、研修生の姿が変わってくるように感じています。

佐渡囃子会

無形文化保持者・能楽一噌流笛方の藤田朝太郎氏をお招きして、佐渡島内の能楽愛好家の皆さんの日頃のお稽古の成果発表の場として、毎年3月に開催されています。
今年で第46回を迎えます。研修生も15年以上前から参加させていただいています。

日時:2025年3月16日(日)午後0時半開演(終演予定 午後4時頃)

会場:堀記念金井文化会館(佐渡市中興甲371

入場無料

昨年の佐渡囃子会(撮影:伊里浩様)

鼓童文化財団研修所

[研修生]能の稽古(12月3〜4日)/本間康子

Photo: Yasuko Homma1年生の秋から、「能」の稽古が始まっています。12月には宝生流能楽師シテ方の朝倉大輔先生をお迎えし、深浦学舎で1泊2日の合宿稽古を行いました。

Photo: Yasuko Homma

朝倉先生はまだ20代。家元の書生として能楽堂に住み込むかたわら、公演やワークショップで各地を飛び回り、家元の海外公演にも同行するなど、多忙な日々を過ごしておられる若手能楽師です。

お話を伺いながら、ある意味では研修生より過酷な環境にいらっしゃると感じることも多々あります。

Photo: Yasuko Homma

演目は、3年連続で「鞍馬天狗くらまてんぐ」に取り組んでいます。

牛若丸に兵法を授ける天狗の話で、大きな声で元気よく謡い、舞の型も多く動きの激しい、若い人達にぴったりの能です。

朝倉先生には冬と春に指導に来ていただき、その間を地元の先生にみていただきながら、2年生の7月まで稽古が続きます。

Photo: Yasuko Homma

謡と舞を習うこと、そして着物や袴の着方や、所作を学ぶことによって、研修生の姿が変わってくるように感じています。

「初舞台は鞍馬天狗の稚児の役だった」と朝倉先生。

物心ついた頃から子方として能に出演し、好き嫌いではなく、能のない人生というものが想像できなかったという朝倉先生。

研修生と年齢の近い先生が、「能」という奥深い世界を、彼らに少し身近なものに引き寄せてくださった2日間でした。

Photo: Yasuko Homma

 

研修所紹介ムービー

鼓童文化財団研修所

エクサドン試食会〜冬〜/赤澤 京

雪がちらつく日が増えて参りました。
体の芯から冷えてしまいそうな佐渡の冬。

そんな寒くて風邪を引きそうな日には、心も体も温まる鍋が食べたい! ということで、「特製小木レモン鍋」を試作しました。

鼓童の拠点である小木は、お米や柿の農家さんはもちろん、レモンを作っている農家さんもあります。

Photo: Misato Akazawa

鍋の中身は…
・体の機能を維持するために必要なビタミンが豊富な豚肉
・風邪の症状緩和にビタミンBたっぷりな小木産レモン
・食物繊維の含まれるきのこ
・地元で採れた冬野菜の白菜や水菜をたっぷり

Photo: Misato Akazawa

また、親子でも楽しく作れるよう人参の型抜きや、豚肉を花びらのように巻く工夫をし、見た目も味もほっこり温まるような鍋になりました。

まだまだ改善点はありますが、作る人や食べる人が元気になれるような鍋を目指して、研究を続けたいと思います!

皆さまも風邪を引かぬよう温かくお過ごしください。

エクサドンとは

「エクササイズ(運動)」+「佐渡」+「ドン(太鼓の音)」を合わせた造語で、鼓童文化財団と森本芳典氏の共同登録商標です。2014年2月より、太鼓と芸能を愉しむ心と身体活動を中心とした健康増進、介護予防フィットネス・プログラムとして開始されました。

https://www.exadon.com/home

太鼓の可能性は未知数です/宮﨑正美

 

太鼓の可能性は未知数です。

その力を引き出すのが私たち鼓童の使命なのかもしれません。

 

大変遅くなりました。

2019年2月7日~15日 エクサドンツアー(西日本編)についてのご報告です。

2月8日出発予定でしたが、いきなりの天候不順により船の出港状況を鑑み、急遽、前夜出発となりました。

新潟で1泊し、翌日、羽田をめざし、羽田空港から四国は松山へと向かいました。

この日は松山市にて1泊。

翌日、元鼓童メンバーの松浦充長さんの経営する「太鼓交流カフェsadohachi」を経由して、コーヒーとケーキをごちそうになり、午後からのワークショップにパワー全開で臨みました。

 

 

愛媛県鬼北町にて役場職員組合の方を対象に太鼓WS。

親子で参加されている方もいて、年齢も様々。皆さんと楽しく太鼓を叩きました。

翌日は、近くの保育士、また、すでに福祉施設に赴き太鼓を叩いて利用者との交流をされているという方も参加されて、エクサドン体験。

 

 

昨年11月福岡で行った「エクサドン体験」に参加された、鬼北町役場職員の岡崎様が、今回鬼北町に呼んでくださいました。

余談ですが、この鬼北町の「道の駅森の三角ぼうし」には、大きな鬼(鬼王丸)がいました。守護神らしいのですが、本当に…怖いです。

 

そして、午後は、久しぶりに内子座を訪れ、鼓童の内子座公演の際、お世話になった方々と、懐かしい再会をすることが出来ました。

なんと、元鼓童メンバーの阿部一成さんにも!(この後、八幡浜にて笛のレッスンがあるとのことで、移動の途中、内子町に寄ってくださいました)

 

 

この日の夜は松山の三津浜港から周防大島へ移動。周防大島へ向かうフェリーは、佐渡汽船より小さく、やはり瀬戸内海は日本海と違い、揺れません。

民俗学者宮本常一先生の生まれ故郷周防大島で出迎えてくださったのは、周防大島 郷土大学の山根様。

翌日、源空寺保育園園長の珠山信孝様のご協力を得て、周防大島の方々と笑顔いっぱいで太鼓を叩きました。

 

 

私も、10年以上経った久々の来島だったので嬉しくて…「ミカン鍋」をお腹いっぱいいただきました。(もちろん、ミカンもいただきました!)

 

 

13日は大阪の岸和田にあるPDリハビリデイサービスかなえるLIFEにてパーキンソン病の方々を対象に、エクサドン体験を行いました。

 

 

最終的には、皆さん、円になって踊りだしてしまうほど楽しんでおられました。

太鼓の音は、私たち人間の心の奥深くに響くのだと思います。

こちらへは、昨年11月「エクサドン講座」を受講してくれた森ノ宮医療大学院生の並川様のご縁で訪れることが出来ました。

14日、15日は埼玉へ。医療法人青木会の施設「リハビリの家 東浦和」(施設職員対象)と「リハビリの家 川口元郷」(施設職員と利用者の皆さん対象)にてエクサドン体験。

職員の皆さん明るい方々ばかりで、太鼓をとても楽しんでいらっしゃいました。利用者の方々も、職員や施設利用者の方が叩く姿を見たり、ご自身がたたいてみて、太鼓の音にびっくりしたり、響きをじっくり味わっている方もいるようにお見受けしました。

 

 

青木会の施設には今後も定期的に伺います。皆様とまたお会いできることが嬉しいです。

 

鼓童文化財団事業として取り組んでおります「エクサドン」ですが、現在、ドンドン広がりを見せています。

まだまだ多くの方々に知っていただいて、体験していただきたい。

 

 

太鼓で何を感じるのか。太鼓を使って何ができるのか。

太鼓の可能性を信じて、私たち鼓童は太鼓を叩き続けます。

 

 

「エクサドン体験」と「エクサドン講座」報告/宮﨑正美

11月初旬、九州は福岡、熊本、そして長崎にて「エクサドン体験」を、下旬は埼玉、東京にて「エクサドン体験」とそれの理解をより深めた「講座」を行ってまいりました。

参加者の皆様には、汐彩クリニック院長森本芳典氏の解説DVDを見てもらい、その後、太鼓を叩いて、「エクサドン体験」を体感していただきました。

初めて太鼓を叩く方、太鼓グループに所属している方、鼓童が好きな方、医療・福祉関係のお仕事をされている方など、参加者は様々。皆様「エクサドン」に興味をお持ちで、DVDを見ながら、熱心にメモを取る姿も見られました。

最初は緊張気味の皆様ですが、準備体操で体が温まってくると次第に笑みがこぼれはじめ、太鼓の音が響きはじめると、だんだん笑顔になってきます。エクサドンではただ単に「太鼓を叩く」だけではなく、お互いの音を聴き、目を合わせたり、言葉がけをしたり、他者とのつながりを感じながら、気持ちを合わせて叩きます。

終了後は皆さんすっきりした顔つきで、参加者同士会話が弾んでいました。2時間の「体験」を終え、一緒に昼食を食べに行った参加者もいらっしゃいました。

認知症予防を目的として始まった「エクサドン」ですが、今回、高齢者に限らず、若い方、障がい者、太鼓経験者、未経験者、様々な方がお互いを思いやり、一緒に楽しく太鼓を叩くことで幸せになるという経験を共有しました。

祭りや芸能には欠かせない太鼓ですが、神様に祈りを届けるというだけではなく、人間と人間をつなぐコミュニケーションのツールとしても、太鼓の可能性はまだまだ広がりをみせています。

次回は、どこで、誰と、どんな「エクサドン体験」を行えるか楽しみです。

ご要望があれば是非、鼓童文化財団までご連絡を!お待ちしております。

佐渡太鼓体験交流館(たたこう館)/(公財)鼓童文化財団・山中、宮﨑

  • Tel. 0259-86-2320(営業時間:9:00~17:00,  休館日:月曜日(祝日の場合、翌火曜日))
  • Email: exadon@kodo.or.jp

エクサドンとは

「エクササイズ(運動)」+「佐渡」+「ドン(太鼓の音)」を合わせた造語で、鼓童文化財団と森本芳典氏の共同登録商標です。2014年2月より、太鼓と芸能を愉しむ心と身体活動を中心とした健康増進、介護予防フィットネス・プログラムとして開始されました。

↓詳細​
https://www.exadon.com/home