一期一笑/大塚勇渡

Photo: Hayato OtsukaPhoto: Hayato Otsuka

公演前日、タリンでの休日。中世の街並みがそのまま残るとても可愛い街。

Photo: Ryoma Tsurumi

凝ったディテールが各所に見られました。
レストランでも、細やかな気遣いが。

Photo: Ryoma Tsurumi

身も心もお腹いっぱいです。
公演も、たくさんのお客さんに喜んで頂けました。

Photo: Hayato Otsuka

スイスでの連続公演から、今回のエストニアでの公演を経て、フィンランドへ向かう今日、旅は本当に一期一会だと痛感している所です。

Photo: Mio Takashiro

古くからお世話になっているエージェントの方を始めとして、
多くの素晴らしいサポーターの方々と共に公演が出来ている事、

熱狂的な反応で歓迎して下さるお客様、
劇場の持ってる空気と歴史、
国の土地柄と時代背景、
演奏者と太鼓、
そして紡ぎ出される音色。

Photo: Hayato Otsuka

まずここで息をしてる事も、
当たり前な事は何一つなく、
舞台にはその場限りでしか出会えない、
キラキラした化学反応が生まれます。

時には必然性を感じる事さえもありますが、
どの舞台にも必ず新鮮さと驚きがあります。

Photo: Mayumi Hirata

だからこそ、一瞬の価値を噛み締めて、
その時間をこれからも感じていきたいです。

そして、それはそこにいる
みんなが笑顔になれる時間でもあります。

全て、一期一会。
この感覚と気持ちをずっと大切に。
Photo: Ryoma Tsurumi

 

エネルギー/大塚勇渡

聖ペーター教会の塔の頂上からの景色と鐘の音

塔の頂上に着いた瞬間に、街の教会の鐘がどこもかしこも一斉に鳴り出しました。

自分の立ってる場所も鐘の遠心力で揺れ、その凄まじい音圧には耳鳴りがするほど。まるで鐘の音のシャワーを浴びているような感覚になります。街の隅々にまでこの音を届かせようという意志をも感じさせる偉大な音。

信教がこうして人々の生活リズムをも作っている姿を垣間見るような感じがしました。

Photo: Hayato Otsuka

聖ペーター教会

心を打つモノには大きなエネルギーを感じます。

Photo: Hayato Otsuka

ミュンヘン新市庁舎

Photo: Hayato Otsuka

ミュンヘン・レジデンツ

塔で感じた鐘の音には遠心力を具体的に感じましたが、ネオゴシック様式の市庁舎、旧バイエルン王国の王宮レジデンツに行った際にも、そこに大きく引き込まれたり、圧倒的なパワーを感じたり、そんな瞬間がありました。

Photo: Hayato Otsuka

劇場:Philharmonie im Gasteig

ミュンヘンの劇場は空間が非常に大きく、客席のキャパも2000人を超えています。

和太鼓の持つエネルギー、そして私たちの持つエネルギーをどう合わせるか、そしてどういう音を紡いでいき、空間隅々まで届けるか、、、毎日が勉強です。

Photo: Shogo Komatsuzaki

 

公演スケジュール

大理石の教会/大塚勇渡

Photo: Hayato Otsuka

フレデリクス教会

中に入った途端に「無音」を感じました、そしてその厳かな雰囲気に心が浄化されていくのを感じました。

コペンハーゲンの街を歩く中で出会ったのは、「フレデリクス教会」。

Photo: Hayato Otsuka

フレデリクス教会

ドーム状の緑青屋根、それに大理石を使ったその白い姿が通称”マーブルチャーチ”とも呼ばれとても優雅で、うっとりしてしまう程の美しさでした。ヨーロッパは素晴らしい建築物が多いですが、人々の信仰のより所である教会は、特にこの様に歴史が深く美しいものが多くあります。このツアー中にも様々な場所で訪れており、その度に息を呑む様な感動があります。

Photo: Hayato Otsuka Photo: Hayato Otsuka

コペンハーゲン市庁舎

コペンハーゲンはデンマークの首都。政治だけでなく建築、芸術、音楽といった文化においてもデンマークの中心的存在で、その街並みも素晴らしいものでした。

Photo: Hayato Otsuka

街並み

Photo: Hayato Otsuka

ニューハウン

Photo: Hayato Otsuka

チボリ公園

Photo: Hayato Otsuka

クリスチャンズボー城

この様な場所で公演できるのはとても光栄な事です。今回も一期一会のお客様との出会いを楽しんで、頑張ります。

ツアー班みんな元気です。舞台スタッフ・加賀谷さんの誕生日でした!

Kodo One Earth Tour 2018 : Evolution
https://www.kodo.or.jp/performance/performance_kodo/4406

OFFはロンドンにて/大塚勇渡

Photo: Hayato Otsuka

ピカデリーサーカス(London)

五感全てで吸収しようと思っても足りない程、イギリスでの日々は新鮮な刺激に満ち溢れています。

Photo: Hayato Otsuka

夜景(Gateshead)

Photo: Hayato Otsuka

ジョン・ライランズ図書館(Manchester)

土地特有の景色や空気感、音やモノ。
文化や歴史には計り知れないほど大きく積み上がった、人類の叡智が垣間見えます。

その素晴らしさに唖然としたり、時には心と体が共鳴したり…

Photo: Hayato Otsuka

歴史ある店(Canterbury)

Photo: Hayato Otsukaカンタベリー大聖堂(Canterbury)

イギリスでは、特に文化や芸術が好まれていると感じました。博物館や美術館も数多く、そしてその多くが寄付やチャリティーで運営されていました。

Photo: Hayato Otsukaバッキンガム宮殿(London)

また、産業革命の歴史も大切にされ、その中に先人達の技術や知恵が感じられました。知れば知るほど、「もっと知りたい」気持ちが溢れてきます。

Photo: Hayato Otsuka

タワー・ブリッジ(London)

今日はロンドンでのオフ、街を体いっぱいに感じて、持ち帰って。

「ワン・アース・ツアー」一つの地球。
自分の音や表現にどう還元して行くか、思いを消化して、次の地へ。

Photo: Ryoma Tsurumi

「鼓童ワン・アース・ツアー 2018 〜Evolution」ヨーロッパツアー(Kodo One Earth Tour 2018 : Evolution)

鼓童村の食卓(5月)/高津万理

〜鼓童村の食卓より〜

Photo: Erika Ueda

今年の冬は寒かったですね。寒いと新陳代謝が落ち、脂肪や老廃物が溜まりがちです。植物も冬の間、土の中でじっと暖かくなるのを待っています。春野菜が出回る頃になると、人の身体も目覚める季節です。春野菜にはそんな身体をデトックスする効果があります。

Photo: Erika Ueda<ニラ・メニュー>
・ごはん

・豚ニラ玉(写真)
  鼓童村で収穫したニラをつかっています。にらの強いにおいは「アリシン」という成分で、体内の殺菌や血液をさらさらにする効果があります。
・冷や奴じゃこ乗せ
・大根と打ち豆のみそ汁

<あさつき・メニュー>
・ごはん

・いかの香味ダレ
  ゆでたイカに、鼓童村のあさつきを使ったピリ辛のタレをかけけました。あさつきにはビタミンが多く含まれており、身体に活力を与えてくれます。
・ひじき煮
・わかめとあさつきのみそ汁

山菜には苦みがありますが、この苦みが血液をきれいにしたり、消化機能を強化します。これから暑くなりますが、この時期に野菜をたっぷり食べて元気で丈夫な身体を作りましょう。

鼓童の献立係: 高津万理

鼓童村近くの集落の方から、大きなブリを2匹いただきました! 住居棟メンバーで捌いて美味しく頂きました。