私の仕事/篠 健太郎

お久しぶりです!
個人としてはパリ以来、2回目の投稿になります、舞台スタッフのしの 健太郎けんたろうです!

Photo: Ryotaro Ikenaga

今回は任されている小道具の扱いについて書こうと思います。

私は、今回同行している北米evolutionツアーが初めての長期ツアーです。そこで任されている小道具は鼓童の中で通称「ぼんぼり」と呼ばれている小道具です!

このぼんぼりは「明けの明星」という楽曲の際に使用されていて、「太鼓を前・ぼんぼりを後ろ」に装着して演奏するものです。

Photo: Takashi Okamoto

暗い舞台の中で、ゆらゆらと美しく時に素早く果敢な動きを表すため、「明かりが付く」ことが大変重要な小道具ですが、この小道具自体も2013年の「神秘」より使われている少し歴史のあるもので、本番で明かりがつかないことは一度もありませんが、リハーサルやウォーミングアップ中に時折点滅するので、本番は毎回祈る思いで見届けています。

Photo: Takashi Okamoto

また、演奏者個人によってもサイズが異なり、毎回微調整を重ねてここまできました、最近はやっと慣れてきて、個人の体の癖や緊張状態によって「今日はこれくらい!」と合わせられるように段々となってきました。

Photo: Takashi Okamoto

一年目の最後にこのような大切で重要な仕事を任せていただき、ありがたい気持ちと嬉しい気持ちがあります。

ただ残す公演数も8回。

もう3分の1を切ったというところです。ここ数回は小道具とまた別の所で課題を感じています。

Photo: Yui Kamiya

日々人としても演奏者としても更新されていく演奏メンバーの隣で、私ももっともっと早く成長したい。同じ失敗は絶対にしない!など色々と焦りつつも、舞台監督という位置を目指し、着実に進んで行きたいと考えています。

そんな訳でなかなか語られない小道具についてでした!

私も演奏者に負けじと頑張ります!!

Photo: Yuki Hirata

鼓童・北米ツアーメンバーは今ここ!
アメリカ、コネチカット州 フェアフィールド

2019.03.08(金) 〜2019.03.09(土) アメリカ、コネチカット州 フェアフィールド Quick Center at Fairfield University

「鼓童ワン・アース・ツアー2019〜Evolution」北米ツアー(Kodo One Earth Tour 2019 Evolution)


 

ONE EARTH/宮城紘司

Photo: Yui Kamiya

北米ツアーも残すことあと10日ほどになりました。
この旅を続けていく中で度々思い返す言葉があります。

私たちは、太鼓とともに世界をめぐり、
多様な文化や生き方が響き合う「ひとつの地球」を目指します。

Photo: Takashi Okamoto

これは鼓童グループの活動理念です。

研修所に入所した際にこの言葉を学び、その意味について同期や先輩、後輩と話し合っていた頃を今でも覚えています。

最初は文言を覚えることで安堵し、なんとなく理解しているつもりでした。

それから数年が経ち、今このように実際に太鼓とともに世界を巡っていますと、
「世界」というのはまだまだ自分が想像していたより遥かに大きく、「自分が知らない世界」の方が大半を占めていることに改めて気づかされます。

Photo: Ami Akimoto

幼少期からアメリカで育ち「北米」というものを知っているつもりでいましたが、訪れる先々では新たな発見や出会いに溢れていました。

地域によっては景色や気温も違えば、人種や国籍も様々です。

街ひとつをとっても、経済大国を象徴するかのように連なる高層ビルの下にはダンボールの上で縮こまっているホームレスが寝ています。

Photo: Koji Miyagi

大学生が中心となって活気付いている学生町もあれば、家族でオシャレな服にドレスアップして公演を観にきていただけるような地域もありました。

Photo: Koji Miyagi

様々な地域を巡る中で、多様な生き方や文化が混在していることを実感しています。

今回の旅では誰しもが知っているであろう大都市だけでなく、そこから少し外れた町などへにも旅をすることで様々な発見があり、その都度、自分たちの活動理念に振り返る機会を頂いています。

Photo: Koji Miyagi

そんな中、鼓童の公演を観にきてくださるお客様は終演後には子どものように無邪気な顔で私に必死に感想を伝えてくれます。

「太鼓の振動が身体全体に伝わってくるんだ!」
「大きい音だけかと思ったら、すごく繊細な音もあって驚いたよ!」
「彼らはどうやったらあそこまで打てるようになるんだ?みんな疲れないのか??」

Photo: Koji Miyagi

公演をおこなう場所が毎回違えど、終演後のお客様の無邪気な笑顔はみんな一緒です。

自分たちが「太鼓とともに」世界をめぐることで「ひとつの笑顔」を今回は見つけることができました。

Photo: Yuki Hirata

きっと私が知らない世界はまだまだあり、今の世界情勢では太鼓を演奏することができない地域や、喜んでいただけない地域もあるかもしれません。

それでも鼓童が続く限り、新たな世界へ旅を続け、いつかはどこにでも太鼓の響きを届けることができる「ひとつの地球」ができることを楽しみにしています。

Photo: Leo Ikenaga

 

鼓童・北米ツアーメンバーは今ここ!
カナダ、オンタリオ州 トロント

 

2019.03.21(木) カナダ、オンタリオ州 トロント Sony Center for the Performing Arts

「鼓童ワン・アース・ツアー2019〜Evolution」北米ツアー(Kodo One Earth Tour 2019 Evolution)


欧州ツアー班、無事帰国のご報告/高城テシュネみお・秋元阿実

1月末に日本を出発しました「鼓童OET2020: Legacy」欧州ツアー班は、本日無事に帰国いたしました。
ウェブサイトでお知らせしておりましたように、新型肺炎の影響でイタリア4公演、ポーランド1公演、ドイツ5公演の合計10公演が中止となり、当初の予定より2週間早い帰国となりました。
現地では、鼓童を待ってくださっているお客様がいるにもかかわらず、公演を実施できないことを大変心苦しく思い、これまで当たり前と思っていた「公演ができる」ことの有り難みを実感しました。そして同時に、実現できた公演一つ一つの重みを強く感じるようになりました。
今回のツアー班は海外経験の少ない若手も多く、大きな挑戦となりましたが、この経験で得た想いを糧とし、今後皆さまに更に「良い音」を届けられる様に一同精進してまいります。
そして日本中、世界中からご心配やご声援の声を沢山頂戴しましたことに、ツアー班一同、心から感謝しております。
次回の欧州ツアーは2022年を予定しております。その際に会場でお目にかかれますのを楽しみにしています!

ツアーマネージャー
高城テシュネみお・秋元阿実

新型コロナウイルスによる肺炎に伴う対応について

海外公演ツアーから帰国したメンバーについて[2020年3月25日現在]|鼓童広報

すきな国/川村真悟

Photo: Takashi Okamoto

今回の旅でアメリカという国がまた一段と好きになりました。

言葉や文化の壁をもろに実感させられつつも、良いものは良い・悪いものは悪い、とストレートでシンプルな表現でアメリカは私たちを迎えてくれます。

Photo: Takashi Okamoto

その中でも、こうでなければならない、といった言い知れぬ既成概念のようなもので何かをしばりつけるようなことが滅多になくむしろ個人の人間性や思想を互いに尊重し合っていることが、この国の素晴らしいところで私の大好きな部分です。

今回のツアーでお届けしている作品『螺旋』は、当時鼓童の35周年を記念して坂東玉三郎さんに演出して頂いた作品です。

Photo: Takashi Okamoto

Photo: Takashi Okamoto結成当時から上演しているクラシカルな演目から真新しい演目まで様々な構成でお届けする本作ですが、螺旋のように向上していく鼓童のこれからの行く末をイメージした作品でもあります。

Photo: Takashi Okamoto

どの会場でもオールスタンディングで惜しみなく称賛の意を示してくれるアメリカの皆さんの反応は、本作の見せ所や各人の思いを十二分に受け入れてくれてる感じがあり、厚いエールを送って頂けるとおかげでパフォーマンスは日々向上していてる気がしています。

Photo: Takashi Okamoto

まだまだツアーは折り返し地点あたりです。

本作がアメリカの地でさらにどんな進化を遂げるのか楽しみでなりません。

Photo: Takashi Okamoto

鼓童・北米ツアーメンバーは今ここ!
アメリカ、インディアナ州 カラメル

2019.03.01(金) アメリカ、インディアナ州 カラメル The Palladium

「鼓童ワン・アース・ツアー2019〜Evolution」北米ツアー(Kodo One Earth Tour 2019 Evolution)


「Evolution」北米ツアーがはじまります!/西田太郎

鼓童の演奏者は33名。年齢も21歳から68歳までと、さながらひとつの大家族といった趣です。
この面々がその時の舞台にあわせて、都度都度いろいろな顔ぶれで舞台をつとめています。

だからきっとそれぞれに関係性とか距離みたいなものがあるんだろう。じゃあ、鼓童公演のご感想でしばしばいただく、「一糸乱れぬ」「息の合った…」「チームワーク」などといったものは、いったいどこから生まれてくるんだろう?

今日は2ヶ月続く北米公演の、現地でのはじめての作業の日。

Photo: Takashi Okamoto

 

まだ新しいラスベガスの劇場は、お馴染みの歓楽街から少し離れた再開発地区に建てられたアール・デコ様式の建物。クラシックやジャズ、ロックの世界的なアーティストが出演する本格的な劇場です。

 

Photo: Takashi Okamoto
Photo: Takashi Okamoto

時差ボケと闘いつつ、ツアーメンバー総掛かりで日本から届いた楽器の荷ほどきに始まり、長旅のあとの太鼓のコンディションのチェックと、初日の舞台の仕込み(と、あとは書きだすとキリがない、こまごまとした長いツアーのための準備を)を行いました。

 

Photo: Takashi Okamoto Photo: Takashi Okamoto

重い楽器を持ち上げたり、太鼓の革を締め上げてチューニングしたり、本番での楽器の位置を決めたり。そんな作業や、打ち合わせや確認作業の合間の何気ないやりとりの中で、たがいの呼吸を感じあい、探りあっているのが伝わってきます。これも大切な、ツアー初めの作業だったのですね。

Photo: Takashi Okamoto

「鼓童ワン・アース・ツアー2019: Evolution」北米ツアー初日、幕は間もなくあがります。
鼓童でもこの顔ぶれだけが生みだせるグルーヴ、どうぞ確かめにいらしてください。

 

Photo: Takashi Okamoto
Photo: Takashi Okamoto
Photos: Takashi Okamoto

「鼓童ワン・アース・ツアー2019〜Evolution」北米ツアー(Kodo One Earth Tour 2019 Evolution)