交流公演とワン・アース・ツアーと/平田裕貴

Photo: Yuki Hirata

只今「ワン・アース・ツアー」でヨーロッパ各国を巡っています。

昨年一年間の僕は「交流公演」ツアーで、
小中学校や高校をまわって演奏していました。

そして今回、初めての「ワン・アース・ツアー」。

そこにあったのはあの時と同じ感覚。

Photo: Mayumi Hirata

リハーサル後、開場を待つホールは
演奏者のエネルギーで満ちている。

開場して、そこにお客様が様々なエネルギーを
持ってやってくる。

そのエネルギーに満ちた空間で
僕たちは音を鳴らす。

演奏者が投げたエネルギーのボールを、
お客様は拍手や歓声で投げ返してくれる。

それを受けて、さらに僕たちが
次のボールを投げる。

Photo: Mayumi Hirata

舞台と客席とのキャッチボールの繰り返し。

あれっ、これって、
体育館で子どもたちと感じていた、
あの感じと同じ…!

Photo: Takashi Okamoto

ワン・アース・ツアーと、交流公演。

2000人の大劇場と、学校の体育館。

スタイリッシュな白い衣装と、
馴染みの濃紺の半纏。

チケットを買って劇場に
足を運んでくださるお客様と、

なんだかよくわからないけど
突然やって来た太鼓のお兄さんお姉さんたちの
演奏を観る児童・生徒の皆さん。

かっこよくライティングされる舞台上と、
数台の照明があてられるだけの
シンプルな体育館。

Photo: Mayumi Hirata / Takashi Okamoto

パッとみた感じ、いろいろな違いがある
それぞれの空間。

でもそこにあるのは、私たち演奏者と
観てくださるお客様の
エネルギーのキャッチボールの繰り返し。

それが渦巻いて、さらに大きな大きなエネルギーが
生まれる、あの感じ。
そこには違いも、特別なことも何もない。

どんなスタイルの舞台でも変わらないものを
大切にして、今日も音を鳴らします。

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「なんだか、すっごくおもしろかった」/山脇千栄

Photo: Takashi Okamoto太鼓を始めたのは、小学校2年生の時だった。
その年偶然にも、鼓童の交流公演が、香川県にやって来た。

覚えているのは、
屋台囃子や千里馬の演奏ではない。

「半纏をきた頭がつるピカの人がマイクでユーモア満載に喋っていた」ということ。

そしていちばんに「なんだか、すっごくおもしろかった」ということだ。

Photo: Takashi Okamoto

それから17年後。自分自身が鼓童の団員になり、交流公演ツアーにつくことになった。

鮮明に自分の中に残っていた
「なんだか、すっごくおもしろかった」
という記憶。

それを今度は自分自身が、届ける側になった。

Photo: Takashi Okamoto

が、なかなか難しい。
正解もない。

緊張していれば、
それは子ども達に説明しようのない波長で
伝わってしまう。

教科書のようなMCは、
もちろん子ども達からぽかーんとした表情が
返って来てしまう。

あの「なんだか、すっごくおもしろかった」の裏側に
何が隠されているのか。必死に考えた。

Photo: Takashi Okamoto

今日の公演は、
「なんだか、すっごくおもしろかった」のか?

毎日同じ道を通って、同じ制服を着て、
同じ友達に会って、
授業を受けて、昼休みがあって掃除をして…。

そこに、突然やって来た大きな太鼓たちと半纏姿のお兄さんお姉さん。

Photo: Takashi Okamoto

鼓童の交流公演は、
日常生活にとって、とてつもなく大きな”刺激”だと思う。

Photo: Takashi Okamoto

小学校2年の自分がそうだったように、
25歳の今の自分もそうあるべきなのである。

今日の演奏に向かう自分の心が楽しくて、本気で太鼓が面白くて。

だから、
「きょうはとてもおもしろかったし、たのしかったです。」
と言ってもらえる。感想文に、そう書いてもらえる。

Photo: Takashi Okamoto

エネルギーの相互作用。
エネルギーのプレゼント交換。

そのエネルギーは現場で作って間に合うものではない。
ツアーメンバーが稽古の初日から旅の途中も、
ずっと継続して作り上げていく緻密なものであった。

きっと、あの17年前に見た栄一さんは
本気で心が楽しくて、本気で太鼓が面白かったに違いない。

Photo: Karen Steains

8歳の私に特大のエネルギーをプレゼントしてくれた。

今度は、私が負けないくらいのエネルギーをみんなにプレゼントしたい。

何か1つでも受け取ってくれると嬉しいなと思う。

ツアーを終えて、また佐渡での稽古の日々。
千里馬の演奏前、バチを構えた時、
ふと交流公演の記憶が蘇って来て、
みんな元気にしてるかな、
なんて思い出したりしています。

学校での公演写真は2017年12月伊丹の中学校にて/撮影:岡本隆史

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鼓童交流学校公演/地代純

Photo: Takashi Okamoto

鼓童には色々な公演がありますが、その中でも一番聴いてくれている人との距離が近いのが交流学校公演です。これは、小学校から高校まで、その学校の体育館で児童、生徒さんに向けて太鼓や和楽器を演奏するというものです。

Photo: Takashi Okamoto

途中、MCや自己紹介など、普段の舞台ではあまり喋らない私たちも言葉で伝えます。そしてこの公演のミソは、皆さんに太鼓を叩いてもらう“太鼓体験コーナー”です。

『太鼓は、誰でも簡単に音が出せる楽器です。』

『先ずは、自分が好きなように思いっ切り打ってみましょう。』

Photo: Takashi Okamoto

少し緊張気味だった生徒たちも、太鼓を打っているうちに段々とほぐれてきて、良い音になってきます。みんなのエネルギーはとても真っ直ぐで、とても純粋です。

Photo: Takashi Okamoto自分たちがエネルギーを出して演奏していたのに、終わったら自分たちがエネルギーをもらっているという不思議な感覚。

実は鼓童に入り、昨年初めて交流学校公演ツアーにつきました。

Photo: Takashi Okamoto

伝えるということ。伝わるということ。
太鼓でも言葉でもそれは一緒なんだなと思います。

Photo: Takashi Okamoto

そして、今年の交流公演は私が構成をまとめる役です。今の子どもたちに、等身大で飾らず太鼓を打っている私たちを見せられたら良いなと思います。

Photo: Takashi Okamoto

写真は2017年12月伊丹の中学校にて/撮影:岡本隆史

 

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「交流公演」母校・明星学園にて/渡辺ちひろ

先日、10月7日に三鷹市公会堂にて交流公演を行いました。前日は大雨の中、中込健太と私の母校である明星学園にて稽古を行いました。公演の最後にはパワー全開の高校生と一緒に族を演奏しました。

久しぶりに母校・和太鼓部の演奏を見て、”私も三年間ここで太鼓をガンガン打っていたんだな” と、、、私自身に染み付いて気付けなかったことに気付けたり、応援してくれている人が沢山いることに気付けたり、改めて地元に”ありがとう”と感じました。

学生時代お世話になった和太鼓部の顧問の先生と。

佐渡へ帰ってきて落ち着いて周りを見ると、稲刈りを終えた茶色い田んぼが広がり、夕方は窓を開けなくても鈴虫の声が響いていて、村の食堂には春に準備した薪が積まれていて、秋の寂しさの中に、ぬくぬく出来る冬の楽しさが見えていました。

ツアー真っ最中の太鼓をガンガン打ち込む男性陣、打男班!
学生さんや一般のお客さまの近くで演奏する、交流公演班!

みんな元気に帰ってくることを楽しみに、私はこの秋冬、ここ佐渡でガンガン打ち込みます!!!

明星学園和太鼓部のみなさんと。

撮影:宮川舞子

交流公演

打男(10月の予定)

11月以降のスケジュール
http://www.kodo.or.jp/performance/performance_kodo/1041


研修生交流公演−新潟県立佐渡特別支援学校−/宮﨑正美

鼓童研修生の秋はいつにも増して忙しい。稲刈り、柿の収穫・発送、祭り参加、収穫祭、鼓童塾の準備、そして交流公演などなど。今年の研修生交流公演は、島内5校にて行われます。9月28日には新潟県立佐渡特別支援学校での「ふれあいコンサート」が行われました。

演奏に加え、今回は、生徒さん達に音楽に親しんでもらうためのワークショップの内容を、自分たちで考えます。2班に分かれ、作戦会議。楽器は何を使うのか。どのような進行にするのか。

問題点をあげ、何度も何度もやり直し、内容が固まってきたようです。

本番では、生徒さんも研修生もみんな一緒に楽しく合奏していました。

教室にて、生徒さんの演奏を聴かせてもらったり、お互い自己紹介をして楽しくおしゃべりをしたり、と交流を図りました。

研修生交流公演は、研修中の彼らにとって、人前で演奏する貴重な機会です。舞台に立つということはどういうことなのか、自分の音、思いを届けるためにはどうすればよいのか、そもそも自分が表現したいものは何か、しっかり自分たちで考える良い機会となっています。

 

来たれ!研修生
11月11日まで申し込み受付中