ヴォイス・サークル/梅垣晶子

佐渡でも鶯の声が鳴り響くようになった今日この頃、深浦学舎で藤本容子さんによる、研修生のための
ヴォイス・サークルが行われ、参加させていただきました。

Photo: Akiko Umegaki

室内での発声練習のみならず、小春日和の青空の下、広い校庭では、自分が心地よいと感じる場所を選んで歌うワーク。森に響く自分の声、周りの声、鳥のさえずりや土を踏みしめる足からの感覚、近くに歩み寄ることにより、それらが、どう折り重なり、聞こえるかを感じます。

そして何より、外で大きな声で歌うってとっても気持ちがいいんです!

Photo: Akiko Umegaki Photo: Akiko Umegaki

また、好きな楽器を選んで、歌にそれぞれのリズムを合わせて、みんなで曲を完成させていったりもしました♪(特別ゲスト:宿直の草洋介

Photo: Akiko Umegaki

2日目の夜は、研修生お手製のトビウオのつみれ鍋。「写真を撮るよ〜。」と言ったら、みんなトビウオの真似をしてくれました。お鍋に入った大根は研修所産、ポン酢も手作りです。

食後は、甘酒を飲みながら、ひとりひとり好きな歌を歌い、お互いを褒め出すワーク。成長した研修生を見て、思わず泣きそうになってしまいました。

3日間で、小木おけさや木曽節などの日本の民謡を始め、アイヌ歌謡、ガーナ、パプアニューギニア、ニュージーランドの曲、そして容子さんが作詞・作曲した歌も歌いました。

Photo: Akiko Umegaki

もちろん、苦手な歌い回しのお稽古もみっちり行います。

Photo: Akiko Umegaki

タケは、逆立ちして小木おけさを歌うことに挑戦し、自分の壁を超えたようです。

Photo: Akiko Umegaki

最後は、仲間一人一人のために歌うワークです。なかなか照れます。

Photo: Akiko Umegaki

容子さんから、歌だけではなく、容子さんたちが作ってきた鼓童の歴史や繋がりも教えていただきました。

歌が苦手とか下手とかは関係なくて、ヴォイス=声、歌、言葉というひとりひとりが持っている楽器でもって、仲間とまあるく輪になって繋がる気持ちの良い時間。そして、容子さんの大きな愛に包まれた時間でした。

最後に、研修生から『ようこさん LOVE』のオムレツ❤

Photo: Akiko Umegaki

鼓童文化財団研修所

鼓童塾、締め切り迫る!/赤澤京

大自然に囲まれた鼓童研修所で過ごす3泊4日の「鼓童塾」。募集締め切りは7月31日(火)です。

1992年に始まった「鼓童塾 齊藤栄一の太鼓篇」は、太鼓に向かう姿勢や思い、そして皆と共有することの楽しさを、栄一塾長の経験に基づいた指導で学び、これまでの受講生の皆さんにも大変満足していただいております。

研修生の1日のスケジュールも体験でき、「非日常」の世界をお楽しみいただけること間違いなし!
熱い太鼓三昧の日々を齊藤栄一塾長、そして研修生とともに!

太鼓経験者の方も、未経験の方も大歓迎です。皆様のご応募をお待ちしております!

鼓童塾募集↓
https://www.kodo.or.jp/performance/performance_ws/9362

巻き寿司教室開催/赤澤京

Photo: Misato AkazawaPhoto: Misato Akazawa

佐渡のお祭りでは欠かせ、巻き寿司教室を開催いたしました。講師は羽茂(はもち)の中川キヨエさんです。まず最初は酢飯を作るところから始まりました。炊きたてのご飯の香りと合わせ酢の香りでお腹が減ります。

Photo: Misato Akazawa

 

続いてお寿司のメインとなる模様をつくります。巻き寿司は切った断面がお花や動物の顔など種類も豊富で、作った人の技術が光る一品です。今回は、バラの花と梅の花を教えていただきました。

Photo: Misato Akazawa

どちらも最初は難しく考えてしまいましたが、先生に教わった手順通り進めていくと、簡単にきれいなお花の模様ができました。最後は全員で美味しく頂きました。美味しいお寿司を食べながら、話にも花が咲きます。

これから秋にかけて佐渡でも各地でお祭りがあります。今までは集落の方から頂くことが多かったですが、次は私も巻き寿司でおもてなしをしたいと思います。

そしていよいよ次回が最終回!
次回の料理教室は、笹団子づくりです。
美味しくできるよう、頑張ります !

https://www.kodo.or.jp/info/news_foundation/8465

4月1日 一度は自分で作ってみたい…「笹団子」
■時間:10:00〜12:00(2時間)
■料金:1500円

<お申し込み>

■お申し込み・お問い合わせ:佐渡太鼓体験交流館(たたこう館)
Tel. 0259-86-2320 Fax. 0259-86-2385
Email: info@sadotaiken.jp
※すべての体験において、小学生以下の方は大人同伴でのご参加をお願いいたします。
■申込締切:ものづくり体験・料理教室は(材料準備のため)1週間前までにご予約ください。太鼓体験は予約不要です。
■会場住所:〒952-0611 新潟県佐渡市小木金田新田150-3
■会場ウェブサイト:http://www.sadotaiken.jp
チラシはこちらより、ダウンロード可能です。

たたこう館からやってきた!/米谷友宏

 

3月8日(金)から12日(火)までの5日間、太鼓体験講師のサミーちゃん(宮﨑正美)とよねちゃん(米谷友宏)はたたこう館を飛び出し、今年も新潟県内の様々な場所で太鼓ワークショップを行いました。

 

 

 

太鼓は演奏するためだけの楽器ではありません。誰でも楽しく打つことが出来ます。

老若男女問わず、誰でもすぐに音を出すことが出来るのが太鼓の良さなのです。(もちろんとても奥が深い楽器です。)

 

太鼓の音は、ときには人を楽しい気持ちにし、ときには落ち着かせてくれる。

また、その場にいる人達のチームワークを強く高めてくれる。

太鼓にはそんな力があります。

 

 

あるおじいちゃんは私に「俺は昔、町一番の太鼓打ちだったんだ。」

といって祭りの太鼓を見せてくれました。

何十年前の太鼓でも身体は覚えていて、一生懸命演奏して下さいました。

 

今回の出張!たたこう館では、太鼓体験やエクサドンだけでなく、

太鼓を用いた企業研修も行いました。

 

どのような太鼓ワークショップでも共通していることがあります。

太鼓を中心として、人と人が繋がるということ。

 


それは夢中で太鼓を打ち、汗を流し、笑顔と会話が広がり、一つの音を合わせたときに感じました。

誰でもすぐに音を出すことが出来る太鼓だからこそ、

そんな役割と力を持っていると感じています。

 

 

あなたも一緒に「ドン!」と太鼓を叩いてみませんか?

 

出張!たたこう館!/米谷友宏

3月8日から13日まで、佐渡を飛び出し新潟市、阿賀野市で出張ワークショップ(WS)を行いました。
6日間で計10回のWS。ちいさな子どもからおじいちゃんおばあちゃん、知的障害をもった方など、様々な方に太鼓を体験していただきました。

写真提供:かがやき福祉会 石川貴英様

「せーのっ!」ドン!!!

WSはこの音から始まり、この音で終わります。

写真提供:かがやき福祉会 石川貴英様 写真提供:かがやき福祉会 石川貴英様

感情を表に出すのが苦手な方。

普段は楽器の音が苦手な子ども。

太鼓を前にすると、全員が無心になって太鼓を叩いていました。

写真提供:かがやき福祉会 石川貴英様

年齢も性別も何もかも違う人たちが奏でる音。

はじめはバラバラな太鼓の音。

でも何故か楽しい。

太鼓を使った様々なゲームをする内に、

一人一人が目を合わせ、心を開き通わせ、

最後には一つの音を奏でていました。

写真:米谷友宏

聴く観るだけではない、自分が打つ太鼓。

この6日間で太鼓の持つ「人と人をつなぐ力」を改めて感じました。

太鼓を通じて多くの人が心一つになれるよう

太鼓の楽しさを広めていきたいと思います。

写真提供:かがやき福祉会 石川貴英様

「せーのっ!」ドン!!!