交流公演とワン・アース・ツアーと/平田裕貴
只今「ワン・アース・ツアー」でヨーロッパ各国を巡っています。
昨年一年間の僕は「交流公演」ツアーで、
小中学校や高校をまわって演奏していました。
そして今回、初めての「ワン・アース・ツアー」。
そこにあったのはあの時と同じ感覚。
リハーサル後、開場を待つホールは
演奏者のエネルギーで満ちている。
開場して、そこにお客様が様々なエネルギーを
持ってやってくる。
そのエネルギーに満ちた空間で
僕たちは音を鳴らす。
演奏者が投げたエネルギーのボールを、
お客様は拍手や歓声で投げ返してくれる。
それを受けて、さらに僕たちが
次のボールを投げる。
舞台と客席とのキャッチボールの繰り返し。
あれっ、これって、
体育館で子どもたちと感じていた、
あの感じと同じ…!
ワン・アース・ツアーと、交流公演。
2000人の大劇場と、学校の体育館。
スタイリッシュな白い衣装と、
馴染みの濃紺の半纏。
チケットを買って劇場に
足を運んでくださるお客様と、
なんだかよくわからないけど
突然やって来た太鼓のお兄さんお姉さんたちの
演奏を観る児童・生徒の皆さん。
かっこよくライティングされる舞台上と、
数台の照明があてられるだけの
シンプルな体育館。
パッとみた感じ、いろいろな違いがある
それぞれの空間。
でもそこにあるのは、私たち演奏者と
観てくださるお客様の
エネルギーのキャッチボールの繰り返し。
それが渦巻いて、さらに大きな大きなエネルギーが
生まれる、あの感じ。
そこには違いも、特別なことも何もない。
どんなスタイルの舞台でも変わらないものを
大切にして、今日も音を鳴らします。
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