研修生1年生/小松崎正吾
鼓童塾*に関わるのは研修生2年生。鼓童塾期間中、1年生は別の場所で合宿稽古を行います。
普段のカリキュラムよりもさらに“打ち込む”事に特化した3泊4日。(在島しているメンバーも顔を出してくれました)
多くは語らずひたすらに打ち込み、自分と同期と太鼓と向き合います。
入所して3ヶ月が経った彼らが、ハードなスケジュールの中で思う事は沢山あると思います。
辛い事や、目を背け逃げたくなる事、体力的に苦しい事や精神的に追い込まれる事。
不甲斐なさ、悔しさ、寂しさ、焦り、怒り。
そんなものも全部懐に放り込んで打ち込めるか。
ここに来ようと決めて海を渡って来た時の気持ち。育て、送り出して下さった皆さんの想い。夢を力に打ち込めるか。
憧れたあの背中には程遠い。心打たれたあの音には程遠い。
かも知れないけど打ち込むんだと腹を決めてぶつかっていきます。
合宿最終日の彼らの背中と心音は素敵な輝きを放っていました…
真っ直ぐがむしゃらに出す彼らの音も、
いわゆる『鼓童の音』に通じているのだろうと感じておりました。
この勢いを大切に、アツいアツい夏へと向かっていきます。
※鼓童塾とは…
研修生の暮らす柿野浦の研修所にて、齊藤栄一が塾長を務める体験型ワークショップ。
研修生の1日のスケジュールを体験して頂きながら、『熱き思ひ』をテーマに栄一塾長とひたすら太鼓に向かう非日常の3泊4日。
[詳細]https://www.kodo.or.jp/about_ws/juku_eiichi
鼓童文化財団研修所
https://www.kodo.or.jp/apr