佐渡太鼓体験交流館に新潟県副知事がいらっしゃいました/宮﨑正美

2017年8月30日、益田浩・新潟県副知事が佐渡太鼓体験交流館(たたこう館)にお見えになりました。


見留知弘がたたこう館の原木太鼓「やまいもくん」をたたいて歓迎演奏をし、その後、副知事にも太鼓をたたく体験をしていただきました。

鼓童文化財団の取り組んでいる「エクサドン」(エクササイズ+佐渡+「ドン」太鼓の音)の活動にも「これはみなさん元気になりますね」とおっしゃっていただきました。2階に展示中の永六輔さん関連の資料もご覧くださり、スタッフの話に熱心に耳を傾けておられました。是非今度はご家族でもご利用くださいませ。お待ちしております。

佐渡太鼓体験交流館

夏の体験入所–鼓童文化財団研修所–/宮﨑正美

8月9日から11日の2泊3日で、「夏の体験入所」が行われました。高校1年生から社会人まで、出身も九州、四国、関西、関東、そして地元新潟とバラエティに富んでいます。

それぞれの想いを持った若者18名が、朝のランニング、掃除、食事など、研修生とともに生活をしながら、その日常を体験していきます。

初日の晩は、研修生の稽古発表。じっと見つめる参加者の眼差しに、研修生もただただ持てるものを出し切るのみ。まっすぐに太鼓に向かい合い、精一杯の音を届けました。

2日目の午前中は、齊藤栄一による研修生への稽古を見学。稽古を見学する姿は真剣で、まるで自分が指導されているかのごとく頷く参加者もみられました。そして午後には、鼓童が大切にしていることをぎゅっと詰め込んだ、齊藤栄一のワークショップをみっちり3時間。

期間中、地元の方から捕りたてのサザエが届いたり、稽古場にツバメが入って来たりと、研修所の日常に参加者は大盛り上がり。

そして最終日。車で1時間程離れたところにある佐渡太鼓体験交流館で原木太鼓に触れ、さらに鼓童メンバーの稽古場を見学。また、交流公演に向けて若手が稽古に励む様子も見ていただきました。

実際、佐渡島での研修生活を体験した参加者の皆さん、たくさんの感想を残してくださいました。
研修生の「仲間なのにライバル」という不思議な関係のこと。
初対面の参加者同士で、心を一つにして太鼓の音を出せたこと。
研修生の姿に直接触れることで、様々に心が動いたこと、などなど。

それぞれが将来を見つめた2泊3日。皆さん、島を離れるときの想いはいかに・・・。

>>鼓童 研修所について

ようこそ!町田こばと幼稚園の皆さん/宮﨑正美

先日、町田こばと幼稚園の皆さんがたたこう館にやってきました。毎年恒例子どもたちだけで佐渡へ3泊4日の旅を行っている幼稚園です。たたこう館へは今年で3年目。園児112名、小学生、高校生、先生たちを合わせると総勢145名の来館です。

来館後すぐにおにぎりを食べて、腹ごしらえ。その後、太鼓をたたく班とおうちの方にお手紙を書く班の2班に分かれ、早速太鼓体験の始まりです。みんな元気よく、大きな太鼓もしっかり叩きました。

途中、自由にたたく時間に近寄ってきた子がいて、「どうしたの?」と訊くと「おうちに帰りたい」と涙目になっていました。

「そうか、お母さんに会いたくなっちゃったか」
「よし、じゃあこの後みんなで楽しい曲を覚えるから、それで元気になろう」と言うと、頷いてまたみんなの輪に入っていきました。最後に1曲みんなで曲を覚えると、その子ももう笑顔になっているではありませんか。ああ、よかった。ほっとした瞬間。

子どもたちは親元を離れている間に、こうしてどんどん成長していくんですね。町田こばと幼稚園の皆さん、また来年もお待ちしています。

たたこう館サイト
http://www.sadotaiken.jp/

2017年6月15日羽茂祭り/本間康子

羽茂祭りは羽茂本郷地区にある、草苅神社と菅原神社の例祭です。

羽茂ならではの「つぶろさし」をはじめとする様々な芸能が、羽茂本郷の地区内各所で披露されます。

 さて、育休中の宮﨑正美も羽茂在住。

「サミーちゃんと太鼓を叩こう」というコーナーをいただき、羽茂商工会前のイベント広場で、祭り見物に集まったお客様と太鼓を叩きました!

またこの日、草苅神社では奉納薪能が催されます。火入れ式前の明るい時間帯に、研修生2年生が「鞍馬天狗」の仕舞を披露させていただきました。

能の稽古は、春の囃子会の地謡(金井能楽堂)、そして羽茂祭りでの仕舞の発表(草苅神社能舞台)という2つの舞台に立つことを目標に、昨年秋から取り組んできました。

 緊張した面持ちですが、皆、無事に舞いおさめることができました。