太鼓の可能性は未知数です。
その力を引き出すのが私たち鼓童の使命なのかもしれません。
大変遅くなりました。
2019年2月7日~15日 エクサドンツアー(西日本編)についてのご報告です。
2月8日出発予定でしたが、いきなりの天候不順により船の出港状況を鑑み、急遽、前夜出発となりました。
新潟で1泊し、翌日、羽田をめざし、羽田空港から四国は松山へと向かいました。
この日は松山市にて1泊。
翌日、元鼓童メンバーの松浦充長さんの経営する「太鼓交流カフェsadohachi」を経由して、コーヒーとケーキをごちそうになり、午後からのワークショップにパワー全開で臨みました。
愛媛県鬼北町にて役場職員組合の方を対象に太鼓WS。
親子で参加されている方もいて、年齢も様々。皆さんと楽しく太鼓を叩きました。
翌日は、近くの保育士、また、すでに福祉施設に赴き太鼓を叩いて利用者との交流をされているという方も参加されて、エクサドン体験。
昨年11月福岡で行った「エクサドン体験」に参加された、鬼北町役場職員の岡崎様が、今回鬼北町に呼んでくださいました。
余談ですが、この鬼北町の「道の駅森の三角ぼうし」には、大きな鬼(鬼王丸)がいました。守護神らしいのですが、本当に…怖いです。
そして、午後は、久しぶりに内子座を訪れ、鼓童の内子座公演の際、お世話になった方々と、懐かしい再会をすることが出来ました。
なんと、元鼓童メンバーの阿部一成さんにも!(この後、八幡浜にて笛のレッスンがあるとのことで、移動の途中、内子町に寄ってくださいました)
この日の夜は松山の三津浜港から周防大島へ移動。周防大島へ向かうフェリーは、佐渡汽船より小さく、やはり瀬戸内海は日本海と違い、揺れません。
民俗学者宮本常一先生の生まれ故郷周防大島で出迎えてくださったのは、周防大島 郷土大学の山根様。
翌日、源空寺保育園園長の珠山信孝様のご協力を得て、周防大島の方々と笑顔いっぱいで太鼓を叩きました。
私も、10年以上経った久々の来島だったので嬉しくて…「ミカン鍋」をお腹いっぱいいただきました。(もちろん、ミカンもいただきました!)
13日は大阪の岸和田にあるPDリハビリデイサービスかなえるLIFEにてパーキンソン病の方々を対象に、エクサドン体験を行いました。
最終的には、皆さん、円になって踊りだしてしまうほど楽しんでおられました。
太鼓の音は、私たち人間の心の奥深くに響くのだと思います。
こちらへは、昨年11月「エクサドン講座」を受講してくれた森ノ宮医療大学院生の並川様のご縁で訪れることが出来ました。
14日、15日は埼玉へ。医療法人青木会の施設「リハビリの家 東浦和」(施設職員対象)と「リハビリの家 川口元郷」(施設職員と利用者の皆さん対象)にてエクサドン体験。
職員の皆さん明るい方々ばかりで、太鼓をとても楽しんでいらっしゃいました。利用者の方々も、職員や施設利用者の方が叩く姿を見たり、ご自身がたたいてみて、太鼓の音にびっくりしたり、響きをじっくり味わっている方もいるようにお見受けしました。
青木会の施設には今後も定期的に伺います。皆様とまたお会いできることが嬉しいです。
鼓童文化財団事業として取り組んでおります「エクサドン」ですが、現在、ドンドン広がりを見せています。
まだまだ多くの方々に知っていただいて、体験していただきたい。
太鼓で何を感じるのか。太鼓を使って何ができるのか。
太鼓の可能性を信じて、私たち鼓童は太鼓を叩き続けます。