広州公演/平田裕貴
「螺旋」中国ツアー
上海の次に訪れたのは広州。
緯度でいうと沖縄のさらに南のほう。
少し外を歩くだけで汗が流れる、真夏日でした。
僕としては初めての、
鼓童としても19年ぶりの中国ツアー。
日本の太鼓が、鼓童が、
どういう風にお客さんのもとに届いて
どういう反応が返ってくるのか
とても楽しみでした。
それに加えて…
鼓童初期の広州公演で、
終演時に数名のお客さんしか残っていなかった
という衝撃的事件を耳にしていたこともあり、
正直とてもドキドキしていました。
公演が始まってみると
想像以上に集中力溢れる客席からの眼差し。
「モノクローム」の音が急に止まるシーンでは心地よい静寂
「Color」ようにポップな演目では子ども達の無邪気な笑い声
クライマックスの「螺旋」では、抑え切れず客席から飛ぶ声援
曲が終わるごとに響く温かい拍手。
自然と湧き上がった手拍子で盛り上がるアンコール
僕が想像していた何倍も
中国の皆さんが日本の太鼓の音を、鼓童の音を
受け入れてくださり
感慨深い広州での公演でした。
今日・明日と2日間
いよいよこのツアー最後の地となります
北京での公演です。
ラスト2公演も
精一杯、鼓童の音を響かせます!