CD『ゆめのうつつ』リレートーク その前に/藤本容子
冬の訪れをますます感じるこの頃となってまいりました。皆様のところは、いかがでしょうか。
念願の鼓童との共演によるCD
藤本容子×鼓童
「〜佐渡もの語り〜ゆめのうつつ」
このコロナ禍の中で製作、完成、発売に至りましたこと、感無量です。
3月からの半年間、参加プレイヤー、スタッフと共に心を込めて作ってきた、それはまさに夢のようなまこと「ゆめのうつつ」の日々でありました。
ゲストの木村俊介さん、菊武粧子さんの演奏をいただき、より素晴らしく豊かな世界となりましたことはありがたく、感謝でいっぱいです。
45周年という歳月の上に、鼓童の次代へ手渡しできる、「私ならではのものは何か」と考えましたときに、これまで作りためてきた、佐渡にあっての出会いと感動から生まれた唄、そして、鼓童村発の唄が、優しく温かく混じり合うCDをと思い至りました。
そして、ブックレットで一曲ごとの「もの語り」をお伝えしたいと願いました。
佐渡への感謝と鼓童への尽きせぬ思いの詰まった音の玉手箱。
このCDが、これからの佐渡と鼓童の親密で創造的な関わりへの小さな介在として働けますようにと願います。
また、日本の、世界のあちこちで聞いてくださる皆様に、佐渡と鼓童をより親しく身近に感じていただき、佐渡へ、鼓童へ行ってみたいなと思っていただけたら幸せです。
最後に、鼓童を愛し応援し続けてきてくださった皆様には、一曲ごとの鼓童の多様性を、面白く楽しんでいただけますように。
吉利はじめ鼓童のみんなの声が、あちこちに入っています。人肌の温もりと共に、鼓童が一人一人の人間の集まりであることを、改めて親しく感じていただけたら幸せです。
ジャケットは、書家の今澤雨虹さんの絵に、デジタルアートの緒形昭弘さんの色彩の妙が加わり、日本の美を深く感じる作品となっています。
このようなジャケットでCDを出す太鼓グループは、他にないでしょうね。そういう意味でも、鼓童の唯一無二を表す作品となりましたこと。皆様に一緒に喜んでいただけましたら、嬉しいです!
聴いて、見て、読んで、
楽しんでいただけましたなら、嬉しく幸せです。
そして、
発売から1ヶ月が経ちましたのを機に、これより、CD製作と発売記念コンサートの参加メンバーによるリレートークをお届けしてまいります。
「ゆめのうつつ」の魅力、また、製作秘話や、それぞれの心にある佐渡への想いなど、これから迎える寒さを温めてくれる、一人一人のもの語りとなることでしょう。
トップバッターは…
中込健太です!
ケンタ☆よろしく!!
みなさま、お楽しみに!!