大井キヨ子聖火リレー完走!!/新井和子
6月4日 雨のふりしきる中、東京2020オリンピック聖火リレー新潟1日目、鼓童創設メンバーで現在もスタッフとして在籍している大井キヨ子が佐渡区間の最終奏者として、完走しました。
中継地セレモニー後のプログラムで予定していた鼓童の演奏は雨で中止となってしまいましたが、出演予定だったメンバーは入場が許可されていたので、応援にかけつけました。
佐渡の最終地点、ジブリ映画 「天空の城ラピュタ」の景色に似ていると評判の、北沢浮遊選鉱場で到着をまっていると、雨と霧でけぶる遠くに聖火トーチの炎がはっきりと見えました。それがだんだん近づいてくると自分でも思っていた以上に胸がきゅっとし、どんどん気持ちが高まっていく感動的な体験でした。
大井キヨ子(旧姓小幡キヨ子)は鼓童の前身である、鬼太鼓座時代にボストンマラソンを6回走り、78年には6位に入賞、その翌年79年に別府大分毎日マラソンで2時間48分52秒の記録を出した日本女子マラソンのパイオニアです。この記録は男性と一緒に走ったために、非公認とされたことで、自分が「国内大会女子マラソンランナー第一号」といっていいのかという思いがずっと胸にあったと聞いています。
今回 聖火ランナーに決まり「認めてもらえた思いでとても嬉しい!その感謝の気持ちで走る」と前日に話をしてくれました。
感謝に溢れた満面の笑みで走ってくる仲間を応援できて、私たちも満面の笑みで帰路につきました。