鼓童交流学校公演/地代純
鼓童には色々な公演がありますが、その中でも一番聴いてくれている人との距離が近いのが交流学校公演です。これは、小学校から高校まで、その学校の体育館で児童、生徒さんに向けて太鼓や和楽器を演奏するというものです。
途中、MCや自己紹介など、普段の舞台ではあまり喋らない私たちも言葉で伝えます。そしてこの公演のミソは、皆さんに太鼓を叩いてもらう“太鼓体験コーナー”です。
『太鼓は、誰でも簡単に音が出せる楽器です。』
『先ずは、自分が好きなように思いっ切り打ってみましょう。』
少し緊張気味だった生徒たちも、太鼓を打っているうちに段々とほぐれてきて、良い音になってきます。みんなのエネルギーはとても真っ直ぐで、とても純粋です。
自分たちがエネルギーを出して演奏していたのに、終わったら自分たちがエネルギーをもらっているという不思議な感覚。
実は鼓童に入り、昨年初めて交流学校公演ツアーにつきました。
伝えるということ。伝わるということ。
太鼓でも言葉でもそれは一緒なんだなと思います。
そして、今年の交流公演は私が構成をまとめる役です。今の子どもたちに、等身大で飾らず太鼓を打っている私たちを見せられたら良いなと思います。
写真は2017年12月伊丹の中学校にて/撮影:岡本隆史
鼓童交流学校公演のご依頼フォーム
学校のほか、劇場での交流公演もあります!
https://www.kodo.or.jp/performance/performance_kodo/8426