たいこわらべ50年/船橋裕一郎
いかがお過ごしでしょうか。
すでに皆さまにはお知らせしておりますが、本年の鼓童公演の締めくくりは、鼓童名誉団員である藤本吉利の太鼓歴五十周年記念公演『たいこわらべ50年』となります。
先日の稽古では、いつもながらに全身全霊で後輩にその姿を見せてくれました。
『面にあらわれ、背にあふる』
50年の積み重ねが、この言葉を体現していると改めて感じます。
藤本吉利、そして鼓童が長年にわたりご指導をいただいている岩崎鬼剣舞保存会、また藤本の太鼓歴の原点である故里の和知太鼓保存会、両団体の皆さまとの共演はじめ、鼓童も総力をあげての舞台となります。
私自身も今から楽しみです。
文京シビックホールでは、最新作の『巡 -MEGURU-』公演を前日まで行っております。
是非併せてご覧いただき、鼓童の奥行きと幅を感じていただけたら幸いです。
<年頭挨拶文より>
芸能において、孤高の開拓者という存在は、何ものにもかえがたいものです。一方で、後進を見守り、育てることもまた大切なことであり、私達は多くの芸能からそして先輩から、その素晴らしさを学びました。我々が毎年、多彩な活動ができることへの感謝のしるしとして、そして五十年という歳月をグループ一同、そしてお客様とともに寿ぐ舞台をお届けいたします。
2018年12月24日(月・振休)
たいこわらべ50年 〜藤本吉利太鼓歴50周年記念公演
(東京都文京区)
https://www.kodo.or.jp/performance/performance_kodo/8534