岐阜公演に向けて!/前田順康
先日梅雨入りをした佐渡ですが、鼓童村稽古場では来月よりスタートする若い夏ツアーに向けてた稽古が日夜続いております。今回全国11都市を巡る若い夏、若いメンバーを中心に これまでとの鼓童と対峙し、これからを切り開く力が試される作品です。
そんな若い夏の公演地であります岐阜県各務原市に出演メンバーの三浦友恵と前田順康の2人でお伺いしました。
岐阜県各務原市を中心に活動しておられる各務原太鼓保存会を中心とした地元太鼓グループの皆さんとのワークショップ、若い2人でのワークショップでしたが、日頃大切にしている基礎稽古に皆さんと取り組みました。
まず構えから丁寧に、そして一発打ちをじっくりと…
単に大きな音、速いリズムを叩けることではなく、気持ちが音にそのまま出ること、響の中にたくさんの情報を込められることが和太鼓の魅力だと感じております。
たたくことの奥深さをお互いに感じ、言葉のいらない音でのコミュニケーションを楽しめた時間でした。
そして各務原市役所を訪問し浅野市長様へ公演にあたってのご挨拶をいたしました。私、初めての経験で固くなってしまっておりましたが、音楽の街をテーマとする各務原でこの公演を機会に、鼓童に、太鼓にできることが何なのか前向きなお話のできた時間になりました。
5年後、10年後と私自身経験を積み、ワクワクするなにかを各務原で出来たら…なんて妄想も膨らみました。
短い滞在でしたが、その中でも、街とそこに暮らす人のあたたかい空気をたくさん感じられました。鼓童初となる各務原公演、若い夏一同、張り切って参ります!