「繋がる時間」

鼓童では一打一打の音を充実させることにこだわっています。

遠くまで届く音、芯のある音、響きのある音

それらの音の支えとなる身体、自然な状態であること、そして理に適った動きができることを日頃から探究しています。

オンラインで実施する「鼓童 太鼓の学校では、こうした太鼓を打つための身体作りに始まり、太鼓への構えやストローク、体の内部の感覚など、講師一同が培ってきた知識や技術をお伝えいたします。

鼓童の舞台はたえず進化を続けていて、メンバーがそれぞれに工夫と研鑽を重ねています。レッスンで講師を務めるのは数名ですが、鼓童にはさまざまな感性や発想を持ったメンバーが在籍し、太鼓を打つことの捉え方や稽古の方法も様々です。それを登山にたとえるなら、目指す頂上はひとつだけれど、そこに至るルートはたくさんあるということです。受講される皆さんの太鼓の環境はそれぞれ。疑問や質問に対して、担当講師だけでなく、他の舞台メンバーの意見もリサーチしながらお答えしたいと考えています。

レッスン期間の中盤からは「鼓童 太鼓の学校」のために書かれた新曲にもチャレンジしていただきます。練習用の音源や動画を譜面を配布し、レッスンではもちろん、周りの太鼓仲間と一緒に楽しむこともできる曲です。また受講された皆さんが佐渡に集って実際に叩く機会も作りたいと考えています。

レッスンは少しずつ丁寧に進めていきます。楽しみながら同じクラスの仲間と共に頑張りしょう!

世界中の太鼓を愛する皆さんと繋がり、様々な考え方や方法を互いに分かち合うことで、日本で生まれた太鼓の文化が少しずつ積み重なって、世界に広がってことを願ってます。

阿部好江(講師リーダー)
2021年9月

 

鼓童 太鼓の学校