【”千の舞”への道】高まる期待/阿部好江
一夜限りの「千の舞」、まもなく本番を迎えます。
千絵子さんの想像力と世界観、それを実現させるためのエネルギーにはいつも驚かされます。そして、その日のために皆んなで準備をしてきました。全員で集まれる日はごくわずか、それでもゆっくりじっくりと温めてきました。
時間をかけ、それぞれの呼吸を合わせていく一体感。一夜ではもったいないですね。
木村俊介さんの楽曲も素晴らしく、是非皆さんに聞いていただきたいです。
切なくうっとりするメロディーから、土着感のあるリズムや笛の音色、そこから情熱的に展開していく力強い音楽が、物語全体に躍動感を与えてくださっています。
その他にも、鼓童メンバーの新曲で初お披露目のものがたくさんあります。普段のツアーではできないような曲もありますので、この機会にどうぞお見逃しなく。
私はその中で、声を担当しています。時に音楽の一部として、時に千絵子さんの心情を表します。
表現の振り幅が大きくて難しいところもありますが、とてもやりがいのあるチャレンジに感謝しています。
文京シビックに行くのも何年ぶりかな。いや、何年どころではありませんね。随分ご無沙汰しております。
初めてお目にかかる方も多いかと思いますが、是非文京シビックホールでお会いしましょう。「千の舞」、乞うご期待です。
2019年12月23日(月)19:00開幕!
鼓童「千の舞」 〜小島千絵子芸歴40周年記念公演(東京都文京区)