鼓童創立40周年 お祝いメッセージ


「佐渡の國 鬼太鼓座」から数えて約半世紀。様々な方々との出会い、多くの学びを得たことにより、ここまで活動を続けることができています。40周年の節目を迎えるにあたり、各分野でお世話になっている皆様より、温かいお祝いメッセージをいただきました。本サイトにて一部メッセージをご紹介させていただきます。

鼓童創立40周年 お祝いメッセージ(敬称略/順不同)2020/11/10更新
坂東玉三郎宮田亮平小澤征爾佐藤太圭子イリ・キリアン
ロベール・ルパージュ新実徳英梅津和時岩下徹山口とも
いとうせいこう黒田征太郎藤舎呂悦BLUE TOKYO
池辺晋一郎村上ポンタ秀一坂本冬美宮田まゆみ史佳
下野竜也Jazztronik岩代太郎浜村淳
元ちとせ柿沼康二
北村明子NegiccoEPO森本レオ伊左治直小林幸子
伊藤多喜雄古謝美佐子里アンナ江口ともみ
新日本フィルハーモニー交響楽団DJ KRUSH菅沼孝三
太田順一大前光市渡辺香津美安東弘樹香西かおり
ヒルクライム田中要次高木正勝STOMP森山開次
鶴田真由梶原徹也NGT48太陽劇団日野浩志郎金森穣
マイケル・シャック中村達也岩田守弘佐々木愛山下洋輔
小室等平野暁臣永麻理照屋林賢
クリプトン・フューチャー・メディア株式会社石川さゆり
津村禮次郎DAZZLE挾土秀平十河壮吉花柳壽輔
加藤登紀子カルロス・ヌニェスキム・ドクスミカエル・デ・ロー
川内倫子

坂東玉三郎 歌舞伎俳優

鼓童創立40周年、誠におめでとうございます。

私は2002年から5年間かけて「アマテラス」を題材にした舞台で、鼓童との共演の為に佐渡に通い、2003年には「佐渡へ」というコンサートを作り、2008年から「打男」の創作に専念していました。2012年から2017年までは、鼓童の芸術監督を務めました。私は芸術監督の間に「新しい太鼓の響き」とは、どういう「音楽」なのかと常に考えていました。そこで、変拍子の入った作品を作って様々な試みをしていました。理想郷で全てを賭けての修行は素晴らしい事ですが、それだからこそ、広い視野を持たなければならない事も知りました。

私は三つのことを鼓童の皆さんに提言したのです。鼓童は太鼓芸能集団ではありますが、行きつくところは「打楽器奏者であること」「音楽家であること」「芸術家であること」でなければならないと思ったからです。将来の若いメンバーとスタッフが、新しく開けた世界に向かって作品を作ってくれることを願っています。

宮田亮平 元文化庁長官

鼓童創立40周年、おめでとうございます。

1971年に、前身の「佐渡の國鬼太鼓座」が、佐渡で活動を始めてから数えると半世紀になると聞いています。

日本の古来から伝承されているすばらしい太鼓のわざと魅力を、私のふるさとの佐渡から、国内外に発信し続けていることを誇りに思っています。

これからも益々大発信し続けることを祈念しています。

元文化庁長官  

小澤征爾 指揮者

鼓童40周年、おめでとうございます。

「モノプリズム」を、1976年にボストンで世界初演させて頂き、その時、鼓童の前身である、鬼太鼓座さんと共演しました。
懐かしい思い出です。

これからも素晴らしい演奏を続けて下さい。

Photo©Shintaro Shiratori

佐藤太圭子 琉球舞踊家

不 惑

佐渡で和太鼓集団を立ち上げた際、自らの技芸の幼さを自覚し、太鼓のわらべと命名した「鼓童」が、今年で「四十而不惑」の年を迎えるといいます。結社間もない三十数年前、第一回目の沖縄公演は、新築になった私の稽古場の広間が、寝袋持参の若者たちの寝所となりました。起き掛けに二十キロほどの距離を朝マラソンで駆け抜け、呼吸を調える間もなく笛を吹いたり、三味線を弾いたりして、寝ぼけ眼で起きだしてきた家人を驚かせました。

年齢に関係なく毎日の食事当番が決められており、食卓に並ぶ料理の品々には、素のままの食材はなく、一再ならず手が加えられていました。

左右の手の力を等しく太鼓に打ち当てるため、左手で箸を持って食事する姿にも、またまた驚かされました。その童が今や不惑の年になったという。白い地下足袋と黒い股引、ウロコ紋の発被姿と、下帯一本の彫琢された裸体は世界を席巻し、世界各地に和太鼓ブームを巻き起こしたのはかなり前のことです。不惑の年になった今、これまでの足跡を固く踏み締め、更なる高みへ飛翔することを願っています。

琉球舞踊家 佐藤 太圭子

Jiří イリ Kyliánキリアン 演出家、振付家

振り返りつつ謝意を申し上げれば、輝夜姫を演じた Fiona Lummis と Netherland Dance Theatre のダンサーの美技と和太鼓の見事な芸術性。Michael Simon の舞台美術と照明も素晴らしく、音楽監督 Michael de Roo 率いる Circle Percussion と優雅な雅楽演奏者。心に刻まれた大太鼓演奏者・元鼓童メンバー近藤克次。皆様のおかげで太鼓芸能集団鼓童は、私の親愛なる友人です。

40周年記念公演、心を込めて、おめでとうございます。輝夜姫という作品に恵まれ共演できましたこと、幸いでした。石井眞木さんの生命力溢れる音楽に私が演出家として振り付けをいたしました。世界初演は1988年6月2日、誉あるオランダフェスティバルで、マエストロの石井眞木さんがタクトを振ってくださりました。 (石井さんとご一緒に鼓童40周年を祝うことができれば、しかし悲しいかな・・・)また、オランダの女王陛下がご観覧されたことは、私を始め出演者には光栄なことであり、観客の皆様も同様にお感じになられたことでしょう。
輝夜姫は多くの国々で上演されましたが、最も記憶に残る公演はパリ・オペラ座でした。フランスのミッテラン大統領とオランダのベアトリックス女王のお招きで開催された公演です。女王陛下はオランダの花々で劇場を彩ってくださり、入り口から天井にいたるまで、その絢爛さは息を呑む美しさでした。この残像は心のひだ刻まれる最高の体験でした。

鼓童の皆さん、お身体を大事になさり、広い心で、そしてこれからの創作活動にさらに励まれてください。

Thanks to the incredible artistry of the Kodo ensemble and the virtuosity of the dancers, lead by Fiona Lummis as Kaguyahime, the brilliant lighting and stage design by Michael Simon, the participation of the Dutch percussionists under the leadership of Michael de Roo, the brilliant Gagaku players and Katsuji Kondo – the unforgettable Odaiko player, I became very dear friends with the “Taiko Performing Arts Ensemble Kodo”.
You are celebrating 40 years of your unique existence and for this anniversary I wish to send you my most sincere and heartfelt congratulations.
And I am very happy to realize that I had the chance to collaborate with you
32 years ago in 1988. The occasion was the premiere of “Kaguyahime”. A splendid and powerful composition by Maki Ishii to which I created the choreography. It was first shown in the premiere on June the 2nd 1988 at the prestigious “Holland Festival”. Maestro Maki Ishii conducted the performance himself – (and needless to say how much I would love him to celebrate this occasion with you – but alas….!) Amongst the illustrious spectators at the premiere was also Her Majesty Queen Beatrix, an unusual and overwhelming experience for the performers as well as for the audience. We have performed this work in many countries, but perhaps the most memorable was the performance at the Paris Opera. We were invited by Queen Beatrix and President Mitterand. Queen Beatrix decided to decorate the opera house with flowers from Holland. The theatre was filled with blossoms from the entrance to the roof.
It was a breathtaking sight.
This remarkable event will stay engraved deeply in my heart as one of the finest moments I ever experienced.
Here is what I want to share with you for your special anniversary:
“Stay healthy, open minded, and create generously for many years to come”. 
Sincerely – yours Jiří Kylián

公式サイトURL www.jirikylian.com

Photo ©Anton Corbijn

Robertロベール Lepageルパージュ 演出家

ここ数年のことですが、鼓童のユニークな創造活動に関わらせていただき、自らを開拓する弛まぬ気概を目の当たりにする得がたい体験をさせていただきました。鼓童は太鼓文化を尊びその伝統に深く根ざしていますが、若い世代や新メンバーは、実験的体験にオープンで新たな試みやアイディアを渇望していることに気づきました。それ故、この共同作業から湧き出るオリジナル素材は刺激的かつ活気あるものばかり。

半世紀というその足跡は想像を超えるもの、鼓童が生み出す旋律やリズムは、現代の響きを内蔵するようでもあり、聴くだけではなく体感・体験すべき音楽です。

辛抱や苦難を強いられるこの時期に、鼓童の団結と結束は、この世が見失いつつあるコミュニティの意義を再認識させるはずです。

幸運の笑みが記念公演にそそがれることを祈り、記念祭を盛大にお祝いください。 友情と無限の賞賛を込めて

ロベール・ルパージュ

Kodo
In recent years, I had the immense privilege to be invited into Kodo’s unique creative process and to witness first hand its relentless efforts to renew itself. Though the company is deeply rooted in a highly disciplined tradition of Taiko drumming, I found myself surrounded by a group of young, fresh-faced performers, open to experimentation and hungry for new ideas. Therefore, the ensuing original material that emerged from our collaboration is both inspiring and exhilarating.

It is difficult to imagine that Kodo has been around for almost half a century, given that the melodies and rhythms it produces resounds like those of a contemporary band. More than to be listened to, it is music to be experienced.

In these difficult times, the complicit unity and cohesion of a group like Kodo is the best example to give to a world that has lost its sense of community.

May good fortune smile on you for your upcoming commemorative performances and allow you to celebrate grandly this jubilee anniversary.

With all my friendship and boundless admiration,
Robert Lepage

Photo ©V. Tony Hauser

 

新実徳英 作曲家

鼓童の皆さん、この40年をたくましく、かつ創造的に生き抜いてこられたことを心より祝福します。様々な困難を経験され、乗り越えてこられたことでしょう。このたびのパンデミックは未曾有な困難ですが、やはり皆さんのお力で克服されることを信じています。「今こそ仕込みの時期!」と僕は座右に記しましたが、皆さんお一人お一人にとってもそうであるかもしれません。内なるエネルギーを蓄積し、新たなる高みへ向かって飛び立ってください。

Photo©近藤篤

梅津和時 Sax奏者

鼓童40周年スゴイですね!おめでとうございます。

私が共演させていただいたのは90年代でしたから1/4世紀も昔の話になってしまいましたが、あの熱い佐渡のステージ、昨日の事のように思い出しては興奮してしまいます。太鼓のグループとしての様々な異ジャンルとのコラボ、完全に先陣を切っていましたね。これからも、しっかりと腰を据えながらも、世界を揺るがす音と企画を生み続けてください!

岩下徹 即興ダンス

「鼓童」創立40周年!!!

この重苦しい”コロナ禍”に在って、実に喜ばしい限りだ。私は即興ダンスのワークショップやパフォーマンスを、特に90年代後半のECにて様々に企画して頂いた。’佐渡の熱い夏‘の数々の思い出、それ等は今でも私の宝物であり、静かにこの身のうちに息づいていて、私を励まし続けて呉れている。何よりも、<生>を肯定せよ!と。何故なら、“KODO”の太鼓の響きは ”heartbeat”(心臓の鼓動)にも通じるのだから。

Photo©前澤秀登

山口とも 日本廃品打楽器協会会長

鼓童創立40周年

40年間、どれだけの人がかかわり、去っていったのか。
数えきれないほどの楽曲、演奏者の熱意と汗のたまもの。
演奏者になるための汗が、この日本太鼓の伝統を育みそして世界を魅了したことだろう。私はガラクタから音楽ができることを世界中に伝えるために活動を行っている。
鼓童さんが世界を魅了していること、素敵に思う。
志は私も。音楽は世界を救う、人間には無くてはならない物。波動がウイルスを消し去る。お互い楽しんで続けようではないか。40周年おめでとうございます。

日本廃品打楽器協会会長 山口とも

いとうせいこう 作家・クリエーター

四十にして惑わずと言いますが、僕の謡の師匠は『論語』は本来そんなことは言っていないとおっしゃいます。孔子の時代にはまだ心という文字がなく、「不惑」は「不或」であったと。すると四十にして区切らずなのだ、と。
さらに幅を広げる冒険へと、四十周年にしてどうぞ踏み出されんことを。

黒田征太郎 イラストレーター


佐渡。小木。鼓童。
海。人。音。体。食。
楽。労。苦。情。人。
景。学。鳥。魚。虫。
風。波。描。打。音。
沢山の人。フジモトさん。
健太。ありがとう。

Photo©Mariko Tagashira

藤舎呂悦 邦楽長唄囃子

鼓童40周年記念公演 誠にお目出度うございます。

私は鬼太鼓座創設より佐渡に伺って、締太鼓、大太鼓の指導を12~3年近くさせて頂いた関係で今回の40周年記念は私にとっても感無量です。

いま思い出すのは現在一流として活躍をしている林英哲、藤本吉利、小島千絵子、藤本容子、齊藤栄一、各氏とその他多くのメンバー達が戸惑いながら練習をしているのを懐かしくはっきりと記憶に残っています。
特に近年の舞台を拝見して迫力は勿論、鋭さ、柔らかさ、優しさ、演奏全体のバランスの良さが出来ているのは各自の感受性が豊かなのだと思います。

また鼓童の歴史は疾っくの昔から始まっていてファンの皆様も良いものを見定める力が豊かになっているのでこれから特に曲目作りが難しくなると思いますが歴史に残るような和楽器だけを使ったシンプルな楽曲を期待しています。

本日は本当にお目出度うございます。

BLUE TOKYO アクロバットプロパフォーマンスユニット


鼓童のメンバーの皆様
この度は創立40周年おめでとうございます。

ぼくたちBLUE TOKYOが初めて共演させていただいたのが2014年のEarth Celebration、そして35周年記念公演でも同じ舞台に立つ機会を頂きました。日本が誇る唯一無二の存在感であり、芸能集団として先陣を切って歩む皆様から学ぶことは多く、皆様との出会いとご縁に心から感謝しております。伝統的な音楽芸能を用いた新しい表現を、これからも共に創造し、再び世界へ発信出来ることを心待ちにしております。

池辺晋一郎 作曲家

長いつき合いだ。篠田正浩監督のドキュメンタリー映画「佐渡國鬼太鼓座」の音楽担当をしたのが1975年。鼓童とは、前身から関わったわけだ。鼓童のために「土のかたち」という曲を書いたのが1998年。小木の練習場で僕もピアノを弾き、鼓童の皆さんと即興合奏で楽しんだ。そのあとも、僕が仕事をしている柏崎のホール「アルフォーレ」に出演をお願いするなど、つき合いがつづいている。いつか「鼓老」になった日にも、変わらず若々しく強靭な「鼓童」でありつづけてください。

池辺晋一郎

Photo©東京オペラシティ文化財団 撮影:武藤章

村上ポンタ秀一 ドラマー

鼓童さんとの付き合いは林英哲さんからなので、鬼太鼓座時代からということになります。2000年のアース・セレブレーションで共演した時に藤本吉利さんとデュエットの機会があったのですが、藤本さんがリハーサルから全力だったことがとても記憶に残っています。

僕は、一つのことをずっとやっているグループである鼓童さんを尊敬しています。演奏もだけど作っている精神がすごい。
これからもお互いに、ずっと音を届けていきましょう。

(村上ポンタ秀一さんは2021年3月にご逝去されました。メンバー一同、心よりご冥福をお祈り申しあげます。)

Photo©Senshu Motohiro

坂本冬美 演歌歌手

鼓童 創立40周年おめでとうございます。

以前からその活動は存じあげていましたが、2013年にリリースした私のシングル「男の火祭り」で演奏して頂き大変感激致しました。その年の紅白歌合戦でもご一緒させて頂き、鼓童さんとの活動は大切な思い出になっております。

その後も躍進されておりますが、これからも佐渡から世界へますます大きな発信をして頂き、50周年、60周年、鼓童百年に向けて打ち続けて下さい。

宮田まゆみ 笙奏者

鼓童の皆さま、創立40周年おめでとうございます。

皆さまとはバレエ『輝夜姫』で、作曲者の石井眞木さん、龍笛奏者の芝祐靖先生をはじめ、私が所属する雅楽演奏団体『伶楽舎』の何人かのメンバーとともに何回も共演させていただきました。最初から数えるともう30年近くなるでしょうか。私たちはいつも皆さまの力強い演奏に圧倒され、力づけられています。これからも日本中、世界中の方々に素晴らしい音楽を届けて下さい。またご一緒できる時を一同、心から楽しみにしています。

史佳 三味線プレイヤー

鼓童40周年誠におめでとうございます。

私の三味線演奏活動を思い返してみますと、常に世界で活躍されている鼓童さんを目標にしてきたと実感しております。

津軽三味線のルーツを語る上で佐渡という場所は、とても深い繋がりがあり、切っても切り離せない場所です。

その佐渡を拠点に世界へ活動するスタイルには、深く敬意を表します。

私の演奏活動の中で、2014年から2年連続での龍言共演、そして2018年アースセレブレーション 特別フリンジでの出演経験は、大変思い出深いパフォーマンスとなりました。
鼓童さんとの共演は長年の夢でしたので、一つの夢が叶った瞬間でした。

世界がエンターテイメントの力を再認識する時期は、もうすぐなのではないでしょうか。

その時期に鼓童40周年が重なるのは、芸能の神様からの強いメッセージだと確信しております。

今後とも、芸能のフロンティアとして、益々のご活躍を祈念いたします。

三味線プレイヤー 史佳Fumiyoshi

下野竜也 指揮者、鼓童ミュージックアドバイザー

鼓童創立40周年おめでとうございます。

皆さんとの出会いから、もうすでに10年以上経ちました。佐渡の稽古場で聞かせていただきましたモノクロームは、未だに忘れることのできないとても大きな経験でした。皆さんとオーケストラとの共演でご一緒することも度々ありましたが、音楽とは何か、表現するという事はどういうことかを、皆さんと、皆さんのとの稽古と、本番を通じて学ばせていただきました。

今、新型コロナウイルス感染症の非常に難しい時期で、鼓童の皆さんもご苦労なさっていると思います。しかし皆様のエネルギーできっと克服して、また鼓童ファンの皆さんに素敵なパフォーマンスが届くことを願っています。そして来年の東京交響楽団との演奏会も心待ちにしております。

お互いこれからも一生懸命に頑張って、鼓童ファンの皆さんの為に、そして音楽ファンの皆さんの為に、大地の恵みとも言うべき皆さんのパフォーマンス・演奏が、これからもさらに多くの人を魅了し、さらに演奏の質もどんどんパワーアップして、ますます素晴らしい鼓童でありますことをお祈り申し上げます。

Photo©Naoya Yamaguchi

野崎良太 Jazztronik

鼓童40周年おめでとうございます!

レコーディングの際、スタジオがそれ一つで一杯になってしまう程大きな太鼓を持ってきて頂いたのをよく覚えています。

それを一発「ドンッ!」と鳴らした瞬間にスタジオのスピーカーが全て飛んでしまったのには驚きました(笑)。

海外の僕の友人ミュージシャンの間でも鼓童の活動はとてもよく知られており、日本の音楽の話になると必ずと言って良いほど名前が上がります。
これからも続いていく鼓童の活動を心より応援させていただきます。
また何か一緒に音楽を作れる日を楽しみにしています。

野崎良太(Jazztronik)

岩代太郎 作曲家

「鼓童」創立四十周年、おめでとうございます。
以前、創作を御一緒させて戴いた御縁に甘え、謹んで祝辞を綴らせて戴きます。

「鼓童」が叩く楽器の多くは、生きるモノの命をもって創られます。

ゆえでしょうか。極寒の佐渡を訪れた際、私は稽古場に響く太鼓の音色に「命」を感じました。

世界中が命の危機に直面する中、今改めて「生命の調べ」に想いを寄せ、「何ゆえに生きているのか」を自問自答するが如く、「鼓童」ならではの活動がますますの飛躍と共に、いつまでも響き続けることを心から祈っております。

作曲家 岩代太郎

Photo©Rowland Kirishima

浜村淳 タレント

鼓童のひびきは命の鼓動

生きるよろこび 生きる情熱

希望と激励。轟く太鼓は 神の声

40周年おめでとう!

さらに50年 100年と 世界の人の

心に響け 悠久の日月を

悠久の祈りを。

元ちとせ シンガー

鼓童創立40周年!!
本当に本当におめでとうございます。

私も、鼓童の皆さんと佐渡島とのご縁を頂き、素晴らしい感動と新しい日本の文化の美しさや力強さを教えて頂きました。これからも誇りを持って鼓動の響く音を届け続けて頂きたい!と思っております。

今は、コロナの影響もあり苦しい日々が続いておりますが!また、ご一緒出来る日が来ることを信じて、今しか出来ないことを磨きながらお互い過ごして行きましょうね。

このたびは、40周年。本当におめでとうございます。

元ちとせ

柿沼康二 書家

この度は、鼓童創立40周年、誠におめでとうございます。

2002年元旦、NHK総合の生放送で共演させていただきましたことをきっかけに2005年のアース・セレブレーション、2007年のNY公演、その後も、鼓童にゆかりのあるミュージシャン方と世界各地で様々なコラボレーションをさせていただきました。

佐渡、日本の鼓童から世界のKODOへと昇華されましたその研鑽とその歴史を讃えたいと思います。

唯一無二の荘厳な鼓童サウンドを宇宙の果てまで鳴り響かせてください!

書家 柿沼康二

▲鼓童様のイメージを個人的に想い、代表作の中から選びました。音楽も書も一回性のアート、ライブ(生)というところからチョイスしました。

公式サイト:http://www.kojikakinuma.com

北村明子 振付家・ダンサー(Office ALB)

太鼓芸能集団鼓童がこのたび創立40周年を迎えられることに、心よりお祝い申し上げます。

学生時代、鼓童の魅力の虜になりました。身体中に伝播する脈、静寂の中に響くストイックな太鼓の語りは、どのような時にも生きる喜びとエネルギーを与えてくれました。

2017年、鼓童村に滞在させていただいた体験は一生の宝物です。

貴集団が、これからも日本を代表する素晴らしい団体として、世界中を魅了し続けていくことを願っております。

公式サイト:http://akikokitamura.com

Negicco

Megu
鼓童の皆さん、創立40周年おめでとうございます!
和太鼓の素晴らしさを40年もの間、継承し続けていくことは決して簡単なことではないはずです。練り上げられた技と体幹を目の当たりにした時、体の中から込み上げてくるものがありました。日々の積み重ねと熱い想いが、人々を感動させたり、笑顔にできるのだと感じています。素晴らしい活動をこれからも応援しています。

Kaede
鼓童さん創立40周年おめでとうございます。
鼓童の皆さんが、佐渡を拠点としながら国内のみならず世界各地でも活躍していることは、同じ新潟県に暮らしている身として嬉しい気持ちになります。たくさんの人が歴史をつないできて40年続けられていることは素晴らしいことだと思いますし、これから先も末永く続いていくように、私たちも応援しています。そして、この先またご一緒する機会がありましたら、その際はよろしくお願いいたします。

Nao☆
鼓童さん40周年おめでとうございます!
まさかNegiccoもお祝いコメントを書かせていただけるなんて嬉しかったです!
鼓童さんの迫力のある太鼓を初めて間近で目にした時にグワーっと体の中から込み上げて来るアドレナリンを感じました!
40周年、本当に素晴らしい事だと思います!
沢山の歴史を受け継いで今の鼓童さんがある事を新潟県民として誇りに思います!
また鼓童さんの圧巻のステージを見れる日を楽しみにしています!

公式サイト:http://negicco.net

EPO シンガーソングライター

鼓童創立40周年、おめでとうございます。

鼓童の皆さんの音には、「個人の肚」そして、「集合の肚」の音を感じます。私たちの丹田を震わせるその音は、全ての地球人に、生命の根源、そして、秩序とのつながりを、思い起こさせてくれます。それが、鼓童の音。

これからも、「肚」の音で、私たちの魂を奮い立たせてください。
またいつか、皆さんとご一緒出来る日を楽しみにしています。

Photo©Leslie Kee

森本レオ 俳優・ナレーター

「夢遊び」

驚いた。
実は、鼓童の事をまったく知りませんでした。
一つでもうるさそうなのに、何十もの打楽器が一斉に叩かれたら、泣き崩れるしかないでしょ!
って、思ってたんですねえ。
でも、驚いた。
うるさく、ないんだ。

ご縁があって、佐渡の港から一時間も山間に入った、鼓童の本部の体育館で聴かせて頂いたのですが。
距離、ほぼ、顔の真ん前。
ゆっくりと、長ーい歴史への想いを抱きしめた響きが、ダウーーーン。
うるさく、ないんだ!。
次々と種類の違う太鼓や鳴り物が現れ、折り重なって響き合い、いつの間にか、体育館の壁やドームを越えて、見えない筈の原野の星空にまで弾き上がって行く。
まさに、音楽、でした。
打楽器ですから音階など無い筈なのに、音楽になっている。
音楽とは、果てない夢を捜しに行く、遊びなんだ。
一人一人、形の違う夢たちが精一杯に響きあって、満天の夜空に広がって行く。
スゴいよ。

遠い昔。
季節ごとのパンデミックに追われたのか、人は棲みなれた楽園を離れて行きました。
傷つき、寄り添い、祈り、別れ、長く厳しいさすらいの旅の末に、やがてそれぞれの場所に辿りついて行きます。
まさに佐渡と言う島は、アフリカと呼ばれる大地から北と東に旅立った者たちが、6万年がかりで辿りついた、夢の場所なのかも知れませんね。
そう言えば、昔はアザラシが泳いで、ラッコが岩で昼寝していて、鯨が潮を噴いていたとも聞きました。

音楽と言う遊びは、遺伝子の中に忘れてしまった夢を捜しに行く、”夢・あすび”、なんでしょうね。

鼓童の人たちは、楽器としてとても不便な道具から、果てしない夢を連れてきてくれる。
すごいわ。

松尾芭蕉が最後の旅で、寺泊のあたりから35kmの彼方の夜の海に浮かぶ、佐渡ヶ島を見て詠んだ句があります。
荒海や、佐渡に横たふ、天の川。
満天の、星空だったんでしょうねえ。
鼓童の響きは、老いた夢追い人の涙まで、伝えてくれる。
芭蕉さんに、聴かせてあげたかったなあ…。
北回り船が造った、雪のお酒でも頂きながら。
40周年、おめでとう。

伊左治直 作曲家

創立40周年おめでとうございます!!

ご一緒した委嘱作品の、その制作過程はちょうどぼくが大病から復帰する時期と重なっていました。温泉で蘇生した小栗判官のように、なにか鼓童の音が細胞レベルまで染み込んで再生できた気がしています。もう人生の一部です。

鼓童、本当にいい名前ですね。大人が真に「童」になるのは、実はとても難しい。みなさんの精神性はぼくの理想です。
ぜひまたご一緒させて下さい。今度は思いっきり笑えるくらい楽しい曲を!

小林幸子 歌手

創立40周年記念を心からお祝い申し上げます。

荘厳で独創性あふれる鼓童の世界に魅了された一人として、これまで世界各国で大きく功績を成し遂げてきた鼓童に敬意を表します。
これから先も日本が誇る太鼓芸能集団として、さらに進化して未来に羽ばたき続けますようお祈り致します。

小林幸子

伊藤多喜雄 民謡歌手

わらべ」に徹して40年

無限の可能性を見出し想像を極め見る「鼓童」の叩く世界と様々な歌舞への姿は、我々怠け者に対する罵声に近かった。時には満腹感を残し悪賢く、いたずらっ子の様な姿で舞台を去る。自然(佐渡)と町文化を往復して伝えようとしている「鼓童」の芸能は次の世代に受け継ぐ、工藝品であり美術品なのだと永六輔さんが言う。

2020年には「草加の陣」において私と鼓童の共演が有り、民謡の復活を願う私にとって鼓童の太鼓と私の民謡は、まさしく歌垣そのものでした。メンバーは身振り手振りで伝え愛情がこもり、ほほ笑み、まなざしが客席の心を虜にしてくれました。

鼓童の「童」に徹して40年は、日本人を蘇生させてくれた英雄なのです。

古謝美佐子 沖縄民謡歌手

鼓童創立40周年、おめでとうございます。

40年、共同生活をしながらの活動は一言で言い表せないご苦労があったことと思います。私の鼓童との一番の思い出は2000年8月にアース・セレブレーションに参加させてもらったことです。佐渡でのとても楽しい体験と鼓童の皆さんとの素晴らしい時間は私の貴重な財産となっています。沖縄と佐渡は遠く離れていますが、同じ島に住む人間としてこれからも共に頑張りましょうね。チバリヨー!

里アンナ アーティスト

今回「創立40周年記念公演」に際し、心よりお祝い申し上げます。

2012年に初めて鼓童の皆様とお会いし、度々ご一緒させて頂く中で、鼓童が作り出す音楽、また伝統芸能として継承していく活動は、同じ奄美の伝統であるシマ唄を唄う私としても、大変勇気を頂いております。

またこれからの未来においても、鼓童の皆様の活動が世界中に末長く広がっていきますよう、心よりお祈り申し上げます。

本日は本当におめでとうございます。

里アンナ
公式サイト:https://www.annasato-primitive-voice.com

江口ともみ タレント

鼓童創立40周年おめでとうございます。

佐渡の研修所の取材をさせて頂いた時、皆さんの芸事に対する精神の強さと想いの熱さにとても感動しました。身体の芯奥深くに届き心を揺さぶるステージは、この世の中に勇気を与えてくれるものかと思います。これからも日本は勿論、世界中の人に届け続けてください!

江口ともみ

新日本フィルハーモニー交響楽団 オーケストラ

鼓童のみなさま
この度は創立40周年、おめでとうございます。

石井眞木さんの「モノプリズム」、冨田勲さんの「宇宙の歌」などを共演させていただいた「創立35周年記念コンサート」がつい最近の出来事のようです。東洋と西洋の文化の違いはありますが、伝統を守りながら挑戦を続けるのは私共オーケストラも同じです。またの機会に、双方の文化が融合した新しいチャレンジが出来ることを楽しみにしております。

Photo©K.MIURA

DJ KRUSH DJ


鼓童創立40周年おめでとうございます!

国境を越えて鼓童の響きが世界中の人々の本能を揺さぶってきた。
音魂が響き合い、人々が響き合う。

「ひとつの地球」という理念と歩みは私自身も目指したい目標です。
また機会があれば、垣根を超えた音楽をクリエイトしましょう!!

菅沼孝三 ドラマー

鼓童創立40周年、おめでとうございます!

僕と鼓童の出会い…あれは20年前!2000年8月のことでした。「渡辺香津美とザ・ドラムスコ」(村上ポンタ秀一、神保彰、櫻井哲夫、菅沼孝三)で佐渡にお邪魔いたしました!僕たちのトリプルドラムと鼓童の太鼓隊がアンサンブルするという夢のようなステージ。西洋太鼓vs和太鼓という対戦においては(笑)ドラムなんてパワーも存在感も消し飛ばされてしまったのを覚えています。あの感動をもう一度!また是非再戦を希望いたします♪

(菅沼孝三さんは2021年11月にご逝去されました。メンバー一同、心よりご冥福をお祈り申しあげます。)

太田順一 写真家

「鼓童の音を聞くと、からだの深いところで突き動かされる。しかし僕が佐渡通いを始めたのは、音そのものへの関心からではない。それを生み出すところの、同じものを食べ、同じ風景を見、同じ時間、汗を流す彼らの生活と、彼ら自身にひかれたからだ」

海を見おろす丘の上の元小学校で、鼓童の皆さんは集団生活をしていました。その素朴で透明感ある暮らしぶりを撮り、写真集を出させていただきました。30年前のことです。

大前光市 義足ダンサー

鼓童40周年、誠におめでとうございます!

2017年夏に皆さんと共に練習した佐渡での思い出は今でも鮮明に覚えています。自然の美しさ、太鼓の世界の厳しさ、人の温かさや力強さに感動しつつ、日本人が元々持っている感性、体、文化に目を向けるきっかけをくれたのが鼓童でした。時間が経っても変わらない精神がそこにあり、変わってゆく私達を静かに見守ってくれている。佐渡の鼓童は日本の心「心臓」です。これからもずっと打ち続けてください!

渡辺香津美 ギタリスト

初めて鼓童のパフォーマンスを体感した時の衝撃と感動は、今でも忘れることはない。何組もの撥と太鼓から紡ぎだされる大地の波動に、僕は陶酔した。その後のコラボレーションからも、多くの刺激と学びがあった。40周年おめでとう。こういう時代だからこそ、あなたたちが必要だ。これからも目眩く魂の響きを、日本にそして世界に届け続けてください。
公式サイト:http://www.kazumiwatanabe.net

Photo©Yosuke Komatsu (ODD JOB)

安東弘樹 フリーアナウンサー

40周年、おめでとうございます!

私と鼓童との出会いはTBS主催の坂東玉三郎さんとのコラボ公演の取材の時でした。2日間、佐渡の稽古場に、お邪魔して番組の収録や食事までお世話になりました。その時、皆さんの真摯に太鼓に向き合う姿勢、常に凛とした雰囲気が漂う稽古場に感銘を受けたのを覚えています。佐渡に日本の聖域が残っている。そう思わせて下さった鼓童のこれからの御活躍を祈念、いや確信しています。鼓童は永遠です!

香西かおり 演歌歌手


鼓童の皆さん
40周年おめでとうございます。

初めてステージを観せて頂いた時の感動は今もよく憶えています。

佐渡へプライベートで出掛けたのも、皆さんのステージを是非、佐渡で観たいと言う思いからでした。

全国の郷土芸能を感じられる事、太鼓のダイナミックさや繊細さを楽しめる素晴らしいステージをこれからも楽しみにしています。
公式サイト:http://kouzaikaori.com/

ヒルクライム TOC アーティスト


鼓童40周年おめでとうございます。佐渡を拠点に生活を共にして高め合う技術と精神が世界で唯一無二の存在へと昇華させたのだと思いました。二度のセッション経験は新潟で音楽をする私にとって誇りです。しなやかで強く、それでいて流麗な舞いのようなパフォーマンスはただただ美しかったです。また皆さんと共演できる日を心待ちにしています。
公式サイト:http://www.hilcrhyme.com/

田中要次 俳優

創立40周年おめでとうございます。

私が『遠くへ行きたい』という番組で鼓童の研修所を訪れたのは6年前の2014年。1泊2日でしたが、真冬の旧校舎での研修体験は忘れもしません。以来、東京公演の度にお招き頂き、そして私の監督した短編映画『ドラムマンz バチがもたらす予期せぬ出来事』にサウンドトラックを提供して頂くなど、感謝し尽くせぬお付き合いをさせて頂いております。

鼓童の刺激的で斬新なステージを今後も楽しみにしています!

高木正勝 音楽家・映像作家

40周年おめでとうございます!

大勢の力が、ぎゅっと、ひと所に集まって、来る日も来る日も鍛え上げられてる、なにより、それが巨きくて柔らかくて優しい力であること。
地球みたいで美しいです。

また全身にその力を浴びれる日を楽しみにしています。

高木正勝

Lukeルーク Cresswellクレスウェル & Steveスティーブ McNicholasマクニコラス STOMPストンプ


1985年、エジンバラ・フェスティバルのフリンジで、見たことも聞いたこともなかった鼓童との出会いは衝撃そのものでした。劇場ショーでもなければ、音楽のギグの枠を超えた異次元の出来事のようで、リズムを通して観客と対話するという稀な体験でした。雷鳴のようでその響きに圧倒され、然もあらば柔らかに包み込む繊細なタペストリーでもあり、複雑であったりごくシンプルになったり。織りなすリズムパターンは感動そのものでありそしてイマジネーション鼓舞するものでした。

鼓童の40年、never-ending インスピレーション、ありがとう!

Luke Cresswell & Steve McNicholas
Creator of Stomp

In 1985, while performing at the Edinburgh Fringe Festival, we happened to see an amazing performance from a group we had never heard of before, ‘Kodo.’
It wasn’t a theatre show; it wasn’t a music gig, it was something else, something we had not seen, heard, or felt before, a way of communicating to an audience using rhythm.
Thunderous and powerful, soft and delicate, a tapestry of incredible, sometimes complex, sometimes simple rhythmic patterns that pulled at our emotions, stirred our soul, and challenged our imagination.

Kodo, 40 years of never-ending inspiration – Thank you.

Luke Cresswell & Steve McNicholas.
Creators of STOMP.

森山開次 舞踊家

鼓童40周年おめでとうございます。

私は2009年からアース・セレブレーションプレイベントの佐渡薪能で、幾度となく踊る機会を頂いてきました。その体験を通して、踊り手として大切な真心を学びました。自然とともに人は生き、感謝と祈りを芸能に込めて分かち合う。太鼓に打込み続けてきた「鼓童」の一打一打の積み重ねは、大樹の年輪のように響き、これからも私を太く強く鼓舞し続けてくれることでしょう。
公式サイト:http://kaijimoriyama.com

Photo©Sadato Ishizuka

鶴田真由 女優

40周年おめでとうございます。

2005年にテレビのドキュメンタリー番組でKODOの方と一緒にアイルランド、フランス、スペインを旅しました。その場所場所での伝統音楽とのコラボレーションは不思議と調和をもたらし素晴らしいものでした。

太鼓の音には古代からの記憶がこめられているように思います。
その太古の言葉を、これからもずっと伝え続けてください。

梶原徹也 ドラマー

鼓童の皆さま
この度は創立40周年 誠におめでとうございます。

私が、初めて鼓童の音に触れたのは、まだブルーハーツをやっていた頃、今から30年くらい前のことだと思います。

その当時の私は、まだまだ自分の音探しの真最中で、ロックのドラムから始まり、スチール ドラム、サンバ、ガムラン、、、世界中のリズムを体験するのに興味が向いていました。鼓童さんの和太鼓は、将来はここへ行き着くのかな、、という予感がありつつも、当時はまだまだ本格的な探求には至りませんでした。

そして、その後、色々な素晴らしいミュージシャンとの出会いを経て、アース・セレブレーションへの参加、さらに、本公演「混沌」制作へとご縁が広がっていきます。

西洋が発祥の楽器 ドラムを演奏する身としては、いつもあちらが本物、こちらは後追いで、あくまで追いつけ追い越せで頑張ろう、という発想がありました。しかし、日本人が日本人の楽器、リズムとして奏でる和太鼓、鼓童の皆さまの音、活動には、いつも「日本人のビートを守って下さってありがとうございます。鼓童さんがいて下さるので、私たちも好き勝手な音、リズムの探求の旅行ができます!!」というリスペクトと感謝の気持ちが常にありました。

佐渡島を本拠地にしての活動、生活、伝統芸能を深く掘り下げ、演奏技術を磨き、自己を鍛練する、それだからこそ日本を背負って世界中で自信を持ってプレイできるものが創り出される。

鼓童さんの存在は私たちの誇りです!

どうかこれからも、太鼓芸能集団 鼓童 様のますますのご活躍、ご発展を祈念しつつ、創立40周年のお祝いの言葉とさせていただきます。

感謝合掌
梶原徹也

小熊倫実 NGT48


鼓童さん、創立40周年おめでとうございます!

以前、NGT48で行った合宿やコンサートで鼓童さんに太鼓の演奏をはじめ、気持ちの面でもたくさんのことを教えていただきました。
私自身、小学校の6年間に万代太鼓をしていて、鼓童さんの素敵な演奏を拝見していたので、活動を通してご一緒させて頂けたことが夢のようで本当に嬉しかったのを覚えています。
これからも鼓童さんの素敵な演奏をずっと楽しみにしています。
改めて40周年、本当におめでとうございます!

太陽劇団 フランスの劇団

親愛なる友へ

親、子供、愛人、友人、世代の残酷な別離が続く中、愛情と感謝を持って感慨深く皆さんの事を良く考えています。皆さんが用意してくださっていた私たちの受け入れは寛容さ、友愛さ、連帯感に溢れていました。呪われた災害によって世界中が打ち砕かれて来日は叶いませんでしたが、決して忘れません。日本への素晴らしい旅をいつか実現したいと、そして鼓童にまたこちらに戻って来て欲しいと心から願っています。この異常な時代を鼓童と太陽劇団はそれぞれの方法で必ず耐え抜けます。40周年を迎えられる記念すべき2021年に皆さんが安全に、そして誇りと喜びの気持ちでお祝いをできる事を願っていますし、私たちも気持ちはご一緒にお祝いします。
フランス風に熱いキスを贈ります。

皆さんの友、Théâtre du Soleil(太陽劇団)より

Chers amis,

Très chers amis qui, en ces jours de séparation cruelle entre parents, enfants, amants, amis, générations, nous manquent tant, sachez que nous pensons très souvent à vous, avec tendresse, admiration et gratitude.
Elle était si généreuse, si amicale, si solidaire, l’hospitalité que vous nous offriez ! Et même si cette maudite calamité qui s’est abattue sur notre monde, nous a brutalement empêché d’en profiter, nous ne l’oublierons jamais.
Nous espèrerons, encore et encore, accomplir ce voyage merveilleux jusqu’à chez vous. Et nous espèrerons, encore et encore, vous voir, vous, le groupe Kodo, revenir joyeusement chez nous, su Soleil.
Je suis sûre que le Théâtre du Soleil et Kodo sauront résister, chacun à leur manière, à cette époque si pathologique.
J’espère, de tout mon cœur, qu’en 2021, année de vos 40 ans, vous pourrez célébrer votre anniversaire en toute sécurité, fierté et joie, et que par la pensée au moins, nous serons avec vous ce jour là.
Nous vous embrassons très fort, à la française,

Votre ami, le Théâtre du Soleil

日野浩志郎 goat、YPY

皮膚を震わせ内臓で聴き、細胞単位で理解する音。

これは国も性別も年齢も生い立ちも関係なく、さらには動物や虫、大地にまでも伝わる力があると自分は信じてしまう。

信仰にも近い程の深い1打を持つ鼓童の積み重ねてきた歴史、さらにそれを恐れず新しさを吸収していく柔軟さも持っていることは奇跡的でもあります。

これからも音を通じて世界を震わせ、発展していくことを願います。

金森穣 りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 舞踊部門芸術監督/Noism Company Niigata芸術監督

この度は鼓童創立40周年、誠におめでとうございます。

半世紀近いその活動において、どれほどの人々が、どれほどの情熱を傾け、どれほどの葛藤を乗り越えて来たことでしょう。その過程でどれほど多くの人々に感動を届けて来たことでしょう。それは舞踊団を創立してわずか17年の私には、到底想像もできないことです。

きっと鼓童の皆さんは振り返る間も無く、これから先の未来を見据えていることでしょう。その未来が発展的でクリエイティブであることを信じています。そしてその未来で、共に新潟から世界へ舞台芸術を発信する日が来ることを、願っています。

金森 穣
公式サイト: www.noism.jp

Photo©篠山紀信

Michaelマイケル Schackシャック ドラマー

40周年記念、その年月は皆さんの弛まぬ向上心の賜物ですね。若き世代が世界を舞台に駆け巡り、パンデミックの苦境を乗り越え、電子和太鼓の開拓にも挑戦する。なんたる偉業でしょう!

鼓童にとって和太鼓は文化であり、太鼓への畏敬と叩ける嬉しさ(Live Performance)、そして音楽を楽しむことは喜びですね。

鼓童は熟練の演奏者と若い世代が共に世界の四隅を見聞しています。先達が次世代に大事なことを伝承することを務めとし、人として成熟した演奏者を育む歴史を重ねてきたきたのでしょう。鼓童のこの先の光明を感じました。私自身も、いくえの世代が互いの長所を見つめ合う相乗効果の恩恵をいただきました。佐渡の祝祭・アース・セレブレーションを経験したことが、ドラマーとしての向上心と日々の活動の支えになっています。それから、佐渡であれだけの日本の先端電子機材やIMAX機材にお目にかかれるとは、驚きました!

鼓童は音楽の発展の先駆者であり続けてください。

Happy birthday, Kodo-san! 40 years young and still going strong, thanks to continuously reinventing yourself. Not only now, with Kodo’s new generation also traveling the world stages, and especially again after the pandemic, but also collaborating on the design and development of a new electronic taiko instrument, and that’s amazing.

With Kodo, it has always been about respect for the instrument, the culture of the instrument, live performance,
and, most important, music.

And you actually bringing the most experienced Kodo players—world-traveling Kodo players—together with the very young ones, and letting them train and educate them to become professional Kodo players themselves, traveling the world hopefully, that’s an amazing reassurance for the future.
This synergy, getting the best out of each other, that’s also what you did to me when I joined you on Sado Island on for your festival, Earth Celebration. It is an experience I will cherish for the rest of my life. I actually became a better daily drummer thanks to the synergy with you all. And I never saw in any Japanese office that many IMAX all together. That was an amazing sight.

So, please continue to make a difference in live performance and music. And again, a very happy birthday, I hope to see you soon.

By the way, can I come and join you again on Sado Island? Please?
Domo arigatou.

中村達也 ドラマー

鼓童の皆様
創立40周年おめでとうございます。

また黒田征太郎、中込健太と、佐渡で、演りたいです。
そして、俺は、お魚くわえたドラ猫が、本当に、いる佐渡が好きだ。

中村達也

岩田守弘 ロシア連邦 ニジニ・ノブゴロドA.S.プーシキン記念 ニジゴロドスキー国立アカデミー歌舞劇場 バレエ団芸術監督


鼓童40周年記念おめでとうございます。

鼓童の体全体に響く音色は、一度聞いたら一生忘れることがありません。これからも日本中の方々に限らず、世界中の方々に、その本物の日本の伝統と、そして和の心を伝え続けてください。

これからの鼓童の発展と、そして皆様の健康を祈っております。

Photo©阿部浩

 

佐々木愛 劇団文化座代表、日本新劇俳優協会会長

創立40周年おめでとうございます。

私は、亡夫、原田進平が鬼太鼓座の当時から照明で関わらせていただいて、鼓童の誕生も身近にありましたので、本当に感無量です。
鼓童は素敵です!

今、世界のあちこちで分断の諍いが起きていますが、どうぞこの感動を、世界の隅々まで届けてあげて下さい。
世界の人々を感動の渦に巻き込んで下さい!

皆様のますますのご活躍を心から期待しております。

山下洋輔 ジャズ・ピアニスト

鼓童創立40周年おめでとうございます。

創立間もない頃に合宿に参加させていただき、その後、方々で共演する機会にも恵まれました。その度に、太鼓のもつ素晴らしい表現力に圧倒されながら、自分の可能性を探ってきました。おかげさまで、こちらもやり続けることができております。

鼓童の出す音がある限り、我々の創造力は刺激を受け続けることでしょう。どうかその圧倒的な音を今後も叩き出し続けてください。

山下洋輔(ジャズ・ピアニスト)

Photo©Akihiko Sonoda

小室等 フォークシンガー

「鼓童創立40周年記念公演に向けて」

40年、凄い!
《TAIKO》という新しいジャンルに船出した《鼓童》。
新境地を切り拓く瞬間を幾度となく目撃させてもらいました。

〈和〉の太鼓は、いつしか鼓童と称ぶべきものになり、今や世界に伝播しています。
代替わりを恐れず、さらなる新境地を拓き、これからも世界に伝播していくことでしょう。

40周年、おめでとう。
― 小室 等 ―

平野暁臣 岡本太郎記念館館長

岡本太郎が「鼓童」の字を揮毫したのは創立からまだ間もない頃。四方八方にエネルギーを放射するかのようなその書を見ると、カンパニーのみずみずしい情熱と野心、なにより彼らの音楽に息づく “祭りの気配”に対する共感が透けて見えます。「伝統とは創造である」と太郎は言いました。どこまで行っても守りに陥らず、たえず新たな地平を目指そうとする鼓童の姿勢はまさに太郎的。揮毫から三十数年経ったいまも太郎の書を背負う資格十分です。
公式サイト:https://taro-okamoto.or.jp

永麻理 フリーアナウンサー、永六輔次女

鼓童創立40周年、おめでとうございます。

見事な伝統工芸・美術品である太鼓の前に立つ時それに負けない存在感を示せる人間たらんとストイックに鍛錬を重ね、その鍛錬が土台にあるからこそあえて余計な力を抜いて純粋に「童」として太鼓を叩く・・・父・六輔が鼓童の皆様に宛てて書いた手紙にある言葉を読み返すと、これは何を生業にする人であっても、父が思う人としての理想の在り方を説いているように感じます。
これからもますます「童」の音を世界に響き渡らせてくださいますように。
公式サイト:rokusuke-ei.com

照屋てるや林賢りんけん 株式会社アジマァ 代表取締役社長(りんけんバンド)

初めて鼓童を知ったのはある雑誌の記事だった。
アメリカ公演の内容である。
和太鼓が異国で大絶賛を受けているニュースをドキドキして読んだ。まさに鼓動が止まらなかった。
和太鼓でプロ集団になれる事も驚きでもあった。
1990年代はりんけんバンドも世界へ目を向けていた時代だったからだ。
鼓童はあらゆる国で賞を受賞している。
本当に凄いことで日本や海外の音楽シーンに大きな影響をあたえた。
いつか鼓童と何か出来ればと思っている時に鼓童と共演の企画が実現したのだ。
夢のような時間を共有でき交流の中で学ぶものが多く「この集団と友達になろう」と決めました。
1997年にリリースした上原知子ソロアルバム「ZAN」に、当時鼓童の金子竜太郎さんと内藤哲郎さんがレコーディングに参加してくれました。
そのアルバム「ZAN」は今では最高な宝物です。ありがとう。

鼓童創立40周年おめでとうございます。

公式サイト:http://www.rinken.gr.jp/

伊藤博之 クリプトン・フューチャー・メディア株式会社 代表取締役

当社は「初音ミク」はじめバーチャル・シンガーを開発する会社です。バーチャル・シンガーと鼓童!?一見ミスマッチに思えるコラボレーションを、2017年と2018年に主催NHKで、NHKホールにて開催させていただきました。和太鼓の躍動感が初音ミク達に魂を吹き込んでくれて、本当に素晴らしいステージを披露していただきました!また先端の歌声合成技術を活用してミクが鼓童オリジナル曲を歌ったコラボも大変印象的でした!

鼓童創立40周年おめでとうございます!また共演しましょうね!

石川さゆり 歌手

鼓童40周年おめでとうございます。

芸術監督をつとめていらした坂東玉三郎さんに、「佐渡へ遊びに来ませんか」とおさそいをいただき、鼓童村へおじゃましたのが皆さんとの出会いでした。

玉三郎さんの演出に朝から一日中、お稽古に励んでいる若手からベテランの皆さんの熱気に感動しました。

太鼓の音からもこんなに力強く、繊細に色々な景色が生まれるのかと思いました。
その後、私の45周年の公演にも出演していただき、鼓童の皆さんの太鼓の音だけで歌ったのも楽しい想い出です。

あれから若手の皆さんも逞しく、成長なさっている事と思います。

日本の大地に響く音、人の心に響く音色。私の見せていただいた、あの稽古場からどうぞこれからも躍動して下さいませ。

ますますのご活躍をお祈り致します。

石川さゆり

公式サイト:http://www.ishikawasayuri.com/

津村禮次郎 観世流能楽師・緑泉会代表

私が鼓童さんの公演を初めて拝見、拝聴したのは30数年前、新宿のシアターアプルで行われた公演で、劇場の壁面を揺るがす大太鼓の響き、緊張感のある締太鼓、ffもppも見事にコントロールされていた。そこで一人の女性のパフォーマンスに驚かされた。千絵子さんの西馬音内の踊りで、まさしく荒ぶる中の静であった。40年の年月は鼓童としての伝統、スタンダードが生まれ、そこからの創作、現代に生きる作品、50年に向けて鼓童がますます確たる存在を築くことを期待する。

長谷川達也 ダンスカンパニー DAZZLE 主宰


鼓童創立40周年、おめでとうございます。

ただただ叩く。それがこんなにも深い感動を生み、森羅万象を表現しうるなんて。それはきっと太鼓に何もかも捧げた者たちの命の響きであり、そして、誇り高き日本の音です。40年の偉大なる軌跡に敬意を表しますと共に、益々の躍進を心よりお祈り申し上げます。これからも心を震わせる音を聞かせて下さい!

Photo©Takahiro Iino

挾土秀平 左官

私が鼓童と過ごした時間は
美術と題字で参加した東京浅草公会堂
「若い夏」の公演でした。

白いはちまき白い足袋に
鱗紋の法被。
心と肉体の限界まで打って見せてから、なお打って見せる限界の姿。
それに誰もが息を呑み、
心震え、自分の中にある
魂の存在を感じるのだと思います。
鼓童が鼓童である魅力はまさにその一点に尽きます。
それが、我々日本人が持つ
自然の無情と命の観念を思わせて。

40周年おめでとうございます。

十河壮吉 映像監督

私が初めて佐渡島を訪れたのはおよそ20年前のこと。
都会から遠く離れた佐渡の山中で、
稽古に励むプレーヤーの人たちの顔は
鼓童村の佇まいとともに印象深かった。

鼓童は人間力。
鼓童の音は自然の音であり人間の音。

私が映像の仕事を始めた頃、この仕事は「人の心を耕す」ことだと教わった。
鼓童も同じだと思う。和太鼓で世界中の人々の心を耕し続けてほしい。
応援しています。

祝40周年!

Photo©Takashi Okamoto

花柳壽輔 花柳流五世宗家家元

鼓童の皆様、40周年誠におめでとうございます。

私が初めて鼓童さんの公演を拝見させて頂いたのは坂東玉三郎さんとのアマテラスでした。その後ご縁があって幽玄にて振付と共演をさせていただくこととなり、佐渡島のお稽古場へ通いました。朝から晩まで稽古漬けとはまさにこのことだなと、とても印象深く残っています。大自然にも恵まれ素晴らしい環境の中で切磋琢磨する鼓童の皆様と共に作品創りができたこと私にとっても人生の宝物です。

益々のご活躍をお祈りいたします。

「幽玄」より/Photo: Takashi Okamoto

 

加藤登紀子 歌手

ご縁は古く、まだ鬼太鼓座だった頃、日比谷野外音楽堂と京都円山音楽堂で共演し、その素晴らしかった思い出が鮮明に残っています。その後「鼓童」を結成され、佐渡に根を張り活動を世界に広げて行くそのエネルギーに、いつも脱帽しています。鼓童村で若い人たちの教室に参加したこともありました。気持ちの良い緊張感と、天と繋がるようなスッキリとしたみなさんの佇まいに感動し、私自身の生きる姿勢を正されるような気持ちになったことを思い出します。これからも音楽以上の表現に向かって鼓童にしか出来ない道を進んで行かれることを楽しみにしています。

加藤登紀子

Carlosカルロス Nunezヌニェス バグパイプ奏者


鼓童の皆さん、おめでとうございます。何ということでしょう、40周年は素晴らしい驚くべき業績です。遠方からお祝い申し上げます。15年前に日本でお会いした時、日本の文化を守る皆さんの取り組みに驚きました。鼓童は日本の文化大使のような存在だとその時感じたのです。伝統と現代性を融合させる鼓童の試みはいつも素晴らしく、新しい挑戦は常に鼓童の理念をもとにされているのを感じています。そして、鼓童の演奏を見るたびに日本を深く感じることができ、そんな皆さんと一緒に演奏し、音楽を作ることは最高な時間でした。鼓童40周年おめでとうございます。この喜びを共にお祝いいたします。

Hello Kodo, congratulations. Oh my god. For forty years, it is amazing. From this part of the world, I want to say congratulations, it is unbelievable. We met you maybe 15 years ago in Japan and it is really amazing how you preserved the Japanese culture, you are sort of an ambassador of Japan in the world. Your way of understanding the tradition and modernity is unbelievable. Every idea, you do new themes but always with your philosophy. We can feel something very deep of Japan when we enjoy your performances and to play with you, to make music all together, is really amazing. So congratulations Kodo for forty years. Let’s enjoy, all together.

金徳洙キムドクス 韓国伝統芸術演奏家

“鼓童”創立40周年によせて。

創立40周年おめでとうございます。
私達サムルノリは、これまで鼓童の皆さんが毎年開催している「アース・セレブレーション(‘89年、’00年、’19年)」等、様々な公演や放送にお招き頂き、毎回、鼓童の皆さんをはじめ多くの出演者たちとの出会いは大変に刺激的で想い出深いものです。
一昨年「サムルノリ」も創団40周年を迎えました。同じ打楽器を中心とした活動を40年の長きに渡り続けられてきたことは大きく称賛されるべきことで、その意味は伝統を元にした両国の根本的なエネルギーをこの世代に未来を向け、伝統的なコンテンポラリー音楽として両国の音楽が、地球の人々たちに楽しまれそして愛される事は、大変素晴らしい事だと思われます。
最後に、「鼓童」の全てのご家族様、そして創立メンバーの皆様から、現在 現役メンバーの皆様のご健康と幸せをお祈り致します。
「鼓童」の今後のさらなる発展を心よりご期待申し上げます。

韓国伝統芸術演奏家 金徳洙

Michaelミカエル de Rooロー 音楽家

1983年に、翌年のオランダフェスティバルのロイヤル・コンセルトヘボウ劇場で日本の打楽器を主とする公演を委託されました。その年は日本の音楽と演劇がテーマでした。私は日本の太鼓については、1973年の佐渡の國鬼太鼓座のアムステルダム公演で出会い、和太鼓の音、特に締め太鼓の音色に深く感動したことを覚えています。

音量の大小を問わずピッチの高低と音質が変わらない初めての打楽器の特性でした。私は当時の鼓童代表ハンチョウ(故河内敏夫) に、この楽器はどうすれば手に入るのか?と尋ねたところ、まねごとで演奏するのは大変なことだ、と控えめな笑みを込めて返答されました。鼓童をコピーするのでは無く、私が知る西洋の打楽器に和太鼓の音色を彩ってみたいと話したところ、彼は、ヨーロッパツアー中の鼓童の太鼓を貸し出してくれました。その後、Prins Bernhard 文化財団の援助もあり、鼓童からそのまま楽器を受け継ぐことになったのです。

1984年には屋台囃子や、石井眞木作曲・モノクロームと平義久作曲・Hiérophonir V は想像の限りを駆使し、太鼓演奏(テレビ映像だと多少のぎこちなさもありましたが)を行いました。この公演は大成功で幕を閉じ、鼓童と私たちの繋がりが花咲いたときでもありました。その後も鼓童との交流が続き、藤本吉利さんをオランダに招いてのワークショップや、石井眞木さんの「輝夜姫Kaguyahime」公演などと鼓童単独公演をアムステルダムで展開させ、鼓童を初めてオランダの観客に紹介することができました。また、私が教鞭を執るユトレヒトの音楽院で学生対象のマスタークラスのワークショップ開催や佐渡では私が打楽器のワークショップを行うなど、教育的交流も盛んにさせていただいていました。日本訪問の際には雅楽演奏者の皆さんにもご参加いただき、石井眞木さん指揮の元で輝夜姫全版の録音を東京で行ないました。この録音を元に、振付家のイリ・キリアン氏に「輝夜姫」の作品としてバレエ団との共演を提案。プロジェクトは1988年の6月1日に、近藤克次さんをソリストとして迎え、再度オランダ・フェスティバルで上演され、鼓童と私の友情はさらに発展する機会に恵まれました。キリアン氏の演出、バレエ団との共演はオランダや他の国々でも上演され、パリ・オペラ座やカナダ・モントリオール公演は特筆すべき栄誉であります。

サークル・パーカッションは世界で最初のプロのパーカッションアンサンブルです。鼓童と浅野太鼓店(1609年創業)の浅野昭利氏との友情そして支援は、西洋の打楽器文化に様々な影響を与えてくれました。感謝しかありません。サークル・パーカッションはDrums of the World を発案し世界各地の打楽器とそのスペシャリスト達の協力を得ながら伝統とリズムの構造を紹介しておりますが、この活動をこれからも続けてまいります。

私は鼓童の長年の活動を見守り続けてきました。皆さんは、異文化を取り入れる実験を恐れず、常に新たな取り組みをする、まさに太鼓文化の先駆者です。ブラボー!心をこめて40周年おめでとう!

ミカエル・デ・ロー

Kodo’s 40th anniversary.

Dear friends,
It was 1983 when I was asked to give an evening in the Royal Concertgebouw during the Holland Festival 1984 with Japanese percussion music. That year the Holland festival was solely about Japanese music and theatre. I knew the Japanese drums from Ondekoza that I had seen in Amsterdam in 1973. I was deeply impressed by the sound of the “wadaiko”, the chime-daiko in particular. Never before had I heard a “drum” that kept the same pitch and tonal quality whether you played it very loud or soft. Thanks to the benevolence of Hansho (Toshio Kawautchi) who had to laugh a little when I asked him how we could get hold of these Japanese drums: “you know how difficult it is to try to imitate our playing style!” After I explained to him not Wanting to become a Kodo copy, but adding the timbre of the traditional instruments to the timbre of what we called the ‘Western’ percussion, het granted us to be able to use the instruments of Kodo, present in Europe, for this concert. As a matter of fact: The instruments never went back to Kodo! Circle Percussion, established in 1973, was able to take over the instruments from Kodo thanks to a grant from the Prins Bernhard Cultuur Fonds.

We played in Jun 1984 on the Wadaiko as good as imaginable (it was a bit amateuristic at some point, looking back on television) Yatai Bayashi, Maki Ishi’s Monochrome and Joshihisa Taira’ Hiérophonir V for percussion. The concert was a great success and the connection with Kodo was born. I brought Joshikazu Fujimoto (the master O-Daiko drummers) to the Netherlands to teach us how to play the different Japanese drums. And I introduced Kodo to the Netherlands for the first time with a spectacular concert performing the concert version of Maki Ishii’ Kaguyahime and the first performance with KODO’S own program in Amsterdam! Kodo gave master classes in Utrecht at the conservatory where I was teaching and I myself gave improvisation master classes for Kodo on Sado Island. In Tokyo we recorded the complete version including the Gagaku performers of Kaguyahime, with conductor / composer Maki Ishii. With this tape I went to Jiri Kylian, who was so enthusiastic that he choreographed the ballet Kaguyahime, which we premiered – again at the Holland Festival- on the 1st of June 1988. With Katsuji Kondo as soloist. Many performances at home and abroad would follow and the friendship with Kodo has always remained. The performances in Paris and Montreal are among the absolute highlights in working together with Kodo.

Circle percussion was the first professional percussion ensemble in the world that, thanks to Kodo and my very good friend and taiko builder Asano Akitoshi, was able to integrate the sound of these instruments – built by Asano Taiko Company since 1609 – into our percussion culture. Drums of the world was Circle Percussion’s first program that brought together percussion instruments from all parts of the world with the associated specialist players and managed to make a program from the world performing and rhythm tradition. Two more program’s would follow.

I still follow Kodo and saw and heard how the company has developed over all those years into the leading taiko group that is not afraid of experimenting with other cultures. Bravo! And my sincerest congratulations with your 40th anniversary!

Michael de Roo

川内倫子 写真家

20年前に佐渡島で撮影させていただきました。
早朝のまだ暗い中、太鼓を叩き続ける皆さんの姿が忘れられません。
ひとりひとりから生まれ出る重くて力強い音は、海の向こうから押し寄せる波と共に地面から響き渡るようでした。
40周年おめでとうございます!