世界初の「電子担ぎ太鼓」をローランド（株）と鼓童が共同開発

世界初の「電子担ぎ太鼓」を
ローランド（株）と鼓童が共同開発
「アース・セレブレーション2017」で初披露

太鼓芸能集団「鼓童」（https://www.kodo.or.jp/　以下、鼓童）と、ローランド(株)（社長：三木純一 https://www.roland.com/jp/ ）は、電子楽器と和太鼓の可能性を探求し、今後の太鼓文化をさらに発展させることを目的に、世界初となる『電子担ぎ太鼓』の試作機を共同開発しました。今年8月に佐渡で開催される「アース・セレブレーション2017」の特別フリンジ・パフォーマンス「電子と原始」（2017年8月19日・土）にて、『電子担ぎ太鼓』を使用した演奏を披露いたします。

アース・セレブレーション2017
特別フリンジ「電子と原始」

30周年を迎えた「アース・セレブレーション」、鼓童の坂本雅幸プロデュースによる、この日限りの実験的企画です。真夏の野外に炸裂する中込健太の渾身の一打、一陣の涼風のごとき阿部好江の歌声、そして昨年のECシアターで絶賛を浴びたフラメンコの三四郎を迎え、坂本雅幸が世界初の『電子担ぎ太鼓』の試作機を持って太鼓演奏の世界に新たな一ページを切り拓きます。お見逃しなく！
出演：坂本雅幸・阿部好江・中込健太（鼓童）ゲスト：三四郎（フラメンコ）
日時：8月19日（土）11:50〜12:40
会場：小木みなと公園内特設ステージ（新潟県佐渡市小木地区／佐渡汽船小木港ターミナルより徒歩3分）
料金：無料
https://www.earthcelebration.jp/event/fringe/denshi/

ローランドは、電子楽器ならではの先進的な機能を備え、本格的な演奏を楽しめる電子ドラム「Vドラム」や、カホンに多彩な音色表現を加える電子カホン「エルカホン」など、これまで数多くの電子ドラム／パーカッション製品を開発し、音楽表現の可能性を追求してきました。

鼓童とローランド、双方の理念が合致し、2016年に共同研究開発を開始。以来、研究を重ね、これまでに類のない本格的な『電子担ぎ太鼓』の試作機の完成に至りました。

『電子担ぎ太鼓』は、伝統的な担ぎ太鼓のデザインや構造をベースに、ローランドが電子ドラムの開発で培った技術や独自のノウハウを注ぎこみ設計しました。打面を叩いた時の振動をセンサーで拾い、その信号をケーブルを通じてローランドの電子ドラム／パーカッション音源に送り、和太鼓はもちろん、さまざまなパーカッションの音色を発音するという仕組みです。打面の中央部、端部、さらに「フチ」と呼ばれる外周部の3箇所にセンサーを搭載し、担ぎ太鼓と同じ奏法や打感を実現しました。また、打面にはローランド独自のメッシュ素材を採用しているため演奏時の消音性に優れており、場所を選ばず練習することが可能です。

今回の『電子担ぎ太鼓』は実験試作の段階ですが、鼓童とローランドは、和太鼓の表現力の向上と音楽文化の発展に向けて、今後も共同研究開発を続けてまいります。

ローランド（株）サイト
https://www.roland.com/jp/news/0758/

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