豊田利晃最新作『全員切腹』に鼓童・中込健太と住吉佑太が音楽参加!

豊田利晃最新作『全員切腹』に鼓童・中込健太と住吉佑太が音楽参加!

『狼煙が呼ぶ』『破壊の日』に続く、「狼蘇山」三部作の完結編
窪塚洋介主演『全員切腹』の製作が決定、クラウドファンディング開始!

毎年、掟破りの映画製作でコロナの時代に映画作りの可能性を前進し続ける唯一の映画監督、豊田利晃氏の最新作『全員切腹』に、鼓童から中込健太と住吉佑太が音楽参加することが決まりました。

『狼煙が呼ぶ』『破壊の日』の撮影場所となった架空の神社、「狼蘇山」三部作の完結編として製作。同時に観客参加型の映画製作として、クラウドファンディングも開始されます。

物語はまだシークレットとして発表はされていないが、主役に『ピンポン』『沈黙』『Gri/Haji』の窪塚洋介、『狼煙が呼ぶ』『破壊の日』の渋川清彦の出演が決定している。音楽は切腹ピストルズ、鼓童の中込健太と住吉佑太、Mars89が参加。

2021年4月30日まで、豊田組ショップにてクラウドファンディングが開始されます。集まった金額によって、長編になるか短編になるか映画の尺も変わる。観客と共に映画を製作することを目標にしています。

是非、皆様のご参加をお待ちしております!

→豊田組ショップ
https://toyodafilms.stores.jp/

→豊田組HP
https://www.toyodafilms.net/

豊田利晃監督コメント

今の世間を見回していると、「世が世なら、あいつら全員切腹だぜ」と思うことがしばしばあります。命をかけて責任を取る、スジを通すという慣習が美徳とされていた百年以上前の侍の生き方に憧れを抱きます。未来が見えにくい中、個人が誠実に生き抜いていくためのヒントを切腹の様式の中で追求したいと思いました。この混迷の時代にどのように生きるのが正しいのか? 生き方の美徳についての映画を作りたいと思っています。
映画とは壁に映しだされた光の虚像です。そして、その虚像の中でなら言えることがあるのです。「あいつら全員切腹だぜ」と映画の中でなら言える。映画作りはいつも自分の覚悟を試されている。

窪塚洋介

1979年5月7日生まれ。神奈川県横須賀市出身。1995年「金田一少年の事件簿」で俳優デビュー。 その後2000年「池袋ウエストゲートパーク」の怪演で注目される。 2001年公開映画「GO」で第25回日本アカデミー賞新人賞と史上最年少での最優秀主演男優賞を受賞。その名前を一気に広める。以降、映画「ピンポン」「凶気の桜」「Laundry」「Monsters Club」など数多くの映画に出演。2015年11月には豊田利晃監督の初演出による舞台「怪獣の教え」に主演。2016年9月には再演も行われた。2017年に公開された「Silence-沈黙-」(マーティン・スコセッシ監督)では、物語の鍵となる”キチジロー”を演じ、ハリウッドデビューを果たす。2019年公開のBBC×Netflix London制作の連続ドラマ「Giri/Haji」。
「最初の晩餐」では、高崎映画祭、日本映画批評家大賞で最優秀助演男優賞を受賞し、高く評価された。他、「PLANETIST」「破壊の日」「みをつくし料理帖」、「ファーストラヴ」が公開。2020年から”カラダにいい、ココロにいい、ホシにいい”をテーマに YouTubeで『今をよくするTV』を配信。

渋川清彦

1972 年 7 月 2 日生。群馬県渋川市出身。 KEE 名義でモデル活動を経て、98 年に豊田利晃監督『ポルノスター』で映画デビュー。大崎章監督『お盆の弟』、越川道夫監督『アレノ』の 2 作品で第 37 回ヨコハマ映画祭主演男優賞を受賞する。2019 年豊田利晃監督「狼煙が呼ぶ」主演、「半世界」「閉鎖病棟」で日刊スポーツ映画大賞、石原裕次郎賞助演男優賞を受賞。2020年「破壊の日」「酔うと化け物になる父がつらい」「ばるぼら」。2021年「戦慄せしめよ」「燃えよ剣」他、現在最も多くの映画でキーマンを演じている俳優。

切腹ピストルズ

その演奏は和楽器のパンク、加えて農工商や寺子屋、寄席などもおこない、風体と合わせて江戸時代からの使者と呼ばれる。隊員 20 名を超える屋内外問わずの神出鬼没。2018 年にはニューヨークのタイムズスクエアで演奏、大きな話題を呼ぶ。2019 年「狼煙が呼ぶ」音楽と出演を担当。2020 年、小泉今日子、向井秀徳他、豪華ゲスト群と「日本列島やり直し二〇二〇」リリース。『破壊の日』のサウンドトラック、出演もする。

中込健太、住吉佑太(鼓童)

新潟県・佐渡島を拠点に、52の国と地域で6,500回を越える公演を行ってきた「太鼓芸能集団 鼓童」のメンバーとして活躍中。2017年よりユニット「ケンタタクユウタタク」として、和楽器にとらわれない打楽器の即興演奏も行っている。豊田利晃監督『戦慄せしめよ』では、日野浩志郎氏と共に全編にわたり音楽に参加。キーパーソンとして雪景色の中で大太鼓を披露している。

Mars89

東京を拠点に活動している DJ/Composer。 2018 年に Bokeh Versions からリリースされた 12 インチ” End Of The Death” は、主要メディアで高く評価され、あらゆるラジオで繰り返しプレイされた。翌年には UNDERCOVER 2019A/W の Show の音楽を手がけ、同年末その音源とThom Yorke らによる Remix をコンパイルし、UNDERCOVER RECORDS より 12 インチでリリース。田名網敬一のドキュメンタリーフィルム、Louis Vuitton 2019A/W Mens の広告映像の楽曲などを担当。 Bristol のNoods Radio ではレジデントをつとめている。2020年豊田監督の『破壊の日』の音楽を担当。

監督・脚本 豊田利晃 Toshiaki Toyoda

1969年大阪府生まれ。1991年、阪本順治監督『王手』の脚本家として映画界にデビュー。1998年、千原浩史(千原ジュニア)主演『ポルノスター』で監督デビュー。その年の日本映画監督協会新人賞、みちのく国際ミステリー映画祭’99年新人監督奨励賞を受賞する。2001年に初のドキュメンタリー映画『アンチェイン』を監督。2002年には人気漫画家・松本大洋の原作『青い春』(主演:松田龍平)を映画化し、大ヒットを記録。ドイツのニッポンコネクション映画祭で観客賞を受賞。2003年『ナイン・ソウルズ』(主演、原田芳雄、松田龍平)2005年、直木賞作家角田光代の原作『空中庭園』(主演:小泉今日子)を監督。2006年には、アテネ国際映画祭で全作品レトロスペクティブ上映されるなど、国内のみならず世界各国から高い評価を受ける。また、中村達也、勝井祐二、照井利幸と音楽ユニット「TWIN TAIL」を結成。ライジングサン・ロックフェスティバル他、現在も活動中。2009年に中村達也主演『蘇りの血』を、2011年に瑛太を主演に『モンスターズクラブ』、2012年には藤原竜也、松田龍平が主演する『I’M FLASH!』。2013年、NYで行われた日本映画祭JAPAN CUTSで世界を魅了する業績を残した監督へ贈られるCUT ABOVE AWARDを受賞。2014年には東出昌大主演『クローズ EXPLODE』を監督。2015〜16年舞台『怪獣の教え』(窪塚洋介、渋川清彦)を演出。2018年、『泣き虫しょったんの奇跡』(松田龍平、松たか子)。写真集『MOVIE STILLS FROM TOSHIAKI TOYODA 1998-2018』を刊行。2019年、短編映画『狼煙が呼ぶ』(渋川清彦、浅野忠信、高良健吾、松田龍平、切腹ピストルズ)。全国50館のミニシアターで初の同日公開を成し遂げる。自伝『半分、生きた』を出版。2020年、『プラネティスト』(窪塚洋介、GOMA)が4月に公開。
7月24日、『破壊の日』(渋川清彦、マヒトゥ・ザ・ピーポー、イッセー尾形)が公開。イタリアのオルトレ・ロスペッキオ国際映画祭2020で監督賞を受賞。2021年2月、日野浩志郎と鼓童の音楽映画『戦慄せしめよ』が配信で公開。