2021年4月28日(水)〜9月30日(木)『鼓童ワン・アース・ツアー~鼓』Vimeoにて配信

鼓童創立40周年プログラムの第一弾として2020年に初演された作品「鼓童ワン・アース・ツアー〜鼓」が、Vimeoより配信!パート1〜3の3部構成として2021年9月末までの期間限定配信となります。

Photo: Takashi Okamoto1曲目に収録されている「入破」は、1970年代に小沢征爾氏の紹介で出逢った現代音楽作曲家の故・石井眞木氏に、1981年の鼓童創立を祝して贈っていただいた楽曲で、今回が初の映像収録となります。他にも同氏作曲の「モノクローム」ほか、「大太鼓」、「屋台囃子」などの代表演目に新曲を加えた、鼓童の40年の歴史をたどることのできる内容となっており、鼓童にとって原点に立ち返り、新たな領域への礎となる作品です。

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演出
船橋裕一郎(鼓童)
収録曲
[配信 パート1]入破/この峰の/歩
[配信 パート2]ヒトヒ/颯/モノクローム
[配信 パート3]出雲楽/大太鼓/屋台囃子/また明日
収録
2021年1月19日〜22日 両津文化会館(佐渡)
配信日
2021年4月28日(水)〜9月30日(木)
価格
配信 480円(各パート毎、一週間レンタル)
メディア
Vimeo にてオンライン配信
時間
配信 パート1:22分/パート2:26分/パート3:31分

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主な楽曲紹介

入破

現在音楽作曲家 石井眞木氏により、1981年に創立された鼓童へ贈られた楽曲。曲名は<新しい領域>に入ることを意味する。新たな太鼓の世界を現出させることを意図し、1981年9月14日、ケルン現代音楽祭「国際パーカッションフェスティバル」にて初演された。

モノクローム

鼓童の前身、佐渡の國鬼太鼓座が、小澤征爾氏により友人であった石井眞木氏に紹介され、1976年に生み出された楽曲。1984年発行の鼓童機関誌でのインタビューにて氏は「太鼓には音楽における新しい要素がある/例えてみれば墨絵のような、モノクローム=単色の世界」と語っている。聴く者に様々なイメージを想起させる楽曲。

屋台囃子

埼玉県秩父市で行われる秩父夜祭で、重さ十数トンもの山車の曳き子を奮い立たせる秩父屋台囃子を原曲とする演目。1973年より現在に至るまで演奏し続けられている、鼓童の代表演目のひとつ。

また明日

2011年、東日本大震災からの復興を応援する「ハートビート・プロジェクト」の一環として生まれた楽曲。YouTubeで公開され、以来多くの機会で演奏し続けてきた。今年の3月11日には「また明日 2021 バージョン」も公開。