鼓童ブログ Kodo Blog

鼓童メンバー投稿

Exciting Groove!/住吉佑太


Exciting Groove!

こちら神秘ツアー班は、デンマークのコペンハーゲンに来ております。今日はそんなコペンハーゲンにある、「生動太鼓」さんへのワークショップをさせて頂きました。ワークショップのテーマは「ワクワクする太鼓の音を出す!」Exciting Groove!

Photo: Mio Takashiro

簡単なリズムアンサンブルを通して、最小限の言葉と最大限の気合で! 稽古場の鏡が曇るほどアツい1時間となりました。

生動太鼓の皆様、関係者の皆様、本当にありがとうございました!

僕自身、3回目となるワークショップでしたが、人に伝えることで改めて、自分を見つめ直すいい機会になると感じています。

Photo: Mio Takashiro

普段、自分がどれだけ自分のことを理解しているか。たったの一打でも、どんなふうに、どんな思いで、何を大切にしているか。そしてそれを単なる受け売りではなく、飾らず素直に、自分の言葉で伝えられるか。

ワークショップという場は、舞台ではありません。
少しも背伸びはできないし、嘘は絶対に伝わらない。

言葉で伝えられることを入り口に、もっと根底にある「言葉では伝えられないこと」を共有できたら。それは素敵な時間になるのではと思っています。

言葉から逃げているわけではありません…
英語も勉強しないと!(笑)

学び多き1日でした。

明日21日はコペンハーゲンでの神秘公演です。頑張ります!

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2016年1月〜3月「鼓童ワン・アース・ツアー2016〜神秘」
(ヨーロッパ)
http://www.kodo.or.jp/news/20160130oet_ja.html
鼓童協賛クレジット


ブラジル「打男」初日、リオ・デ・ジャネイロ小公演、サンパウロWS/蓑輪真弥


ブラジル「打男」初日、リオ・デ・ジャネイロ小公演、サンパウロWS

8年ぶりのブラジル公演、無事に打男、初日を迎えました。

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サンパウロの「Teatlo Alfa」は8年前に私が観て、鼓童へ行くきっかけとなった公演と、まさに同じ劇場、そして同じ舞台。公演が始まると8年前にタイムスリップして、舞台に釘付けになっていました。

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ブラジルのお客様の反応は前回と変わらず、フルスタンディングオベーションの大盛況でした。

Photo: Takuro SusakiPhoto: Takuro Susaki

そして、「打男」初日より一足先に、リオ・デ・ジャネイロで小公演を行いました。私を含め5人という少人数ではありましたが、鼓童を初めて観ていただくお客様にもわかりやすく、鼓童の紹介や研修所紹介、鬼太鼓を打ったり、日本の伝統文化も伝えてられる舞台となりました。

Photo: Takuro SusakiPhoto: Takuro Susaki

進行のMCでは、ポルトガル語にも挑戦! メンバー自己紹介もそれぞれ頑張ってポルトガル語で行い、観客との距離もグッと縮まり、あっという間の一時間公演となりました。

Photo: Yui Kawamoto

和太鼓が盛んなサンパウロでは太鼓経験向けのWSを行いました。参加者の無垢で貪欲な眼差しから、遠く離れたブラジルにも、和太鼓に熱き思いを持った方々がいるということを改めて実感しました。そんな彼らに伝えられること、一発一発の音を大切に、そして、その時空の中で作り上げるグルーヴの面白さを体感する。とても濃厚な4時間のワークショップとなりました。

Photo: Yui Kawamoto

8年振りのブラジルの和太鼓の音の中で、言葉の壁を超えた共通言語と深い間の重みを体感し、初心を思い出し、前進し続ける意義を感じました。

今回、私の後輩である29期の元研修生、サンパウロ在住の海藤洋平さんに、通訳のお手伝いをしていただき、このブラジル公演を行うにあたり、多大な尽力をいただいております。

これからはリオデジャネイロでの打男公演です。日本の裏側に鼓童の音を残せるよう、「打男」メンバー、一丸となって頑張っています。

Photo: Yui Kawamoto

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2016年3月
鼓童「打男 DADAN 2016」ブラジルツアー
http://www.kodo.or.jp/news/20160317dadan_ja.html


今週末、桐生市にて石見神楽温泉津舞子連中との共演/見留知弘


今週末、桐生市にて石見神楽温泉津舞子連中との共演

3月20日(日)群馬県桐生市にある、桐生有鄰館 味噌醤油蔵にて、石見神楽温泉津舞子連中の皆様と共演する公演が、間もなく行われます!

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▲稽古の様子

これは今年から始まった文化庁支援事業アートフェスで、桐生の歴史や文化にちなんだ創造的舞台芸術を、桐生の伝統的建造物群を会場に上演されるイベントです。桐生には日本一のスケールを誇る祗園屋台があり、その鉾には古事記の神話を題材にした江戸期の人形師松本喜三郎作の生人形が残っています。そのつながりから、石見神楽の大蛇退治を取り入れた作品を、とのリクエストを頂き、今回の公演が実現しました。

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「神秘」でも大変お世話になりました、石見神楽温泉津舞子連中の小林泰三様に相談し、「鼓童の音楽で大蛇を!」というご提案をいただき、なんと、モノクロームで大蛇退治の作品を仕上げました!

島根と佐渡では移動距離も遠いため、なんども連絡を取り合い、段取りや間合いをすり合わせ、モノクロームの曲調にあった動きを考えてくださり、とてもいい作品になっています。

公演全体は、3部構成になっており、石見神楽・鼓童・そして共演と、歴史的建造物の中で行われる、特別な1日限りの公演です。1日2公演あり、11時開演、16時開演とございます。ご来場、お待ちいたしております。

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▶︎公演詳細 http://www.kodo.or.jp/news/20160320kamiasobu_ja.html

桐生文化芸術発信事業 歴史的建造物 × パフォーミングアーツ「鼓童×石見神楽『神遊ぶ』」

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群馬県内の歴史的建造物を舞台に、創造的舞台芸術3公演が繰り広げられる「歴史的建造物 × パフォーミングアーツ」。鼓童は第三弾の公演にて、石見神楽温泉津舞子連中と共演いたします。「鼓童ワン・アース・ツアー~神秘」での蛇舞は、この石見神楽温泉津舞子連中の皆さまにご指導いただきました。一日限りのスペシャルステージ、どうぞお楽しみ下さいませ!

2016年3月20日(日)群馬県桐生市 桐生有鄰館 味噌醤油蔵

出演
太鼓芸能集団 鼓童(藤本吉利山口幹文見留知弘米山水木、 井戸こはる、小平一誠、宮城紘司(予定))、石見神楽温泉津舞子連中
開演
11:00/16:00
料金
4,000円(枚数制限:1人4枚まで)
プレイガイド
桐生市市民文化会館プレイガイド Tel. 0277-22-9999
桐生音協 Tel. 0277-53-3133
SAP Tel. 03-5226‐8537
ローソンチケット Tel. 0570-084-008 [Lコード:36757]
イープラス(ファミリーマート) http://eplus.jp
CNプレイガイド http://www.cnplayguide.com/
お問い合わせ
桐生音協 Tel. 0277-53-3133
桐生文化芸術発信事業実行委員会 (桐生市 教育委員会 生涯学習課) Tel. 0277-46-1111

内子座創建100周年記念式典/藤本吉利


内子座創建100周年記念式典

2月20日、愛媛県内子町の内子座創建100周年記念式典に鼓童を代表して出席してきました。

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写真は祝賀会で演じられた淡路人形座による戎舞

鼓童の内子座初公演は1997年、実行委員会形式でご主催いただき、ホームステイをさせていただくなど、以来とても親しくお付き合いをさせていただいて来ました。今日まで7回の公演をお世話になりました。

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控え室で淡路人形座のお二人と

15時半より内子座で記念式典、18時より五十崎自治センター(共生館)ホールにて祝賀会が執り行なわれました。祝賀会で私は感謝の気持ちを込めて、お祝いの太鼓演奏をさせていただきました。関係者の皆様、喜んでくださり嬉しかったです。内子町の今後のご発展をお祈りすると共に、これからも、このご縁を大切にしていきたいと思いました。

竹下さんと 

祝賀会で内子町まちづくり応援大使をされている竹下景子さんと、鼓童内子座公演実行委員会の徳田健市さんと

ご挨拶/船橋裕一郎


2016年を迎え、私たち鼓童は35周年という節目の年を迎えました。

Photo: Takashi OkamotoPhoto: Takashi Okamoto

昨年は『神秘』『道』『永遠』『アマテラス』『打男』『混沌』『交流学校公演』『佐渡特別公演』また、様々なジャンルの方々との共演~アース・セレブレーション、『モノプリズム』『輝夜姫』、バリ島での公演などもあり、振り返れば多種多彩、あっという間の1年でした。

Photo: Takashi Okamoto

芸術監督4作目『混沌』では、ドラムセット三台をはじめ新たな表現に挑戦しました。様々なものを学び、新しいものに触れることで、己をさらに深く知ることの必然性、必要性を感じ、鼓童の舞台表現のさらなる発展が感じられる作品となりました。

Photo: Takashi Okamoto玉三郎さんは、この稽古期間中に「『今』を全力でやってきたら、ここまであっという間でした。今もそうです」と仰いました。芸の世界で半世紀以上を過ごされた方の言葉に、鼓童が50年、100年先の未来に向け、この瞬間に全身全霊を注ぎ、太鼓の音をさらに響かせていこうと改めて思った次第です。

本年もまた、新作や再演も含め、多彩な公演を予定しております。佐渡宿根木公会堂での「佐渡宿根木公演」、サントリーホールでの三夜、浅草公会堂の『若い夏』、そして『螺旋』『アース・セレブレーション』も新たな試みを模索いたします。

理念と歴史を振り返りつつ、私たちの『今』この瞬間の音を是非体感して頂きたく、引き続きのご支援、ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。

太鼓芸能集団「鼓童」代表 船橋裕一郎

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神秘ヨーロッパツアーに向けて/三浦友恵


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いよいよ、神秘ヨーロッパツアーがスタートします。

前回の北米ツアーは鼓童研修所を出たばかりで、右も左もわからず先輩方に沢山助けていただきました。前回以上に演奏に集中して、成長した姿で舞台に立ちたいです。

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全10カ国、食・文化・人々…どんな国なんだろう。毎日、ワクワクしています。そして、このツアーを通して人としての成長も目標です。

ヨーロッパ・ロシアで待ってくださっている皆様に心を込めて、精一杯演奏したいと思います。

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2016年1月〜3月「鼓童ワン・アース・ツアー2016〜神秘」
(ヨーロッパ)
http://www.kodo.or.jp/news/20160130oet_ja.html
鼓童協賛クレジット


好きな光景/小見麻梨子


好きな光景

他に自分の作業をしていても
つい見入ってしまうこの場面。
「大太鼓降ろし」

各世代がそれぞれのポジションについて
息を合わせて行うこの光景が私は好きです。
その前の雰囲気がどんなに和やかでも、
この瞬間は皆真剣な眼差しになります。

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太鼓への敬いの気持ち
前もって準備する道具の手順
身体の踏ん張り方
自分のポジション取り
息を合わせる事

この作業を経て大切な事が綿々と
受け継がれている様にも感じます。

間もなくこの大太鼓を使った公演が大分で行われます。通し稽古を見学しましたがとてもかっこいい舞台なので皆さま、お楽しみに!

2016年1月29日(金)大分・大分市
鼓童×源流 日本太鼓PREMIUM CONCERT 2016「打つ」
鼓童出演者:藤本吉利、小島千絵子、藤本容子、山口幹文、見留知弘、船橋裕一郎、石塚充、中込健太、前田剛史、蓑輪真弥、神谷俊一郎、大塚勇渡
http://www.kodo.or.jp/news/20160129premiumconcert_ja.html

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今年の抱負/渡辺健吾


ご挨拶が1月下旬になってしまいましたが皆様、本年もよろしくお願いいたします。

Photo: Takashi Okamoto

今年は鼓童結成35周年ということもあり、とてもアクティブな1年になると思います。私は今年で正メンバーになって2年目、今まで以上に向上心を持って前に前に進んで行きたいです。太鼓を真っ直ぐひたすら打ち込む大太鼓、屋台囃子、三宅などの鼓童の根っ子となる基礎を大切にし、様々な楽器を用いた挑戦にも積極的に取り組んでいきたいと思います。

Photo: Takashi Okamoto

そして太鼓のことだけでなく、世の中のことについてもっと関心を持ち、それに対してしっかりと自分の考えを持ったり、もっと身近な出来事や生活を見直したりと、自分の中身も広く大きく成長していきたいです。

これからもっともっと魅力溢れる太鼓打ちを目指して頑張ります! 今年もよろしくお願いします!

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「混沌 」文京公演へのご来場を有難うございました/蓑輪真弥


「混沌」文京公演

Photo: Takashi Okamoto

昨年末に開催した文京公演、ご来場いただいた皆様、有難うございました。

文京シビックホールでの公演は、佐渡で幕を開けてから約一ヶ月のツアー最後の会場でした。ツアー終盤になりタイヤの張りが弱くなってきたため張り替えを行いました。

Photo: Takashi Okamoto

新たな命を吹き返す、楽器としてのタイヤ達。耐久性も考えながら出したい音になるために日々試行錯誤…

『混沌』では和太鼓と様々な楽器を演奏するにあたり、どんな音を出したら馴染みが良いかなど、和太鼓も今までどおりの音を出すのではなく、響きをミュートしたりと繊細に音を合わせてきました。

Photo: Takashi Okamoto

混沌としているけど、なぜか心地の良いこの舞台。それは音にしても、呼吸を合わせるにしても、意図的にするものでもなく、どちらか一方に合わせるのでもない。異質なものが入ってきても、お互いを感じながら混じり合わせる。

Photo: Takashi Okamoto

お互いが心地良く聞こえるように、自然と、調和の方へと向かっていく自分達がいるからだと感じています。

5日間の連続公演、毎日たくさんのお客様にご来場いただき、誠にありがとうございました。

Photo: Takashi Okamoto


「Japan’s Kodo drummers」英・ファイナンシャル・タイムズ紙記事
http://on.ft.com/1n8pnQ6

<一部抜粋>
“Chaos is aptly named, but this is chaos of the most scrupulously organised kind. It is an exhilarating performance that leaves both drummers and audience breathless and a reminder that there is simply no substitute for the visceral thrill of experiencing the powerful cumulative resonance of these drums played in person.”

“「混沌」とはうまくつけたものだ。しかしこの混沌はきわめて緻密に仕組まれている。胸のすくようなその舞台は演奏者と観客の双方を圧倒する。そして同時に、これほどの血湧き肉躍る感興を与えてくれるものは、この力強い太鼓の響きの重なりを直に体験すること以外、この世にはないのだと思い知らせてくれるのだ。”


「『打つ』ことの根幹に存在感を示す」アイディアニュース
http://ideanews.jp/archives/14340
<一部抜粋>
“そして二幕の終盤になると、もはや太鼓かドラムか、といった違いが気にならなくなっていた。初めに視覚から入り込んだ違和感が、いつしか聴覚から払拭されていた。太鼓を始め、竹筒を床に落として音を出すシンプルな楽器トンガトン、拍子木、スネアドラム、ティンパニ、ドラムセットまで、作品全体を通してあらゆる打楽器がリズムの線でつながり、音で風の流れが作られていく感覚を覚えた。”
“最後にストンと落ちてきたのは、鼓童としての存在感。それは、どんな楽器を演奏していても、「打つ」という行為の根幹において、「鼓童」としての存在感を示せることの強さだ。”

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「混沌」作品紹介

「混沌」ブログ

2016年6〜7月全国ツアー!詳細は2月上旬に公式サイトで公開します。


初めての交流公演ツアー/米山水木


Photo: Takashi Okamoto

鼓童準団員の米山水木です。私は、今回交流公演を約一ヶ月半回ってきました。

Photo: Takashi Okamoto

行った先の空気や匂い、色や音、学校、劇場そして沢山の方達との繋がりを、しっかりと肌で心で感じたツアーでした。素直な自分、純粋な音、自然なコミュニケーション…和太鼓という楽器を通して、もっともっと追求していきたいです。

Photo: Takashi Okamoto
2016年1月9日の「ぶんきょう交流公演」も、皆様の心に響く90分をお届けできるよう頑張ります。ぜひお越しください、お待ちしております!

Photo: Takashi Okamoto
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ぶんきょう交流公演
2016年1月9日(土)東京都文京区 文京シビックホール 小ホール
http://www.kodo.or.jp/news/20160109koryu_ja.html


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