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尊敬できる人/安藤明子
尊敬できる人
人は誰でも尊敬できる人がいることでしょう。
先輩、上司、憧れの人…
それぞれあると思いますが、自分より上の人に限ることではない。そう感じるこの頃です。逆に自分より下の立場の人間、私の場合、後輩に当たるその人。年齢とか関係なく尊敬できる人。それが後輩にいるということ。
それってとても素敵なことではないでしょうか。
今回初めての交流公演ツアーでそれをとても強く感じました。
共に悩み、共に喜び、共に苦しみ、そしてまた共に悩み…そうして仲間と共に前進していく日々。それが年上だろうが年下だろうが、はたまた先輩だろうが後輩だろうが。そんな仲間がいる素晴らしさ。
高校を卒業してすぐ佐渡に渡った私は鼓童しか知りませんが、それってとても素敵なことなんだろうなと感じている日々です。
交流公演班も今年、残すところ3公演となりました。最後まで前進したい、と強く思える今日でした。
【鼓童村より】交流公演メンバー、いってらっしゃい!
先ほど交流公演メンバー、元気に旅立っていきました。12月新潟、愛知、千葉、東京で学校公演や特別出演、WSなどを行います。
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2016年12月11日(日)鼓童特別編成で出演「大叢…鼓童 Kodoさんの投稿 2016年12月6日
地元愛知でのワークショップ/神谷俊一郎
地元愛知でのワークショップ
今年の9月からスタート致しました交流公演も残す所12月のみとなりました。日々、刺激を頂いている交流公演で今回僕が初挑戦した事があります。それは「ワークショップ」です。
今まで東京都文京区や、くにたち市で「太鼓体験ワークショップ」をさせて頂いたのですが、今回は何と「経験者向けワークショップ」を地元愛知県小牧市の「福厳寺」で、12月10日に開催させて頂く事になりました。まだ3年目という新米にこのような機会を与えて下さった「福厳寺」の皆様には感謝の気持ちしかありません、ありがとうございます。
このワークショップは「大叢山福厳寺 秋葉大祭」というお祭りの、一つのイベントとして行われます。お祭り自体は12月11日の朝からなのですが、前日10日の17時から一足先にワークショップさせて頂きます。翌日11日の17時過ぎからは鼓童交流公演班で演奏をさせて頂く事にもなっております。火渡り神事に合わせての演奏等、普段の公演とは違った雰囲気になると思います。僕も初めてですので、福厳寺だけでしか感じられない空気を皆様と一緒に体感出来ればと思っております。鼓童の演奏以外にも朝から様々なイベントが行われているので一日楽しめると思います。
ワークショップの内容ですが、楽しく、そして難しい事をせず、でも効果を体感出来る90分となるように精一杯務めさせて頂きます。お時間のある方はお友達をお誘いの上是非お申し込み下さい。皆様とお会い出来るのを楽しみにしております。冷えますので、暖かい格好でお越し下さい。愛知でお待ちしております。
2016年12月10日(土)<福厳寺 秋葉大祭 関連企画>鼓童 福厳寺秋葉大祭太鼓ワークショップ 太鼓経験者向け~一発打ちから早打ちまで~(愛知・小牧市)
交流公演班より、皆さんに楽器をご紹介!/前田順康
交流公演班より、皆さんに楽器をご紹介!
私たち交流公演班は、全国の小・中・高校をまわり交流学校公演を行っております。普段、児童・生徒の皆さんが授業や部活で使っている体育館に、太鼓がずらっと並びます。
“みずドン、しゅんしゅん、やすくん、みうみう、秋田美人のあきちゃん、いっせいチャン、草スケ先生” 以上7名での学校公演です!
そんな私達がツアーの合間に佐渡に戻ると、嬉しいことに皆さんから感想が届いています。そのひとつひとつに、素直な言葉・素朴な疑問が並んでいます。
一番多い疑問はこの楽器について、、、
“シンバルみたいなやつ!”
“丸いものをこすりあわせたりするやつ!”
この楽器はチャッパといいます!そして人気なのがこの太鼓 “一ばん大きな太こ!”
大太鼓の音は、お母さんのお腹の中で聞いていた『鼓動』に似ていると言われています。”かみなりの音!” と、声があがることもあります。そしてこんな楽器も登場します。
“なにやら筒のようなものがあって軽やかな音がなる楽器” これはインドネシアの楽器で、「アンクルン」といいます! 嬉しい感想、思いがけない感想、本物の声に力をもらっています!
私たちは今日も本物の太鼓を持って、皆さんの街へ学校へ向かいます!
鼓童 交流公演 in 黒潮町
2016年11月19日(土)、20日(日)高知県幡多郡
http://www.kodo.or.jp/news/20161119-20koryu_ja.html
原木太鼓の育ったところ/松田菜瑠美
原木太鼓の育ったところ
10月14日、新潟県上越市柿崎地区での学校公演でした。柿崎には、たたこう館の2つの原木太鼓になった欅(けやき)の木が生えていた「善導寺」があります。今回、公演の前にお伺いしてきました。
私含め、交流学校公演のメンバーは初めてです。沢山の立派な木が生えているお寺の一角に、その欅の痕跡がありました。15年前、腐り始めて枝が落下して危ないと切り倒され、太鼓に生まれ変わって10年。樹齢600年だったという大木の根っこは、今も三日月形に輪郭を残していました。
ご住職から、このお寺の欅が太鼓になったことを通じて、檀家さんや立ち寄った方々が、たびたび鼓童や佐渡との繋がりを話していってくださることを伺いました。太鼓が人や縁を引きつけるパワーの、まさに根幹を見た訪問になりました。
たたこう館の2つの原木太鼓(やまいもくんとぶたばなちゃん)
ほんものの/前田順康
ほんものの
▲9/15都内での学校公演より
厳しい残暑もようやく終わり、私たち交流公演班は、ただいま学校や劇場をまわっております。
みなさまとの距離が ぐっと近い交流公演、特に学校公演は 演奏への反応が学校により全く変わってきます。さらにひとりひとり演奏の受け取り方も様々です。
じっと黙って聞き入る生徒(児童)、鳴り物から目が離れない生徒、演目中でも舞台袖を見ている生徒。きっと ほんものの気持ち ほんものの反応なのでしょう。
今日はどんな生徒たちなんだろう。ライブ感に溢れる毎日です。
自分が伝えたいことをどう音に乗せるか。その伝えたい気持ちは ほんものか。どこか飾ってしまう気持ちがないか。
鼓童交流公演、今日も張り切ってまいります!
初めてのワークショップ/神谷俊一郎
初めてのワークショップ
秋の交流公演が始まって、1週間以上が過ぎました。初めての交流公演ツアーは、毎日が新鮮でとても有意義な日々を過ごしております。そして予想外の出来事ですが、なんと、メンバーになって初のワークショップを9月9日「くにたち市民芸術小ホール」で急遽行わせて頂きました!
参加してくれたのは小学1年生から6年生までの36人。始まるまで不安でいっぱいでしたが、みんなの純粋な笑顔を見た瞬間に心配していたことが全て吹き飛びました。
今のみんなにしか出せない音がどんどん一つになっていく過程にとても感動し、その音を聞きながら、ワークショップ中だというのにふと、自分が小学生の頃を思い出していました。
初めて太鼓を触った時の事や大好きな祭りで山車引っ張ってた事、太鼓の練習で通っていた小学校の体育館の屋根を登っていたらスキンヘッドのおっちゃんに激怒されたこと。色々思い出しました。そして、自分がやりたいことを改めて確認出来ました。
これからもっともっと一人一人の音を引き出せるように、沢山工夫して、考えて、悩んで、続けていきます。まだまだ未熟な私に貴重な経験をさせて下さった皆さん、サポートして下さった先輩後輩、そしてなにより、ワークショップに参加してくれたみんな、とても楽しい時間と、笑顔になれる音を
ありがとうございました。
山形県小国町より/米山水木
山形県小国町より
9月5日、山形県立小国高等学校さんにお伺いしての交流学校公演でした。1999年の交流公演初年度に呼んで頂いてから、2009年秋ツアー、そして今年と、鼓童として3回目の訪問でした。今日の山形は残暑が殊更厳しかったのですが、美しい山間に建つ校舎での演奏は、とても気持ちいいものでした。
一曲一曲食い入るように、素直な気持ちで見てくれた生徒の皆さんに、こちらも様々な太鼓の音色を心を込めて伝えることができました。
それになんと、アンコールをいただきました! メンバー一同さっと集まり、作戦会議のもと、力強く帆柱起こし音頭をお届けしました。
またお伺いできる日を楽しみにしております!
交流公演スタート!/安藤明子
交流公演スタート!
舞台に上がって5年目にして、初の交流公演ツアー。まずは、山形県新庄市の学校公演からスタートです。
東北の空気や言葉が、秋田出身の私には懐かしさを感じさせてくれます。今年の12月まで、今のメンバーで交流公演ツアーを回ります。
この7人でしか作れない演奏・空気感を存分に楽しみたいと思います!
2016年9月~11月鼓童 交流公演(日本国内)
http://www.kodo.or.jp/oet/index_ja.html#schedule26b
自芯/漆久保晃佑
自芯(じしん)
皆さまいかがお過ごしでしょうか。最近は暑さも厳しくなってきまして早くも蝉が鳴き始めました。私たち「交流学校公演」班は予定されていた学校での公演を終え、私自身残すところ「35周年記念コンサート」と「アース・セレブレーション」のみとなりました。
今回の交流学校公演班は主に熊本県、岩手県、新潟県、兵庫県の学生さんたちに演奏を聴いていただきました。初めて太鼓を見た生徒さん、普段太鼓をやっている生徒さん、太鼓をやりたくなった生徒さん…様々な生徒さんに演奏をすることができました。
次々と近代化をしていく世の中において新しいものだけ、便利なものだけを嗜むのではなく、古典的なものも見た上で様々なものを精査していって欲しい。生徒さんに対しそんな想いで演奏をしておりました。
公演が終わり生徒代表の挨拶をしてくれた子達が「初めて聞いたけれども面白かった」とか「今後は日本の音楽にも目を向けていきたい」と話してくれて本当に嬉しかったです。汗に紛れて目から涙が出た時もあったほどでした…(笑)
さて今回の旅は上記の四県を主に周ったというように書きました。この四県に共通するのは「地震」です。過去に大きな地震を経験した四県でした。地元の方々がお話ししてくださった内容は、とても信じがたく想像もつかないようなものばかりでした。そして太鼓グループの中には、お稽古場が崩れてしまったグループや楽器が破損してしまったグループなど様々…心が痛かったです。
しかし、現地の方々は常に笑顔を絶やさず、中には「俺たちゃ乗り越えられると神様がいってんだな」と仰る方々もいました。そんな方々に演奏をさせていただく機会もあり、演奏後「明日から頑張れるわ」「なんか自信が出てきたな」といってくださる方々もいました。自分にとって最後の交流学校公演は不思議な縁に恵まれて様々な方々とお逢いすることができましたし、私の微力が人の役に立てて嬉しく思います。
一刻も早い復興を心からお祈りしております、また交流学校公演がずっと続いていくように願っています。旅中お世話になった皆さま、ありがとうございました。
出身地、熊本県美里町での交流学校公演/三浦友恵
出身地、熊本県美里町での交流学校公演
今ツアーで、私の地元、熊本県美里町で演奏させて頂きました。今回は小学生・中学生を対象に交流公演をしました。
美里町も熊本地震により被災された方々がいらっしゃいます。今でも余震が続いています。私たちには計り知れない、とても怖くて、辛い日々だと思います。そんな日々を過ごしている子どもたちに元気を‼︎ そんな想いで舞台に立ちました。
これからも皆さんの活力になれるように頑張ります。熊本の復興を心から願っています。
2016年5月~7月鼓童 交流公演(日本国内)
http://www.kodo.or.jp/oet/index_ja.html#schedule23b