鼓童メンバー投稿
雛まつり女子会コンサート/藤本容子
雛まつり女子会コンサート
ひろびろと美しいCafeの空間で、気持ち良く和やかに清々しい響きの場となりました。参加者の皆さん、お世話してくださった皆さん、ありがとうごさいました。
Dog Cafe での企画発案をしてくれた紀子さんのお家に前夜お泊り。二人で手作りの歌詞カードを作ったり、紀子さんのお雛様を愛でながら、当日出す甘酒の試飲で前祝い。
せっかくの雛まつり、衣装も新しく、ピンクと花で女の子に戻った…つもり。
花づくしの歌は、唱歌や昭和歌謡のメドレー、またベートーベンの小さな歌曲もひとつ。
竪琴では、「あいうえお星さま」「忘れな草をあなたに」、我が家の愛犬だった金時とのことを歌った「人は恋ひ恋ひ」の3曲をお届けしました。
始めから歌詞カードを見ながら一緒に歌ってくれた皆さん。優しい響きが満ちました。
今回は新しく覚えたり、覚え直す歌がほとんどで、年齢と記憶力の戦いだったなあ。でも、改めて大好きになった「世界に一つだけの花」と「花は咲く」は、これからも歌い続けてゆきたいです。
今回ご来場のトラちゃんです。大人しく聞いてくれてました。可愛かったなあ。ありがとう。また会おうね。
Deco’s Dog Cafe のデコちゃんこと、今戸秀子さんと。次回を楽しみにしてくださっています。うれしい!今度は男の子も一緒にね。
写真:長谷川みず穂
文京いくぞ/中込健太
今日、3月7日に文京シビックホールで開催の「交流公演」の稽古をしました。明日、上京いたします。
みなさま、是非劇場へお越しください!
鼓童 交流公演スケジュール
http://www.kodo.or.jp/oet/index_ja.html#schedule14b
北米の太鼓に学ぶこと/見留知弘
皆様いかがお過ごしでしょうか。太鼓芸能集団鼓童代表の見留知弘です。3月に入り、暖かい日も少しずつ増えて過ごしやすくなる頃ではありますが、春になる嬉しさと、それに伴うアレルギーとの両方がありますね。
さて、1月末より始まりました「鼓童ワン・アース・ツアー2015〜神秘」北米ツアーは折り返しを過ぎ、東海岸地域にて公演しております。北米といえば、鼓童の前身の「佐渡の國 鬼太鼓座」時代より大変お世話になっている方々がおられます。
それは、アメリカの太鼓グループの方々です。
2005年アメリカ公演より
私が鼓童に入る以前のお話も先輩からたくさん聞いておりますが、そこについては鼓童結成30周年記念本「いのちもやして、たたけよ」をお読みいただくことにして、ここでは私の体験談として書かせて頂きます。私が北米ツアーに行っていた8年前までは、アメリカの太鼓のスタイルは、古い時代に伝わったものに加えて、新しい北米の太鼓のスタイルが生まれ始めた頃だったと記憶しています。
鼓童の初期には毎年アメリカツアーを行っており、公演先では各地のグループの方々に大変お世話になり、温かく迎え入れて頂ました。そんな数ある太鼓グループの中でも、カリフォルニア州サンノゼを拠点とされているサンノゼ太鼓さんには、稽古場に舞台道具とツアーの備品などを保管頂いていた時期もありました。
ただ、近年はお互いのグループで世代交代が進んでいて、ベテランメンバーがツアーに付かなくなったこともあり、ある年に交流の場を設定して下さり、車座になって話した事がありました(写真上)。それは、お互いのバックボーンの事、太鼓の事、日系社会など、サンノゼの方も、これからの鼓童との繋がりについてコミュニケーションが必要だと感じて下さっての企画でした。
その時に見学させて頂いた稽古では、礼儀作法がしっかりされていて、畳に上がる際に一礼をして稽古を始めた立ち居振舞いが、私はとても印象に残りました。いつでも稽古が出来る環境がある私達には、そのような気持ちを切り替える境界というものがなかったので、それ以降、稽古を始める時には足袋に履き替えるなど、気持ちを切り替える環境を作りました。そして、日本の文化や心が、世代が変わっても引き継がれ、そしてなによりご自分達のアイデンティティを大切にされていると思いました。
2005年アメリカツアーの様子(1枚目の写真、中央が元メンバーの渡辺薫さん)
海外に出る時には、やはり自国の文化を説明出来る知識を持たなければならないと思いますが、なかなか簡単な事ではないですね。海外ツアー先のほうが、日頃気付かない事に気付いたり、文化や生活などの違いから得たりする事もあります。中でも日本人のすばらしい所は、海外の文化や食文化を、日本人に合うようにアレンジしていける所だと思います。
今回「神秘」で北米をツアーしている鼓童メンバーにも、たくさんの発見や収穫があることを期待しています。
鼓童ワン・アース・ツアー2015〜神秘 北米ツアー
http://www.kodo.or.jp/oet/index_ja.html#schedule13a
宇土太鼓祭/藤本吉利
2月19日、朝9時に宿を出発し、宇土市民会館の高木館長に車でご案内いただき、22日に開催される「宇土太鼓祭」の宣伝活動。熊本のケーブルテレビ、FMラジオ、テレビ局の3ヶ所を山口幹文と2人で回り、演奏もしました。私の『太鼓合宿 in うと』も20日から始まります。元気に頑張ります。
写真は宣伝の合間に熊本城を観光。感動しました。後ろに聳えるのは『宇土櫓』です。
2月22日、『宇土太鼓祭』にて太鼓合宿の成果発表。例年通り、トップバッターでの出演。最初に『帆柱起こし音頭』を唄い、今回取り組んでもらった大太鼓の新曲『雷神』(なるかみ)を演奏しました。熊本県内から7名、県外は神奈川、広島、福岡からそれぞれ1名で、計10名の方が参加されました。そのなかには、地元の高校生3名の参加もあり、とても嬉しく思いました。太鼓のバチを持つのは初めてという方もおられたのですが、簡単なベースリズムを叩いてもらい、みんながひとつになって演奏することが出来ました。
開演前、合宿参加者の皆さんと。(今回はピンク色の『宇土太鼓祭』Tシャツで演奏しました。)
KODOケーキ/花岡哲海
こちら、「神秘」ツアー班は元気にアメリカを旅しています。ラスベガスなどは日焼けするくらい暑く、冬の日本とは正反対で驚いています。
さて、劇場では、昼食や夕食をとる部屋を「グリーンルーム」と呼びます。出番を確認するために舞台の状況を映すテレビモニターなどが用意されている部屋で、そこにケータリングも用意されます。休憩や食事の時間は憩いの場にもなります。
そんなグリーンルームに、な、な、なんと「KODOケーキ」がドン!とありました。
なんでも、この日の食事を作ったシェフのリックさんが持って来て下さったとのこと。なんとありがたい!
もちろん、鼓童メンバーで美味しく頂きました。
ツアーが始まって2週間ちょっと。だんだんと体力的に大変なる時期に、気持ちがほっこりする嬉しい出来事でした!
鼓童ワン・アース・ツアー2015〜神秘 北米ツアー
http://www.kodo.or.jp/oet/index_ja.html#schedule13a
「鼓道」/前田剛史
鼓童特別公演2015「道」
3月19、20日にKAAT神奈川芸術劇場で開催の「鼓童特別公演『道』」の稽古が2月より始まった。内容的にはいわゆる「クラシック鼓童」。数十年の間、鼓童が培ってきた演目や構成を今いるメンバーで再構築してみる。
ここ数年の舞台は、とにかく新しい事に挑戦し、楽曲や衣装なども今まで基本にあった物から一旦離れてみた。離れる事で、今まで気にも掛けていなかった事が見えてきたり、鼓童とは何なのだろうと改めて考えさせられる時間にもなっている。
そしてこのタイミングでの『道』。
千里馬やモノクローム、三宅に大太鼓、屋台囃子。改めてそれぞれの楽曲に向き合ってみる。今まで鼓童という集団から滲み出ていた空気がここにあったのかと痛感した。
この稽古の中で諸先輩方から構え方、リズムのニュアンスや、太鼓に向かう気持ちなど久しぶりに伝えて貰い、そして一緒に演奏する。その中で改めて自分の甘さを感じ、先輩の壁の高さを感じた。
今は一筋縄では乗り越えられない壁にぶち当たり、自己嫌悪の日々だが、何故か逆にメラメラとやる気が湧いてくる。とにかく日々勉強になる時間だ。
「温故知新」という言葉があるが、鼓童として失ってはならないものをこの「道」公演で改めて学び、新たな舞台作りにも活かしていきたいと思う。
▶YouTubeで再生 https://www.youtube.com/watch?v=r1N2ME9rH4E
鼓童特別公演2015「道」
http://www.kodo.or.jp/news/20150319michi_ja.html
2015年3月19日(木)、20日(金)
神奈川県横浜市 KAAT 神奈川芸術劇場<ホール>
演出:山口幹文
出演者(予定):齊藤栄一、見留知弘、船橋裕一郎、石塚充、中込健太、前田剛史、立石雷、蓑輪真弥、稲田亮輔、神白佑樹、小池将也、米山水木
予定演目:族、Jang-Gwara、千里馬、道、三味線、モノクローム、三宅、三寒四温、山唄、大太鼓、屋台囃子
▶チケットのお求め
http://www.tvkcom.net/cgi-bin/ticket/tickets.cgi?t=141758331451
マーティン・レクナーさん/花岡哲海
「神秘」北米班は順調にツアーを進めております。
ツアーや公演を行うためには、裏方で働く方々が非常に重要です。そんな中、ツアーを通して照明を担当してくださっているのが、マーティン・レクナーさんです。熊のように大きな人ですが、みんなは親しみを込めてマーティンと呼んでいます。
さて、ある日の公演の夕食時。なにやら外から香ばしいにおいが…。なんとマーティンがお肉やソーセージを焼いていました!みんなのためにホットドッグやハンバーガーを作ってくれたのです。出来たてをみんなで美味しく頂きました。
余談ですが、弱火で時間をかけてゆっくり焼く方が「バーベキュー」で、強火で時間をかけず一気に焼く方を「グリル」と言うそうです。僕は初めて知りました!
このお肉パワーで、まだまだツアー頑張ります!
鼓童ワン・アース・ツアー2015〜神秘 北米ツアー
http://www.kodo.or.jp/oet/index_ja.html#schedule13a
新しい風/小見麻梨子
「神秘」北米ツアー、今回は新しい女性メンバーが加入しました。まだ準メンバーになりたての三浦友恵です。
少し前までは研修生活。いきなりの海外での時差・気候・劇場の状況・ホテル住まい、そして実際のお客様がいる中での演奏等、様々な場面での対応力が試されます。
新人達の懸命さ、直向きさはツアーに新しい風として新鮮な空気を吹き込み、私達も改めて身が引き締まります。
演目の細かい内容を改めて思い出しながら詰めていくことで新しい発想が生まれたり、メンバーの個性も少しずつ出てきていています。国内で千秋楽を迎えた「神秘」ですがアメリカの地でも日々生まれ変わっています。
「鼓童ワン・アース・ツアー〜神秘」北米ツアー、関連記事
・バンクーバ経済新聞(2月3日)
http://vancouver.keizai.biz/headline/2041/
・BAM(ニューヨーク)公演プロモーション映像(1月31日)
https://www.youtube.com/watch?x-yt-ts=1422503921&v=lw0t23AJ0l0
・The Bulletin(英字):
http://jccabulletin-geppo.ca/kodo-a-journey-into-mystery/
・E-Nikka :
http://www.e-nikka.ca/Contents/141211/topics_02.php
・Life Vancouver:
http://lifevancouver.jp/2014/12/event/35916.html
ASANO TAIKO U.S. 訪問!/花岡哲海
ASANO TAIKO U.S. 訪問
本日、北米「神秘」ツアー班は、サンタ・バーバラからサンディエゴへの移動だったので、ロサンゼルスの「ASANO TAIKO U.S.」にお伺いしました。
今回のツアーを回るのにも、大変にお世話になっている浅野太鼓さん。お店とスタジオ、そして隣接する加藤太鼓さんの工場も見学させて頂きました。スタジオでは毎日のようにワークショップが行われ、アメリカの太鼓人口も一気に増え、レベルも上がってきているとのこと。僕たちも負けていられません。
これからもツアー頑張ってまいります!
鼓童ワン・アース・ツアー2015〜神秘 北米ツアー
http://www.kodo.or.jp/oet/index_ja.html#schedule13a
15mmの世界/蓑輪真弥
鼓童特別公演2015「道」の稽古が始まっています。今回私は、鼓童の女性初「モノクローム」に挑戦しています。
「モノクローム」の稽古ではものすごく神経を使い、稽古場の空気も張りつめています。
楽曲のピアニッシモの部分は、15mmの世界。このミクロの幅の中でバチを操ります。栄一さん曰く、「バチを振るのではなく、腹(丹田)から落とすだけ」。この打法が想像以上に難しい。(昔、鼓童ではロウソクに火をつけ、それが燃え尽きるまでこの稽古をしていたそうです。)
今まで意識していなかった神経をつなげていく、非常にストイックで繊細な稽古をしております。
鼓童特別公演2015「道」をお楽しみに。
▶YouTubeで再生 https://www.youtube.com/watch?v=r1N2ME9rH4E
鼓童特別公演2015「道」
http://www.kodo.or.jp/news/20150319michi_ja.html