株式会社北前船 代表取締役社長 青木孝夫

青木孝夫

旅で出会い、経験するすべてのことはその人を、鼓童を、変えていきます。また未知の異分野の世界を旅することは刺激になり、視野が広がり、自分たちの足元を見つめ直すことができます。こうして新しい経験を積み重ねながら、旅の前と比べ、旅のあとでは確実に表現は豊かになっていきます。今年は、鼓童メンバーたち自身で道を切り拓き、成長を続けていかなければならない重要な一年になります。パソコンや携帯、インターネットの普及によって、ものごとを「現象」だけで捉えて満足してしまう事の多い現代社会において、太鼓芸術文化を通じて世界中の人々と「共振」しあい、喜怒哀楽の感情や謙虚さを伝えあう旅をすることは鼓童の使命であると強く感じています。

今年も、現状に安住することなく、生涯が修行である事を忘れないように、舞台芸術というものを学び、本質的な深化を目指して努力してまいります。そして、素直で私心なく、ひたむきに、生命のリズム、生命のエネルギーを発し、世界中の人たちと心地よい波動でつながり、鼓童グループの存在意義を確認しあう一年にできればと思います。

本年も鼓童グループの活動にご支援を賜りますようお願いいたします。

2017年1月
株式会社北前船 代表取締役社長 青木孝夫

 


 

太鼓芸能集団「鼓童」代表 船橋裕一郎

船橋裕一郎

2017年の新たな年がスタートいたしました。昨年は、35周年という節目のなか多彩な舞台を各地でお届けする事ができましたこと、改めて感謝申し上げます。本年は『打男』北米ツアー、初音ミクとのコラボ、『道』の再演から始まり、坂東玉三郎さんとの共演2作目となる『幽玄』や『佐渡宿根木公演』『交流公演』など、上半期だけでも多様に満ちた活動を予定しております。

現在、私達は進化と深化、2つの『シンカ』を遂げるべく精進しております。毎年玉三郎さんのご指導のもと新作を届け続け、昨年の『螺旋』では、演奏者としてそのことに実感をともなった音を届ける事ができました。春からの新作『幽玄』では、能楽を題材にさらなる『シンカ』の具現化を進められると思っております。現在、稽古を進めて行く中で、長い歴史に裏打ちと洗練に洗練を重ねた能楽の世界に触れ、先生方のご指導に圧倒されながらも、舞台の形が現れるにつれ、現在の鼓童において能楽の世界の学びには、必然があったように強く感じています。私達が拠点とする佐渡は能が根付いている地です。神社には多くの能舞台があり、気候の良い季節は地元の方々による能の上演が頻繁に行われ、研修所でも地元の先生に能を教えていただいております。以前、先輩に、鼓童のスタートは宮本常一先生が仰られた「根を張ろうや」との言葉であったと教えて頂いた事があります。作品を通じ、私達の足下を見つめ直し、「先に進むこと」と「佐渡での足元を固める」こと。その2つを大切にすることで、進化と深化ふたつの『シンカ』を進める事ができると考えます。そして36年目の鼓童グループの根をより強靭なものとしていく所存でございます。

本年もまた皆様にとって良い年になりますよう、お祈り申し上げますとともに、変わらぬご支援と鞭撻をお願い申し上げます。

2017年1月
太鼓芸能集団「鼓童」代表 船橋裕一郎

 


 

公益財団法人 鼓童文化財団 理事長 五十嵐実

五十嵐実

この度、鼓童文化財団理事長を拝命させて頂きました、五十嵐実でございます。
この度、伝統ある鼓童文化財団の理事長を務めさせて頂くことになり、今はただ身の引き締まる思いです。何卒、宜しくお願い申し上げます。
鼓童文化財団は今年度設立20周年を迎え、またアース・セレブレーションも30周年を迎える記念の年となります。この様な時期に理事長の大任をお受けすることに、大きなやり甲斐と責任を感じております。
財団が長く着実にこの組織が発展してきたのは、ひとえに多くの皆様方のご支援のおかげと存じ上げます。また、鼓童の前身「佐渡の國 鬼太鼓座」の創設時から長年にわたる、前理事長 島崎信のご貢献があったからこそと思います。この大きな財産を引継ぎ、さらに未来に発展させることこそ私の使命と考えております。

鼓童文化財団の目的を改めて述べますと
①人づくり 研修および体験学習を通じた担い手育成
②地域おこし 地域資源を活用した地域活性化
③芸術文化の振興 調査研究、教育・社会活動を通じた芸術文化の振興
④国際交流 国際的な文化交流の場づくりと実践
が挙げられます。

その一つ一つを改めて振り返り、新しい価値を加え、未来へと繋いでいく所存です。
さらなる発展に向かい、スタッフ一同一層努力して行きたいと思います。
これからも皆様のさらなる御指導、ご後援、何卒、よろしくお願いいたします。

2017年3月
公益財団法人 鼓童文化財団 理事長 五十嵐実

 


 

公益財団法人 鼓童文化財団 特別顧問 島崎信

島崎信

鼓童は昨年、創業35年を迎えました。これは又、これからの35年、未来への第一歩の年として、心新たに努力して参ります。
この周年を機としまして、鼓童グループでは役員定年制を設け、新しい世代への道を拡げて参ります。
2017年度より、新たに財団理事長として、五十嵐実(前副理事長)が就任致します。新理事長へのご支援の程、心よりお願い申し上げます。過去12年、理事長を勤めさせていただきました、私、島崎信は、特別顧問として新理事長に協力して財団の活動に努力して参ります。鼓童の前身佐渡の國 鬼太鼓座の創設にもかかわりを持つ私と致しましては、佐渡と鼓童には特別の想いもあり、その持続と発展のために、旧来にも増して、微力ではありますが、活動を重ねる所存でご座居ます。
これからも、旧来に増してのご支援の程、御願い申し上げます。

2017年3月
公益財団法人 鼓童文化財団 特別顧問 島崎信