鼓童ブログ Kodo Blog

WEBサイト「DAILY MORE」に鼓童記事掲載!


WEBサイト「DAILY MORE」に鼓童記事掲載!

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女性ファッション誌「MORE」のWEBサイト「DAILY MORE」に鼓童メンバーのインタビューが掲載されました。

<前編>では舞台への想いや稽古のことなどを、坂本雅幸、住吉佑太、漆久保晃佑のMORE世代3名が語っています。写真も盛り沢山、是非ご覧ください。<後編>では鼓童に入ったきっかけや、研修所時代について語っています。ぜひFacebook、Twitter等でシェアをお願いいたします!

【インタビュー】太鼓芸能集団『鼓童』にハマれ!(前編)
http://more.hpplus.jp/odekake/look/1613

【インタビュー】太鼓芸能集団『鼓童』にハマれ!(後編)
http://more.hpplus.jp/odekake/look/1614


▼▼▼こちらも要チェック!

【鼓童の舞台写真が盛りだくさん!】
芸団協広報誌「SANZUI」

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芸団協広報誌「SANZUI」の「特集 ホレボレ」で俳優・田中要次さんのコメントと合わせて、鼓童の舞台写真が掲載されています。以下のWEBサイトからダウンロードでご覧いただけます。ぜひご覧ください。
http://cpra.jp/sanzui/2015_sanzui/sanzui-vol07-2015-spring.html

 

【チケットぴあ関西WEB版】悠久の自然の営みを和太鼓の調べにのせて『鼓童 ワン・アース・ツアー2015~永遠』船橋裕一郎&前田剛史にインタビュー
http://kansai.pia.co.jp/interview/stage/2015-05/kodo.html

【エンタステージ】太鼓音楽で「永遠」を紡ぐ 鼓童『ワン・アース・ツアー2015〜永遠』公演日程が決定
http://enterstage.jp/news/2015/05/002675.html

【文京アカデミーWEBサイト】「文京シビックホール提携団体・コメントリレー」に石塚充の記事が掲載
http://bunkyocivichall.jp/special_mail_magazine/1505/004/index.html

【Huffington Post】「神秘」アメリカ公演記事掲載
http://www.huffingtonpost.com/steve-mariotti/the-magic-of-taiko-for-am_b_7436620.html

【WEB「GREEN GLOBAL TRAVEL」】鼓童公演紹介、内田依利インタビュー記事掲載
http://greenglobaltravel.com/2015/03/26/kodo-taiko-drummers-japanese-culture


鼓童「永遠」ブルーレイ、DVD 本日発売/鼓童オンラインストア


鼓童「永遠」ブルーレイ、DVD 本日発売

本日、鼓童「永遠」ブルーレイとDVDが発売です。鼓童オンラインストア、公演会場にてお求め下さい。

2014年12月21日、22日、文京シビックホール(東京)にて収録
ブルーレイ 6,000円(税込)、DVD 5,000円(税込)

 

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鼓童オンラインストア

ブルーレイ
http://www.kodo.or.jp/store/162_1469.html

DVD
http://www.kodo.or.jp/store/14_1470.html

鼓童ディスコグラフィー
http://www.kodo.or.jp/discography/index_ja.html


 

kodo2鼓童オンラインストア
http://www.kodo.or.jp/store/index.html


太鼓音楽にいざなわれ、垣間みる「永遠」。/芸術監督・坂東玉三郎


太鼓音楽にいざなわれ、垣間みる「永遠」。
芸術監督・坂東玉三郎

2014年公演パンフレットより
撮影:岡本隆史

太鼓芸能集団「鼓童」の芸術監督に就任してから早くも2年が過ぎ、3年目となりました。第1作目の「伝説」に続き2作目は「神秘」を、そして3作目として、今年は「永遠」をお届けいたします。また2014年の7月には、ヨーロッパツアーの為に「打男 DADAN」を新しく改訂して上演致しました。新しいツアー作品が4作とも考えられるのです。

Photo: Takashi Okamoto

今回の「永遠」では、全てを新曲で演出しました。このテーマを太鼓の公演で感じて頂くのは大変に難しいことですが、そこを楽しく創ることが出来たら、かえって面白い作品が出来るのではないかという感覚もありました。永遠とは、森羅万象の移り変わり、地球の回転、宇宙の広がり、人生の輪廻や、物事が螺旋状に回って行く 〝風〟のようなものを感じられたら永遠を表現出来るのではないかとも考えたのです。

Photo: Takashi Okamoto

稽古中「永遠」について皆で話し合っていたのですが、永遠とは「望み」であったり「夢」であったり「叶わぬ」ことであったり、現実には無いことだということに気が付きました。人間の思考の中だけに存在する観念なのでしょう。それだからこそ、永遠を求めて「ピラミッド」を作ったり「スフィンクス」に思いを込めたりしてきたのです。しかし現実に存在する物質的な物には限りがあります。「魂」だけが永遠なのかも知れませんが、魂は「存在」ではなく、ただ「有」るだけのようにも思うのです。観念的な考えではありますが「永遠」とは「有」と「無」の繰り返しなのではないでしょうか。

新曲としては「夜霧」「カタライ」「青天」「午睡」「魅惑」「直線」などが有り、様々な雰囲気を醸し出すことも出来ました。

Photo: Takashi OkamotoPhoto: Takashi Okamoto

「青天」は「神秘」の「霹靂」に続く、坂本雅幸君の新曲です。前田剛史君の作曲も数曲有ります。

Photo: Takashi OkamotoPhoto: Takashi Okamoto

また自分の新曲としては「午睡」と「魅惑」です。「魅惑」は、これまで鼓童に有った様々な金物の演奏で作曲してみました。振付も曲に似合うように振り付けました。「午睡」では木製の楽器を使ったのです。すると午後ののんびりした雰囲気が出て来て「午睡」と名付けたのです。

Photo: Takashi Okamoto

芸術監督として今日に至るまでに、太鼓を打つことと、音楽を奏でることの意味を様々な角度から考えていました。「大太鼓」や「三宅」などは、打ち手が自分の寸時の即興で構成をしながら体力の続く限り打ち続けて最終の盛り上がりまで持って行きます。その神秘的な風情が見る人に感動を与えてきました。その太鼓の打法は、全て太鼓の打ち手に委ねられるのです。しかし私は、将来に向かって音楽性を重視した太鼓というものが何であろうかと考えていたのです。それは打ち手が、作曲家の意図に忠実に、速度や強弱等が十分に制御され、そして抑制されていなければならないということでした。自由な表現というものは、それらの事柄が制覇され、打ち手が客観性を持って初めて成し得ることだと気が付いたのです。そして何よりも、太鼓で奏でる音楽を聴衆が「長い時間聞いていても心地良いと感じてくれること」に最大の目的を持っていかなければならないと考えたのです。

Photo: Takashi Okamoto

考えてみますと、70年代後半から各地に大変多くの太鼓グループが生まれました。これからの太鼓演奏というものを考えた時に、今日までの太鼓の打法と、太鼓の音楽性というものが僅かに別の意味を持っているということを、佐渡に通って十数年経った今になってやっと理解出来るようになったのです。そして今後は、新しく作られたものと、古くから伝わっているものが交互に往復し繰り返され、回転しながら螺旋状に成長して行くことが出来たら素晴らしいことに成るという考えに至ったのです。

Photo: Takashi Okamoto

毎年良い作品創りを…と考えながら、一生懸命演出に明け暮れしているうちに、あっと言う間に月日が経ってしまいました。団員の皆も、稽古の進め方、作品の作り方などを順調に進めていけるようになったのも嬉しいことです。これからも鼓童の皆と最大の力を尽くして未来に向って参ります。

今後ともに皆様の御支援を賜りますようお願い申し上げます。

坂東玉三郎

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「永遠」6〜7月、9〜10月国内ツアー
http://www.kodo.or.jp/news/20150606oet_ja.html

【6〜7月】新潟・神奈川・埼玉・群馬・千葉・大阪・長野・京都・愛媛・広島
【9〜10月】千葉・茨城・宮城・山形・岩手・秋田・静岡・愛知・兵庫・鳥取・山口・福岡・鹿児島


「鼓童 永遠」ブルーレイ、DVD 6月6日発売!/鼓童オンラインストア


芸術監督・坂東玉三郎演出第三作「永遠」
ブルーレイ、DVD 6月6日発売!

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「鼓童ワン・アース・ツアー ~永遠」ライブ収録ブルーレイとDVDの発売日が6月6日に決定いたしました。星空、青天、穏やかな昼下がりから一転して轟く波濤まで、様々な事象が織りなす限りない世界を13の新曲が紡ぎ出します。公演会場、鼓童オンラインストアからお求め頂けます。

2014年12月21日、22日、文京シビックホール(東京)にて収録
ブルーレイ 6,000円(税込)、DVD 5,000円(税込)
各6月6日発売

ディスコグラフィー「永遠」http://www.kodo.or.jp/discography/od013014_ja.html

鼓童オンラインストア
「鼓童 永遠」ブルーレイ、DVD発売記念企画

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「鼓童 永遠」ブルーレイ、DVDの発売(6月6日)を記念して、DVD「鼓童 打男 DADAN」、「鼓童 焔の火」をお求めやすい価格にいたしました。この機会に是非ご一緒にいかがでしょうか。なお、発売前の商品については予約を受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。
http://www.kodo.or.jp/store/14.html

kodo2鼓童オンラインストア
http://www.kodo.or.jp/store/index.html


「永遠&打男」ツアー班、いってきます!/三浦康暉


いってきます!

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昨日は交流公演班を送り出し、今日は僕達「永遠&打男」班が送り出されました。

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「いってらっしゃーい!」送り太鼓の様子

では、気を付けて行ってきます!

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それでは全国の皆様、劇場でお会いしましょう!

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「永遠」6〜7月、9〜10月国内ツアー
http://www.kodo.or.jp/news/20150606oet_ja.html

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「打男 DADAN 2015 」まもなく開催!


船橋裕一郎インタビュー by ジョニ・ウェルズ


ジョニ・ウェルズ氏が、船橋裕一郎にインタビューを行いました。英語のブログに掲載されているインタビューを和訳して、皆さまにお届けします。

船橋裕一郎インタビュー by ジョニ・ウェルズ

船橋裕一郎(写真:ジョニ・ウェルズ)

船橋裕一郎(写真:ジョニ・ウェルズ)

船橋裕一郎は、1974年5月9日に、サラリーマンの父と病院勤務の母の間に生まれる。神奈川県南部の二宮町出身。6歳上の姉がいる。子供の頃は周囲の盛り上げ役で、サッカーと野球に興じる日々を送っていた。その当時はコマ回しが一大ブームで、コマ回しにも夢中になった。裕一郎が生まれたのは第二次ベビーブームの終わり頃で、どこも子供で溢れかえっていた。小学校には1,000人以上の児童が通っていたため、友達と遊ぶには事欠かなかった。

中学校ではバレーボール部に入部。以来、高校に上がるまでバレーボールに明け暮れる日々を送った。高校は近所にあったものの生徒数が非常に多く、知らない顔に囲まれてどこか浮いているような感じだったと言う。アメリカン・フットボールと茶道という全く異なることを習いながら、遺跡発掘のアルバイトにも通い、とても物憂い3年間をやり過ごした。その後、京都造形芸術大学へと進む。大学では考古学と発掘物の保存を学んだ。発掘を楽しみ、水中考古学にも興味を持ち始めた。スキューバダイビングの免許取得のための準備をしていた時、人生の岐路に差し掛かる。太鼓が人生に登場したのだ。
ある日友人に誘われ、大学に新しく出来た太鼓クラブに顔を出すようになった。10人ぐらいの男女が1週間に数度の活動を始め、「和太鼓しん」というグループ名を背中に入れた法被を作るまでになった。京都の和太鼓奏者から指導を受け、ついには地域のイベントに出演できるほどになった。裕一郎曰く、「当時の私は技術を情熱でカバーしていました。」

大学2年のある日、裕一郎は鼓童のコンサートを観る。「これは一体何だ?!」。鼓童の演奏は見せ方も音も全く違った。鼓童のスタイルはシンプルで真っすぐで、余分な物を削ぎ落としたものだった。そして卒業後、プロの太鼓奏者を目指し鼓童に入ることを考えはじめた。第10回目のアース・セレブレーションを観に佐渡へ渡ったことがあり、全く知らない世界に飛び込むわけではなかった。鼓童と佐渡はとても楽しいように見えた。しかし、それは8月のこと。鼓童の研修生に応募することを決め、次に佐渡へ渡ったのは1月のある日。吹雪の中、荒れる海を渡った。冬の雷を目の当たりにしたのはその時が初めてだった。研修所への入所試験は上手く行き、合格。両親の応援を受けて佐渡へやってきた。

研修所での2年間は、人生を変える経験だったと振り返る。稽古と生活スタイルはとても厳しいものだったが、辞めようと思うことはなかった。一番辛かったのは、遠く京都にいる彼女(現在の妻)と離ればなれになっていることだった。

そして研修所の2年生の時、数人の先輩プレイヤーが佐渡南東部の柿野浦にある研修所に来た。初めて間近で彼等の演奏を聴いたことはいつまでも忘れられない。自分が出す音とは、音量だけではなく質も全く異なり、自分にはそんな音を出すことは無理ではないかと痛感した。この時、今まで太鼓について学んできた全てのことを忘れ、もう一度ゼロからスタートを切ることを決意した。

稽古以外にも、研修生は多種多様な活動に取り組む。農作業、茶道、狂言、様々な物作り。本当に沢山の科目が詰め込まれているので、太鼓の稽古にもっと時間を使えたら良いのに、と思うほどだった。

Photo: Takashi Okamoto

2年間の研修所生活の後、新しいミレニアムの最初の年に、鼓童への入団を認められた。他の準団員らと共に春の学校交流公演ツアーに参加した。裕一郎は今日まで、研修所で共に過ごした仲間との強い絆を感じている。その後14年間に渡り太鼓や歌、踊りを担当してきた。またアース・セレブレーションの城山コンサートの演出も何度か担当した。

Photos: Takashi Okamoto

裕一郎は現在、鼓童ワン・アース・ツアーの最新作「永遠」に深く関わっている。坂東玉三郎氏の演出による舞台は「アマテラス」には出演していたが、「伝説」と「神秘」の公演時には学校交流公演ツアーに回っていた。

「伝説」は、鼓童がこれまでに積み重ねてきたものを土台に、新しい作品を織り交ぜたものだった。「神秘」は島根県・石見神楽の蛇舞に取り組む等、日本の伝統的な芸術モチーフを含んでいた。

Photo: Takashi Okamoto

しかし「永遠」は全てが新しい。演奏される曲の一つ一つがこの舞台のために作られたものだ。1年前に舞台の創作が始まる時、玉三郎氏は作曲や舞台のアイデアを練る際に心に留めておいてほしいことを書き示した。例えば、「季節」、「朝日」等についてである。それから演奏者達は作曲に励み、玉三郎氏に披露した。「永遠」は、玉三郎氏が選んだアイデアを使いながら徐々に形になり始めた。

Photo: Takashi Okamoto

Photos: Takashi Okamoto

玉三郎氏は折に触れて小さな音の重要性を説く。速度と密度が増して減ること、初めに戻りまた繰り返すことを好む。それは大きな輪の中の人生のようであり、時間そのもののようでもある。裕一郎は初めはよく分からなかったが、今ではプレイヤー達は皆「永遠」の感覚を掴みはじめていると言う。鼓童の舞台は、これまで演目の集合体を一つの作品として仕上げるものだったが、玉三郎氏は舞台を一つの創作と見ている。これまでは一つの曲が静けさから爆発的な盛り上がりまでを網羅していたが、玉三郎氏との舞台づくりでは、それぞれの曲は、一つの大きな絵の一部になっている。ある曲がある一定まで進んだら、終わりに向けてボルテージが上がることなく、そのまま終わることもある。そして次の曲はさらに盛り上がる、というような感じだ。

Photo: Takashi Okamoto

演奏者達は、一つ一つの曲のために感情をコントロールして抑制することを稽古しなければならない。裕一郎はそれはとても難しいと思うが、反面とても自由であるとも感じている。古くからの鼓童ファンも、鼓童が挑戦し、新しい太鼓芸能を切り開いていることを理解してくれることを願っている。

Photo: Takashi Okamoto

裕一郎は、鼓童の従来の演目を繰り返し演奏することも好きだが、成長したいとも強く思っている。新しい方向性に向かうことに喜びを見出しているが、不安な要素もある。公演日まで1、2か月しかないのに、まだ舞台が完成していないのだ(2014年秋現在)。玉三郎氏は「大丈夫!何とかなりますよ!」と言うが、曲はどれも技術的にとても難しく、全て一から学ばなければならない。裕一郎は不安であることを隠さない。

インタビューにて(写真:ジョニ・ウェルズ)

インタビューにて(写真:ジョニ・ウェルズ)

裕一郎は定期的に舞台に立つ団員の中で、最も年輩になったことを自覚している。太鼓芸能集団鼓童の副代表として、団員を管理し舞台をやり遂げることへの責任も強く意識している。どうすればこのグループをより良くできるのか。どうすれば団員として、また観客から見て楽しいグループになるのか。一人一人が自分の力を最大限に発揮するにはどうしたら良いのか。不惑を迎え、裕一郎は先輩プレイヤーと若いプレイヤー達、鼓童の偉大な歴史とまだ見ぬ心躍るような未来とを繋ぐ責任を感じている。

(インタビューは2014年秋に実施)
稽古・舞台写真:岡本隆史

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「永遠」6〜7月、9〜10月国内ツアー
http://www.kodo.or.jp/news/20150606oet_ja.html

▼船橋の母校公演!京都造形芸術大学内・春秋座「永遠」公演
7月11日 http://www.kodo.or.jp/oet/20150711a_ja.html
7月12日 http://www.kodo.or.jp/oet/20150712a_ja.html
【問】京都芸術劇場チケットセンター Tel. 075-791-8240


ジョニ・ウェルズ(Johnny Wales)

1953年、カナダ・トロント生まれ。トロント大学卒業(学士号取得)。1975年に初めて日本を旅行、その際、鼓童の前身である「佐渡の國 鬼太鼓座」に出会う。また文弥人形の師匠である浜田守太郎氏にも出会う。1976年カナダに帰国、鬼太鼓座の初めてのカナダツアーの制作を担当。1977~78年、佐渡に住み文弥人形を学ぶ。それ以来、鬼太鼓座、そして鼓童の仕事にたびたび関わりながら、文弥人形の指導、通訳、翻訳、また舞台照明の仕事に従事。その後、文弥人形の指導、活動をしながら木彫師として鼓童の舞台で使用する面を作成。1987年には The Kodo Beat(英文ニュースレター、2011年春に終刊)の最初の編集者として活躍。写真家、イラストレーター、そして Kodo eNews(英文電子ニュースレター、2013年12月に終刊)やブログ作成にも関わる。現在、ジョニ・ウェルズはフリーランス・イラストレータ、アニメーター、木彫師、人形遣い、そして作家としての肩書を持つ。カナダでは7冊の児童向け作品の挿絵を描き、その中の一冊『Gruntle Piggle Takes Off』(Viking Childrens Books出版)において、1996年、カナダの文学作品賞であるThe Governor General’s Awardの候補となる。1995年より、読売新聞にて、東京についてのイラストによるコラムを連載。現在、佐渡にて妻・智恵子と秋田犬のKyla (カイラ)とともに暮らす。

Website: www.johnny-wales.com (英語・日本語)


交流公演班、鼓童村を出発!/三浦康暉


交流公演班、出発!

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「アマテラス」が終わり先日佐渡に戻ってきましたが、稽古をしてすぐに出発です。次は「交流公演」、「永遠」国内ツアー、そして「打男」浅草公演です。交流公演班の皆さんは先に出発、気を付けて行ってらっしゃい!

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▲鼓童村お見送りの様子(車中より撮影)

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雷門の先には/井関直美


雷門の先には…

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6月1日より、打男公演に向けてこんな夢のような景色が広がっています。浅草・雷門をくぐり抜けると、その先には…

Photo: Naomi Iseki

仲見世商店街に鼓童の旗!

公演期間終了の6月15日まで飾っていただきます。打男公演にお越しの際は、仲見世商店街もぜひ歩いてみてくださいね。

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仲見世の歴史は西暦1700年頃の江戸時代に遡るそうですが、その後、煉瓦造りの洋風豊かな新店舗が完成し近代仲見世が誕生したのだそうです。今年は近代仲見世130周年の記念すべき年。連なるお店一軒一軒に特徴やこだわりがあり、とっても面白いですよ。ついつい食べ物屋さんで足が止まってしまいますが、そんな楽しみ方も仲見世商店街の特徴のひとつだと思います。

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「打男」詳細:http://www.kodo.or.jp/news/20150610dadan_ja.html


佐渡・旧川茂小学校ご挨拶公演/岩本涼子


交流公演班・旧川茂小学校ご挨拶公演

鼓童の稽古は通常、鼓童村の稽古場や深浦学舎体育館を利用して行われます。そして5月の稽古より、新しく佐渡市赤泊にある旧川茂小学校も稽古場に加わりました。連日「どんどん!」と爆音を響かせる私達を、川茂地区の皆様は温かく迎えて下さいました。

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そして5月31日、交流公演班が川茂地区の皆様を対象としたご挨拶公演を行いました。老若男女100名以上のお客様にお越し頂き、90分のプログラムをお楽しみ頂きました。

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太鼓ワークショップでも、大人も子供も関係なく、皆様一緒にお楽しみ頂けたかと思います。佐渡の皆様の温かいご協力に感謝しつつ、交流公演班、本日ツアー出発致しました!


6月の鼓童/見留知弘


皆様いかがお過ごしでしょうか。太鼓芸能集団鼓童代表の見留知弘です。6月に入り、日差しもますます強くなり、森の緑が鮮やかで、自然の力を感じます。

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数年前までの私は、毎年5月上旬から6月下旬までは、春の国内ツアーに出ており、佐渡に帰ってくると、ツアー前とツアー後の自然の変化に圧倒されたものでした。そして鬱蒼とした木々をくぐりながら、鼓童村に降り立つと、あー帰ってきたなーと言う実感をしておりました。

撮影:岡本隆史、提供:松竹座

撮影:岡本隆史、提供:松竹座

さて5月は、大阪松竹座での「アマテラス」公演が、お陰様で盛況のうちに千秋楽を迎えました。ご来場の皆様、誠に有難うございました。2年前の新演出での再演から、鼓童の出演者もさらに若手のメンバーが入り、新たなパートや新たな楽器に挑戦し、玉三郎さんと同じ舞台に立たせていただいたことは、とても貴重な経験になった事と思います。

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同時期に、佐渡では4年目の鼓童佐渡特別公演が行われ、ベテランと準団員と、親子以上の年齢差がある出演の顔ぶれで、こちらも若い準団員には貴重な機会となる舞台が、歴史ある宿根木の公会堂で繰り広げられました。

6月からは、例年のように、「鼓童ワン・アース・ツアー2015〜永遠」、そして交流学校公演と、さまざまな公演活動を予定しています。

打男 DADAN 2015

そして6月10日〜15日は、浅草公会堂にて、「打男DADAN2015」公演が行われます。6月の浅草公会堂での公演は3年目に入り、お陰様で浅草の鼓童公演が定着してまいりました。

Photo: Takashi Okamoto

Photo: Takashi Okamoto

2009年に初演を飾ったこの「打男」は、男性のみで90分間、打って打って打ちまくる舞台です。鼓童の舞台としては初めてヘアメイクを採用し、新しい衣装も取り入れました。

Photo: Takashi Okamoto

またスクリーンに、打ち手が打ち手を近距離で撮影したものを映写、普段では見えない裏打ちや、踏ん張っている足、飛び散る汗が間近に見える事で迫力が倍増、新しい舞台表現のきっかけとなった作品でした。そしてビジュアル面だけでなく、クンプールやボックスフォンなどの楽器を使い、力強さだけではなく繊細さも表現し、音楽的な表現の幅も広がりました。

Photo: Takashi Okamoto

「打男」公演は毎年のように再演を重ね、その後2012年のパリ・シャトレ座での4日連続公演、同年日本での凱旋公演、そして昨年のスペイン・フランスでの公演を経て、舞台は大きく進化を遂げています。

(c) www.ESJAPON.com

提供:www.ESJAPON.com

今年の浅草の「打男」では、昨年のヨーロッパツアーで新しくなった演目とキャストに、さらに新しいキャストが加わりました。時を経て内容が刷新され深化し続けている「打男」の舞台を、どうぞお楽しみ下さい。

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6月浅草「打男」
http://www.kodo.or.jp/news/20150610dadan_ja.html


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