鼓童ブログ Kodo Blog

浅草「三社祭」が始まりました/井関直美


浅草「三社祭」

Photo: Naomi Iseki
15日は、大行列がありました。びんざさら舞や白鷺の舞も見ることができました。

Photo: Naomi Iseki
夕方には宵宮渡御がありました。2014年も拝見したのですが、夜の神輿は明かりが灯されて本当にかっこいいです。

本日16日は氏子44ケ町の町内神輿が約100基でます。浅草を歩いていると必ず神輿に遭遇できる、楽しい1日になることでしょう!

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5月は三社祭、6月は浅草「打男」!
http://www.kodo.or.jp/news/20150610dadan_ja.html


浅草「三社祭」が始まります!/井関直美


浅草「三社祭」

本日から三社祭が始まります。今年は例年以上の観光客の方が見込まれているのだそうです。街も提灯が飾られたり、神輿や山車の準備をしていたりと、見ているだけでワクワクしてきます。

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浅草神社を取り囲むように提灯が飾られていますが、こちらにもひとつ、鼓童の提灯が飾られています。浅草の皆さんの提灯と並んで飾らせていただくことは、本当にありがたく嬉しいことです。

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昼間の景色も好きですが、提灯にあかりが灯ると気分が高揚しますね。

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5月は三社祭、6月は浅草「打男」!
http://www.kodo.or.jp/news/20150610dadan_ja.html


【残り2日!】鼓童の「思い」を、全国の図書館を通じて届けたい/上之山博文


皆様からのご支援、心より感謝申し上げます

皆様からのおかげをもちまして、鼓童結成30周年を記念して発行した書籍「いのちもやして、たたけよ。」を全国の図書館に寄贈するプロジェクトが目標額の50万円を達成いたしました。心より感謝申し上げます。目標額を超えた分は、更に寄贈する図書館を増やします。

プロジェクト終了まであと2日となりました ! READYFOR(レディフォー)というクラウドファンデイング・サイトでのプロジェクト支援は、5月15日(金)23時をもって終了となります。
https://readyfor.jp/projects/inochi_moyashite_tatakeyo

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■「いのちもやして、たたけよ。」80ページ(第一章 原点)より抜粋

1983年の「鼓童“むら”構想」では、「ワン・アース・ツアー」とともに、世界からアーティストを招く「ワン・アース・フェスティバル」(のちの「アース・セレブレーション」)の構想が掲げられた。

(中略:1984年8月、日本最初の世界演劇祭「利賀フェスティバル」への参加、1985年8月佐渡の若者との「SADO MUSIC FESTIVAL〜なぜか突然日本海」の開催、1985年秋、世界最大の芸術祭の一つであるイギリスの「エジンバラ・フェスティバル」への参加を経て)フェスティバルのイメージが一気に具体化していった。

1984年8月 利賀フェスティバル

1984年8月 利賀フェスティバル

世界から佐渡へアーティストを招くフェスティバルを「アース・セレブレーション(地球の祝祭)」と名付けることが決まり、招待するアーティスト候補のリストアップが始まった。河内(鼓童初代代表)は、アメリカ留学の経験がある菅野をアシスタントに、当時まだ物珍しかったパソコンを買って資料や文書を作り、大きな世界地図を広げては海外のアーティストに手分けして手紙を書き、連絡を取り始めた。

■「いのちもやして、たたけよ。」155〜158ページ(第四章 磁場)より抜粋
菅野が事務局長(※現在、専務理事)を務める財団法人鼓童文化財団は、鼓童が公演活動だけでなく、佐渡に様々な形で関わっていくことを目的として1997年に発足した。鼓童になってから地元との接点が少しずつ増えてきた。その流れをより強固にしたいという鼓童の決意の表れだった。(中略)

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「文化情報というのは都会からメディアを通じて発信されるものだけではない。都会から発信できない文化情報を地方から作っていこう」という河内敏夫の発想をもとに、鼓童を支えてくれる佐渡への恩返しの意味を込め、地元の人々と共に地域の活性化を目指す取組にしたいと願った。

「(前略)地域の多様性や自然と共生する知恵は日本という国のアイデンティティーであり、豊さだと思います。その価値を現代の中に蘇らせるのが鬼太鼓座時代に提唱された『日本海大学構想』でしたが、その重要性は今でも変わりません。地域の力を見つめ直すというテーマは、鼓童の原点の一つだと考えています。そして、そのことは日本にとってのテーマでもあります」

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太鼓を「旗印」として、人と人をつなぎ、地域を元気づける。現在の鼓童を形作ってくれた佐渡に、旅ん者の立場から何かを返せないか。鼓童は今も試行錯誤を続けながら、一歩ずつ取り組んでいる。

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※ 「いのちもやして、たたけよ」から抜粋してお届けした投稿も、今回で終了いたします。

今までお読みいただき、また応援いただき、誠にありがとうございました。今後ともご支援、ご声援のほどお願い申し上げます。

■「いのちもやして、たたけよ。」プロジェクト達成状況(5月13日現在)
665,000円(目標金額 500,000達成!)プロジェクト終了まで、あと2日。目標額を超えた分は、更に寄贈する図書館を増やします。引き続き皆様のご支援、お願い致します !

この『いのちもやして、たたけよ。』を全国の図書館に寄贈する活動を、ご支援いただけないでしょうか。全国各地の50の図書館に寄贈したいと目標を立てました。送料や宣伝費、書籍原価を含めた費用として50万円が必要です。

鬼太鼓座や鼓童が、日本や世界、そして地域という私たちの住む社会を、よりよいものへ変えていきたいという思いから生まれ、歩んできたことを伝えるメッセージでもあります。太鼓に関わらない方でも、より良い社会を願う多くの人に届けたい1冊です。

鼓童の演奏が皆様の心に響き、記憶に残ってくれることを祈りますが、舞台表現はその場に留めておくことができません。「書籍」という形で鼓童が皆様の地域にとどまり、公演をご覧になった方も、そうでない方にも多様な鼓童の魅力をお伝えできればと思います。

全国の図書館に本書を寄贈することで、公演会場でお会いする以上に大勢の方と出会い、より多くの皆様と共感できることを強く願っています。

「いのちもやして、たたけよ。」プロジェクト
http://www.kodo.or.jp/news/20150316readyfor_ja.html


小島千絵子と宮﨑正美の「合宿和太鼓ワークショップ in 福知山」参加者追加募集!/宮﨑正美


小島千絵子と宮﨑正美の
「合宿和太鼓ワークショップ in 福知山」
参加者追加募集!

京都府の北部、豊かな自然に囲まれた歴史の街、福知山。地元を元気づけようと、太鼓の仲間達が企画しました。千絵子と正美で「花八丈」を題材に、さらに楽しい企画満載の合宿ワークショップです。

締め切りは5月10日まででしたが、まだ少々枠がございます。皆様今からでも間に合います。どうぞ新緑萌える自然豊かな福知山にお越しください。

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ワークショップ詳細
http://www.kodo.or.jp/news/20150522chieko&masamiws_ja.html


【プロジェクト達成 ! 】皆様からのご支援、心より感謝申し上げます/上之山博文


【プロジェクト達成 ! 】
皆様からのご支援、心より感謝申し上げます

プロジェクト終了まであと4日 ! 目標額を超えた分は、更に寄贈する図書館を増やします。READYFOR(レディフォー)というクラウドファンデイング・サイトを通じたご支援を、5月14日まで募集中です。

https://readyfor.jp/projects/inochi_moyashite_tatakeyo

株式会社北前船 代表取締役社長 青木孝夫 Photo: Hirofumi Uenoyama

株式会社北前船 代表取締役社長 青木孝夫

■「いのちもやして、たたけよ。」84〜85ページ(第一章 原点)より抜粋

穏やかに明けた1987年の正月、鼓童の電話が鳴った。留守番をしていたメンバーが受話器を取ると、「河内敏夫さんらしき人が、フィリピンの海で亡くなった」という知らせだった。(中略)

「とにかく自分が何とかしなければと思いました。取引銀行の支店長の自宅の電話番号を探し出し、正月にもかかわらず面会を申し込んで必死に事情を説明しました。それまでのアメリカ公演の成果を説明し、支店長の決断で融資が決まるまで必死でした」青木は、ツアー班をなんとか送り出した。

1983年佐渡・大小稽古場にて

■「いのちもやして、たたけよ。」87ページ(第一章 原点)より抜粋

運営面で河内の後を引き継ぐことになった青木は、判断に迷うと、「ハンチョウ(※河内敏夫の愛称)だったらどうするか」と考えながら進めた。(鼓童村の)建設予定地の変更により計画は大きな変更を余儀なくされたが、手に入れた土地に本部棟や住居棟、稽古場などを建てるかどうか決断しなければならなかった。

「(中略)でも、佐渡から世界に向けて発信するための拠点が必要でした。旅と定着のバランスをとりながら集団を続けていくためにも、とにかく一つずつでいいから建てることに決めました」

1988年7月、鼓童村開村コンサート。1992年には舞台部分に稽古場が建設された

1988年7月、鼓童村開村コンサート。1992年には舞台部分に稽古場が建設された

■「いのちもやして、たたけよ。」160ページ(第四章 磁場)より抜粋

青木は、初代代表の河内敏夫亡き後、代表として舵を取る鼓童の在り方と未来を見据えてきた。

どんなに時代が変わっても根源的な感動や共感を生むものは過去も未来も変わらないと信じている。その本質において変わらない鼓童であり続けるために、これからも高い意識で挑戦を続けて、成長していく集団にしなければならないと自身を戒める。多様に広がったそれぞれの意志、夢や目標を、鼓童の実現したい未来の姿に結びつけながら、これからの時代に歩み出そうとしている。

2015年新年、集合写真

2015年新年、集合写真

Photo: Takashi Okamoto

100年先、200年先にも鼓童であり続けたい。その真ん中にはいつも、人間が太鼓にまっすぐに立ち向かう姿がある。その眩しさの中に映し出される「鼓童」という精神を皆が抱いている。

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■「いのちもやして、たたけよ。」プロジェクト達成状況(5月10日現在)

546,000円(目標金額 500,000円)[達成率 109%]
プロジェクト終了まで、あと4日。引き続き皆様のご支援、お願い致します !

この『いのちもやして、たたけよ。』を全国の図書館に寄贈する活動を、ご支援いただけないでしょうか。全国各地の50の図書館に寄贈したいと目標を立てました。送料や宣伝費、書籍原価を含めた費用として50万円が必要です。

鬼太鼓座や鼓童が、日本や世界、そして地域という私たちの住む社会を、よりよいものへ変えていきたいという思いから生まれ、歩んできたことを伝えるメッセージでもあります。太鼓に関わらない方でも、より良い社会を願う多くの人に届けたい1冊です。

鼓童の演奏が皆様の心に響き、記憶に残ってくれることを祈りますが、舞台表現はその場に留めておくことができません。「書籍」という形で鼓童が皆様の地域にとどまり、公演をご覧になった方も、そうでない方にも多様な鼓童の魅力をお伝えできればと思います。

全国の図書館に本書を寄贈することで、公演会場でお会いする以上に大勢の方と出会い、より多くの皆様と共感できることを強く願っています。

「いのちもやして、たたけよ。」プロジェクト
http://www.kodo.or.jp/news/20150316readyfor_ja.html


【残り6日!】鼓童の「思い」を、全国の図書館を通じて届けたい/上之山博文


【残り6日 !】
鼓童の「思い」を、全国の図書館を通じて届けたい

鼓童結成30周年を記念して発行した書籍「いのちもやして、たたけよ。」を全国の図書館に寄贈するプロジェクトにご支援お願い致します ! READYFOR(レディフォー)というクラウドファンデイング・サイトを通じたご支援を、5月14日まで募集中です。
https://readyfor.jp/projects/inochi_moyashite_tatakeyo

鼓童文化財団理事長 島崎信

■「いのちもやして、たたけよ。」44〜45ページ(第一章 原点)より抜粋

(前略)しかし、佐渡島民による「おんでこ座」の活動は、なかなか若者が集まらず思うように進まなかった。そこで田(※鬼太鼓座創設者)は、「おんでこ座夏期学校」というイベントの開催を企画し、島外から若者を集めることに方向を転換する。(中略)。

1970年8月 夏期学校

 初夏、田はインテリアデザイナーで武蔵野美術大学助教授の島崎信(当時38歳/現・鼓童文化財団理事長)を訪ねた。そして、「日本海大学」と「職人村」設立の趣意書を携え、自身の壮大な構想について熱く語った。島崎は、かつてデンマークで暮らし、北欧各国のクラフト運動や民俗村、職人村の調査研究をしていたことから、特に「職人村構想」に強い興味と関心を抱いた。「土地に根ざして自然や土の恵みを体で受け止めながら、もう一方でクリエイティブな仕事をすることが、戦後の日本にはかけていました。それをしなきゃダメだという想いが、自分の中にもありました」

1970年

■「いのちもやして、たたけよ。」60ページ(第一章 原点)より抜粋

その頃(※鬼太鼓座創設者の田が映画づくりに没頭していた頃)、島崎信は、鬼太鼓座の活動を続けていく上で、田の考えを正したことがある。「活動を継続するためには、絶対に拠点が必要だと僕は感じていたので、拠点=村を作るべきだと話した。一番最初に話していた職人村のように、定住することを考えるべきだ、と。(後略)」

鼓童文化財団理事長 島崎信

■「いのちもやして、たたけよ。」61ページ(第一章 原点)より抜粋

座員たちが田との訣別を最終的に覚悟した時、島崎が両者の仲介に入った。島崎は、佐渡に残ることに決めた座員達が引き続き大小の宿舎に住めるようにするとともに、田の身の振り方を気にかけ、一緒に雲仙、京都方面をまわり長崎に落ち着くまで付き添った。

鬼太鼓座創設に関わった、本間雅彦氏、永六輔氏とともに(2002年)

鬼太鼓座創設に関わった、本間雅彦氏、永六輔氏とともに(2002年)

EC1988年城山にて

1988年アース・セレブレーション 城山公園にて

■「いのちもやして、たたけよ。」プロジェクト達成状況(5月8日現在)

  401,000円(目標金額 500,000円)[達成率 80%]
  プロジェクト終了まで、あと6日。皆様のご支援、お願い致します !

この『いのちもやして、たたけよ。』を全国の図書館に寄贈する活動を、ご支援いただけないでしょうか。全国各地の50の図書館に寄贈したいと目標を立てました。送料や宣伝費、書籍原価を含めた費用として50万円が必要です。

鬼太鼓座や鼓童が、日本や世界、そして地域という私たちの住む社会を、よりよいものへ変えていきたいという思いから生まれ、歩んできたことを伝えるメッセージでもあります。太鼓に関わらない方でも、より良い社会を願う多くの人に届けたい1冊です。

鼓童の演奏が皆様の心に響き、記憶に残ってくれることを祈りますが、舞台表現はその場に留めておくことができません。「書籍」という形で鼓童が皆様の地域にとどまり、公演をご覧になった方も、そうでない方にも多様な鼓童の魅力をお伝えできればと思います。

全国の図書館に本書を寄贈することで、公演会場でお会いする以上に大勢の方と出会い、より多くの皆様と共感できることを強く願っています。

「いのちもやして、たたけよ。」プロジェクト
http://www.kodo.or.jp/news/20150316readyfor_ja.html


小島千絵子 写真集「襲の清姫物語り」/鼓童オンラインストア


小島千絵子 写真集「襲の清姫物語り」
オンラインストアでもお求めいただけます

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小島千絵子がライフワークとして取り組んできた「道成寺 安珍と清姫の物語」。その「清姫」を四季折々の佐渡の風景に解き放ち、写真家の宮川舞子と共に新たな「清姫」の物語を紡ぎました。美しい佐渡の四季を舞台に語りかける清姫の物語をぜひ、お楽しみください。

A4変形版 全32ページ

写真集「襲の清姫物語り」
http://www.kodo.or.jp/store/34_1468.html

kodo2鼓童オンラインストア
http://www.kodo.or.jp/store/index.html


【残り7日 !】鼓童の「思い」を、全国の図書館を通じて届けたい/上之山博文


【残り7日 !】
鼓童の「思い」を、全国の図書館を通じて届けたい

鼓童結成30周年を記念して発行した書籍「いのちもやして、たたけよ。」を全国の図書館に寄贈するプロジェクトにご支援お願い致します ! READYFOR(レディフォー)というクラウドファンデイング・サイトを通じたご支援を、5月14日まで募集中です。
https://readyfor.jp/projects/inochi_moyashite_tatakeyo

Photo: Hirofumi Uenoyama

■「いのちもやして、たたけよ。」168〜170ページ(第五章 回帰)より抜粋

見留知弘が鼓童の舞台を初めて観たのは高校1年生の時、場所は今は無き東京の新宿コマ劇場地下の「シアターアプル」だった。5歳から地元の太鼓グループで大人に交じって太鼓を叩いていた少年は、プロの太鼓打ちがいることすら知らなかった。

圧倒された。

アンコールに立つ演奏者を客席の片隅から見つめ、「この人達に混じって太鼓を叩いてみたい」と強烈な思いが沸き上がってきた。

1986年新宿駅看板1986年シアターアプル入口

高校卒業と同時に東京を離れ、1989年、佐渡北部の北田野浦にあった研修所の門を叩いた。

誰かを目標とするというのではなく、とにかく高校1年生の時に観たあの舞台に立って太鼓を叩きたかった。そして、舞台の最後を飾る『大太鼓』と『屋台囃子』を任されるのが目標となった。

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鼓童を率いる大黒柱になった今、次の大太鼓打ちの台頭を心待ちにしている。

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■「いのちもやして、たたけよ。」プロジェクト達成状況(5月7日現在)

  388,000円(目標金額 500,000円)[達成率 78%]
  プロジェクト終了まで、あと7日。皆様のご支援、お願い致します !

この『いのちもやして、たたけよ。』を全国の図書館に寄贈する活動を、ご支援いただけないでしょうか。全国各地の50の図書館に寄贈したいと目標を立てました。送料や宣伝費、書籍原価を含めた費用として50万円が必要です。

鬼太鼓座や鼓童が、日本や世界、そして地域という私たちの住む社会を、よりよいものへ変えていきたいという思いから生まれ、歩んできたことを伝えるメッセージでもあります。太鼓に関わらない方でも、より良い社会を願う多くの人に届けたい1冊です。

鼓童の演奏が皆様の心に響き、記憶に残ってくれることを祈りますが、舞台表現はその場に留めておくことができません。「書籍」という形で鼓童が皆様の地域にとどまり、公演をご覧になった方も、そうでない方にも多様な鼓童の魅力をお伝えできればと思います。

全国の図書館に本書を寄贈することで、公演会場でお会いする以上に大勢の方と出会い、より多くの皆様と共感できることを強く願っています。
「いのちもやして、たたけよ。」プロジェクト
http://www.kodo.or.jp/news/20150316readyfor_ja.html


「アマテラス」開幕/安藤明子


5月3日「アマテラス」開幕

撮影:岡本隆史、提供:松竹座

撮影:岡本隆史、提供:松竹座

5月3日、大阪・松竹座での「アマテラス」公演が幕を開けました。私の一番好きなプログラム、2年ぶりの再演にまた出演できてとても幸せです。アマテラスが岩戸から出てきたシーンでは毎回、私達演者も本当に感動しますが、初日の公演では2年ぶりということもあり涙が溢れそうになりました。

撮影:岡本隆史、提供:松竹座

長い様で短い1ヶ月、1日1日の今ある時間を大切に、最後まで精一杯務めたいと思います。皆様のご来場をお待ちしております。

撮影:岡本隆史、提供:松竹座

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5月「アマテラス」(大阪)
http://www.kodo.or.jp/news/20150503amaterasu_ja.html


【残り8日 ! 】鼓童の「思い」を、全国の図書館を通じて届けたい/上之山博文


【残り8日 !】
鼓童の「思い」を、全国の図書館を通じて届けたい

鼓童結成30周年を記念して発行した書籍「いのちもやして、たたけよ。」を全国の図書館に寄贈するプロジェクトにご支援お願い致します ! READYFOR(レディフォー)というクラウドファンデイング・サイトを通じたご支援を、5月14日まで募集中です。
https://readyfor.jp/projects/inochi_moyashite_tatakeyo

Photo: Hirofumi Uenoyama

■「いのちもやして、たたけよ。」76〜77ページ(第一章 原点)より抜粋

この頃(※1982年頃の鼓童草創期)は村づくりや公演のことなど、様々な話し合いが盛んに行われた。

村構想会議

ある時、河内(※鼓童初代代表)が『大太鼓』と『屋台囃子』の演奏をやめようと言い出した。「元・鬼太鼓座」のイメージから脱却するため、演目の刷新を考えていたのだ。鬼太鼓座からのメンバーは河内の考えに共感する者が多く、決定するかと思われた時、新人で最年少の齊藤栄一(当時20歳)の発言が流れを変えた。

「僕は「大太鼓」や「屋台囃子」に憧れて、鼓童に入りました。それが演奏できなくなるなんて考えられない。お客様の気持ちを考えても、外してはいけないと思います」

確かに『大太鼓』、『屋台囃子』を楽しみに会場に足を運ぶお客様は多い。そして、メンバーの身体にはすでに、消すことも捨てることもできないリズムが宿っていた。その日結論は出なかったが、結局、集団の誕生から演奏されてきたこの二曲は残されることになった。

■「いのちもやして、たたけよ。」プロジェクト達成状況(5月6日現在)

362,000円(目標金額 500,000円)[達成率72%]
プロジェクト終了まで、あと8日。皆様のご支援、お願い致します !

この『いのちもやして、たたけよ。』を全国の図書館に寄贈する活動を、ご支援いただけないでしょうか。全国各地の50の図書館に寄贈したいと目標を立てました。送料や宣伝費、書籍原価を含めた費用として50万円が必要です。

鬼太鼓座や鼓童が、日本や世界、そして地域という私たちの住む社会を、よりよいものへ変えていきたいという思いから生まれ、歩んできたことを伝えるメッセージでもあります。太鼓に関わらない方でも、より良い社会を願う多くの人に届けたい1冊です。

鼓童の演奏が皆様の心に響き、記憶に残ってくれることを祈りますが、舞台表現はその場に留めておくことができません。「書籍」という形で鼓童が皆様の地域にとどまり、公演をご覧になった方も、そうでない方にも多様な鼓童の魅力をお伝えできればと思います。

全国の図書館に本書を寄贈することで、公演会場でお会いする以上に大勢の方と出会い、より多くの皆様と共感できることを強く願っています。

「いのちもやして、たたけよ。」プロジェクト
http://www.kodo.or.jp/news/20150316readyfor_ja.html


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