鼓童ブログ Kodo Blog

鼓童メンバー投稿

「モノプリズム」班、太鼓搬入しました!/花岡哲海


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こちらモノプリズム班は無事に搬入~場ミリが終わり、本番に向けてのリハーサルの準備が進んでいます。

さてそんな中、面白いものを見つけました。

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木魚が4つ…。普通にオーケストラでは使うようで、「テンプル(お寺の)ブロック」という正式な名前があるみたいです。「ウッドフィッシュ」ではないようですっ(笑)
鼓童でも木魚は使いますが、まさかオーケストラで見れるとは思っていませんでした!

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他にも「Kin」と呼ばれる仏鉦や、富山五箇山民謡で使われる「びんささら」などもパーカッションスペースにありました。西洋音楽に日本の楽器が取り入れられているのは、なんだか嬉しい気持ちになりますね。

さて、本番まであと少し。頑張ってまいります!

チラシ

2015年4月10日(金)、11日(土)大阪フィルハーモニー交響楽団との共演(大阪・大阪市)
http://www.kodo.or.jp/news/20150410osakaphil_ja.html

大阪フィルハーモニー交響楽団 Twitter
https://twitter.com/Osaka_phil/status/585045986835202048

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大阪フィルハーモニー交響楽団との共演/花岡哲海


大阪フィルハーモニー交響楽団との共演

日本列島が冬に逆戻りしたかのような今日この頃、皆様はいかがお過ごしですか。

僕は他のメンバーと共に、大阪フィルハーモニー交響楽団との共演のため大阪に来ています。演目は石井眞木作曲「モノプリズム」、指揮は同楽団の首席指揮者の井上道義さんです。国内では2008年の公演(以下の写真)以来、「モノプリズム」は7年ぶり、大阪では22年ぶりの演奏となります。

Photo: Taro Nishita

2008年公演の写真

ご存知の方も多いかと思いますが、「モノプリズム」には「日本太鼓群とオーケストラのための」という副題がつけられていて、この曲をもとに鼓童の代表曲「モノクローム」が生まれました。

石井眞木さんは他にも「入破」や「輝夜姫」といった曲も作曲されており、鼓童でも何度も演奏されてきました。「モノプリズム」は鬼太鼓座時代に初演、また鼓童としてデビューする時に1981年のベルリン芸術祭でベルリン放送交響楽団と共演した、鼓童の歴史に欠かせない伝統ある曲です。

今回の共演に向けての稽古の初日は、指揮者の井上さんと鼓童だけで確認を行いました。

「そこは鋭い切れ味の日本刀のようなイメージで。」「そこは『なにおッ』と威嚇するように!」

漠然としたイメージのようですが、実際に稽古しているとすごく雰囲気に的確で、井上さんの指示は非常に分かりやすかったです。井上さん自身も譜面を追って行くものの、太鼓との呼吸や対峙、融和を楽しみながら指揮をされているように感じました。

Photo: Ryoko Iwamoto

2日目は楽団のみなさんと合わせての稽古。

個人的に感じたことですが、太鼓と同じようにオーケストラにも独特な呼吸感や間といったものが存在していて、決して単純に譜面通りに物事が進行しているわけではないということ。実際に自分がオーケストラと稽古して、初めて実感として感じる事ができました。その呼吸だったり間であったりに、どれだけ太鼓の呼吸や間をすり合わせて行けるか。非常に難しいことですが、オーケストラと共演するからこそ感じれる貴重な時間でした。

公演まであと少し、みなさま楽しみにしていて下さいませ!

チラシ

2015年4月10日(金)、11日(土)大阪フィルハーモニー交響楽団との共演(大阪・大阪市)
http://www.kodo.or.jp/news/20150410osakaphil_ja.html

大阪フィルハーモニー交響楽団 Twitter
https://twitter.com/Osaka_phil/status/585045986835202048

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VOICE CAMP 5月開催/藤本容子


VOICE CAMP 5月開催(京都・京丹波町)

VOICE CAMPVOICE CAMP

3月21日 、和知太鼓の出野文隆さんと詳しい打ち合わせをしました。

新緑の林の木漏れ陽を受けながら、由良川の瀬音を聴きながら、山の背から見晴るかす、大きな空に抱かれて…みなさんと響かせる声が、今からきらきらと虹色に輝いて見えるようです。

会場のすぐそばにある観音堂でも歌いましょう。高台から集落を望み見る聖なる場所は、また、私達の目に声に慈しみと懐かしさを与えてくれることでしょう。本当に素晴らしいところで、ぜひ紹介したいです。

「うた」のもともとの意味を漢字に表すならば、「打魂」。声と共に、知らず知らず心開かれ、お互いの魂が呼応し合って、柔らかで刺激に満ちたときは流れます。最後に響き合わせる声のすばらしさは圧巻で、いつも私が感動をいただいています。この機会を作ってくださった和知太鼓さんに、本当に感謝です。ありがとうございます。関わった総ての人の喜びとなるように、頑張ります。

大太鼓の藤本吉利を生んだ和知の里。和知太鼓の出野さんと一緒に、このような形で、大好きな和知を紹介できて、とても嬉しいです。自分のできることで、少しでも、和知と皆さんの繋ぎ役になっていけますように。

藤本容子「ヴォイス・キャンプ in 和知」
http://www.kodo.or.jp/news/20150503yokows_ja.html

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新年度を迎えて/見留知弘


皆様いかがお過ごしでしょうか。太鼓芸能集団 鼓童、代表の見留知弘です。4月に入り、佐渡も春めいて来ましたが、だんだんと桜の梢にも蕾が見分けられるようになりました。

新年度の始まりと申しますと、間もなく新しい34期の鼓童文化財団研修所研修生も集合し、研修生活が始まろうとしております。期待と不安と、大きな夢を持って、佐渡に向かってくることでしょう。

Photo: Julieta Cervantes

アメリカ・ニューヨーク「神秘」公演より「霹靂」 (c) Julieta Cervantes

さて、1月末から始まりました「鼓童ワン・アース・ツアー2015〜神秘」北米ツアーも、お陰様で盛況に無事終了いたしました。この公演に関わって下さったクルーと関係者の皆様、ご主催の皆様、そしてご来場下さったお客様に、改めてお礼申し上げます。

国内では、3月より小編成やソロの出演など、各地で多様な活動が行われ、3月15日には、福島県福島市飯坂・岡山県倉敷市・新潟県北蒲原郡聖籠町・上越市の4カ所での同時出演もあり、メンバーもスタッフも各地へと飛びまわっておりました。

Photo: Takashi Okamoto

そして3月19・20日には、神奈川県横浜市の神奈川芸術劇場KAATにて、鼓童特別公演2015「道」が行われました。
平日の公演日ではありましたが、お陰様で2日間とも満席。鼓童を長く観て頂いているお客様には、懐かしい公演プログラム。近年鼓童を見始めて下さっているお客様には、新しい公演プログラムに感じられたのではないでしょうか。

鼓童の礎である演目を新しいメンバーと演奏することで、ただの再演ではなく、一つの新しい作品として取り組むことが出来たと思っております。演奏だけではなく、楽器や台類の転換、舞台での歩き方など、鼓童が何を大切にして来たかを再認識すること、伝えることと受け継ぐこと、そんなことも同時に行われていました。

Photo: Takashi Okamoto

34年間で積み上げて来た大切な土台を芯に、さらに新しい時代を生き抜く力をつけていくことが、今の鼓童にはとても大切です。そして鼓童が長く継続して行く為に、現在取り組んでいる新しい表現がとても大切だからこそ、この公演の成果がのちに生きてくると思います。これからもさまざまな形で、鼓童の根源を感じていただける機会をお届けできればと思います。

Photo: Takashi Okamoto

メンバーが佐渡に集う4月は、佐渡で新作やアマテラスなど、しっかり稽古に励んで、舞台の準備を進めてまいります。

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アース・セレブレーション稽古をしました/中込健太


アース・セレブレーション「城山コンサート」稽古

Photo: Chie AkimotoPhoto: Chie Akimoto

2月、レナード衛藤さんが来島され、アース・セレブレーション(EC)のための稽古をしました。鼓童村に来るのは退団以来というレオさん。昔からともに舞台をつくりあげてきた、吉利さん、栄一さん千絵子さん幹文さん、との音作りは、とても心地よい、空間をつくりあげていました。そこに若い世代の音も加わり、これから8月までどんな音が生まれてくるのかとても楽しみです。

Photo: Chie AkimotoPhoto: Chie Akimoto

レオさんと日中の稽古から、夜も一緒に音作りをさせていただき、音を出す楽しみをあらためて味わった充実の3日間の稽古でした。夏の佐渡を盛り上げるいい祭りにしていきます。

Photo: Chie Akimoto

EC詳細(鼓童サイト内)http://www.kodo.or.jp/news/20150821ec_ja.html

EC2015公式サイト http://www.kodo.or.jp/ec/

EC2015公式Facebook https://www.facebook.com/EarthCelebrationJP
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世界遺産登録記念「シルクカントリーぐんま・伝統芸能の祝祭」出演/船橋裕一郎


世界遺産登録記念
「シルクカントリーぐんま・伝統芸能の祝祭」出演

Photo: Ryoko Iwamoto

3月22日と23日、富岡市、伊勢崎市にて開催された「世界遺産登録記念~シルクカントリーぐんま~『伝統芸能の祝祭』」に出演させて頂きました。2014年「富岡製糸場と絹産業遺産群」が世界遺産登録され注目を浴びている当地には、絹産業にゆかりの芸能が数多くあるそうです。この日は神楽、獅子舞、春駒、民謡、作業唄やその他、人形芝居、子供歌舞伎や和太鼓など様々な芸能が紹介されました。養蚕という仕事柄なのでしょうか、内陸という土地柄というのもあるのでしょうか、素朴で柔らかな雰囲気をもつ芸能は、それぞれに大変魅力的なものばかりでした。途中、伝統芸能、民俗芸能研究の第一人者、三隅治雄先生による各芸能の解説がありました。私自身、学生時代より書籍に親しんできた三隅先生の語り口は、軽妙かつ大変分かりやすく、幸せな時間となりました。

Photo: Mitsunaga MatsuuraPhoto: Ryoko Iwamoto

後半は、伝統をもとに新たな創造と革新に挑む古典芸能実演家の舞台をということで、初日は津軽三味線奏者の吉田兄弟、2日目は噺家の春風亭小朝さんが出演されました。吉田兄弟のご両人とは、本番後に短い時間でしたが、楽屋にてご挨拶をさせて頂き、お互いのCDを交換し合うことができました。また、落語が好きな私には、小朝師匠の噺を袖から聞けるという時間は大変贅沢なものでした。

Photo: Takashi OkamotoPhoto: Takashi Okamoto

普段の旅ではなかなか味わえない、訪れた土地の魅力、そして嬉しい出会いを得ることができた濃密な2日間となりました。

ちなみに私達の本拠地・佐渡は「金を中心とする佐渡鉱山の遺産群」が世界遺産暫定リストに記載されております!

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公演詳細:http://www.kodo.or.jp/news/20150322silkcountry_ja.html


「響 sato-oto 太鼓フェスティバル」ゲスト出演/蓑輪真弥


「響 sato-oto 太鼓フェスティバル in SEIRO vol.7」
ゲスト出演

3月15日(日)、結成15周年目という節目を迎える新潟・聖籠町の聖籠太鼓主催の公演に山口幹文、齊藤栄一、準メンバーの大塚勇渡と私の4名で出演させていただきました。

Photo: Yuki Nakagawa

この公演には毎回、鼓童がゲストで出演させていただいていますが、私はこの度初めて出演致しました。聖籠太鼓の皆さんはとても活気があり、小学生のお子さんから70歳までの方々が活動されていて、年齢層の広いアットホームなグループでした。公演にもその雰囲気が表れていました。いつもの鼓童の公演とは違う雰囲気の中、演奏することができ、とても新鮮でした。

フィナーレは出演者全員で共演し、満員のお客さんとも一つになれる時間でした。このようなイベントがこれからも続いていくことを願っています。

公演詳細:http://www.kodo.or.jp/news/20150315satooto_ja.html

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北陸新幹線開業イベント出演/見留知弘


2015年3月14、15日北陸新幹線開業イベント出演

北陸新幹線開業のイベントにて出演機会を頂き、14日は高田市内の祝賀会場にて、15日は「上越妙高駅」隣接かまくらドームにて演奏してまいりました。

Photo: Tomohiro Mitome

14日、高田市内の祝賀会場にて

新しいという意味では、準団員3名が初舞台!大きなポジションを任され緊張もあったかと思いますが、たくさんのお客様に囲まれ、この記念すべき舞台を飾れた事と思います。

Photo: Ryoko Iwamoto

15日、「上越妙高駅」隣接かまくらドームにて

4月には直江津ー小木間に、新しい高速船「あかね」が就航致します。佐渡への南玄関が、北陸新幹線と高速船就航にて、より近くなります。ゴールデンウィークの鼓童佐渡特別公演、8月のアース・セレブレーションへ、ご来場お待ちしております。

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「神秘」モントリオール公演/鶴見龍馬


3月7日(土)カナダ・ケベック州、モントリオール

Photo: Yui Kawamoto

1月末から始まった神秘北米ツアー、今私達はアメリカから国境を越えてカナダにきています。
冬の北米は地域によって気温の差がかなりあるのですが、その中でもカナダはトップクラスに寒く一番寒い日はマイナス20度を超えるような日もありました。冬の佐渡も雪がふり結構寒冷な地域だと思っていましたが、流石にここまでの冷え込みは初体験でした。

Photo: Yui Kawamoto

そんな中、公演当日は非常に多くのお客様に足を運んでいただき、モントリオールでは約3000席の会場で全席完売、満員での公演を迎えることができました。
会場の雰囲気もとてもよくプレイヤー全員会場と一体になりながら気持ちよく公演することができました。

Photo: Sergei Bachlakov

「神秘」バンクーバー公演より(Photo: Sergei Bachlakov)

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トロントTV「CP24 Evening Breaking News」内田依利出演


[公演についての記事]
Irish Film Critic(英語)
True Tall Taiko Tales(英語)
Book View Cafe(英語)
Quebec Spot(フランス語)
SORS-TU?(フランス語)
thestar.com(英語)トロント公演
tokyo-flow(英語)内田依利インタビュー記事

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鼓童ワン・アース・ツアー2015〜神秘 北米ツアー
http://www.kodo.or.jp/oet/index_ja.html#schedule13a


えびす大黒LIVE/小田洋介


3月8日えびす大黒LIVE

元THE BLUE HEARTS のドラマー梶原徹也氏と小田洋介によるユニット「えびす大黒」

Photo: Taro NishitaPhoto: Taro Nishita

3月8日、待ちに待った「えびす大黒」のLIVE。実に約4年間温めてきた企画です。
「セッションではなくバンドにする」コンセプトで二人の呼吸やドラムと和太鼓のリズムの取り方、融合出来る所難しい所、互いの弱点をさらし合いながら、スケジュールの隙間を見つけては、曲作りや稽古を重ねてきました。今回はゲストにギタリストの鈴木イサクさんをお迎えしました。

Photo: Taro NishitaPhoto: Taro Nishita

雷鳴轟くドラムサウンドと嵐の爆風和太鼓、そしてギターの音が様々な景色を創り出しながら突き抜けて行きました。あっという間の一時間でしたが、感覚は永遠に残っています。
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http://www.kodo.or.jp/news/20150308ebisudaikoku_ja.html


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