鼓童ブログ Kodo Blog

鼓童メンバー投稿

アメリカ・カリフォルニア州バークレーでワークショップ/小田洋介


皆様、お久しぶりです。小田洋介です。只今、「神秘」北米ツアーの真最中、アメリカ・バークレーに来ております。

Photo: Yui KawamotoPhoto: Yui Kawamoto

今日はここカリフォルニア大学バークレー校の和太鼓チーム雷神太鼓さんへワークショップをさせて頂きました。

Photo: Yui Kawamoto

まず自己紹介の後、ストレッチタイム。みんな大きな声で日本語の掛け声(いち、にい、さん、、、)。僕も一緒にいち、にい、さん。その後雷神太鼓さんの曲「Kazoku」を演奏してくれました。みんなノリノリで元気の良い音が会場に響きます。その後、僕もデモ演奏。みんなの元気に後押しされて気持ち良かったです。

Photo: Yui Kawamoto

お互いの気持ちが解れたところでワークショップスタート! 今回のテーマは「自分の音を出す」を軸に進めます。皆さんのみ込みが早く、どんどん先に進みます。ケイトちゃん(通訳をしてくれた女の子)も頑張ってくれました。ありがとうね!

Photo: Yui Kawamoto

さて、ワークショップも終わりに近づいて来たので、最後にもう一度「Kazoku」を今回のワークショップを踏まえて演奏してもらいます。凄い勢いと音量で演奏がスタートしました。リズムがよりイキイキしています。それぞれが助け合い本当に良い家族のようで素晴らしい演奏内容でした。

彼らの演奏を観て「本当に自然体って良いな」と思いました。自然でいることと自分の音は直結しています。

Photo: Yui Kawamoto

最後はみんなと写真をパチリ、お土産もたくさん頂きました。皆さん今日は本当にありがとう、また一緒に太鼓叩きましょう!

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「明けの明星」〜もうひとつの“神秘”/小田洋介


明けの明星


女性メンバーが活躍する楽曲です。

舞台ではとても視覚的な要素が強いプログラムですが、今回はCDに収録するために、リズムの部分により躍動感を与えるよう心がけ、また歌の部分を大きく膨らませることを目標としました。

Photo: Takashi Okamoto

限られた時間の中でのレコーディングでしたが、一年間ツアーで演奏してきたこともあり、気持ちの良い音が録音出来たと思っています。舞台とはまた違った「明けの明星」をお楽しみ下さい。

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鼓童ディスコグラフィー | 神秘

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藤本吉利「宇土太鼓合宿」参加者募集中!/藤本吉利


「宇土太鼓合宿」参加者募集中!

Photo: Satoko Maeda

木星(ぎぼし)大太鼓のふるさと熊本県宇土市にて、今年で3回目の太鼓合宿が間もなく開催されます。直径3尺以上の伝統ある宇土の木星大太鼓を使わせてもらって、大太鼓に向かう心を、楽しく優しく伝授します。曲の内容は1回目、2回目とは違うものです。

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さあ。新たなワクワク、ドキドキを、是非是非、体験にお越し下さい。
宇土市民会館のホールマネジャー、高田大介さんと共に、皆々様の参加を心よりお待ちしております。
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鼓童 藤本吉利 太鼓合宿 in うと

藤本吉利が、ケヤキの大太鼓が26基現存する熊本県宇土市で太鼓合宿を行います。技術の習得ではなく、藤本の人柄から「太鼓人生」を感じていただく2泊3日の合宿ワークショップです。ぜひご参加くださいませ。

2015年2月20日(金)~2月22日(日)熊本県宇土市 宇土市民会館周辺
講師:藤本吉利(鼓童)
料金:40,000円(宿泊費、バチ代込み)
お問い合わせ:宇土市民会館「鼓童 宇土特別公演」係 Tel. 0964-22-0188
http://www.kodo.or.jp/news/20150222uto_ja.html

【2/9新着】藤本吉利よりメッセージムービー

▶ YouTubeでみる


年頭のごあいさつ/見留知弘


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鼓童が新しい体制になりまして、間もなく丸3年を迎えます。

鼓童の初期に先輩達が手探りで築き上げて来た芸道が30年の鼓童の舞台の主軸となってきました。良くも悪くも、鼓童の舞台のベースはそこにあると思っていました。

その中で新しい演目を入れても柱としては同じでありマンネリ化を打開出来ない状況を、芸術監督として就任してくださった玉三郎さんが切り開いて下さいました。長く鼓童を見ていただき、深いご理解と愛情をもって、芸術監督を引き受けて下さって、今日があります。

Photo: Simon Jay Price

Photo: Simon Jay Price

舞台表現としての太鼓芸能は、まだまだ歴史は浅いのですが、その中で、鼓童が新たな事に取り組み、それが積み重なって歴史となり、その時代ならではの演奏や古い時代の表現も両方できるという、大きなグループになって行く時期に入っているのだと思います。半纏を脱いで、半纏の良さが分かる。私も研修所で教える時に、対極の事をわざと行ってみて、やっと理解してもらえる事もあります。

3月には、「道」という1990年代の演目を題材にした舞台が行われますが、ただ再演ではなく、新しい感性の演奏者が奏でる演目はどう表現されるのか、また新たな一面をお見せ出来るように、試行錯誤しております。

Photo: Satoko Maeda

今年も大きな舞台から、小さな舞台まで、様々な活動を行ってまいります。

2015年も、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

2015年2月1日
太鼓芸能集団「鼓童」代表 見留知弘

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「雛まつり女子会コンサート」開催/藤本容子


※ご予約・お問い合わせ先のメールアドレス に訂正がございます。(2月2日修正済)

容子より、春を告げる催しのお知らせです。

「雛まつり女子会コンサート」
~ほのぼのと春を呼び込み歌いましょう。女心、寄せて結んで遊びましょう~

会場の席数は40席ほど。プログラムは、花づくし。懐かしい歌を一緒に歌ったり、容子のDog Story なども混じえて、ゆったりのどかに過ごしましょう。ワンちゃんも来るかな? 尚、今回は女子会企画として、中学生以上の女性の集いとさせて頂きます。初めての挑戦が楽しみです。ぜひ、おいでください。

「雛まつり女子会コンサート」

日時:3月3日(火)18:00開場/18:30開演
会場:Deco’s Dog Cafe 田園茶房(デコズ・ドッグカフェ)
住所:東京都大田区田園調布2-62-1 東急スクエアガーデンサイト北館
料金:4000円(ソフトドリンク付き)、犬同伴の場合 5000円(ソフトドリンク、犬用ワンバイト付き)
客席:全席自由席。

★予約、問い合わせは以下のgmailへ。
yokolive.info@gmail.com(Sannya Project)※予約の際は、【人数】と【連絡先】を記入してくださいますよう、お願いします。

※今回は女子会企画として、中学生以上の女性の集いとさせて頂きます。

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「草分け」〜もうひとつの“神秘”/住吉佑太


草分け

この曲は、2013年に再演された「アマテラス」のために作曲されました。

アマテラスが天岩戸に隠れてしまい、世界は闇に閉ざされます。困り果てた八百万の神々は集まり、どうしたら良いかを話し合いはじめました。そんな情景を表現しています。

神々の会話を表すために、とりとめのない変拍子の組み合わせや、ピアニッシモの表現を重視しました。鼓童の今までの楽曲とは違い、あえて芯の無い音も活かし、本当に小さい音から強く大きな音まで、ダイナミックレンジの幅が広くなるように作られています。

Photo: Takashi Okamoto

「神秘」の舞台で演奏する際には、「アマテラス」での演奏の際に含まれていた芝居的な要素を、音楽的な表現に組み込みました。それでも、演奏中におたがい会話しているような気分は大切にしています。

実際に演奏している中でも、押したり引いたりの繰り返しから生まれる、独特のノリに身を任せるようにしています。そこから生まれている、独特のノリとグルーブを感じてみてください。

Photo: Takashi Okamoto

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乗継の空港にて/花岡哲海


Photo: Tetsumi Hanaoka

日本を離れて数時間、バンクーバーへの乗り継ぎのため、韓国の仁川に降り立ちました。

Photo: Tetsumi Hanaoka

みんなで昼食をとり、スケジュールに目を通し、公演のビデオを確認し、ありとあらゆる事前準備を整えます。

それでは、北米ツアーに行ってまいります!

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鼓童ワン・アース・ツアー2015〜神秘 北米ツアー
http://www.kodo.or.jp/oet/index_ja.html#schedule13a


出発の朝/小松崎正吾


佐渡の朝日は本当に綺麗です。

Photo: Shogo Komatsuzaki

鼻をつく冷たい空気、静かな波音、鳥の声、山の匂い。

この感じを大切に持って行こう。国が違えど自然を感じる感覚は一緒なはず。
若さ溢れるチームで、1日1日を大切に、佐渡の風と匂いまで感じて頂けます様に…

「神秘」北米ツアーへ、出発です。

Photo: Shogo Komatsuzaki

鼓童村でのお見送り(鼓童バスより撮影)

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鼓童ワン・アース・ツアー2015~神秘 北米ツアー
http://www.kodo.or.jp/oet/index_ja.html#schedule13a


竹取物語/花岡哲海


寒風吹きすさんでいたのに、数分後にはお日様が出てポカポカ陽気になる佐渡島。佐渡に渡って6年目ですが、いまだに理解できない面白い事が起こる今日この頃、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?先日ブログにも書いた通り、僕は石見神楽の稽古で島根県に行っていました。

鼓童村に帰ってからも稽古は忙しく、久しぶりのOFFの日もある所に行っていました。住吉佑太の運転で向かったある所とは?

そう、島内にある岩首集落です。

Photo: Tetsumi HanaokaPhoto: Tetsumi Hanaoka

ご存知の方も多いと思いますが、9月になると研修生は全員ここ岩首集落の鬼太鼓を習うのです。しかし、なぜこの時期に岩首に向かったのか?

目的は「竹切り」です。

Photo: Takashi Okamoto

哲海、佑太、亮輔の3人は、交流公演で演目「LION」を任されています。岩手県江刺に伝わる「獅子躍り」がモデルのこの演目は、背中から伸びる2本の「ササラ」が印象的ですよね。実はこれ、竹でできていて鼓童メンバーの手作りなんです!

今年6月から始まる交流公演に向け、丈夫で長持ちするササラを作るべく、竹から選びます。

今回は「岩首里山協議会」のみなさんにご協力頂きました。村社 熊野神社の階段を上り作業の安全を祈願した後、裏手にある竹林に向かいました。

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岩首集落や研修所のある柿野浦集落では、昔から質の良い竹が取れる事で有名でして、ササラに適した肉厚で太い竹がたくさんあって、宝の山にいるような心地でした(笑)

Photo: Tetsumi HanaokaPhoto: Tetsumi Hanaoka

まず、竹を切ります。長さをそろえます。重いので2人がかりで運びます。トラックに乗せます。

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欲張って長く切ったので、トラックに入りません。また切ります。無事に入りました。

Photo: Tetsumi Hanaoka

竹切りのお手伝いをして下さったのが大石明秀さんです。研修生に鬼太鼓を教えて下さる方の1人で、僕の師匠であり、そして研修生の良き理解者です。この方なくして僕の研修生活は語れません!(笑)

Photo: Tetsumi Hanaoka

さて、トラックに積んだ竹を慎重に運び、鼓童村の軒下に並べて作業は終了です!あとは竹が自然に乾燥するのを待って、切って巻いて貼ってササラの完成となります。

やっぱり1から自分たちで作るというのは大変ですが、大切に使おうという気持ちが自然と湧いてきます。それに、研修生の時からの繋がりや縁というものが、舞台メンバーになってもしっかりと続いている。そして、そのおかげで舞台に立って演奏活動ができている。僕たちは、いろいろな方たちのサポートがあって、太鼓を叩いて、踊って、唄うことができているのだと改めて感じました。

Photo: Takashi Okamoto

北米での「神秘」、「アマテラス」、「交流公演」、「アース・セレブレーション」…今年もてんこ盛りですが、頑張ってまいります!

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2015年「アマテラス」始動!/石塚充


Photo: Erika Ueda

今年5月に松竹座にて再演することが決まった「アマテラス」。年明けからさっそく数日間の稽古が始まりました。

Photo: Erika UedaPhoto: Erika Ueda

今回の稽古には、演出&主演の玉三郎さん、アメノウズメ役の愛音羽麗さんの参加はなく、鼓童のメンバーだけで今一度ひとつひとつの音楽を丁寧に詰めていくという作業。
内容を思い出しながら、新たに身体に入れ直しながら、メンバーそれぞれが前回よりも一段上にいけるように音を奏でていきました。

Photo: Erika Ueda

こんなにも早く再挑戦する機会をいただいたので、より深い音質、より聴き心地の良い音楽をお届けできるように、もっともっと楽器たちと、自分の身体と、技術と向き合っていきます。

5月をお楽しみに!

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http://www.kodo.or.jp/news/20150503amaterasu_ja.html

アマテラス(写真:岡本隆史、提供:TBS)

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