鼓童メンバー投稿
ラストツアー/神谷俊一郎
ラストツアー
私にとって鼓童でのラストツアーになる「打男 アメリカツアー」に行ってまいります。アメリカの方々と太鼓を通して、舞台を通して交流出来るのがとても楽しみです!
沢山吸収して帰ってまいります。行ってきます!
2017年1月~3月
鼓童35周年記念「打男 DADAN 2017」アメリカツアー
http://www.kodo.or.jp/news/20170126dadan_ja.html
アメリカ「打男」出発!/池永レオ遼太郎
アメリカ「打男」出発!
本日!アメリカ「打男」メンバーが村を出発しました!
送り太鼓は入りたてホヤホヤの新準団員達。春にまた会えるのが楽しみです。僕にとっては約4年ぶりの故郷です。男だらけのアメリカ「打男」、いざ!
「打男 DADAN 2017」アメリカツアー
http://www.kodo.or.jp/news/20170126dadan_ja.html
出演(予定):坂本雅幸、草洋介、住吉佑太、地代純、神谷俊一郎、鶴見龍馬、渡辺健吾、池永レオ遼太郎、大塚勇渡、北林玲央、小平一誠、前田順康、宮城紘司、吉田航大
※DADANイメージ写真:今回のアメリカツアーには渡辺健吾、池永レオ遼太郎、大塚勇渡、北林玲央がまいります!
2017年1月~3月
鼓童35周年記念「打男 DADAN 2017」アメリカツアー
http://www.kodo.or.jp/news/20170126dadan_ja.html
若手、始動。/池永レオ遼太郎
若手、始動。
皆様、改めまして、新年あけましておめでとうございます。
僕達若手は少し早めの集合をし、4日から合宿稽古を行なっています。
一度初心を思い出そう。
そう思い、企画した今回の合宿。三宅、屋台囃子などといった昔からの演目を大先輩の指導をうけながら稽古に励んでいます。
そして、新しい道もどんどん切り開いていこう。それぞれが色々なアイディアや曲を持ち寄り、音作りにも臨んでいます。
自分たちしかいない鼓童村。色々な発見や気づきがある毎日です。一日中音作りの出来る環境に恵まれている僕達は幸せだなぁ、と皆改めて感じています。
2017年、若手のさらなる飛躍にご期待ください!
アメリカの旅/住吉佑太
アメリカの旅
今年も残りわずかとなりました。寒暖差の激しい日が続いていますが皆様いかがお過ごしでしょうか。先日、スタッフの河本がブログに書きましたように、11月の26日から12月の20日まで、アメリカを旅しておりました。
On Ensemble の皆さん、渡辺薫さん、Fumi Tanakadateさんと住吉佑太(Photo: Kim Nakashima)
ロサンゼルスに始まり、サンディエゴ、ラスベガス、シカゴ、ニューヨークと各地を巡り、ワークショップやコンサートを行いました。
先々ではいろんな方々と出会いました。太鼓や音楽をされている方や、そうでない方とも。それぞれのコミュニティの仲間にいれて頂いて、様々な形での交流がありました。あるときは観光をしながら。お酒を飲みながら。セッションをしながら… 各地で本当にお世話になりました。
ロサンゼルスにて On Ensemble の皆さん、渡辺薫さん、Fumi Tanakadateさんと共演(Photo: Kim Nakashima)
どこで何をしたかということを書き始めると、とてつもなく長い文章になってしまうので…(笑)この旅を通して、何を感じたか、どんな学びがあったかを少し掻い摘んで書きたいと思います。
「1人」でどこまでできるか試したい!そんな思いもあって、この旅を計画しました。今まで甘えてた部分、音楽的なことも、語学的なことも(笑)全部しっかり向き合って、武者修行のような旅にしたいと思って出発しました。
ニューヨーク、ShapeshifterにてKaoru Watanabe’s Néo の皆さんと(Photo: George Hirose)
みんなで出している音ではなく、自分が出している音がすべて。それは物理的に自分だけ、ということでもあるし、自分の出している音に責任を持ってセッションに参加するということでもあります。それはジャムセッションに限らず、太鼓のアンサンブルやワークショップであっても「鼓童」ではなく、その中の「住吉佑太」としてその場に臨んでみたい。
今回の旅では、即興で何かを演奏する機会がたくさんありました。「自分の出している音が相手を刺激している!」そんな感覚を改めて覚えました。それは鼓童の中でも絶対ないといけない感覚だなとも思いました。
同じ舞台上で刺激しあえる感覚。
その心地よさと、そこに至るまでの緊張感。
どう展開していこうか、どういう流れにしたいか。
しかも自分だけではなく、いろんなミュージシャンがいる中で、自分はどういう音が出せるか。どういう音を出したいか。
言葉ではなく音で会話していく感覚。(英語での会話も危ういというのに 笑)
次はこうしよう!ここでブレイクをいれよう!
そのやりとりが音楽になって、大きな流れを作っていく。
そんな感覚はとても自分にとって、とても新鮮で大きな学びでした。
各地でのワークショップも、とても刺激的なものでした。なるだけ通訳して頂かなくても伝えられるように!という心意気だけは…(笑)前にも書きましたが、ワークショップにおいては背伸びもできなければ、カッコつけることもできません。伝わるのは等身大の自分が、普段どんなことを大切にしていて、日々何を思っているか。舞台と同じくらい、毎回学びがたくさんありました。日本人とはまた違った視点からの質問が飛び交います。とても鋭角的な質問から、広義なものまで。こんな気持ちや理論が自分の中にあったんだ!と、気付かせて頂くことも多々ありました。
まだまだ書きたいことはたくさんあるのですが、いろんなことがありすぎて、ちょっとまだうまくまとめられていません…また少しずつ自分の中に沈殿してきたら、どんどん発信していきたいと思っています。
各地で出会った皆様には、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。またお会い出来る日を楽しみにしています!
では、よいお年を!
尊敬できる人/安藤明子
尊敬できる人
人は誰でも尊敬できる人がいることでしょう。
先輩、上司、憧れの人…
それぞれあると思いますが、自分より上の人に限ることではない。そう感じるこの頃です。逆に自分より下の立場の人間、私の場合、後輩に当たるその人。年齢とか関係なく尊敬できる人。それが後輩にいるということ。
それってとても素敵なことではないでしょうか。
今回初めての交流公演ツアーでそれをとても強く感じました。
共に悩み、共に喜び、共に苦しみ、そしてまた共に悩み…そうして仲間と共に前進していく日々。それが年上だろうが年下だろうが、はたまた先輩だろうが後輩だろうが。そんな仲間がいる素晴らしさ。
高校を卒業してすぐ佐渡に渡った私は鼓童しか知りませんが、それってとても素敵なことなんだろうなと感じている日々です。
交流公演班も今年、残すところ3公演となりました。最後まで前進したい、と強く思える今日でした。
【鼓童村より】交流公演メンバー、いってらっしゃい!
先ほど交流公演メンバー、元気に旅立っていきました。12月新潟、愛知、千葉、東京で学校公演や特別出演、WSなどを行います。
ーーーーー
2016年12月11日(日)鼓童特別編成で出演「大叢…鼓童 Kodoさんの投稿 2016年12月6日
年の瀬に…/船橋裕一郎
年の瀬に…
いかがお過ごしでしょうか? 今年も残すところ、ひと月余りとなりました。皆様におかれましては、どのような一年でしたでしょうか。私自身は、創立35周年という節目の年に代表に就任し、就任の挨拶文を先日書いたのでは…と思うほど、あっという間の一年でした。おかげさまで鼓童は、諸先輩や多くの先達の助けを得て、本年も広範な地域に赴き、多彩な活動を行うことができました。改めて感謝申し上げます。
「ワン・アース・ツアー〜螺旋」も佐渡での新作稽古期間をはさみ、後半がスタートしました。サントリーホールでの初演から約3ヶ月、内容も洗練され、一部のキャスト交代を行いながら、更に充実した舞台になるよう、頑張っております。是非、会場に足を運んで頂き、太鼓の音色を肌で感じ、来る年への活力として頂けたら幸いです。
さて、時節柄、部屋やパソコンなど色々と整理整頓をしていた折、今年のはじめに読んだエッセイを抜き書きしたメモを見つけました。
『成長するものは変化する。そして以前より複雑になる。考え方もふるまい方も、より複雑で、重層的で、こまやかで厚みのあるものになる。』
という哲学研究者で武道家でもある内田樹氏の言葉でした。それは日本への憂いからきた言葉でした。日本は逆行していると… 急激な成長や変化には畏れや歪みを伴います。それは国内外の政治や経済状況にも顕著に反映されています。
ただ、本年「混沌」や「螺旋」というツアーに参加した私にとって、この言葉は、鼓童が成長し続けようとしているグループだという実感を得る言葉となりました。成長過程ゆえの未熟さはまだまだありますが、坂東玉三郎さんから鼓童に対する未来への使命を与えて頂いた作品だと感じるとともに、お客様にはより一層楽しんで頂ける舞台、音を届けていけるよう最善を尽くしていこうと思いました。
11月鼓童村・幽玄稽古風景
来年は「打男」北米ツアー、初音ミクとの共演や「道」の再演から始まり、春になりますと玉三郎さんとの共演二作目となる「幽玄」など上半期だけでも多彩な活動を予定しております。
来年もまた良い年になりますよう、そして鼓童の音が皆様にとって心の潤い、活力源となれるよう、グループ一同、精進してまいります。
太鼓芸能集団 鼓童 代表 船橋裕一郎
【新作】坂東玉三郎×鼓童特別公演「幽玄」上演決定!!
http://www.kodo.or.jp/blog/news/20161201_11506.html「アマテラス」に続く待望の共演第二弾!
2017年5月16日(火)より…
鼓童 Kodoさんの投稿 2016年11月30日
【鼓童村より】交流公演メンバー、いってらっしゃい!
先ほど交流公演メンバー、元気に旅立っていきました。12月新潟、愛知、千葉、東京で学校公演や特別出演、WSなどを行います。
ーーーーー
2016年12月11日(日)鼓童特別編成で出演「大叢…鼓童 Kodoさんの投稿 2016年12月6日
【米・Forbesに掲載】鼓童の記事が「Forbes」に掲載されました!
【Forbes】Kodo, Japanese Taiko Drumming Company, To Tour Across United States In…
鼓童 Kodoさんの投稿 2016年12月6日
【WEB掲載】「カジスマ」に鼓童「螺旋」の紹介記事が掲載されました。坂本からの一言メッセージもあります。ぜひご覧ください!
カジスマ|たまった1年のモヤモヤもスッキリ!…
鼓童 Kodoさんの投稿 2016年12月6日
「浅野太鼓」訪問/北林玲央
「浅野太鼓」訪問
12月に入り、だんだんと冬の寒さを感じるようになってきましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか? こちら、ワン・アース・ツアー「螺旋」のメンバーは昨夜の新潟公演を終え、本日石川県への移動の道中、「浅野太鼓」の皆さんへご挨拶に伺いました。
僕は、初めての訪問でしたが、温かく迎えて頂き、特別に工場の中を見学させて頂くこともできました。改めて、動物、植物の命、そして職人さんの命のこもった太鼓を叩かせていただいていることを、実感いたしました。
僕が初めて浅野太鼓の太鼓を叩いたのは3年前の研修所に入所した時です。2尺2寸というサイズの長胴太鼓だったのですが、その時、自分の精一杯の力がはじき返され、鼓童という世界の厳しさを太鼓を通して感じたのを覚えています。
太鼓を通して人と出会い、学び、太鼓に教わり、自分の置かれている環境に感謝です。これからも命いっぱいの音が出せるよう、精進して参ります。鼓童ワン・アース・ツアー「螺旋」は、12月の25日まで続きます。太鼓の音を感じて頂けたらと思います。
【螺旋】2016年12月4日(日)14:00
石川県金沢市 石川県立音楽堂コンサートホール
http://www.kodo.or.jp/oet/20161204a_ja.html
公演紹介
http://www.kodo.or.jp/news/20160900oet_ja.html
全国ツアースケジュール
http://www.kodo.or.jp/oet/index_ja.html#schedule26a
12月14日(水)福岡公演
http://www.kodo.or.jp/oet/20161214a_ja.html
12月17日、18日 大阪公演
http://www.kodo.or.jp/oet/20161217-18a_ja.html
12月21日〜25日 東京・文京公演
http://www.kodo.or.jp/oet/20161221-25a_ja.html
【北林玲央&大塚勇渡】ウレぴあ総研|太鼓集団「鼓童」が人を惹きつける理由とは? “イケメン若手コンビ”インタビュー&最新ライブから徹底解剖!
地元愛知でのワークショップ/神谷俊一郎
地元愛知でのワークショップ
今年の9月からスタート致しました交流公演も残す所12月のみとなりました。日々、刺激を頂いている交流公演で今回僕が初挑戦した事があります。それは「ワークショップ」です。
今まで東京都文京区や、くにたち市で「太鼓体験ワークショップ」をさせて頂いたのですが、今回は何と「経験者向けワークショップ」を地元愛知県小牧市の「福厳寺」で、12月10日に開催させて頂く事になりました。まだ3年目という新米にこのような機会を与えて下さった「福厳寺」の皆様には感謝の気持ちしかありません、ありがとうございます。
このワークショップは「大叢山福厳寺 秋葉大祭」というお祭りの、一つのイベントとして行われます。お祭り自体は12月11日の朝からなのですが、前日10日の17時から一足先にワークショップさせて頂きます。翌日11日の17時過ぎからは鼓童交流公演班で演奏をさせて頂く事にもなっております。火渡り神事に合わせての演奏等、普段の公演とは違った雰囲気になると思います。僕も初めてですので、福厳寺だけでしか感じられない空気を皆様と一緒に体感出来ればと思っております。鼓童の演奏以外にも朝から様々なイベントが行われているので一日楽しめると思います。
ワークショップの内容ですが、楽しく、そして難しい事をせず、でも効果を体感出来る90分となるように精一杯務めさせて頂きます。お時間のある方はお友達をお誘いの上是非お申し込み下さい。皆様とお会い出来るのを楽しみにしております。冷えますので、暖かい格好でお越し下さい。愛知でお待ちしております。
2016年12月10日(土)<福厳寺 秋葉大祭 関連企画>鼓童 福厳寺秋葉大祭太鼓ワークショップ 太鼓経験者向け~一発打ちから早打ちまで~(愛知・小牧市)
交流公演班より、皆さんに楽器をご紹介!/前田順康
交流公演班より、皆さんに楽器をご紹介!
私たち交流公演班は、全国の小・中・高校をまわり交流学校公演を行っております。普段、児童・生徒の皆さんが授業や部活で使っている体育館に、太鼓がずらっと並びます。
“みずドン、しゅんしゅん、やすくん、みうみう、秋田美人のあきちゃん、いっせいチャン、草スケ先生” 以上7名での学校公演です!
そんな私達がツアーの合間に佐渡に戻ると、嬉しいことに皆さんから感想が届いています。そのひとつひとつに、素直な言葉・素朴な疑問が並んでいます。
一番多い疑問はこの楽器について、、、
“シンバルみたいなやつ!”
“丸いものをこすりあわせたりするやつ!”
この楽器はチャッパといいます!そして人気なのがこの太鼓 “一ばん大きな太こ!”
大太鼓の音は、お母さんのお腹の中で聞いていた『鼓動』に似ていると言われています。”かみなりの音!” と、声があがることもあります。そしてこんな楽器も登場します。
“なにやら筒のようなものがあって軽やかな音がなる楽器” これはインドネシアの楽器で、「アンクルン」といいます! 嬉しい感想、思いがけない感想、本物の声に力をもらっています!
私たちは今日も本物の太鼓を持って、皆さんの街へ学校へ向かいます!
鼓童 交流公演 in 黒潮町
2016年11月19日(土)、20日(日)高知県幡多郡
http://www.kodo.or.jp/news/20161119-20koryu_ja.html
旅の中で/船橋裕一郎
旅の中で
ベトナムにて
いかがお過ごしでしょうか? 今年はベトナム、ブラジル、韓国、昨年は香港やシンガポール、インドネシア、ロシア極東など近年、欧州や北米以外の国や地域に訪問する機会が増えてまいりました。
ブラジルでのDADAN野外公演
私は、オリンピック直前のブラジル、現在我が国とは微妙な距離感にある韓国、経済成長著しく、高度経済成長期の日本と似ていると言われるベトナムの3ケ国を訪れました。
韓国「日韓交流おまつり」にて
それぞれの公演に至る過程は、北米や欧州とはくらべものにならないほど大変ではありましたが、その濃密な時間は、様々な地に赴き、直接触れ、感じることのできた貴重な体験でした。なにより人間同士が、お互いを受容し分かり合おうとする芸能や音楽の力を改めて感じることができました。
ベトナムにて
さて、私は旅の最中は、佐渡にいるときよりも本や活字に触れる時間が、格段に多くなります。メンバーのなかにも本好きがいますので、移動中などは読書をする光景を目にします。(音楽を聴いたり、バチをパタパタとしたり、公演のビデオを観たり、様々ではありますが…。)子供の頃からの習慣からか、新聞は毎日目を通したくなります。
旅の間は、その地の新聞を読むようにしたり、訪れた地に関連するものなどを読んでみるのも、旅を楽しく過ごす要素になります。今年はブラジルやベトナムに行きましたので、定番ではありますが、沢木耕太郎や開高健など旅の紀行文を読んで、『お? ここはもしやあの場面の?』などと想像を膨らませます。時間があれば本屋に行くことも良いリフレッシュになります。瞬く間に我が家の本棚が足りなくなる状況には甚だ閉口いたしますが、好きなモノを買うということは、自分への小さな投資であり、心を豊かにしていると自分に言い聞かせています。同時にそれに携わる全ての方々への感謝も生まれてきます。
2016年も残すところあと2ヶ月ですが、鼓童の旅はまだまだ続きます。旅で持ち得たものを佐渡に持ち帰りまた旅にでます。
太鼓芸能集団 鼓童 代表 船橋裕一郎