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Tag ‘船橋裕一郎’

9月17日、18日パルテノン多摩公演・会場ロビーにて、研修所紹介コーナー開催


2016年9月17日、18日
パルテノン多摩公演の会場ロビーにて
研修所の紹介コーナーを開催

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混沌稽古_4440-s2016年9月17日、18日パルテノン多摩公演の会場ロビーにて、研修所の紹介コーナーを開催します。

研修生の稽古や生活などの様子を紹介する展示のほか、研修所への応募をご検討中の皆さんに、鼓童代表の船橋裕一郎が直接ご質問にお答えいたします。ぜひお立ち寄りください。

鼓童文化財団 研修所(担当:石原、千田)
Tel. 0259-28-2999
Fax. 0259-28-2997
Email: kenshujo@kodo.or.jp

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2016年9月17日、18日『螺旋』東京・多摩公演
http://www.kodo.or.jp/oet/20160917-18a_ja.html

チケットパルテノン Tel. 042-376-8181


息づく思い/船橋裕一郎


息づく思い

鼓童村の中庭

いかがお過ごしでしょうか。2ヶ月におよぶツアーを終え、今月はサントリーホール、ECと続きます。

さて、鼓童にとっても大きな存在であった冨田勲氏、永六輔氏のお二方がお亡くなりになりました。私自身は、お二方との接点はごく僅かでしたが、鼓童グループに与えて頂いたもの、精神は計り知れず、それらは今後もグループのなかで息づいていくものだと思っております。

冨田さんとの集合写真(2008年鼓童村稽古期間に撮影)

冨田さんとの集合写真(2008年鼓童村稽古期間に撮影)

数年前、小さな会場での公演の際、幕があがると最前列にニコニコと笑顔で座っておられたのが、冨田勲さんでした。公演後、気さくにお話をして頂き、鼓童村でのレコーディングの思い出を楽しそうに語られていました。また、1945年の三河地震で被災され、戦時統制の最中で救援もほぼなく、その後も広く報道されなかったことなど、とどまることなくお話されていたことを思い出します。昨年末、佐渡の鼓童村滞在中に出来た『宇宙の歌』をこの夏に再演することが決まった際には、大変喜んで下さり、前回からの改善点までご指示くださいました。音を通してその思いや音楽性の素晴らしさを再認識しております。

永六輔さん(2003年鼓童村にて)Photo: Buntaro Tanaka

永六輔さん(2003年鼓童村にて)

私が研修生時代に『鼓童で遊ぼう』というタイトルの公演で司会をして頂いたのが永六輔さんでした。リハーサルもそこそこに研修生をも舞台に上げ、鼓童のメンバーも名だたるゲストの皆様も慌ただしく舞台を駆け回り、最終的には客席も巻き込んでそれは楽しい舞台を作り上げてくださったことを覚えています。佐渡にも我々の公演会場にも常に足を運んで下さいました。旅をしていると、鼓童にいなければ決して足を運ばなかったであろうと思う土地に赴きますが、その土地に行って初めて分かる事が多くあると感じます。それは電波の届くところへ赴き、そのことを東京のラジオで伝えなさいという宮本常一先生のお言葉を実践され、その事を私達へ伝えてくださった証しだと思い、ツアーへの思いを改めて思い返しております。

お二方に共通して感じるのは、自分で見て触れたものを信じるという強い信念と、社会に対しては鋭く、人に対しては深い愛情に満ちた眼差しでした。

最後に永さんから鼓童に頂いたお手紙を紹介させて頂きます。

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君達の【太鼓】はそこにあるだけで充分に鑑賞に耐える工藝品であり、美術品なのだ。
だから、君達もそこにいるだけで【存在感を示せる人間】であってほしい。
その上で太鼓と向き合うと君達は中途半端な人間であるよりは純粋に”童”であることに
徹することでしか、対応出来ないことに気づく、その時君達は鼓童なのだ。

永六輔

心よりご冥福をお祈り申し上げます。
合掌

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新たな試み/船橋裕一郎


新たな試み

いかがお過ごしでしょうか。今年も早いもので下半期を迎えました。メンバーは2ヶ月に及ぶツアーにて全国各地を巡っております。来月は35周年記念コンサート、そしてアース・セレブレーション(EC)と続きます。

Photo: Takashi Okamoto

2015年送り太鼓(お客様お見送り)の様子

ECについては既に告知されているように野外コンサートを中心としたフェスティバルから地域に根ざした新たなコミュニティとして生まれ変わります。多くの鼓童メンバーは一年の大半を佐渡以外の土地で過ごします。旅が我々の活動の中心でありそのことに喜びを感じておりますが、帰るべき場所となる佐渡を改めて見つめ直し、根ざすことの本質を我々自身がより深くすることにより、旅をする意義を改めて問い直す機会になり、還元できるものも多くなってくるのではと思っております。

月間鼓童より

この冬にベトナムで出会った<バックハー>の皆様との再会、共演はなによりの楽しみです。ハノイの地で体感したお祭りの熱気は、思い出すたびに心弾みます。彼らは苦難の歴史や複雑な社会情勢のなかで、逞しくそして自分たちの芸能に誇りと愛情をもっています。この夏、大きな会場で多くのお客様に発表する場とはなりませんが、良い意味で緩やかに楽しみながら継続したお付き合いのなかで学べる機会となり色々な地で何度となく発表する機会がでてくることもあり得ると思っております。

Photo: Takuro Susaki

また、ECシアターやフリンジなどメンバーから新たになにかを生み出す動きもあります。佐渡体験プログラムやワークショップも鼓童メンバーが積極的に参加し、より近い距離でお客様との触れ合いの場となります。

ECサイトより

新たな試みには、もちろん不備や不慣れな点もあるかと思いますが、ECをお客様、出演者、スタッフそして佐渡の皆様ともじっくりと濃密な時間を過ごしながらひとつずつ、つくりあげていければと思っております。

Photo: Takashi Okamoto

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2016年8月26日(金)〜28日(日)
アース・セレブレーション2016
(新潟・佐渡市)

http://www.kodo.or.jp/ec/

https://www.facebook.com/EarthCelebrationJP/


「鼓童創立35周年記念コンサート」記者発表より


「鼓童創立35周年記念コンサート」記者発表より

Photo: Takashi Okamoto

5月31日、都内で8月開催の「鼓童創立35周年記念コンサート」に向けての記者発表を行いました。坂東玉三郎芸術監督、鼓童メンバー(船橋、石塚、坂本、住吉)4名、社長の青木が登壇し、それぞれ35周年への想いを語りましたので、コメントの一部をご紹介します。

Photo: Takashi Okamoto

◆坂東玉三郎コメント
鼓童とは2001年から一緒にお仕事をさせて頂きました。25周年の時には「アマテラス」という大きな公演で共演しました。2012年からは芸術監督を努めさせていただき、今回の35周年記念公演の演出もさせて頂きます。8月の記念公演では、第一夜「出逢い」は、オーケストラとの共演の集大成となり、第二夜「螺旋」は鼓童のみで、古典的なものと、将来に向かっての新作が回転しながら進んで行くイメージの演目に致しました。第三夜「飛翔」では、ダンサーと共演する公演となります。これまで創り上げてきた様々な作品が3日間に集約されています。また各公演で、鼓童のメンバーや、私が作曲した演目もあります。皆様にお楽しみ頂ければ幸いです。


Photo: Takashi Okamoto

◆船橋裕一郎コメント
素晴しい芸術監督のもとで35周年を迎えられるのが嬉しいです。玉三郎さんからは生き様全て、普段の食事や振る舞いなどの行動全てが舞台に繋がっているという覚悟やこだわり、突き詰め方など、演奏者としての心構えを教えて頂きました。8月の公演は、鼓童のこれまでとこれからが凝縮された内容で、太鼓、鼓童の可能性を十分にお見せ出来る3日間になると思います。太鼓の音色を無限に広げている最中ですので、より多くの皆様にご覧頂けたらと思います。

Photo: Takashi Okamoto

◆石塚充コメント
以前は、いかに力強い音を出せるかにこだわっていたのですが、玉三郎さんからは音色の違いが分かるくらいに、大きな太鼓でも「小さい音や優しい音、弱い音を大事にしなさい」と教えて頂きました。8月の公演は35周年の集大成ではありますが、これからの鼓童を担って行く20代、30代のメンバーが中心となっており、ここからスタートという意味も込めた公演でもあります。長年やってきた曲にも新しい解釈・切り口などを加え、新曲も上演しますので、これからの鼓童、太鼓の可能性を感じて頂けると思います。

Photo: Takashi Okamoto

◆坂本雅幸コメント
玉三郎さんの言葉で芸術に対する指針になる2つの言葉がありまして、「自信過剰とうぬぼれは芸の妨げになる」と「舞台上では、大きく、正しく、エレガントに」という言葉が、演奏者としての私の道しるべとなっています。8月の公演の第一夜「出逢い」は、これまでも演奏してきた石井眞木さん作曲の「モノプリズム」、冨田勲さん作曲の「宇宙の歌」に加え、世界初演となる猿谷紀郎さん作曲で拍子が複雑で挑戦しがいのある「紺碧の彼方」や、伊左治直さんとともに佐渡で音を出しながら作った動きのある、視覚的にも考えられた「浮島神楽」など、4曲全て印象が違う曲となっているので楽しんで頂ければと思います。

Photo: Takashi Okamoto

◆住吉佑太コメント
私は2012年に玉三郎さんが芸術監督になられた年に正メンバーになりまして、研修生の時から様々な価値観や技術を教えて頂き、当たり前のように考えていた固定概念に対して改めて考えるきっかけを頂きました。8月の公演でも作曲をさせて頂いたのですが、作曲する際に太鼓打ちでは思いつかないようなアイディアを頂きながら、固定概念に捕らわれない曲づくりが出来たと思いますので楽しんで頂ければと思います。

Photo: Takashi Okamoto

◆青木孝夫コメント
30年前にサントリーホールのオープニングシリーズで石井眞木さん作曲の「モノプリズム」という演目を小澤征爾さんの指揮で演奏させて頂き、今年鼓童創立35周年の記念の年にまたサントリーホールで公演させて頂ける事がとても感慨深いです。3日間それぞれ異なった演目を上演させて頂きます。これからも柔軟性と多様性を持って新しいものを創り上げていきたいと思います。

撮影:岡本隆史

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多くのメディアに取り上げられました

◆新聞
・読売新聞水曜夕刊「Pop Style」
・スポーツニッポン
・東京中日スポーツ
・デイリースポーツ
・日刊スポーツ
・サンケイスポーツ
・スポーツ報知
・公明新聞
ほか

◆雑誌
・「シアターガイド」8月号:7月2日発売
・「演劇界」:7月5日掲載
・「家庭画報」8月号
・「ミセス」
・「音楽現代」
ほか

◆WEBサイト
OZmall:熱い男たちの大地を揺らす音色に感動!太鼓芸能集団「鼓童」35周年記念コンサート開催http://www.ozmall.co.jp/oznews/06204/

デイリースポーツ:玉三郎「鼓童」演出へのこだわり
http://www.daily.co.jp/newsflash/gossip/2016/05/30/0009135193.shtml

デイリースポーツ②:坂東玉三郎「鼓童」演出にこだわり
http://www.daily.co.jp/gossip/2016/05/31/0009136220.shtml

テレ朝芸能特報:玉三郎&鼓童が35周年公演!
http://www.tv-asahi.co.jp/smt/f/geinou_tokuho/hot/?id=hot_20160530_100&

映画.com:坂東玉三郎、芸術監督務める「鼓童」35周年公演に自信「連綿と続けてきたもの詰まっている」
http://eiga.com/news/20160530/17/

日刊スポーツ:太鼓集団「鼓童」が35周年公演、演出は坂東玉三郎
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/1655603.html

SPICE:坂東玉三郎が芸術監督を務める「鼓童」の35周年記念コンサート、今夏開幕
http://spice.eplus.jp/articles/58815

サンケイスポーツ:鼓童、35周年公演で集大成!坂東玉三郎も激励「素敵な太鼓を」
http://www.sanspo.com/geino/news/20160531/geo16053105010011-n1.html

スポーツニッポン:玉三郎が演出“太鼓判”公演「大太鼓抜きの歌舞伎は考えられない」
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2016/05/31/kiji/K20160531012691620.html

ローチケHMV 「鼓童創立35周年記念コンサート コメント動画が到着!」

news20160818kodo35th鼓童創立35周年記念コンサート
http://www.kodo.or.jp/news/20150917kodo35th_ja.html

2016年8月18日(木)、19日(金)、20日(土)サントリーホール
8月18日(木) 第一夜 〜出逢い〜
出演:鼓童、新日本フィルハーモニー交響楽団/指揮:下野竜也
8月19日(金) 第二夜 〜螺旋〜
演出:坂東玉三郎/出演:鼓童
8月20日(土) 第三夜 〜飛翔〜
演出:坂東玉三郎/出演:鼓童、ゲスト:BLUE TOKYO、DAZZLE

プレイガイド
・チケットスペース Tel. 03-3234-9999(オペレーター) WEB「チケットスペースオンライン」検索
・サントリーホールチケットセンター Tel. 0570-55-0017
・チケットぴあ Tel. 0570-02-9999 [Pコード:286-898] http://pia.jp/
・イープラスhttp://eplus.jp/
・ローソンチケット Tel. 0570-000-407(オペレーター 10:00〜20:00)Tel. 0570-084-003 [Lコード:30118] http://l-tike.com/
・セブンチケット http://7ticket.jp/ 全国のセブン-イレブン店頭マルチコピー機
・東京文化会館チケットサービス Tel. 03-5685-0650


『求め 敬い 磨く』/船橋裕一郎


『求め 敬い 磨く』

皆様いかがお過ごしでしょうか。4月、5月は様々な作品の稽古や創作を芸術監督とともに進め、充実した時間を過ごしてまいりました。

そして「交流公演」、「OET混沌&プレミアムコンサート」のツアーが始まりました。ここから半年は今ツアーを皮切りに、「若い夏」「35周年記念コンサート」新たな挑戦となる「EC」、秋からは新作の「螺旋」と一気に疾走してまいります。皆様との各地での出会いを楽しみにしております。

Photo: Yasuhiko Ishihara

さて、先日、研修所の講義に2日間ほど立ち合ってまいりました。まだ入所ひと月半の初々しい一年生。長い冬を乗り越え、後輩ができたことにより、頼もしさを増した2年生合わせて19名がひたむきに稽古に臨んでおりました。

Photo: Yasuhiko Ishihara

私自身もこの研修所を修了しましたが、おそらく当時は楽しいと思える日はごく僅か、日々の生活やスケジュールに追われ辛い日のほうが圧倒的に多かったと記憶しています。いまでも研修所に近づくと、お腹のあたりがキリキリとなります。ただ、今はその辛いと思っていた日々が自分の根幹となっていると思っています。

Photo: Yasuhiko Ishihara

2日ではありましたが彼らの姿勢や研修所の空気に触れ、何事においても初心を忘れてはならないと彼らの姿を通し、改めて思いながら、研修所の稽古場に掲げてある『求め敬い磨く』の額を改めて眺めている自分がいました。学ぼうとする意欲がある者と学びを得ることのできる環境が、あるということにも改めて感謝しております。

Photo: Yasuhiko Ishihara

※鼓童の舞台や鼓童グループの根幹をなしている研修所のことを是非多くの方々に知って頂きたいと思っております。見学会、体験、説明会等も予定されておりますのでお問い合わせくださいませ。

 

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鼓童文化財団研修所
http://www.kodo.or.jp/apprentice/index_ja.html


【6/7 ラジオ出演】船橋裕一郎&坂本雅幸&梶原徹也氏「Kiss FM KOBE」に生出演!など鼓童からのお知らせ


Kiss FM KOBE「4 SEASONS」に生出演!
6月7日9時25分~Music Folder【きょうの音楽特集】

Photos: Takashi Okamoto

6月7日Kiss FM KOBE「4 SEASONS」、9:25からのMusic Folder【きょうの音楽特集】に、鼓童・船橋裕一郎、坂本雅幸、そして「混沌」ドラム監修の梶原徹也さんが出演します。まもなく開催の「混沌」伊丹公演、明石公演に向けての意気込みや、作品の見どころ、そして船橋・坂本による生演奏も披露いたします!放送地域の皆様、ぜひお聞きください。

Kiss FM KOBE「4 SEASONS」

放送日時
2016年6月7日9時25分~
Music Folder【きょうの音楽特集】
放送局
Kiss FM KOBE
DJ
中野耕史さん
出演
鼓童(船橋裕一郎坂本雅幸)、「混沌」ドラム監修・梶原徹也さん
番組サイト
http://www.kiss-fm.co.jp/4seasons/

「鼓童ワン・アース・ツアー2016 ~混沌」

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「混沌」作品紹介

スケジュール(2016年6月〜7月)

「混沌」ブログ

2016年6月9日(木)18:30 兵庫県伊丹市 いたみホール
http://www.kodo.or.jp/oet/20160609a_ja.html

2016年6月22日(水)16:30 兵庫県明石市 明石市立市民会館(アワーズホール)
http://www.kodo.or.jp/oet/20160622a_ja.html

神戸で鼓童交流公演も開催!(出演メンバーは以下リンク先よりご確認ください)
2016年7月9日(土)19:00/10日(日)13:00 兵庫県神戸市 北神区民センター

石塚充トークゲスト生出演しました
京都・KBSラジオ「山崎弘士のGOGOリクエスト」

Photo: Erika Ueda

6月4日(土)12:30より、鼓童・石塚充が京都のKBSラジオ「山崎弘士のGOGOリクエスト」にトークゲストで生出演しました。聴いてくださったみなさま、有難うございました。ラジオ内でもお話ししておりました「螺旋」京都公演、まもなく売り出しです。ご来場お待ちしております!
2016年9月3日(土)、4日(日)京都府京都市 京都芸術劇場 春秋座
http://www.kodo.or.jp/oet/20160903-04a_ja.html

3日 13:30開場 14:00開演
4日 12:30開場 13:00開演
<チケット情報(全席指定)>
一般  6月9日(木)10:00発売
春秋座・友の会 6月7日(火)10:00発売
チケット購入他、詳細はこちら
http://k-pac.org/?p=933

Photo: Erika Ueda

パーソナリティの山崎弘士さんと。

<放送済>KBSラジオ「山崎弘士のGOGOリクエスト」
放送日時 2016年6月4日(土)12:30〜出演
放送局 KBSラジオ
パーソナリティ 山崎弘士さん
出演 石塚充(鼓童)
番組サイト http://www.kbs-kyoto.co.jp/radio/go/

「螺旋」京都公演に向けた船橋裕一郎コメントが公開!


2016年9月3日(土)、4日(日)の2日間、京都造形芸術大学の学内劇場「京都芸術劇場 春秋座」で、「鼓童ワン・アース・ツアー2016~螺旋」公演を行います。京都造形芸術大学卒業生で鼓童の代表を務める船橋裕一郎のコメントがアップされました。

news20160900oet2016年9月3日(土)、4日(日)京都府京都市 京都芸術劇場 春秋座
http://www.kodo.or.jp/oet/20160903-04a_ja.html

3日 13:30開場 14:00開演
4日 12:30開場 13:00開演
<チケット情報(全席指定)>
一般  6月9日(木)10:00発売
春秋座・友の会 6月7日(火)10:00発売
チケット購入他、詳細はこちら
http://k-pac.org/?p=933

 

 

RADIO MIX KYOTO「京都おとめラジオ」

 

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6月13日(月)19:00より、鼓童・石塚充が京都の「京都おとめラジオ」にトークゲストで出演しました。聴いてくださったみなさま、有難うございました。ラジオ内でもお話ししておりました「螺旋」京都公演、発売中!ご来場お待ちしております!

FM87.0MHz RADIO MIX KYOTO「京都おとめラジオ」
放送日:6月13日(月)19:00~
パーソナリティ:浜口愛子・柴田美智子
※同日再放送が23:00〜ございます。

FM87.0MHz 「RADIO MIX KYOTO」

Webサイト:http://radiomix.kyoto/
ネットからはサイマルラジオ:http://csra.fm/blog/author/radiomixkyoto/
2016年9月3日(土)、4日(日)京都府京都市 京都芸術劇場 春秋座
http://www.kodo.or.jp/oet/20160903-04a_ja.html

3日 13:30開場 14:00開演
4日 12:30開場 13:00開演
<チケット情報(全席指定)>
一般  6月9日(木)10:00発売
春秋座・友の会 6月7日(火)10:00発売
チケット購入他、詳細はこちら
http://k-pac.org/?p=933


「ダンスマガジン」「Dance SQUARE」に船橋裕一郎×長谷川達也×大舌恭平 記事掲載


5/27発売「ダンスマガジン」「Dance SQUARE」
船橋裕一郎×長谷川達也×大舌恭平「飛翔」記事掲載!

Photo: Takashi Okamoto

5月27日発売の新書館「ダンスマガジン」、日之出出版「Dance SQUARE」に鼓童・船橋裕一郎と、DAZZLE・長谷川達也さん、BLUE TOKYO・大舌恭平さんのインタビュー記事が掲載されています。

Photo: Takashi Okamoto

8月、鼓童創立35周年記念コンサート「飛翔」へ向けた意気込みや過去の共演、舞台稽古の様子など、各グループ代表をする3者のトークや写真が盛りだくさん。ぜひご覧ください。

Photos: Takashi Okamoto

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新書館「ダンスマガジン」2016年7月号
座談会 船橋裕一郎×長谷川達也×大舌恭平  融合から生まれる新しい世界
8月、「鼓童」「DAZZLE」「BLUE TOKYO」による和太鼓とダンスの饗宴が開催!
2016年5月27日発行
http://www.shinshokan.co.jp/dance/index_dance.html

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日之出出版「Dance SQUARE」Vol.13
船橋裕一郎×大舌恭平×長谷川達也
STAGE『鼓童「創立35周年記念コンサート」』
2016年5月27日発行
http://hinode.co.jp/?newbook=dance-square-vol-13


news20160818kodo35th鼓童創立35周年記念コンサート
http://www.kodo.or.jp/news/20150917kodo35th_ja.html

2016年8月18日(木)、19日(金)、20日(土)サントリーホール
8月18日(木) 第一夜 〜出逢い〜
出演:鼓童、新日本フィルハーモニー交響楽団/指揮:下野竜也
8月19日(金) 第二夜 〜螺旋〜
演出:坂東玉三郎/出演:鼓童
8月20日(土) 第三夜 〜飛翔〜
演出:坂東玉三郎/出演:鼓童、ゲスト:BLUE TOKYO、DAZZLE

プレイガイド
・チケットスペース Tel. 03-3234-9999(オペレーター) WEB「チケットスペースオンライン」検索
・サントリーホールチケットセンター Tel. 0570-55-0017
・チケットぴあ Tel. 0570-02-9999 [Pコード:286-898] http://pia.jp/
・イープラスhttp://eplus.jp/
・ローソンチケット Tel. 0570-000-407(オペレーター 10:00〜20:00)Tel. 0570-084-003 [Lコード:30118] http://l-tike.com/
・セブンチケット http://7ticket.jp/ 全国のセブン-イレブン店頭マルチコピー機
・東京文化会館チケットサービス Tel. 03-5685-0650


五月田の輝き/船橋裕一郎


五月田の輝き

この度の熊本地震につきまして、早期の終息と状況の改善を心から願っております。私も度々訪れた地や友人知人の被害状況を聞き、今後少しでもお力添えが出来るような動きをしていきたく、皆様の活力をより増幅できるような、舞台や音を届けていけるよう頑張ってまいります。

Photo: Erika Ueda

佐渡は、田植えの季節となりました。冬の寒さにより固められ、太陽からの養分を得た土に一気に水を張り巡らされ、キラキラと美しい景色が広がります。とはいえ、先月もお伝えしたように、今月は、来月のものから来年のものまで、いくつもの作品を作り上げている過程です。正直に申しますと美しい景色をゆっくりと眺めている余裕はあまりないのですが、通勤や買い物の際に普通にこの景色をみることのできる幸せを感じます。

Photo: Erika Ueda

能楽師・津村禮次郎先生によるお稽古

さて、来年の春に上演予定の「幽玄」という作品は、能を中心に日本の古典から着想を得て、作品作りを始めております。能のシテ方の歩みのようにゆっくり、ゆっくりと作品作りも進行しており、稽古終了時、皆が一斉におおきなため息をつくほど、張りつめておりますが、これまでにない作品になる実感と充実感、また古典から得られる新たな発見と学びを日々感じております。

Photo: Erika Ueda

また、「若い夏」では鼓童の結成当初からの演目を若いメンバーが基礎の基礎から学ぶべく朝早くから夜遅くまで必死の稽古をしております。

Photo: Takashi Okamoto

「35周年記念コンサート」にむけては、ゲストをお迎えしての稽古となりました。

鼓童文化財団Facebookより鼓童文化財団Facebookより

5年目を迎えた「佐渡宿根木公演」では、改装された宿根木公会堂で、見留知弘の構成演出で行われ、沢山のご来場を頂きました。

Photo: Erika Ueda

鼓童の活動は多種多彩ですが、足下を固め、多くのものを吸収しながらグループが進んでいく姿は、美しい田に重なるように思います。日々の取り組みに真摯に向き合いたいと思っております。

太鼓芸能集団 鼓童 代表 船橋裕一郎

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芽吹きの喜び/船橋裕一郎


芽吹きの喜び

この度、鼓童芸術監督・坂東玉三郎さんが「日本芸術院賞」さらに「恩賜賞」を受賞されました。心よりお祝い申し上げるとともに我々鼓童一同、大変貴重な時間を過ごさせて頂けていることに感謝している次第です。

Photo: Taro Nishita

さて、4月の佐渡はお祭りの季節です。各集落の鬼太鼓が祭り当日に向けて稽古に励み、夜遅くまで島中に太鼓の音が響き渡ります。また、長い冬を越えた佐渡の景色は一段と美しくそのような景色も楽しめる「佐渡宿根木公演」にも是非足をお運び頂ければと思います。

Photo: Takashi Okamoto

我々は今月と来月にかけては、この一年間のプログラムに向けて、稽古や創作にかかります。芸術監督をはじめ多くのゲストの方々がご来島され35周年作品はもちろん「螺旋」や「幽玄」もこの期間に作り上げてまいります。今後も続く新作の舞台にもご期待ください。

Photo: Yui KawamotoPhoto: Takuro SusakiPhoto: Cidade das Artes

先月は、鼓童としては8年振りのブラジル公演に行ってまいりました。一昨年のサッカーワールドカップ、まもなくはじまる五輪に街も活気に満ちあふれていると予想しておりましたが、現在、経済状態は芳しくない様子で、大統領の不正問題なども重なり政治も大変混迷しておりました。現地にいる間には多くのサンバチームや日系太鼓コミュニティとの交流などの時間もあり、得難い経験をいたしました。

Photo: Yui Kawamoto

陽気でおおらかな性格の国民性に触れ、伝統的なサンバ会場で感じた熱気、演奏者と聴衆が一体となった雰囲気は忘れることができません。同時に数々のインタビューやディスカッションのなかであがる質問は、鼓童や太鼓のルーツや意味に対する探究心に溢れるものが多いというのも印象的でした。それは他民族で移民の多い国柄が国民に与える影響であるのかとも同時に感じ、我々自身のルーツやこれからの行く末に対して考える良い機会ともなりました。

Photo: Yui Kawamoto

日本との時差12時間、気温差はこの時20度から30度。地球の反対側での国での公演に、気温以上に熱いものを感じ、再訪を誓い彼の地を後にしました。

太鼓芸能集団 鼓童 代表 船橋裕一郎

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今月のご挨拶/船橋裕一郎


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皆様いかがお過ごしでしょうか。

1月下旬より若いメンバーを中心に17名が、「神秘」欧州ツアーにて各地を廻っております。ツアーを経るごとに内容も練り込まれ、大きな反響を頂いております。

写真:ゆふいん源流太鼓提供
1月29日 iichiko総合文化センター・グランシアタにて。ゆふいん源流太鼓と鼓童メンバーとで記念撮影。

私自身は1月末に大分県由布市に拠点をもつ、豊の国ゆふいん源流太鼓さんとの共演「日本太鼓 PREMIUM CONCERT 2016『打つ』」に出演してまいりました。本業を持ちながら、日々の鍛錬に裏打ちされた、源流太鼓の皆様の音や情熱に多くの学びを得ました。そして、リハーサルから打ち上げまで濃密でなにより楽しい時間を過ごさせて頂き、アマチュアとプロとの垣根を超えた、素晴らしい公演となりました。合わせて、名誉団員全員との共演にもなった公演でもあり、あらためて大先輩の存在感、続けることの大切さを体感した貴重な時間となりました。

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そして、2月中旬の約1週間ほど、ベトナムのハノイに芸能調査に行ってまいりました。まもなく人口1億人を超え、急速な発展を遂げつつある国の景色は、日本の高度経済成長期を彷彿とさせるものがあるとも言われていますが、人々の熱気、平均年齢が20代という若さと熱気を犇々と感じることができました。

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今回、新たな「アース・セレブレーション(EC)」に向けて模索するなか、多くの素晴らしい出会いを得ました。政治や経済、歴史が複雑に絡み合い、おそらく我々に計り知れない困難な問題を抱えながら、自身の芸能に対する誇りと愛情をもち、逞しく生きる音楽家の皆様に大変な感銘をうけました。私はこれまでベトナム音楽に触れる機会はありませんでしたが、短い期間ながら多様で多彩な音色と音楽、そして温かな人柄に魅了されました。

この夏、皆様にもご紹介する機会となるべく、ECにお招きするゲストやその内容についても決まりつつあります。随時皆様に発信してまいりますので、皆様ととともにこれからのアース・セレブレーションを作り上げていければと思っております。昨年のスアール・アグンさんに続き、アジアの皆様との交流は、今後の我々にとって、大きな収穫となることかと思います。

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▲ブラジル、劇場仕込みの様子

そして、この3月には「打男」ツアーでブラジルに来ております。鼓童を通して、国内外で素晴らしい出会いがあることに改めて感謝しております。

東日本大震災から5年という月日が経ちました。私たちができうることは当時も今も僅かではありますが、芸能者として、太鼓打ちとして、果たすべき使命とはなにかということをそれぞれが考え、思い続け、全国各地、世界各地を巡ってまいります。

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