スタッフブログ
交流公演班 稽古風景より/岩本涼子
交流公演班 稽古風景より
春の佐渡は、絵に描いたような美しい風景・音・光に満ちています。朝は鶯のさえずりで目覚め、夕焼けは淡い橙色に染まります。山肌の緑は日に日に濃くなり…同時に自分にも力が漲ってくるのを感じます。
そんな春の佐渡で、交流公演班の稽古が本格的にはじまりました。
鼓童交流公演のキャッチフレーズは、「観て・聴いて・叩いて、太鼓の魅力を感じよう!」
この言葉を、稽古期間は正に演奏者の一人一人が実践しています。佐渡の自然に触れ、感じた心を太鼓で表す。自然から受けた力を、音で表す。もちろん自然からだけでなく、お互いの言葉や行動から学ぶこともたくさんあります。
4月、5月は、交流公演だけでなく今後の新しい作品作りも含め、様々な稽古が行われます。「春」を集中稽古期間にしている意味が、なんだかわかった気がしました。
新しい顔ぶれで臨む交流公演の舞台、一打一音、心を込めて打ち込みます。
鼓童交流公演
2016年5月14日(土)千葉県八千代市
http://www.kodo.or.jp/news/20160514koryu_ja.html
「若い夏」へむけて挾土秀平さん佐渡稽古へ/西村信之
先月、約7日間若い夏のお稽古を佐渡で行いました。昨年より試行錯誤を重ねてきたため、演奏者と共に良い緊張感をもってお稽古に取り組むことができました。
そして今回は美術の構想のために挾土秀平さんに佐渡へお越しいただきました。その際の様子を挾土さんがブログに記してくださいましたので、ご紹介させていただきます。
挾土秀平さんのブログ「遠笛」
http://blog.syuhei.jp/?eid=239255#sequel
▼【残席わずか】鼓童浅草特別公演「若い夏」チケット好評発売中!
鼓童浅草特別公演「若い夏」
2016年7月1日(金)〜3日(日)東京都台東区 台東区立 浅草公会堂
http://www.kodo.or.jp/news/20160701asakusa_ja.html
【問】チケットスペース Tel. 03-3234-9999
(月〜土、10:00〜12:00、13:00〜18:00)
鼓童文化財団研修所 35期生入所/千田倫子
鼓童文化財団研修所 35期生入所
4月4日、鼓童文化財団研修所の新1年生が、佐渡に渡ってきました。新潟、長野、東京、香川、沖縄、サンフランシスコ、ノルウェーからの10名です。
初日のこの日は、応援して送り出してくださった家族や地元の方々の事など此処に来た思いを噛みしめながら、1.2キロ先の山の上の研修所まで一人ずつ、一歩一歩坂道を上がります。この坂道は明日からのトレーニングでは決して歩く事のない、2年間の試練の坂道です。
鼓童、鼓童文化財団、北前船の代表、講師陣が迎えた入所式にて、緊張の挨拶
2日後には鼓童村にて、全メンバー・スタッフの前でドキドキの自己紹介。その後の森の整備作業では、先輩方から温かい声をかけてもらいました。
来所して5日、日々、新しい事に出会っている1年生ですが、なかなか良いチームワークで滑り出したようです。それぞれが、多くの人に支えられて目標としたこの場所に来ることができた幸せを忘れず、研修生活に真摯に取組み、一人ひとりと35期の可能性を拡げていって欲しいと願っています。
欧州「神秘」ツアー千秋楽!/高城みお
欧州「神秘」ツアー千秋楽!
1月末より始まりました欧州「神秘」ツアー、3月29日にロシアのサンクトペテルブルクで無事に千秋楽を迎えました。
約3,000人という本ツアーで一番多くのお客様にお越し頂き大盛況でツアーを締めくくることができました。
そして本公演を持ちまして舞台を離れます小見麻梨子と花岡哲海を素晴らしい形で送り出すことができ、大変嬉しく思いました。
この2ヶ月間、10ヶ国の各地で公演を観に来て下さいました皆様、本当にありがとうございました。ヨーロッパの皆様、2年後にまたお会いしましょう!
▲3月31日、ツアー班、無事日本に戻りました
2016年1月〜3月「鼓童ワン・アース・ツアー2016〜神秘」
(ヨーロッパ)
http://www.kodo.or.jp/news/20160130oet_ja.html
「八海の宴」稽古/松浦充長
「八海の宴」稽古
里アンナさんを佐渡にお迎えし、4月1日新潟LOTSでの公演に向け稽古をいたしました。
歌声で稽古場の空気が震えるのを感じました。精霊が宿る奄美の歌声と言われている所以を肌で感じて欲しいです。
太鼓の響き、篠笛の音色に歌声が加わると聞こえてくる音が光り輝きます。このひと時を多くのお客様に感じていただけたらと思います。
2016年4月1日(金)新潟・新潟市
鼓童出演「八海山 presents『鼓童×里アンナ 八海の宴』」
http://www.kodo.or.jp/news/20160401hakkaisan_ja.html
趣のある行事/井関直美
浅草・趣のある行事
浅草では、いろんな行事が行われています。先日は地元の方に勧められて、「浅草寺本尊示現会」を見にいってきました。
たいまつの炎で照らされた通り。
その道を静かに通る3基の神輿。厳かな雰囲気。その雰囲気とは裏腹に、興奮で胸いっぱいでした。
今年も浅草寺に向かう参道に、浅草の皆さんのお店のものと共に鼓童の提灯が飾られています。
提灯の明かりは温かみがあり、心が穏やかになりますね。ぜひ探してみてください。
▼【残席わずか】鼓童浅草特別公演「若い夏」チケット好評発売中!
鼓童浅草特別公演「若い夏」
2016年7月1日(金)~3日(日)東京都台東区 台東区立 浅草公会堂
http://www.kodo.or.jp/news/20160701asakusa_ja.html
【問】チケットスペース Tel. 03-3234-9999
(月~土、10:00~12:00、13:00~18:00)
コペンハーゲン生動太鼓:住吉佑太ワークショップ/高城みお
コペンハーゲン生動太鼓:住吉佑太ワークショップ
デンマーク、コペンハーゲンの太鼓グループ、生動太鼓で住吉佑太がワークショップを行いました。
「わくわくするグルーヴ」をテーマにした今回のワークショップは、生動太鼓の皆さんにとって初めての口唱歌から始まり、全身でリズムを唱いながらニュアンスをつけて太鼓を打つ練習をしました。そして何より太鼓を打つことを楽しむことも改めて伝えられたのではないかと思います。
1時間程のワークショップはあっという間でしたが、熱く濃厚な時間となりました!
2016年1月〜3月「鼓童ワン・アース・ツアー2016〜神秘」
(ヨーロッパ)
http://www.kodo.or.jp/news/20160130oet_ja.html
ドイツ・ベルリンフィルハーモニーでバースデー!/梅垣晶子
ドイツ・ベルリンフィルハーモニーでバースデー!
3月15日は、ヨーロッパでも名高いベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の本拠地、ベルリン・フィルハーモニーでの公演でした。
劇場は五角形、ホールはステージと客席が一体になるような球体をイメージしており、360度全ての座席に沢山のお客様が入り、普段は中々見ることの出来ない角度からのパフォーマンスをご覧いただきました。
そして、この日はメンバーの内田依利さんの誕生日ということで、本番前にお祝いをしました!
益々、素敵な女性プレーヤーになっていく依利さんに乞うご期待です!
梅垣晶子(「神秘」欧州ツアー制作)
2016年1月〜3月「鼓童ワン・アース・ツアー2016〜神秘」
(ヨーロッパ)
http://www.kodo.or.jp/news/20160130oet_ja.html
倉敷音楽祭~30周年記念~第八回 日本縦断和太鼓コンサート/松浦充長
倉敷音楽祭~30周年記念~第八回 日本縦断和太鼓コンサート
倉敷で行われ倉敷音楽祭に出演してまいりました。いつもは藤本吉利がよく個人で出演させていただいておりましたが、今年は30周年記念ということもあり、鼓童は名誉団員と見留知弘を含めたメンバーでお呼びいただきました。
▲倉敷天領太鼓
「天領童太鼓」の演奏、和太鼓奏者 山部泰嗣さんと元焱太鼓の山田瑞恵さんの絶妙な掛け合いの演奏で公演の幕が開き、あっというまの2時間半の公演でした。
▲山部泰嗣さん
お声がけいただきました倉敷を拠点に活動される「倉敷天領太鼓」は、和太鼓奏者 山部泰嗣さんが所属しており、若い世代の躍動感のある演奏の中に、「天領太鼓」の情緒あふれる曲を挟み、倉敷のお客様を魅了する演奏に自分も引きこまれてしまいました。
▲ゆふいん源流太鼓
また、今年1月に舞台をご一緒させていただいた「豊の国ゆふいん源流太鼓」の皆様は毎年出演されており、「由布おろし」から最近は演奏されていなかった「源流あばれ打ち」を演奏。唯一無二の「ゆふいん源流太鼓」の太鼓の響きは、舞台から溢れ出る緊張感にお客様も息を呑む演奏でした。
▲大野原龗王太鼓
そして今回鼓童以外のゲスト出演で四国より日頃お付き合いをさせていただいております「大野原龗王太鼓」は、息のあったストーリー性のある演奏でオリジナリティ溢れる演奏を披露。
鼓童は名誉団員4名と見留知弘に若手が加わり、勢いのある皆様とは少し対比を出し、しっとりと鼓童が培ってきた演奏をお聞きいただきました。
大太鼓は見留知弘が打ち、打ち終わった後そのまま屋台囃子へ演奏に向かったところでは客席より「お〜!」と声があがり倉敷のお客様にも喜んでいただけたようです。
ここ最近太鼓でご縁をいただいた皆様に、いろいろなお話も聞かせていただくことができ、私自身勉強させていただいております。「また会おう」と言っていただける喜びと、その期待に応えられるようスタッフとして身の引き締まる公演でした。
2016年3月13日(日)岡山・倉敷市
鼓童出演「倉敷音楽祭~30周年記念~第八回 日本縦断和太鼓コンサート」
http://www.kodo.or.jp/news/20160313wadaikoconcert_ja.html
ブラジルと言えばサンバ!/河本唯
ブラジル・リオデジャネイロよりお届けしております。ここ2日間はとても夢の様な時間でした。
地元サンバチームと2日間文化交流を行う場を頂きました。両日リオデジャネイロ中心部から離れた場所で行われ、とてもアットホームな感じで鼓童を迎え入れて下さいました。サンバ隊の皆さまと鼓童がお互いの演奏を披露し、その中で一緒に演奏をし、セッションを行いました。言葉は通じず、ジェスチャーとリズムでコミュニケーションを取っている皆の姿はとても愛と魅力溢れるものでした。
サンバ特有のリズムの刻み方と和太鼓のリズムが上手く混ざり合う様にお互い探りながらも、皆が笑顔を絶やさず真夏のブラジルでたっぷり良い汗をかきました!
今回は別でリオデジャネイロの音楽シーンにおいて絶大な人気を誇るストリート・パーカッション軍団・MONOBLOCO(モノブロコ)とも交流する場が頂けました。MONOBLOCOさんのスタジオはコパカバーナビーチから車で数分のところに有り、鼓童の演奏者と、少しだけ太鼓を持参してお邪魔させて頂きました。MONOBLOCOさんは「サンバの楽器を使い、新しい音楽の創造」をコンセプトにされており、和太鼓を使い新しい挑戦に挑み続ける鼓童と何か強く共通できる部分が感じられました。
ここでは具体的なサンバの楽器について教えて頂いたり、独特のリズムの刻み方、他のパートとの絡み方などを学びました。後半には鼓童からも演奏させて頂き、楽器やリズムを交換し合い、最後は世界に一つだけの和太鼓サンバリズムが生まれました。
地球の反対側に位置している日本とブラジルの音楽が言葉の壁を越えて会話以上の喜びを感じられる事となりました。
そろそろ「打男」をブラジルで披露する日が近づいてまいりました。「打男」では少しだけブラジルテイストの演目が含まれているかも(?)知れませんので! 本場ブラジルでパワーアップした「打男」をお楽しみに!
2016年3月
鼓童「打男 DADAN 2016」ブラジルツアー
http://www.kodo.or.jp/news/20160317dadan_ja.html