交流公演班 稽古風景より/岩本涼子
交流公演班 稽古風景より
春の佐渡は、絵に描いたような美しい風景・音・光に満ちています。朝は鶯のさえずりで目覚め、夕焼けは淡い橙色に染まります。山肌の緑は日に日に濃くなり…同時に自分にも力が漲ってくるのを感じます。
そんな春の佐渡で、交流公演班の稽古が本格的にはじまりました。
鼓童交流公演のキャッチフレーズは、「観て・聴いて・叩いて、太鼓の魅力を感じよう!」
この言葉を、稽古期間は正に演奏者の一人一人が実践しています。佐渡の自然に触れ、感じた心を太鼓で表す。自然から受けた力を、音で表す。もちろん自然からだけでなく、お互いの言葉や行動から学ぶこともたくさんあります。
4月、5月は、交流公演だけでなく今後の新しい作品作りも含め、様々な稽古が行われます。「春」を集中稽古期間にしている意味が、なんだかわかった気がしました。
新しい顔ぶれで臨む交流公演の舞台、一打一音、心を込めて打ち込みます。
鼓童交流公演
2016年5月14日(土)千葉県八千代市
http://www.kodo.or.jp/news/20160514koryu_ja.html