鼓童メンバー投稿
浅草・田原小学校での交流学校公演/小見麻梨子
6月18日 浅草・田原小学校での交流学校公演
「ワン・アース・ツアー〜神秘」のツアー最中、浅草の皆さんにもっと鼓童を知ってもらいたいという想いを込め、交流学校公演を行いました。
「神秘」の舞台とは演目や流れが異なるので、空き時間の中で稽古や準備を重ねてその日を迎えました。今回のツアーは若手が多く、なんと学校公演初のメンバーが過半数以上。リハーサルでは、遠い所まで意識する劇場空間での所作や表情が、体育館では不自然であることや目の前に座る子供達に向けての太鼓の音の出し方など、様々な事を指摘しあったり確認していきます。
いざ本番が始まると60分はあっという間。笑い声や、おもいがけない反応の数々。
大太鼓の時には、まるでジェットコースター急降下の前の様に「きゃー、くるー!」と反応をしている児童もいました。
印象的だったのが最後の児童代表の感想。演奏した全ての曲の一つ一つの特徴、感じた事をまっすぐに私たちの瞳を見ながら伝えてくれました。真に感じた事とはこんなに説得力があるのかと私たちも背筋が伸びる思いでした。
帰る間際には女の子がキーホルダーをくれました。「手作りなんです。ありがとうございました。」と渡してくれた姿に疲れがふっとびました。
これから5日間、浅草公会堂での神秘公演が始まります。子供達の笑顔や元気に力を貰った2日間でした。
写真:岡本隆史
鼓童交流学校公演について
http://www.kodo.or.jp/koryu/index_ja.html
浅草/小松崎正吾
「浅草」
日本の古き良き伝統と職人の香りが強く漂い続ける浅草。活気に溢れ、人通りは絶え間なく、毎日がお祭りの様な町。前回初めて公演させて頂いたとき、休み無く賑わう浅草の町に軽いカルチャーショックを受けた事を覚えています。
毎日仲見世で “おしくらまんじゅう” されながら、どうしてこの町はこんなに賑わうのか、なぜここまで人を惹き付けるのかと思っていましたが、そこには文化遺産や伝統芸に名産品などプライドを持って、かつ柔軟に守り繋いで行く浅草の方々の想いの強さと熱さがありました。
浅草という町に絶大な自信と誇りを持ち、これからの浅草を常に考え、アツく語ってくださる皆さんと出逢い、人の想いが伝統を守り人と人を繋ぎ、引き寄せるのだと改めて思いました。そういった方々が鼓童を浅草に受け入れてくださっている事を知り、本当にありがたい気持ちと浅草への想いを鼓童の舞台を通して沢山の方に感じて頂きたいと強く思いました。
今年で2度目の連続公演になりますが、どこか懐かしさの香る今回の「神秘」は浅草という町に非常に合う作品なのではないかと思います。舞台は生ものですから、「浅草」と「神秘」がどう解け合って、皆様の心に届くのかとても楽しみにしています。浅草でしか感じることの出来ない神秘を体感して頂けますよう、精一杯精進して参りますので、是非浅草公会堂へ足をお運びください。
大好きな夜の浅草寺、仲見世通り。
来週辺りから神秘の音が聞こえてくるかもしれません…
【浅草公演】6月21日〜25日浅草公会堂
▼舞台について
鼓童ワン・アース・ツアー〜神秘
▼各公演日の詳細はこちら
6月21日(土)16:00開演
6月22日(日)15:00開演
6月23日(月)15:00開演
6月24日(火)18:00開演
6月25日(水)14:00開演
▼チケットのお求め
浅草公会堂 Tel. 03-3844-7491
tvkチケットカウンター Tel. 0570-00-3117 http://tvkcom.net/
浅草公演に向けて/花岡哲海
今月21日から25日の5日間、浅草公会堂で行われる「鼓童ワン・アース・ツアー〜神秘」。昨年は、僕が初めてツアーすることになった「伝説」を連続公演させて頂きました。あれから1年。またパワーアップした鼓童の舞台をお見せする機会を頂き、今から楽しみです!
今回、島根県は西部・石見地方に伝わる石見神楽の「大蛇」が舞台に取り入れられています。2013年の4月から出稽古に伺い、1年かけて演目「蛇舞」を作り上げてきました。
石見神楽の師匠でもあり、蛇頭を製作して頂いた小林泰三氏の言葉「簡単なことで良いから毎日やりなさい。そして、丁寧にすること。」毎回の公演をより良いものにするため、日々邁進しています。舞台ではどうぞ、「蛇舞」にご注目ください!
また、「神秘」では「闇」がたくさん取り入れられています。神秘的な事と闇とは、深く関係していると僕は思っています。佐渡島で生活していて経験したこと、街灯も何もない鼓童村で闇夜に浮かぶ月明かりを見た時、提灯の淡い光の中でお祭りが最高潮に達した時…
暗い闇の中は一見恐ろしげに感じますが、そこから神秘的なものが生まれるものです。そんな不思議な世界が表現された「神秘」、ぜひ見て聴いて感じて頂ければと思います!
撮影:岡本隆史
【浅草公演】6月21日〜25日浅草公会堂
▼舞台について
鼓童ワン・アース・ツアー〜神秘
▼各公演日の詳細はこちら
6月21日(土)16:00開演
6月22日(日)15:00開演
6月23日(月)15:00開演
6月24日(火)18:00開演
6月25日(水)14:00開演
▼チケットのお求め
浅草公会堂 Tel. 03-3844-7491
tvkチケットカウンター Tel. 0570-00-3117 http://tvkcom.net/
ハワイより/藤本吉利
花結ハワイツアー
花結ハワイツアーで、ハワイを訪問しています。
http://www.kodo.or.jp/news/20140531hanayui_ja.html
5月31日、ホノルル公演にて。鼓童初期からお付き合いのあるフェイ・駒形さんご夫婦と、久しぶりの再会
6月2日、私は花結の3人娘(千絵子、容子、光枝)とは別行動し、一人でハワイ島に向かいました。そして、2日と3日の午後5時から太鼓のワークショップを行いました。
ホームスティさせていただいたジェイムス・マッコリーさんは蘭の農園を経営されていて、見学させてもらって鬼剣舞の笛を演奏させていただきました。
それから、若いプナ太鼓のメンバーと一緒にハワイ島観光を楽しみました。
ホノルルでの公演とワークショップをお世話になったケニー・遠藤さん、千鶴子さん夫妻と空港にて
6月4日には、マウイ島に移動し花結の3人娘と無事合流しました。
マウイ島では、前進太鼓の子供たちと一緒に公演し、ワークショップをして帰国となります。ここでも、みんなで楽しく頑張ります。
延々と続くマカデミアンナッツ畑
ふじもとみ打
帰国したら、いよいよ富田和明君との和太鼓撃場『ふじもとみ打』の公演です。気力で頑張ります。皆様のご来場を心よりお待ちしております。
2014年6月20日(金)~22日(日)藤本吉利「ふじもとみ打」コンサート出演(東京・江東区)
藤本吉利が打組の富田和明と、初めて2人だけの太鼓舞台に挑みます。2人が出会ったのは今から37年前。富田和明氏が当時の佐渡國鬼太鼓座に入座し、その時、太鼓の手ほどきをしたのが藤本吉利でした。この機会をぜひお見逃しなく!
2014年6月20日(金)、21日(土)、22日(日)
東京都江東区 ティアラこうとう小ホール
出演:藤本吉利(鼓童)、富田和明
開場:公演の30分前
開演:6月20日(金)19:00/21日(土)17:00/22日(日)15:00
チケットのお求め:ティアラこうとうチケットサービス Tel. 03-5624-3333
井浦新さんがいらっしゃいました/見留知弘
5月31日、プライベートで佐渡に来島された、井浦新(いうらあらた)さんが鼓童村にも立ち寄ってくださいました。
俳優、モデル、そして「ELNEST CREATIVE ACTIVITY」というご自身のデザインブランドをお持ちと多才に活躍されていますが、写真もご趣味ということで、稽古場をご案内いたしました。屋台囃子や大太鼓を演奏させていただくと、カメラを構えて熱心に撮影されていました。
「折角おいでいただいたので、ぜひ太鼓も叩いてみませんか?」と、お声掛けをさせて頂き、屋台囃子と大太鼓に挑戦して頂きました!
井浦さんからは、サイン入りの 「井浦新の美術探検」という書籍を頂きました。
打男稽古頑張ってます!/立石雷
7月の『打男DADAN』スペイン・フランス公演に向けて稽古が進んでおります! 前回に比べてキャストも変わり、新曲もございます。
男11名でお届けします、『打男DADAN』夏のヨーロッパでお待ちしております!
España y Francia, esperen la gran presentación que les traeremos.
Nous vous attendons avec joie et impatience pour nos spectacles en Espagne et en France!
妙高中学校での交流学校公演/中込健太
新潟・妙高中学校で交流学校公演を行いました。
体育館の窓から美しい雪山が見える、気持ちのいい学校でした。
子ども達はのびのびと元気が良く、太鼓体験コーナーでは楽しく太鼓を叩いてくれました。
皆さんの太鼓の音に私達も元気づけられた、印象に残る公演でした。
楽しかったです!
写真:岡本隆史
鼓童交流学校公演について
http://www.kodo.or.jp/koryu/index_ja.html
地元香川での公演/住吉佑太
前回、ワン・アース・ツアーとして高松に来たとき、私はまだ準メンバーでした。ただただ必死に、先輩方の教えにしがみついて太鼓を打つ日々でした。約2年ぶりとなる香川での公演。自分はどれだけ成長できただろうか、常にその思いが胸にありました。
今回の「神秘」では、いくつか曲を書かせて頂きました。まだ香川に住んでいた頃に作った曲の断片や、佐渡に渡って新たに感じたインスピレーションを織り交ぜて、曲を書いています。そういった舞台を通じて、私自身がどれだけ成長できたか、どれだけ変われたかということと、逆に、昔から何一つ変わらない私の根本に流れ続けているものと、その両方を、少しでも感じてもらえたらと思って今回の舞台に臨みました。
佐渡に渡る前は幼なじみと一緒に、毎日、ああでもない、こうでもないと言いながら太鼓を叩いていました。そんな幼なじみと別れて、私は1人で佐渡に渡って、今こうしてプロとして太鼓を叩いています。
終演後、本当に幼い頃から太鼓を通じて私たちの成長を見守ってきて下さった先生に、「どんなにすごいプロの太鼓打ちになっても、お前の曲は、中学生のときと変わらん。メロディーやリズムが違っても、曲の端々に、お前自身のテイストが残っとる。でも、それがどれだけ懐かしくて、嬉しいことか。」との感想を頂きました。私自身の音楽性を10年以上に渡って磨いてくださった方からそんな言葉をかけてもらったときに、涙が出るくらい嬉しかったのと同時に、これからもっともっと高みを目指して、お世話になった皆々さんに誇りに思ってもらえるような存在にならなくてはと強く思いました。
地元の温もりに触れて、また自分の思いと志を見直す機会になった、そんな香川公演でした。
住吉佑太作曲の「炯炯(けいけい)」
Photos: Takashi Okamoto
串間・公開ワークショップ&ミニ公演/蓑輪真弥
5月8日 宮崎県串間市 公開ワークショップ&ミニ公演
私にとっては馴染みのある、地元の串間市文化会館。まさか自分が「鼓童」の一員としてこの舞台に立つ日がくるとは想像もしていませんでしたが、夢が実現した一日でした。
公開ワークショップには、地元の4つの太鼓グループの子どもたちが集まりました。違うグループの仲間たちやお客さんの前でのワークショップということもあり、初めは恥ずかしそうな一面も見えましたが、講師の小田洋介のユニークなトークと熱のこもった音で、会場には笑いがおこり、また参加者の緊張もとれ、みんなで一つの音をだそうと必死に太鼓と向き合う姿を見ることができました。
自分の生まれ育った地元の方々や後輩たちに間近で鼓童の音を届けることができて、とても有意義な公演でした。