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Tag ‘佐渡’

「鉱山祭」稽古/地代純


佐渡「鉱山祭」稽古

今日の佐渡は快晴です。そんなお日様の輝きに負けず、僕たちは明日に控える鉱山祭りの稽古の真っ只中!

Photo: Erika Ueda

佐渡の皆様に演奏を聴いていただける数少ない機会なので、手の豆なんて何のその!汗を降り飛ばして打ち込んでおります。

Photo: Erika UedaPhoto: Erika Ueda

明日27日は是非、佐渡・相川までお越しください。

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2014年7月27日(日)鼓童出演「鉱山祭」(新潟・佐渡市)


本日「白山丸まつり」前夜祭出演


佐渡「白山丸まつり」前夜祭出演

Photo: Erika UedaPhoto: Erika UedaPhoto: Erika Ueda

本日26日、「白山丸まつり」前夜祭に鼓童出演。佐渡・宿根木の木造の美しい千石船の前で演奏いたしました。ご来場いただきました皆様、有難うございました。

Photo: Erika Ueda

明日27日は、佐渡・相川での「鉱山祭」に出演します。是非、足をお運びください!

2014年7月26日(土)白山丸まつり 前夜祭(新潟・佐渡市)
2014年7月27日(日)鼓童出演「鉱山祭」(新潟・佐渡市)


「旦and麻」を訪ねて/藤本吉利


月刊鼓童2014年7月号コラムより

昨年の3月、鬼太鼓座の創設期にマット運動をご指導していただいていた、佐渡金井の畠山茂樹先生のご自宅を容子と2人で訪ねた。一昨年に奥様が亡くなられたことを聞いていた容子が、お線香を上げに伺おうと私を誘ったのです。
佐渡での十二月公演には、いつも二人して仲良く観に来てくださっていました。初めて伺ったご自宅は、古民家の素晴らしさを生かして改造され、様々なアート作品が飾られ、古いものと新しいものが調和し、まるで小さな美術館の様でした。

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左から藤本容子、藤本吉利、畠山茂樹先生

先生は昭和19年生まれで、今年70歳。ご指導していただいた頃は、佐渡農業高校の保健体育の先生でした。鬼太鼓座時代、そして、鼓童になってからも座宛にいただいていた先生からの素敵な年賀状は、奥様の旦子さんとの合作であったとのこと。奥様は佐渡女子高校の家庭科の先生でした。愛する奥様を亡くされた先生は、お二人で考えられていたこと、母屋の前の納屋を改造して仲間たちが集えるアートギャラリーを作るべく、仲間の協力を得ながら、一人でこつこつと取り組まれました。

Photo: Yoshikazu Fujimoto

そして、このギャラリーには、私と容子の共同作品が展示されることと相成りました。私の古い太鼓バチの飾り付けと作品を飾る白のパネルに、先生が三色の色を付けてくださり、三人の共同作品でもあります。ギャラリーの名前は『旦and麻』です。
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「神秘」ツアー班、佐渡へ帰島/漆久保晃佑


皆様こんにちは。いつもブログをご愛読いただき有り難うございます。
2ヶ月半に渡るツアーを終えて、無事に昨日佐渡に帰ってまいりました。

Photo: Erika UedaPhoto: Erika Ueda

今日は鼓童村で、小道具のメンテナンスをしています。
「2ヶ月半お疲れ様。また秋ツアーも頼むよ」という気持ちで丁寧にケアしています。

沢山のお客様に出会えた春ツアーとなりました、ご来場いただいた皆様本当に有難うございました。まだご覧になられてない方は是非、9〜10月の「神秘」公演へ足をお運びください。各地の劇場にてお待ちしております。

Photo: Takashi Okamoto

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「アース・セレブレーション2014」稽古場レポート


Photo: Takashi Okamoto

4月11日~13日に鼓童村で行った城山コンサートの稽古の様子を、ライターの今井浩一さんに取材していただきました。

取材・文 今井浩一(ライター)
撮影 岡本隆史

アースセレブレーションに新たなる萌芽の予感

4月も半ばに差し掛かろうとする頃。東京はもう葉桜になり鮮やかな緑が目立ち始め、特急電車の車窓から眺めた信州では桜は満開の峠をそろそろ越しているところだった。揺れに揺れた船に乗り、小木港についたころには、晴れの予報に反して、佐渡は小雨が降り始めていた。予想外の肌寒さ。島の天気は変わりやすいのだという。迎えのクルマにのって数十分、鼓童村へ向かう道中はまだまだ冬の色をとどめてはいたけれど、来るべき春の息吹がまさにこれから弾けんとする“タメ”の季節に感じられた。
鼓童村でもそんな春の鼓動と重なるように、いや、ひと足早く力強い萌芽を予感させる熱い時が流れていた。8月22日(金)〜24(日)に開催される「アース・セレブレーション2014」の稽古が、2泊3日の短期集中で行われていた。「アース・セレブレーション」と言えば、音楽の祭典というイメージだが、今年は、BLUE TOKYO(ブルートウキョウ)、DAZZLE(ダズル)という、国内外で活動する注目度の高い二つのダンスカンパニーが参加。天から降り注ぐようでもあり、地から湧き上がってくるかのようでもある鼓童の太鼓のリズムとセッションを繰り広げる。どうにもこの時期にしか合同練習のスケジュールが組めないことから、度重なる事前ミーティングをへて三者の初顔合わせとなった。正午近く佐渡に着いたダンサーたちは稽古場へ直行。3時間ほど遅れてついた私の目には、すでに何度も練習を重ねているかのような印象で、息の合った濃厚な稽古が進められていた。

エンターテインメントに昇華した新体操

Photo: Takashi Okamoto

鼓童の楽曲にあわせたBLUE TOKYOの演技

BLUE TOKYOは青森山田高校、青森大学の男子新体操部を経た選抜メンバーによって結成されたグループ。青森大学のレベルの高さはかねてより有名だったが、デザイナーの三宅一生氏がその公演をプロデュースしたことにより、急速にメディアの注目を集めた。新体操のアクロバティックな技の数々が、ストリートダンスとの出会いによって、従来のダンスにはないダイナミックなエンターテイメントへと昇華していった。指導に当たる荒川栄氏は「高校、大学と新体操をやって多くの選手は一般企業に就職していきますが、実はもっと続けたいという想いを持っている人間もいるんですよね。しかし競技に打ち込んだ人間ほど違うジャンルに行くのに勇気がいる。それを導く場を作りたかった。新体操って第一回目の国体から行われたほど歴史があるのに、肩身が狭いんですよ(苦笑)。純粋に新体操を始めた彼らがもっと陽の目を浴びる方法がダンスへのチャレンジでした。そしてクリエイションだけに命をかけてきた男子新体操の世界にプロモーションの部分を担うことができる。それがBLUE TOKYOです」と熱く語る。

Photo: Takashi Okamoto

BLUE TOKYOにアドバイスをする鼓童の芸術監督・坂東玉三郎氏

全員20代というメンバーが軽やかに、猛々しく躍動する。太鼓の重厚さを切り裂くようにトンボを切ったり、コンビの動きを決めていく。優雅なロープの演技、目にも留まらぬバトンという新体操特有の技がパフォーマンスのリズムを変容させていく。 ▶続きを読む


打男メンバー、ヨーロッパに向け出発!/河本唯


打男メンバー、本日出発致しました。まずは情熱の国、スペインを盛り上げていきましょう!行ってらっしゃい!

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出発前の様子。研修所所長に「いってきます」のご挨拶(左)

Photo: Takashi Okamoto
鼓童「打男DADAN」スペイン・フランス公演
http://www.kodo.or.jp/news/20140709dadan_ja.html


Photo: Takashi Okamoto


鼓童と佐渡/見留知弘


皆さん、こんにちは。太鼓芸能集団鼓童代表の見留知弘です。
6月の上旬には、関東地方まで梅雨入りしましたので、佐渡も中旬には入るかと思っておりましたが、偏西風の蛇行等もあるようで、対岸の新潟県内は雨でも、佐渡では曇りで最高気温が24度前後の日が多く、朝晩は肌寒いくらいでした。

さて今月は、「鼓童と佐渡の繋がり」という事で、お話をさせて頂きます。

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鼓童文化財団研修所(佐渡市柿野浦)

前身の鬼太鼓座時代を含めますと、鼓童が佐渡に拠点を構えてから、40年以上の歳月が過ぎました。佐渡市に合併前の10市町村の時代には、初期には畑野町を活動拠点とし、次に真野町を経て、現在の小木町へ移ったのが26年前のことです。研修所は相川町での6年間の後、真野町で4年、現在の柿野浦地区に移転して来年で20年になります。

いま鼓童の舞台に立っているメンバーは、ほぼ全員がこの柿野浦の研修所の修了生であり、振り返るとこれまで200人近くの若者が、佐渡に渡ってきたという事になります。研修所を修了して、そのまま佐渡に定住した方々も何人もおりますし、もちろん私達鼓童のメンバーやスタッフも、佐渡で家族を持ち、暮らして行く中での繋がりが生まれ、子ども達が地域の学校に通う事で、さらに繋がりが広がっています。

なぜ佐渡に拠点を置いたのか、という話になりますと、なかなか説明に時間を要します。詳しくは、鼓童の30周年記念誌「いのちもやして、たたけよ。」をお読み頂きますと、色々な事が分かって、私達の根っこの部分をお知りいただけると思います。

「鼓童ワン・アース・ツアー〜伝説」より「鬼太鼓」(Photo: Simon Jay Price)

「鼓童ワン・アース・ツアー〜伝説」より「鬼太鼓」(Photo: Simon Jay Price)

さて、佐渡にはたくさんの芸能や、祭りがあり、芸能を生業に活動している私達の舞台でもそのいくつかをアレンジし、演目に上げさせて頂いております。佐渡の祭りには、一軒一軒への門付け芸が多く、訪ねた各家々で氏子さん達に振る舞われ、祭りを見学している私達も、お家の中に招いて頂き、ご馳走を頂く事があります。1988年に小木地区に鼓童村が開村してから、地区での祭りの際にはお声がけを頂き、数軒のお家を続けてまわり、振る舞って頂く事があります。

岩首まつりの様子

佐渡・岩首まつりの様子

そこで私達も、日頃お世話になっている佐渡の方々に、地元の祭りのように自分たちの家ともいえる鼓童村で感謝を表したいと、鼓童村祭りとして振る舞いを行う事もあります。歴史がある祭りのように、日程も定着しているものではないのですが、自分達が出来る範囲で、感謝の気持ちをお伝えできたらと考えております。

そして鼓童文化財団では、地域振興のための様々な取り組みを行っており、その1つには、佐渡太鼓体験交流館(たたこう館)があります。主には島外からの修学旅行生の体験プログラムとして定着し、佐渡の娯楽施設として、地域に根ざした活動を行っております。

太鼓体験の様子

7月に入り、鼓童の演奏活動は、国内の神秘ツアー、ヨーロッパの打男ツアー、小編成やソロ活動等、多岐にわたって行われます。佐渡が誇れる金銀山・朱鷺などには及ばないかもしれませんが、佐渡の皆さんからは、「佐渡には鼓童がある」とおっしゃって頂けるよう、また舞台をご覧になった皆さんには、演奏と共に、佐渡もアピール出来るように努めてまいります。まだまだ力不足ではありますが、少しでも佐渡にご恩返しが出来ればと考えております。

Photo: Maiko Miyagawa

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スペイン&フランス「打男」稽古、大詰め/秋元淳


Photo: Takashi Okamoto

今週、いよいよ「打男」ツアーメンバーが佐渡を出発し、スペインに向かいます。佐渡では最後の稽古追い込みが続いています。

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今回の「打男」は、演出内容とキャストも一新。11人の俊英が現地に乗り込みます。ツアーデビューとなる準メンバー5名も頑張っています。スペインとフランスでは、野外フェスティバルにも出演します。

http://www.kodo.or.jp/news/20140709dadan_ja.html

常に進化し続ける「打男」、引き続き、現地の様子もお伝えしていきます。


月刊「鼓童」の発送作業/千田倫子


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機関誌・月刊「鼓童」6月号が、みなさまのお手元に無事にお届けできた頃でしょうか。毎月10日、鼓童村の食堂では機関誌発送作業が行われています。この作業は、研修生1年生の研修科目であり、今年からは地域づくりコースの実習生2名も加わりました。スタッフが事前に準備した宛名の書かれた封筒に、機関誌・地域ごとに様々なチラシ類を入れ、封をする。地域でまとめて総数のチェック。重いラックを玄関まで運んで、配送屋さんに託します。

Photo: Michiko Chida

今月のメインのセットはこちらの3点。
表紙は、鼓童交流学校公演で太鼓体験指導をしている中込健太。
そしてアース・セレブレーション2014のプログラムと、城山コンサートのゲストをご紹介した号外です。


Photo: Michiko Chida

「誰ですか、手より口が動いてるの。ついつい記事読んで、手が止まっているそこの君。素早く丁寧に! この1冊を、応援してくださる相手の方が手にされるんだよ。だからって、そんなゆっくりじゃ終わらないでしょ。キヨ子さんや直美さんや佐智子さんの熟練の技を観察してみなさい。」

封筒の束をもらいに行く研修生の「僕、九州いきます」「関西やります」の声。安心感というか、地元とほんの少し繋がっているちょっと嬉しい気持ちが分かります。研修所に来て2ヶ月。自分の地元にどんな思いを馳せる頃でしょう。「素早く丁寧にはかどったら、手を休めて宛名や住所を見てもいいよ。」

これからも毎月10日、33期研修生と地域づくりコース1期生、しっかり務めてまいります。

鼓童の会について
アーカイブ 月刊「鼓童」

<お詫び>
今回のアース・セレブレーションのプログラムに訂正箇所が出てしまいました。申し訳ございません。訂正の小さな紙を挟み込ませていただきましたので、何卒、ご確認くださいますようお願い申し上げます。

 


ブリカツくんと/小田洋介


みなさま、夏といえばアース・セレブレーションです。

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僕も、ブリカツくんも佐渡で待っています。

8月22日、23日、24日をお楽しみに!

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