鼓童ブログ Kodo Blog

Tag ‘千田倫子’

「柿野浦の祭り」34期研修生初めての大役/千田倫子


Photo: Michiko Chida

10日前に入所したばかりの12名(男性8名・女性4名)の34期研修生。地元柿野浦集落の祭りのこの日、早くも1年生だけのドキドキの共同作業が訪れます。その使命は、研修所に門付けにきてくれる鬼太鼓を、お料理を作ってお迎えすること。いつもの頼りの2年生は、鬼や獅子頭などの役をいただいて、もてなされる側の鬼太鼓連中。2年生も、昨年の自分達のドタバタを思い出して力を貸したいところですが、こればかりはどうにもなりません。「料理間に合ってくれよ!」とただただ祈るのみ。

さて前日から台所で格闘の限りを尽くした1年生、何とか間に合って、太鼓の音が山を上がって来るのと同時に心づくしのご馳走を並べて、食卓が整いました。料理を挟んではずむ地元の方々との会話。集落の一員として鬼太鼓連中に入れてもらって活躍する2年生の晴れ姿。桜、心地よい風、校舎に刻まれる太鼓の音…。

Photo: Michiko ChidaPhoto: Michiko Chida

集落の皆さんの力で建てたこの校舎が今も生きている様子を見に、そしてこの祭りの日の気持ちよい風景を楽しみに毎年上がって来てくれる方もいます。こんなに明るくて朗らかで、喜びに満ちた光景の中にいられるのは、なんて幸せで希有なことでしょうか。本当に柿野浦の皆さんに感謝しています。

午後からは、1年生は心おきなく太鼓に付いてまわって、佐渡の祭りというものを、柿野浦の祭りというものを味わいます。ただお昼を境に天気が変わり、後半はひどい雨に打たれながらの門付けとなりました。

Photo: Michiko Chida

雨になるとワラジは水を吸ってすぐに形を変えていくし、その足元から冷えが来て、見ている方が本当に切なくなってきますが、どんな悪条件だろうがやり抜くからヒーローです。鬼を中心に、皆の意識も気持ちのまとまりも集中してきます。

Photo: Michiko Chida

「やっぱり鬼太鼓っていいなあ〜」。鬼の格好良さだけではない、総てを含んだこの言葉をつぶやいて、1年目の柿野浦の祭りが終わります。そして密かに「来年は絶対鬼を打つ!」と強く心に思うのです。ハレの日はまた1年後。人々の祭りへの気持ちは12ヶ月かけてまた練り上げられていきます。

鼓童文化財団研修所
http://www.kodo.or.jp/apprentice/index_ja.html


33期研修生、2年次スタート/千田倫子


Photo: Michiko Chida

鼓童研修生は1月末をもって1年次を修了し、2月からが2年生としてのスタートとなります。何かと頼りになっていた先輩が巣立っていき、進級した男性7名、女性1名のみの生活。今までの人数が半分に減った中で、工夫し協力し合い、いかに気持ちよく生活を進められるかが大きな課題です。それ無くして、稽古への集中、33期としての全体のレベルアップはあり得ないのです。

その上、この時期に容赦なく訪れる強力寒波。
新2年生は佐渡で初めての冬なので、どこまで寒くなるのか不安でならなかったようです。
明日の最低気温がマイナス4℃の予報のある晩、心細そうに質問してくる一人の研修生。
「まだもっと寒くなりますか?」
「いやいや、これが寒さの底、これ以上は寒くならないから一番あったかい格好していいんだからね!大丈夫、生きていけてるよ。」

2月の踊りの稽古日は、偶然、そんな寒さの底のような気候でした。

Photo: Michiko Chida

青森県の津軽手踊り「小原節」の稽古

津軽手踊りの「小原節」を教える小島千絵子は、外の雪景色を見やると、「おおー、津軽らしくなってきたぞ~」と元気です。

Photo: Michiko Chida

岩手県北上市の「岩崎鬼剣舞」の稽古

鬼剣舞を教える、研修所所長の石原泰彦は、「地元ではこの時期に外で踊るんやぞ」と。

身も心も、去年の自分より格段に逞しくなっているはず…。新1年生が入って来る4月までに、一回りも二回りも成長したいものです。


32期研修生修了式/千田倫子


1月17日(土) 32期研修生 修了式

鼓童文化財団研修所の2年生、32期の8名が、1年10ヶ月に渡る研修を終え、この日修了式が執り行われました。

Photo: Takuto Susaki

12名で入所した期ですが、1年目で同期の5名との別れがあり、7人で過ごした昨年の冬。6月には、故障のために留年しつつも頑張って復帰した1期上の者が編入し、様々な個性が感応しあい切磋琢磨して、過ごしてきました。

最後のこの日は、ここに来なければ出会えなかった様々に感謝しつつ、気持ちが一つになった清々しい修了演奏を披露して、自らの研修生活を締めくくりました。

この先の進路は分かれましたが、研修所という環境で得たものがそれぞれの人生の土台、自信、そして宝物になると信じています。

2年間にわたり、この若者達を愛し、応援してくださった皆々様、本当に有り難うございました。


「奈奈子祭」にツアー参加しませんか?/千田倫子


「奈奈子祭」にツアー参加しませんか?
鼓童は沿岸各地域を元気にしようというイベント『奈奈子祭』を応援します

先月の26日にもご紹介した、被災地の復興を郷土芸能でサポートする『奈奈子祭』。12月21日(日)の本番を観覧するだけでも素晴らしいですが、更に更に素晴らしいのは、20日~21日の東京駅・花巻駅・花巻空港発着のツアー参加です!

初めての土地にお祭りを見に行く時、細大漏らさず味わい尽くすなど出来ないものですが、このツアーでは岩手県の芸能に精通している、追手門学院大学の橋本裕之教授のご案内があり、それが叶います。花巻から大槌町に向うバスの中で震災以来の郷土芸能について解説があり、その後、復興途上の大槌町を巡ります。夜は、沿岸の生きた芸能の姿を体感できる、神楽や虎舞披露など芸能継承者の方々との宴席での交流が予定されており、その翌日が『奈奈子祭』本編です。

私は過去2回、小島千絵子・齊藤栄一・見留知弘の3名も、昨年の『奈奈子祭』出演時に、このツアープログラムに参加させていただき、それぞれの土地を見、暮らす方々の生の声を聞き、芸能の持つ底力を心に感じてきました。そこで得た、これが「絆」というものなのだという繋がりは、今も少しずつ枝分かれをして発展していて、それは無上の喜びです。

Photo: Michiko Chida

昨年、2013年12月『奈奈子祭』翌日のツアーにて、旧大槌町役場を訪ねる。

 

Photo: Michiko Chida

同、『奈奈子祭』翌日のツアーにて。山田町の「八木節」の皆さんの稽古場を訪ね、ミニワークショップなどで触れ合う。

 

今年は、どんな交流となりますか、とにもかくにも魅力満載のツアーです。
どうぞお早めにお申し込みください!
http://www.jtb.co.jp/tabeat/List.asp?Tourno=c94931bd7ced4f1db82e4af5

また、issue+design(イシュープラスデザイン)さんのホームページにも「奈奈子祭」の記事がまとめられています。どうぞご覧ください。
http://issueplusdesign.jp/project/nanako/

鼓童は沿岸各地域を元気にしようというイベント『奈奈子祭』を応援します。
現地を訪れて、人と触れ合い、芸能を楽しむことが支援になります。
東北沿岸に気持ちを寄せている皆様、ぜひこの機会に、郷土芸能の力を見にいきませんか。

※今回、鼓童の出演はございませんが、是非足をお運びください。

鼓童ブログ|『奈奈子祭』、今年も魅力いっぱい開催します!/千田倫子
鼓童サイト|ハートビート・プロジェクト Heartbeat Projectheartbeat_project_logo

nanako1412_A4_04-1-1

奈奈子祭チラシ


アオーレ長岡公演:ご縁のある東北の芸能と共に舞台を/千田倫子


いよいよ明後日11月30日に迫りましたアオーレ長岡での公演。20日に佐渡で初日が明けたばかりの、新プログラム「永遠」をお届けしますが、他にも見どころが沢山の一日になります。

20141130_nagaoka_ja

中越大震災10年復興祈念・東日本大震災復興祈願祭と銘打ったこの公演には、鼓童とご縁のある東北の芸能団体をお招きしています。岩手県北上市の岩崎鬼剣舞、福島県いわき市の菅波じゃんがら念仏踊り、岩手県大槌町より城山虎舞の皆さんです。

SCN_0003EC13_sm_DSC_0340_130824

鼓童は岩崎鬼剣舞は40年来、菅波じゃんがら念仏踊りは、18年来、師匠と仰ぎ教え頂いてきました。どちらの芸能も、もともと鎮魂や供養の目的をもった芸能。今回は、中越・東北、被災地への思いを込め演舞をして下さいます。

IMG_2690

また、城山虎舞さんとは、昨年12月に大槌町で開催された「奈奈子祭」で同じ舞台を踏んだのが出会いでした。壊滅的な被害から心を立ち直らせ、虎舞で地域の結束を保ち続けたいと活動されている皆さんの心意気に打たれ、思いが繋がりました。

午前中、10時から市民交流ホールAにて、各団体さんの演舞があります(無料)。また、14:30からのアリーナ公演第1部にて、鼓童のメンバーが共演をさせていただく演奏があります。
菅波じゃんがら念仏踊り(鼓童共演者:辻勝、内田依利、花岡哲海)岩崎鬼剣舞(藤本吉利)/城山虎舞(見留知弘)

Photo: Takashi Okamoto

それに続き、第2部が「永遠」の舞台という構成になります。

Photo: Takashi Okamoto

また10時からは、市民交流ホールB・Cにて、鼓童交流学校公演メンバーによる長岡の子ども達への太鼓ワークショップもあります(見学無料)。ナカドマというエリアでは、東北の物産展も同時開催されています。

どうぞ、みなさま、鼓童公演のスペシャルな一日、長岡でお楽しみください。

ハートビートプロジェクト
鼓童サイト|ハートビート・プロジェクト Heartbeat Projectheartbeat_project_logo


『奈奈子祭』、今年も魅力いっぱい開催します!/千田倫子


「奈奈子祭」開催のお知らせ

写真提供/民俗芸能STREAM代表:西嶋一泰氏

2013年12月『奈奈子祭~冬の陣』の様子(写真提供/民俗芸能STREAM代表:西嶋一泰氏)

2013年12月、鼓童小編成で参加させていただいた『奈奈子祭』。初めて見る沿岸の芸能の素晴らしさ、芸能者の皆さんの熱い気持ち、それを本当に心底楽しみに来られている地域の方々の姿。この手作りの祭りのあったかさに、心が洗われ、そして和んだ感覚をよく覚えています。

そんな『奈奈子祭~花の陣』、今年も12月21日(日)の11時より、岩手県大槌町の「三陸花ホテルはまぎく」で開催されます。今回、鼓童の出演はございませんが、是非足をお運びください。

nanako1412_A4_04-1-1

奈奈子祭チラシ

東北は、内陸も沿岸も郷土芸能の宝庫です。

「被災地の復興は、誰の心の中にもあるその郷土芸能から」と、ご実家が鵜鳥神楽の神楽宿である笹山奈奈子さんと笹山政幸さんご夫妻が、民俗芸能研究者で追手門学院大学教授の橋本裕之先生と共に企画・開催されているのがこの『奈奈子祭』。2013年の2月、7月、12月に続けて4回目を数えます。

Photo: Michiko Chida

この『奈奈子祭』の楽しみは、当日の素晴らしい芸能の数々は勿論ですがそれだけではありません。ツアーに参加すると、前後に企画されている芸能団体の方々との交流や、土地の皆さんが生活と共にある芸能を楽しむ姿に触れ、自分もそれを体感することができるのです。今回は、前日の20日(土)に企画されています。

その土地に出かけ、芸能を見て人と触れ合うことが、被災地のサポートになります。どうぞ皆さん、あったか手作り、沿岸の心意気いっぱいの、この12月の『奈奈子祭』にお出かけください!

(注)今回、鼓童の出演はございません。

◆JTBツアー
http://www.jtb.co.jp/tabeat/List.asp?Tourno=c94931bd7ced4f1db82e4af5

鼓童サイト|ハートビート・プロジェクト Heartbeat Projectheartbeat_project_logo


研修生発表会:琉球舞踊「群星」/千田倫子


8月1日 研修生発表会:琉球舞踊「群星」

Photo: Erika Ueda

研修生が2年次の暑い夏の一ヶ月をかけて学ぶ、琉球舞踊の「群星(むりぶし)」。今日は、舞台メンバーもスタッフも勢揃いした中でのその成果発表です。

佐渡在住の琉球舞踊家・太圭流華の会師範の金城光枝先生からの歴代研修生へのご指導は、数えてみれば20年になります。独特な沖縄の伝統舞踊を通して、ものごとを習う基本精神を身につけるという、その教えは、昔も今も変わりません。

「あなた方が目指している新しい創造も、まず何かを取り入れたり身体の中に吸収してから生まれます。根付いて、息づいているものから生まれるのであって、それは見せようとか、飾って創るものではありません」

研修生と共に、いや研修生以上に身体と声を使って、身体の芯から作り上げていく大切さを熱く熱く伝えてくださいます。

Photo: Erika Ueda

見ていた舞台メンバーも、研修所出身のスタッフも、研修生時代の身体と頭を駆使して必死でくらいついていった稽古を思い出していたことでしょう。

Photo: Erika Ueda

さて、今日の出来映えは?

「皆の気持ちが揃って、一つになれていたね。良く頑張ったわね。」

厳しい稽古の果ての、温かい先生の言葉が研修生の胸に響きます。一人よがりに陥らず、しっかりとした一人ひとりが、皆で気持ちを合わせることで大きな力を生み出す。研修生自身、「群星」という曲名の意味が理解できた今日の発表会だったかもしれません。


浦浜民俗芸能伝承館・建設募金/千田倫子


2013_0816_195959AA

ご報告と御礼が遅くなり申し訳ございません。

先月の、浅草公会堂のワン・アースツアー「神秘」の会場ロビーにて、浦浜民俗芸能伝承館建設の募金箱を設置いたしました。ご協力いただきました金額は、10,406円。

鼓童公演ご来場のお客様からの募金ということで、浦浜念仏剣舞・金津流浦浜獅子躍代表の古水力様へ送金し、受け取っていただきました。東北にお気持ちを寄せてご協力くださった皆様、どうも有難うございました。また、当日のプログラムにも建設募金の趣意書を挟み込ませていただきましたので、できるだけ多くの方に情報を広げてくだされば幸いです。

鼓童では引き続き、佐渡小木の「太鼓体験交流館」に募金箱を設置しております。佐渡の皆様も、どうぞよろしくお願いいたします。


YouTubeで再生▶http://youtu.be/mjzANRusHKo

まだ生活の目処も立てられない、被災状況もそれぞれで地域の方々の気持ちもまとまらないような震災のその年から活動されていた様子と、3年目を迎えた今年3月の映像が見られます。


YouTubeで再生▶http://youtu.be/e_CxP-LjeLs

3月の映像には獅子躍と剣舞による供養の様子、そしてこの土地の未来に向かう子供達の姿が写っています。この方達が、越喜来の土地の芸能を繋いでいく拠点、そして震災を経て多くの気持ちが通じあった外の仲間との新しい交流の拠点となる施設です。さらなる皆様のご協力、お願いいたします。

浦浜民俗芸能伝承館・建設募金

鼓童サイト|ハートビート・プロジェクト Heartbeat Projectheartbeat_project_logo


浅草公演:伝承館建設募金にご協力ください/千田倫子


21日からの「鼓童ワン・アース・ツアー〜神秘」浅草公演におきまして、鼓童は被災地の芸能復興を応援し、「浦浜民俗芸能伝承館」へのご協力を広く皆様に呼びかけさせていただいております。(プログラムへの募金チラシ挟み込みと、ロビーの展示コーナーでの募金を行っています。)

浦浜民俗芸能伝承館建設募金について


被災地の芸能の新たな拠点となる伝承館建設募金にご協力ください

大船渡市三陸町越喜来(おきらい)に伝承されてきた二つの芸能、浦浜念仏剣舞と浦浜獅子躍は、この度の震災で甚大な被害を受けました。かろうじて獅子躍の道具は残りましたが剣舞の道具一切と拠点を失い、気持ちは持ち続けても、なかなか先の見えない3年間であったと思います。

2008年アース・セレブレーションにて、金津流梁川獅子躍/この中に浦浜獅子躍の方も

2008年アース・セレブレーションにて、金津流梁川獅子躍/この中に浦浜獅子躍の方も

今年1月、浦浜の皆さんは、新たな拠点となる伝承館の建設に向かうことを発表されました。これは被災に負けることなく、今まで地域が育んで来た素晴らしい芸能を未来へ必ず伝承するという誓いにほかなりません。郷土芸能の持つ力に大いなる確信を持ち、自分達に続け、と他所の芸能の方々をもリードする心意気で頑張っていらっしゃいます。

拠点が流された為、中古のコンテナを道具の保管庫とせざるを得ない状態。代表の古水さんがご自宅の傍らに設置(今年2月)

拠点が流された為、中古のコンテナを道具の保管庫とせざるを得ない状態。代表の古水さんがご自宅の傍らに設置(今年2月)

もう一つ、私達、鼓童が気持ちを寄せる訳があります。浦浜獅子躍は、鼓童が1980年より教えを請ってきた、金津流梁川獅子躍(奥州市江刺)を祖にする団体です。私達の勝手な言い方を許していただけるのであれば、同じ師匠を持ち、同じ躍りが共通言語の兄弟ともいえる間柄。また実際、2008年のアース・セレブレーションに師匠の「金津流梁川獅子躍」をお招きした時、沿岸の「浦浜獅子躍」からも数名の方が参加してくださっていたそうです。

念仏剣舞も獅子躍も、太鼓や衣装を劣悪な環境から開放してあげたい。伝承館建設が待たれる。

念仏剣舞も獅子躍も、太鼓や衣装を劣悪な環境から解放してあげたい。伝承館建設が待たれる。

伝承館建設募金は、自己資金と助成金の他、1,000万円の不足分を集めるものですが、1月末から5月末までで、残り300万円まできたそうです。あと、もう少しです。
振込みの募金は、基本的に一口10,000円以上が目安で、完成後の伝承館にお名前が掲示されます。また、展示コーナーには募金箱も設置していますので、少しずつでもお気持ちをいただける方は、そちらへのご協力お願いいたします。


鼓童は、Heartbeat Projectとして、浦浜民俗芸能伝承館建設を応援します。
ぜひ、「浦浜民俗芸能伝承館建設募金」へのご協力をよろしくお願いいたします。

鼓童サイト|ハートビート・プロジェクト Heartbeat Project

heartbeat_project_logo


月刊「鼓童」の発送作業/千田倫子


DSC06953

機関誌・月刊「鼓童」6月号が、みなさまのお手元に無事にお届けできた頃でしょうか。毎月10日、鼓童村の食堂では機関誌発送作業が行われています。この作業は、研修生1年生の研修科目であり、今年からは地域づくりコースの実習生2名も加わりました。スタッフが事前に準備した宛名の書かれた封筒に、機関誌・地域ごとに様々なチラシ類を入れ、封をする。地域でまとめて総数のチェック。重いラックを玄関まで運んで、配送屋さんに託します。

Photo: Michiko Chida

今月のメインのセットはこちらの3点。
表紙は、鼓童交流学校公演で太鼓体験指導をしている中込健太。
そしてアース・セレブレーション2014のプログラムと、城山コンサートのゲストをご紹介した号外です。


Photo: Michiko Chida

「誰ですか、手より口が動いてるの。ついつい記事読んで、手が止まっているそこの君。素早く丁寧に! この1冊を、応援してくださる相手の方が手にされるんだよ。だからって、そんなゆっくりじゃ終わらないでしょ。キヨ子さんや直美さんや佐智子さんの熟練の技を観察してみなさい。」

封筒の束をもらいに行く研修生の「僕、九州いきます」「関西やります」の声。安心感というか、地元とほんの少し繋がっているちょっと嬉しい気持ちが分かります。研修所に来て2ヶ月。自分の地元にどんな思いを馳せる頃でしょう。「素早く丁寧にはかどったら、手を休めて宛名や住所を見てもいいよ。」

これからも毎月10日、33期研修生と地域づくりコース1期生、しっかり務めてまいります。

鼓童の会について
アーカイブ 月刊「鼓童」

<お詫び>
今回のアース・セレブレーションのプログラムに訂正箇所が出てしまいました。申し訳ございません。訂正の小さな紙を挟み込ませていただきましたので、何卒、ご確認くださいますようお願い申し上げます。

 


アーカイブ

カテゴリー

Top