鼓童ブログ Kodo Blog

スタッフブログ

ECシアター「和太鼓撃場 ふじもとみ打2015」佐渡での稽古/後藤美奈子


ECシアターの稽古のために、富田和明さんが来島されました。

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到着後、まず取り掛かったのは会場を飾る装飾の作成。何をかくかを相談して、先に吉利さんが絵を描き、そこに富田さんが字を書きました。出来上がった幕は当日会場で皆さんをお迎えします。

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翌日は朝から稽古。「ふじもとみ打」は、昨年6月にティアラこうとうで初演しています。どこまでが普通の会話でどこからがネタなのか…、真摯な二人に突っこみようもなく、稽古は進んでいくのでした。しかし、稽古はいたって真剣。

Photo: Minako Goto

富田さんが「自分が好きな吉利さんの演目を集めた」という今回の公演。本番まで1ヶ月、せっかく思い出したことを忘れないようにと願うばかりです。

富田和明さんのブログでも紹介してくださっています。
http://uchigumi.blogspot.jp/2015/07/2015.html

チケットも順調に販売中! 前売券がなくなれば、当日券はありませんのでどうぞお早めに。

詳細:http://www.kodo.or.jp/ec/event/ectheatre/fujimoto/

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http://www.kodo.or.jp/ec/


サンノゼのお盆祭り/河本唯


サンノゼのお盆祭り

カリフォルニア州サンノゼよりお届けしております。今週末は藤本容子とアメリカ最大級のお盆祭りに参加して参りました。ここアメリカでは、「お盆」の文化は初夏に毎週末、様々な場所で行われております。数ある中で、今回は我々が参加したサンノゼお盆祭りを少しご紹介いたします。

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サンノゼお盆祭りは沢山の和太鼓演奏がある事で名が知られており、カリフォルニア州の大学生グループやサンノゼ太鼓の演奏が行われております。サンノゼ太鼓という太鼓グループは鼓童が結成される前からアメリカで活動されており、古くから友情が続いております。鼓童は北米ツアーで訪れる度に大変お世話になっております!サンノゼ太鼓のスタジオには今でも鼓童の機材を保管して頂いているほど。

Photo: Yui KawamotoPhoto: Yui Kawamoto

様々な太鼓の演奏や、美味しい食べ物、ゲームなどを友達や家族と楽しむわけですが、夜になると大勢の人が集まって行われるのは…

盆踊り!

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ここサンノゼお盆では一晩におよそ一千人以上が集まり、Chidoriバンドとサンノゼ太鼓さんの生演奏で盆踊り大会が行われます。中でも人気の楽曲は「ええじゃないか」。こちらは太鼓の部分がサンノゼ太鼓のPJ Hirabayashiさん作曲、歌詞とメロディーが藤本容子作のコラボレーション作品です。「ええじゃないか」は長年北カリフォルニア地区で楽しまれている盆踊りの演目で、今年は藤本容子の生声でお届けできて大盛り上がり!この夏新しく18か所のお盆祭りでも「ええじゃないか」の曲と踊りがデビュー致します。

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「この夏、アメリカにいるよ!」という方はお近くのお盆祭りに参加してみてください。もしかしたら藤本容子の声が聞こえるかも?!

Photo: Yui Kawamoto


鳥取・交流学校公演/岩本涼子


鳥取での交流学校公演

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6月25日・26日、鳥取にて交流学校公演を行って参りました。交流公演班は、6月は松本でしばらく小学校を回っておりましたが、この日は多感な高校生ということで、演奏者も少し緊張した面持ちでした…。それでも、自己紹介に自身の高校生の頃のエピソードを織り交ぜつつ、しっかりと太鼓の音を皆さんにお届けしてきました。

Photo: Ryoko Iwamoto

終演後、和太鼓部の皆さんを対象に中込健太と内田依利がワークショップを開きました。「どうやったら皆で一つの音が出せるのか?」をテーマに、口唱歌を唱え、太鼓の音にのせて、最後は打って打って打ちまくる!皆で一緒に汗を流してきました。

Photo: Ryoko Iwamoto

また会場には、「鳥取中部和太鼓ネットワーク」の皆さんが応援にお越し下さいました。このネットワークは、鳥取県中部の和太鼓チームが交流や情報交換などを通じてスキルアップや地域貢献につなげようと設立されたものです。10月4日に鳥取県の倉吉未来中心で開かれる「鼓童ワン・アース・ツアー2015~永遠」にもご協力頂いております。鳥取のような新潟から離れた地でも、こうやって応援して下さる方々がいらっしゃるからこそ、私たちの活動は続けられるのだと改めて感じました。

7月も交流公演班のツアーはまだまだ続きます。暑さに負けず、いってきます!

■「はじめてのKODO」小編成公演7月20日(月)新潟・柏崎市
http://www.kodo.or.jp/news/20150720hajimete_ja.html

■OET永遠10月4日(日)鳥取・倉吉市
http://www.kodo.or.jp/oet/20151004a_ja.html

■鼓童交流公演(9月)
http://www.kodo.or.jp/oet/index_ja.html#schedule19b


打男公演~番外編/井関直美


「打男」浅草連続公演に向けて、今年行った取り組みを簡単ですがご紹介いたします。

Photo: Naomi IsekiPhoto: Naomi IsekiPhoto: Naomi Iseki

地元の児童さんとの交流をはかろうと、浅草小学校で齊藤栄一と立石雷の太鼓ワークショップを行いました。「太鼓やったことある人!」という齊藤栄一の問いかけに半数以上の児童さんが手をあげてくれたことにびっくりしました。お囃子などで太鼓に触れることの多い、浅草ならではの光景でした。
太鼓25台を使用し、低学年・中学年・高学年とどんどん難しくなるリズムに笑顔で楽しんでくれる児童さん達と、本当に楽しい時間を過ごせました。

Photo: Naomi IsekiPhoto: Naomi IsekiPhoto: Naomi Iseki

また公演期間中には、浅草公会堂の皆さんとの共同企画として、バックステージツアーが行われました。公会堂の皆さんからの舞台機構・音響・照明の説明と共に、鼓童からは1曲の演奏と太鼓についての説明を行いました。締め太鼓の締め上げ風景を見て頂いたり、平胴太鼓を打っていただいたり。より鼓童を深く知っていただけたのではないかなと思います。

Photo: Erika UedaPhoto: Erika Ueda
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毎年、展示ホールでは鼓童のパネル展示を行っていますが、今年は新たに演奏者の直筆コメントと手形を押した写真を飾った「打男」コーナーが登場。直筆コメントのテーマは「太鼓を始めたきっかけ」。実はあまり聞いたことがないけれど、それぞれにきっかけがあり、数ある選択肢の中から鼓童に進むことを決め、「打男」の舞台を共に作り上げている演奏者たち。そんな彼らをお客様にもっと知っていただきたいなと思いました。また、演奏者を身近に感じてほしいという思いと、スターの広場との連動ということで、演奏者一人一人に手形を押してもらいました。会場では手形に自分の手を添えて大きさを確認してくださる方やポートレートと共に写真を撮ってくださる方がたくさんいらっしゃり、とても嬉しく思いました。

Photo: Takuro SusakiPhoto: Takuro Susaki

13日・14日と研修所説明会が行われました。鼓童の演奏者は全員、研修所での生活を経て舞台に上がっています。彼らの根幹となる研修所での生活などを、演奏者のインタビューも入った映像を交えて紹介させていただきました。

Photo: Takuro Susaki

当日は鼓童代表の見留知弘も駆けつけてくれました。説明を聞いてくれた方の中に、未来の鼓童メンバーがいたかもしれませんね。

Photo: Erika UedaPhoto: Erika Ueda

そしてなんといっても浅草のみなさんのご協力で、仲見世商店街に鼓童の旗を飾っていただけたこと、そして公会堂前にのぼり旗が立ったこと。浅草の皆さんが年を重ねる毎に応援してくださることが本当に嬉しく、この地で連続公演が行えることに感謝申し上げます。


佐渡・羽茂祭り「薪能」/本間康子


6月15日佐渡・羽茂祭り「薪能」

羽茂祭りでは、毎年薪能が奉納されます。夕刻、かがり火の火入れ前に仕舞や舞囃子が演じられ、研修生も仕舞「紅葉狩」を披露させていただきました。

Photo: Yasuko Honma

能舞台に立つ経験など、なかなかできるものではありません。自然の風を感じながら舞ったり謡ったりするのは、気持ちがよかったのではないかと思います。

Photo: Yasuko Honma

この舞台に向けて、5月に宝生流能楽師・朝倉俊樹先生に初めてご指導いただきました。舞を舞った4人はもちろんですが、地謡も研修生だけで謡うことを目標にしましたので、地頭(リーダー)役となった人が中心となって一生懸命復習したことと思います。本番では、地謡の声が稽古の時よりもよく揃っていました。

羽茂昭諷会の皆様には、着物や袴の着付けを見ていただいたり、様々にお世話になりました。なお、メインイベントの薪能の写真は、私も地謡で参加しておりましたため、残念ながら撮れませんでした。


「浦浜民俗芸能伝承館」完成しました!/千田倫子


鼓童は2014年、岩手県大船渡市三陸町越喜来(おきらい)地区の「浦浜獅子躍」と「浦浜念仏剣舞」の活動拠点となる『浦浜民俗芸能伝承館』設立基金の呼びかけに協力してまいりました。この度、全国の方々の支援を得て、3月末に無事完成したとのこと。目出たく、2015年5月10日に落成式が行われました。

私達の呼びかけは、昨年6月の浅草公会堂の「神秘」公演プログラムへのチラシ挟み込みと、会場ロビーでの募金が皮切りだったので、ちょうど1年後にこのようなニュースをお知らせできること、大変嬉しい思いでいっぱいです。

浅草公会堂の後は、8月佐渡でのアース・セレブレーションでの募金、11月の長岡での復興祈願コンサートプログラムへのチラシ挟み込み、8月~12月にかけては、佐渡太鼓体験交流館に募金箱を設置するといった活動を続けてまいりました。募金箱による寄付金総額は20,406円。また挟み込みのチラシの案内で直接送金してくださったり、ブログ記事から関心を寄せてくださった方も多くいらっしゃると思います。改めて、皆様のご協力に感謝いたします。どうもありがとうございました。

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落成式。10年以上も前から浦浜念仏剣舞を習われ、震災直後から浦浜を応援し続けてきた東京の民族歌舞団「荒馬座」さん始め、全国から沢山の方々がお祝いにかけつけていました。

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落成式の懇親会。牡蠣やホタテ焼き、お土産のワカメなどなどご自分達の誇る、美味しい地の物でおもてなしいただきました。浦浜の踊り手たち自らが衣装をつけたまま、ふるまいのスタッフとなり変わる、手作り感いっぱいの、気持ちの温かくなる素敵な会でした。手前は、浦浜の念仏剣舞をしっかりと担っている子供達。

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稽古風景のお披露目。ササラをつけていくら跳んでも大丈夫な天井の高さ。鹿たち、念願の稽古場です。

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稽古場の一角には、建設基金支援者のお名前が掲げられています。

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建物のすぐ傍らには東日本大震災犠牲者供養塔、側面は獅子躍の唄でしょうか。浦浜の2つの芸能には供養の心が貫かれています。

浦浜の2つの芸能は、震災で甚大な被害を受け、念仏剣舞の道具一切と拠点を失いましたが、被災に負けることなく、これまで先人が育んできた素晴らしい芸能を未来へ必ず伝承するという誓いのもと、伝承館の建設に向かいました。郷土芸能の持つ力に大いなる確信を持ち、自分達に続け、と他所の被災芸能の方々もリードする心意気で頑張ってこられました。その気持ちに全国の方々の支援の気持ちが寄せられ、残り1千万の目標を達成し、完成の運びとなったのです。この伝承館は、浦浜の芸能を未来に繋いで行く拠点、そして震災を経て多くの気持ちが通じ合った、外の仲間との新しい交流の拠点なる施設です。今後、鼓童もこの伝承館を訪れて、浦浜の方々、其処に集う皆さんと出会っていきたいと思っています。ぜひ、皆さんも沿岸の芸能を見にいらしてください。

※落成式で披露された「浦浜獅子躍」と「浦浜念仏剣舞」、荒馬座さんによる「獅子舞」の様子が、東北文化財映像研究所ライブラリーで公開されています。


▶YouTubeで再生 https://www.youtube.com/watch?v=GHTbBVo_Jro


▶YouTubeで再生 https://www.youtube.com/watch?v=LFN5qJ4hSWw


▶YouTubeで再生 https://www.youtube.com/watch?v=ceXDdYRMP8I


「打男」浅草連続公演、開幕!/井関直美


「打男」浅草連続公演、開幕!

Photo: Takashi OkamotoPhoto: Takashi OkamotoPhoto: Takashi Okamoto

本日より、打男公演が始まりました。初日の今日は完売となり、客席からの拍手の音がロビーにも響き渡っていました。今年は浅草でしか「打男」は見られません。チケットは残りわずかですが、浅草公会堂は後ろまで音が気持ちよく届きますので、是非お越しください。

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▲晴れの日の仲見世には沢山の「鼓童旗」があります、公演前後にお立ち寄りください。

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▲浅草公会堂前にはのぼり旗がたてられました!

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▲鼓童展示コーナー。メンバーの写真、手形付きメッセージがあります。太鼓もありますよ。

明日のご来場もお待ちしております!

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「打男 DADAN 2015 」開催中!


雷門の先には/井関直美


雷門の先には…

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6月1日より、打男公演に向けてこんな夢のような景色が広がっています。浅草・雷門をくぐり抜けると、その先には…

Photo: Naomi Iseki

仲見世商店街に鼓童の旗!

公演期間終了の6月15日まで飾っていただきます。打男公演にお越しの際は、仲見世商店街もぜひ歩いてみてくださいね。

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仲見世の歴史は西暦1700年頃の江戸時代に遡るそうですが、その後、煉瓦造りの洋風豊かな新店舗が完成し近代仲見世が誕生したのだそうです。今年は近代仲見世130周年の記念すべき年。連なるお店一軒一軒に特徴やこだわりがあり、とっても面白いですよ。ついつい食べ物屋さんで足が止まってしまいますが、そんな楽しみ方も仲見世商店街の特徴のひとつだと思います。

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「打男」詳細:http://www.kodo.or.jp/news/20150610dadan_ja.html


佐渡・旧川茂小学校ご挨拶公演/岩本涼子


交流公演班・旧川茂小学校ご挨拶公演

鼓童の稽古は通常、鼓童村の稽古場や深浦学舎体育館を利用して行われます。そして5月の稽古より、新しく佐渡市赤泊にある旧川茂小学校も稽古場に加わりました。連日「どんどん!」と爆音を響かせる私達を、川茂地区の皆様は温かく迎えて下さいました。

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そして5月31日、交流公演班が川茂地区の皆様を対象としたご挨拶公演を行いました。老若男女100名以上のお客様にお越し頂き、90分のプログラムをお楽しみ頂きました。

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太鼓ワークショップでも、大人も子供も関係なく、皆様一緒にお楽しみ頂けたかと思います。佐渡の皆様の温かいご協力に感謝しつつ、交流公演班、本日ツアー出発致しました!


打男公演まであと少し/井関直美


打男公演まで、2週間を切りました。今年の浅草公演期間中は、昨年以上に浅草の街中でも鼓童を感じていただけるように浅草の皆さんのご協力を得まして新たな取り組みを行いました。

Photo: Naomi Iseki

縦長ポスター。
浅草ならではのこのサイズのポスターを、鼓童として初採用。たくさん貼っていただいています。

Photo: Naomi IsekiPhoto: Naomi Iseki

ポストカード。
ポスターとは異なるビジュアルのポストカードがカフェなどに置かれています。ぜひ探してみてくださいね。

そして。これ、なんだかわかりますか?

Photo: Naomi Iseki

これは、直接浅草に来ていただいて、実際にご覧頂きたいです。お知らせできるタイミングを、私自身とても楽しみにしています。

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「打男 DADAN 2015 」まもなく開催!


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