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「はじめてのKODO」小編成公演/内田依利
「はじめてのKODO」小編成公演
春の交流公演ツアー千秋楽は、学校公演の集大成とも言える、3歳からのこどもが主役のコンサート。私達はこの2ヶ月、子どもがどれだけ正直で、シビアなお客様か思い知らされてきました。しかも、今回は甘えることのできる親御さんと一緒! できるだけ参加型にしたり、ゲームを盛り込んだりと色々と工夫をしながら本番を迎えました。
ありがたいことに全ての心配は杞憂に。晴れわたるで客席登場の瞬間から親子の温かい雰囲気に手拍子。足も届かないイスにちょこんと座ったこども達も目をキラキラさせて見てくれています。
『三宅』のわっしょいも一生懸命かわいい声で応援してくれ、『恋恋風車』は予想以上の笑の渦に。そのおかげで『千里馬』や『一六囃子』は食い入るように見てくれました。叩くという太鼓の原点から、客席全員で手を叩いて太鼓の気分になって遊んだ後は、いよいよ最後の『大太鼓~屋台囃子』。
60分という時間は彼らにとって短くはないはずですが、最後までしっかりと見ていてくれました。演奏していてもあっという間に感じられたのは、この2ヶ月間子どもたちの反応を目の当たりにしながら公演してきたメンバーの成果でもあり、とても嬉しく思います。
次回、内田演出・交流公演ツアーはまた9月になります。学校以外に劇場公演も多い秋、身近で触れ合える「鼓童交流公演」、みなさま是非劇場でお会いしましょう!
交流公演/交流学校公演
http://www.kodo.or.jp/news/20150300koryu_ja.html
2015年7月20日(月)新潟県柏崎市「はじめてのKODO」小編成公演
http://www.kodo.or.jp/news/20150720hajimete_ja.html
盛岡市での交流学校公演/稲田亮輔
盛岡市での交流学校公演
7月6日に岩手県盛岡市の手代森(てしろもり)小学校と乙部(おとべ)中学校で交流公演を行わせて頂きました。今回の交流公演は、鼓童が古くからお付き合いさせて頂いています「黒川さんさ」の松本敏邦さんとの繋がりで実現する事が出来ました。
黒川さんさの皆さんと
子どもたちは学校の授業の一環で色んな芸能を習っており、私たちが公演を行った次の日から、さんさを習い始めるという事でした。その事もあり、反応はすごく良く、太鼓の音に動じる事もなくレスポンスも豊かで、自然と集中して演奏を観てくれていました。やっぱり、芸能が根付いている地域というのは子どもたちもすごく生き生きしているように感じました。
私たちの活動も色んな地域に行って少しでも太鼓という芸能の素晴らしさを伝えて、その地域や子どもたちの力になることが出来ればと思います。
鳥取・交流学校公演/岩本涼子
鳥取での交流学校公演
6月25日・26日、鳥取にて交流学校公演を行って参りました。交流公演班は、6月は松本でしばらく小学校を回っておりましたが、この日は多感な高校生ということで、演奏者も少し緊張した面持ちでした…。それでも、自己紹介に自身の高校生の頃のエピソードを織り交ぜつつ、しっかりと太鼓の音を皆さんにお届けしてきました。
終演後、和太鼓部の皆さんを対象に中込健太と内田依利がワークショップを開きました。「どうやったら皆で一つの音が出せるのか?」をテーマに、口唱歌を唱え、太鼓の音にのせて、最後は打って打って打ちまくる!皆で一緒に汗を流してきました。
また会場には、「鳥取中部和太鼓ネットワーク」の皆さんが応援にお越し下さいました。このネットワークは、鳥取県中部の和太鼓チームが交流や情報交換などを通じてスキルアップや地域貢献につなげようと設立されたものです。10月4日に鳥取県の倉吉未来中心で開かれる「鼓童ワン・アース・ツアー2015~永遠」にもご協力頂いております。鳥取のような新潟から離れた地でも、こうやって応援して下さる方々がいらっしゃるからこそ、私たちの活動は続けられるのだと改めて感じました。
7月も交流公演班のツアーはまだまだ続きます。暑さに負けず、いってきます!
■「はじめてのKODO」小編成公演7月20日(月)新潟・柏崎市
http://www.kodo.or.jp/news/20150720hajimete_ja.html
■OET永遠10月4日(日)鳥取・倉吉市
http://www.kodo.or.jp/oet/20151004a_ja.html
■鼓童交流公演(9月)
http://www.kodo.or.jp/oet/index_ja.html#schedule19b
そんな体験をしてもらいたくて…/花岡哲海
交流学校公演
交流学校公演の「踊りのてっちゃん」こと、花岡哲海です。長野県は松本市の全ての小学校を回り、小公演などを経て6月の交流公演は無事に終了しました。
交流公演では、子どもたちが体育館へ入場する時、メンバーみんなでお出迎えをします。体育館の扉が開くと子どもたちの列が待っているのですが、子どもたちは一瞬、まず驚きます。それもそのはず、パッチ・腹掛け・足袋・ハチマキ、半被を着たお兄さんお姉さんが目の前にいて、その奥には見た事もないような種類の太鼓が、整然と並べられています。いつも自分たちが使っている体育館のはずなのに、そこには普段は目にする事のない、非日常の世界が広がっているのです。
何が始まるんだろうというドキドキと、何が見れるんだろうというワクワクした想いが溢れる子どもたちの表情を見ていると、僕はどうしても、自分の地元の祭りの日を思い出します。
普段、何気なく通る神社には提灯が並び、町内の駐車場の広場は神輿が納まる神酒所になり、町には祭り囃子が流れ、各町会の半纏を着た大人たちが通りを闊歩します。いつも生活していた空間が、年に一度だけ特別な空間になる「祭り」の日というのは、子ども心にドキドキ・ワクワクが鮮明に記憶されます。でも、細かい事を覚えているわけではなく、夜の大人の提灯神輿がよかったなーとか、とにかく神輿の掛け声や囃しがすごかったなーとか、実は、ちゃんと覚えているわけではありません。しかし、漠然とした感覚だけど、なぜか頭から離れない、忘れる事のない、何度も思い出す「モノ」が記憶に刻まれていました。
なにかすごかった。よく分かんないけど楽しかった。それはやっぱり、非日常の世界を感覚だけで感じることができて、理屈ぬきで楽しいと思える時間や空間だったからだと思います。僕は同じような体験を、この交流公演を通して、子どもたちにしてもらいたんです。
帰宅した子どもたちが家族に…
「ねー!ねー!今日、太鼓の人たちが学校に来たんだよ!」
支離滅裂で良いんです、ちゃんと説明できなくてもいいんです。
その子にとって、鮮烈で、感動で、楽しくて、面白かったという思い出が残ってくれさえすれば。
さて、まだまだ交流公演は折り返し地点、7月も全力疾走で頑張ってまいります。またどこかの町で、みなさんとお会いできる日を楽しみにしております!
2015年6月27日(土)岡山県津山市「鼓童交流公演」
http://www.kodo.or.jp/news/20150627koryu_ja.html
2015年7月20日(月)新潟県柏崎市「はじめてのKODO」小編成公演
http://www.kodo.or.jp/news/20150720hajimete_ja.html
松本市交流学校公演、そろそろ終盤/稲田亮輔
松本市での交流学校公演もそろそろ終盤です。一日一日、それぞれの学校での子ども達との出会いを大切にしたいと思います。
元気いっぱいでぶつかって来てくれる子も、ちょっぴりシャイで恥ずかしがってしまう子も、公演が終わった後には笑顔でハイタッチしながら『バイバイ!また来てね~』って言って貰えるような公演を毎回届けたい!
その為には、演奏はもちろん、演奏の間の何気ない仕草や自己紹介やMCの一言が児童のみなさんの心に留まる事が大切なんだと思いました。
子どもたちの素直な気持ちに沢山力をもらっている分、私たちも素直な気持ちと音で彼らに向かって行かなくては、と思います。
2015年6月27日(土)岡山県津山市「鼓童交流公演」
http://www.kodo.or.jp/news/20150627koryu_ja.html
2015年7月20日(月)新潟県柏崎市「はじめてのKODO」小編成公演
http://www.kodo.or.jp/news/20150720hajimete_ja.html
長野での交流学校公演/辻勝
長野県松本市に20日間滞在し、市内の主に小学校、そして中学校、養護学校、盲学校の子ども達と太鼓を通じて交流しています。
毎日、ただただ子ども達が可愛くてしょうがないです。
こうやって僕達が学校に行って太鼓を打ち鳴らす事で、彼らにどういう刺激を与えているのか分かりません。多分一人一人感じ方は違うと思います。それぞれが何か思い、それが今後の彼らに何らかの影響があるのかな、と思います。
僕は、彼らがこの世の中にある素晴らしいものに、より多く触れられるようにという願いを込めて演奏し、交流しています。
松本での公演はあと2日。ちょっと寂しいですが、またの機会を楽しみに、残りの公演も頑張ります!
交流公演
http://www.kodo.or.jp/news/20150627koryu_ja.html
2015年7月20日(月)新潟県柏崎市「はじめてのKODO」小編成公演
http://www.kodo.or.jp/news/20150720hajimete_ja.html
健太、三十路につき①/中込健太
今日も、小学校で叩いてきた!
思い切り叩いてみんなで大声だして大騒ぎ!だ!
わー!わー!わー!
わー!
交流公演
http://www.kodo.or.jp/news/20150627koryu_ja.html
2015年7月20日(月)新潟県柏崎市「はじめてのKODO」小編成公演
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初ツアーの交流公演!/小池将也
現在、交流公演班は3週間ほどかけて長野の松本市で連続公演を行っています。
私にとって初めてとなるこのツアーは、研修所に行くための作文にも書いたくらい興味をもっていた「交流公演」ツアーでした。交流公演では見てくださる方々との距離がとても近く、鼓童の魅力や太鼓の魅力を間近で伝えられるし、実際に太鼓を体験してもらえる素晴らしいプログラムだと思っています。
私はこのプログラムの中で太鼓や笛、鳴り物など様々な楽器を演奏させてもらっています。連続公演なので大変なところはたくさんありますが、足を引っ張らないように必死に頑張っています。
現在は小学校に伺うことが多いのですが、小学生のキラキラした目や、素直に喜んでくれたり、声をかけてくれたりすることが、すごいパワーをもらえることに気づかされました。
ある小学生が言った、『太鼓ってかっけー』という言葉が一番印象に残っています。一番伝えたいものがまっすぐ伝わった気がしてとても嬉しかったです。
この初ツアーでの私の最大の課題は本当の自分を見つけることです。自分はこれからなにをしたいのか、どういう人間になりたいのか、そして、本当の自分はどういう人間なのかを自分としっかりと向き合って答えを出すことです。
松本はとてもいいところで過ごしやすく、毎日楽しく過ごしております。松本城を見たり、信州そばを食べたりなど初めての体験もたくさんできています。今回のツアーも折り返しを迎えたところです。交流公演班には一般公演もありますので是非みなさま足をお運びください。
暑さに負けないように突っ走りたいと思います!太鼓の楽しさを世界中に!!!
交流公演
http://www.kodo.or.jp/news/20150627koryu_ja.html
2015年7月20日(月)新潟県柏崎市「はじめてのKODO」小編成公演
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アツい!松本交流学校公演/住吉佑太
アツい!松本交流学校公演
暑い熱いアツい!松本市での交流学校公演真っ只中! 交流公演班は、今日も爆進しております。朝早くからテンションフルMAXで、そして夜はすぐ寝る!という生活の繰り返しの中、やはり松本という街だからこそ、その素敵さに日々癒されることで頑張れている気がしています。
過去にもツアーで何度も足を運んでいる松本。山々に囲まれた空は高く、空気も澄んでいます。自然を肌身に感じながらも夜にはオシャレなお店や居酒屋に立ち寄れたりする、本当に過ごしやすく素敵な街です。
今回の交流公演、内田依利演出のプログラムは、もちろん往年の鼓童ナンバーと共にいくつか新しいオリジナル曲も組み込まれております。
その中でも僕がぜひ、子どもたちに聴いてもらいたいのは「一六囃子」という曲です。この曲は、全国のお囃子を織り交ぜながら、アレンジし直して作ったものです。作ったと言いましても、基本のグルーヴとフレージング以外は、演奏者のアドリブによって構成されております。
普通の一般公演と違って難しいのは、いくら音楽的に面白くてもマニアックなこだわりをたくさん組み込んでも、結局飽きられてしまったら子どもたちの心には届かないということです。それが今回、僕にとってはとても大きな課題であり、勉強になったことでもあります。曲全体が流れていく中で、子どもたちの心に引っかかる何かがないといけません。それはキャッチーさなのかもしれないし、びっくりさせることかもしれないし、あるいは逆に、耳をすまさないと聞こえないほど小さな表現なのかもしれません。それは日によっても学校によっても、全然違うものになってきます。
それを演奏しながら、ライヴでやりとりをする。これがとても難しいし、とても面白いことでもあります。一般の劇場公演でもそれは言えますが、学校公演の場合は特にその(ライヴの)大切さを実感し、すべてに関わってくるということを改めて痛感しました。
そういった工夫をこらしながら、曲を、音を、音楽を届ける。
この一六囃子で、「これが、どこそこの芸能のリズムでー」なんてことを説明したいわけでもないし、本当にヒントとして組み込んでいるだけで、ほぼオリジナルのフレージングになっている部分もあります。
単純に子どもたちが、「お、カッコいいなぁ」とか「心地いいなぁ」と、少しでも思ってもらえたら。そして、これからいろいろなものに触れて、もちろん音楽にもたくさん触れていく中で、「あ、これあのときのに似てるかも!」と「日本にも、カッコいいもんが、あるじゃねえか」って、これから感じてもらえる、ほんの些細なきっかけになればいいなと思っています。
まだまだ続く交流学校公演、明日からも、爆進します!
交流公演
http://www.kodo.or.jp/news/20150627koryu_ja.html
2015年7月20日(月)新潟県柏崎市「はじめてのKODO」小編成公演
http://www.kodo.or.jp/news/20150720hajimete_ja.html
始まりました春の交流公演!/内田依利
始まりました春の交流公演!
冬の「神秘」北米ツアー、「道」や「モノプリズム」、そして「アマテラス」を経て再集合です。一つツアーを終えて佐渡に帰るたび同じ場所とは思えないほど景色が変わっており自然の力強さを感じます。そしていつもどれだけ成長できたのか自分に問いかけます。
ほぼ半年ぶりに集まったメンバーは色んな面でパワーアップしており頼もしくなっていました。
学校公演は体育館で、子ども達の目の前で演奏します。「太鼓は耳を塞いでも聞こえるんだよ。空気や床がビリビリ振動してみんなの体全体に響いているんだよ」というと、耳を塞いでみたり、床をさわったり、床に耳をくっつけて聞いてみたりとみんな思い思い自由に聞いて音を感じてくれます。
テレビやパソコンの画面の向こうではなく、ライブで見ないと味わえないこの感覚。画面の向こうで情報がありふれている今だからこそ、自分の身体で感じる感覚の面白さを体感して、持ち続けてほしいなあと思うと同時に、自分もまた改めてそれを確認し、研ぎすましていくような毎日です。
今回は松本での3週間近くの連続での小学校公演。月曜から金曜まで午前、午後と毎日2回公演します。体力的に大変ではありますが、日々子ども達から学ばせてもらいとても充実しています!
まだまだ続きますが、松本中をビリビリと響かせてきたいと思います!
交流公演
http://www.kodo.or.jp/news/20150627koryu_ja.html
2015年7月20日(月)新潟県柏崎市「はじめてのKODO」小編成公演
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