鼓童ブログ Kodo Blog

アース・セレブレーション Tシャツ2015/鼓童オンラインストア


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アース・セレブレーション2015 Tシャツが入荷しました!今年はタブロイド型チラシ(タイムテーブルなどの情報)の表紙デザインで全8色。鼓童オンラインストア、メールオーダー、佐渡太鼓体験交流館(たたこう館)にて販売中。
限定枚数のため、色・サイズ等は数に限りがございます。お決まりのものがございましたら、お買い求めはお早めに!

http://www.kodo.or.jp/store/170.html

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http://www.kodo.or.jp/store/index.html


一管風月 Vol. 2 ともしび/山口幹文


一管風月 Vol. 2 ともしび

お待たせいたしました。7月10日、私のアルバム第二弾「一管風月 Vol. 2 ともしび」が発売となりました。今回も「日本の笛だから日本の曲を」ということに拘らず、オリジナルをはじめ、ウイグル民謡、ロシア民謡、黒人霊歌等など自分の好きな曲調のものばかりを揃えました。

共演には辻幹雄さん(11弦ギター)、野上結美さん(ピアノと歌)、阿部好江さん(歌と竪琴)という個性豊かな面々が加わり、その実力を遺憾なく発揮してくれました。曲によって真笛と篠笛を使い分けましたが、辻さんのギターや阿部さんの竪琴の音色が非常に繊細だったこともあり、ほとんどが篠笛という予期せぬ結果となりました。

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前回に引き続き、最後の曲はいわば「ボーナストラック」的な存在ですが、一枚目のアルバムに参加してくれた故二野明氏への追悼曲です。「Nobody knows the trouble I’ve seen」という歌詞(原題)は、生前の彼の心の声のように思えてこの曲を選びました。歌詞の「Lord」と「主」に、ぜひ「音楽」という言葉を重ねてお聴き下さい。

ここで巷の声。
「今や音楽は、安くて便利なダウンロードに限る」
「いやいや、やはりジャケットもあってぐるぐる回るCDの方がよろしい」

そこで私の声。
「どちらでも両方でも構いませんので、とにかく聴いて下さい」

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2014年12月18日「銀いろの風」コンサートにて、左側より野上結美さん、漆久保晃佑さん(鼓童/ゲスト)、山口幹文、阿部好江さん、辻幹雄さん。

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ディスコグラフィー | 一管風月 Vol. 2 ともしび
http://www.kodo.or.jp/discography/od012_ja.html

kodo2鼓童オンラインストア | 一管風月 Vol. 2 ともしび [CD]
http://www.kodo.or.jp/store/70_1471.html


サンノゼのお盆祭り/河本唯


サンノゼのお盆祭り

カリフォルニア州サンノゼよりお届けしております。今週末は藤本容子とアメリカ最大級のお盆祭りに参加して参りました。ここアメリカでは、「お盆」の文化は初夏に毎週末、様々な場所で行われております。数ある中で、今回は我々が参加したサンノゼお盆祭りを少しご紹介いたします。

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サンノゼお盆祭りは沢山の和太鼓演奏がある事で名が知られており、カリフォルニア州の大学生グループやサンノゼ太鼓の演奏が行われております。サンノゼ太鼓という太鼓グループは鼓童が結成される前からアメリカで活動されており、古くから友情が続いております。鼓童は北米ツアーで訪れる度に大変お世話になっております!サンノゼ太鼓のスタジオには今でも鼓童の機材を保管して頂いているほど。

Photo: Yui KawamotoPhoto: Yui Kawamoto

様々な太鼓の演奏や、美味しい食べ物、ゲームなどを友達や家族と楽しむわけですが、夜になると大勢の人が集まって行われるのは…

盆踊り!

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ここサンノゼお盆では一晩におよそ一千人以上が集まり、Chidoriバンドとサンノゼ太鼓さんの生演奏で盆踊り大会が行われます。中でも人気の楽曲は「ええじゃないか」。こちらは太鼓の部分がサンノゼ太鼓のPJ Hirabayashiさん作曲、歌詞とメロディーが藤本容子作のコラボレーション作品です。「ええじゃないか」は長年北カリフォルニア地区で楽しまれている盆踊りの演目で、今年は藤本容子の生声でお届けできて大盛り上がり!この夏新しく18か所のお盆祭りでも「ええじゃないか」の曲と踊りがデビュー致します。

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「この夏、アメリカにいるよ!」という方はお近くのお盆祭りに参加してみてください。もしかしたら藤本容子の声が聞こえるかも?!

Photo: Yui Kawamoto


ハイレゾ音源、京都公演会場でお試しください/船橋裕一郎


現在、永遠ツアーにて全国各地を旅しております。今回の作品は太鼓の表現をさらに広げるべく様々な楽器とともに新曲を取り揃えた意欲的なものです。特に音については音量、音圧、音質、音響、革や胴の鳴り、バチの種類など色々なこだわりをもち、音作りをしました。また太鼓にとって心地よい、相性の良い楽器を探しながら作り上げてきたものです。また、日本には擬音がたくさんありますが、言葉を音に変換している太鼓にも沢山の音色があってしかるべきです。

さて、先日配信されたハイレゾ音源、本日の京都公演ロビーで試聴ができます。太鼓がなかなか音響機器泣かせの楽器なのですが伝える側の我々にとっても、生の音に近い音響機器の存在を待ち望んいたところでした。ライブでしか味わえないものはもちろんありますが、このハイレゾ音源の挑戦は我々にとって心強い存在であり、向かう方向性がとても良く似ていてます。

Photo: Ryotaro Leo Ikenaga

人間のもつ原始的な楽器と最先端の技術との融合・挑戦に我々もワクワクが止まりません。是非皆様にもこの挑戦の一旦を担って頂きたいのです。すでに素晴らしい音ですが、もっとこうだ!という生の意見を頂けるとさらに世界に発信ができます。是非、会場での試聴をお願いいたします。
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ハイレゾ音源試聴できます!
@7月11、12日「永遠」京都公演

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7月11日、12日の京都・公演会場「京都芸術劇場 春秋座」ロビーにて、ハイレゾ音源の試聴ができることになりました。鼓童メンバーも驚く音質「ハイレゾ音源」をぜひ体感してください。

【ハイレゾ音源とは】
ハイレゾ音源は、CDや通常のダウンロード音源より多くの情報量を持つ音楽データです。演奏者の息づかいやホールの残響など繊細な部分から、ホール全体にあふれる大音量まで、余すこと無く再現することが可能となりました。

ハイレゾ音源をお楽しみ頂くには、ハイレゾ対応の機器が必要となります。対応の機器にスピーカーでお聴き頂くのが理想ですが、携帯型の機器とヘッドホンの組み合わせ、またスマートフォンにソフトウェアをインストールし、ハイレゾ対応の機器およびヘッドホンを繋ぐことでもお楽しみ頂けます。

ハイレゾ音源は、e-onkyo musicより購入頂けます。

[e-onkyo music 「永遠」]http://www.e-onkyo.com/music/album/od015/

【鼓童関連記事】
▼【京都造形芸術大理事長×鼓童】京都芸術劇場春秋座特設サイトに、大学理事長の徳山氏と京都造形芸術大学出身の船橋裕一郎・小見麻梨子・草洋介との対談がアップされました。インタビューと写真の両方お楽しみ頂けますので、是非ご覧ください。
・春秋座WEBサイト:http://www.k-pac.org/performance/20150711d.html

Photo: Wakako Sato

▼「Lmaga.jp」鼓童・船橋裕一郎、坂本雅幸「永遠」インタビュー記事
Lmaga.jpニュース:http://lmaga.jp/blog/news/2015/07/kodo-eien.html
Yahoo!ニュース:http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150708-00010002-lmagajp-ent

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「永遠」6〜7月、9〜10月国内ツアー
http://www.kodo.or.jp/news/20150606oet_ja.html

【7月】京都・愛媛・広島
【9〜10月】千葉・茨城・宮城・山形・岩手・秋田・静岡・愛知・兵庫・鳥取・山口・福岡・鹿児島

ディスコグラフィー | 永遠
http://www.kodo.or.jp/discography/od013014_ja.html


【ハイレゾ音源試聴できます】7月11、12日「永遠」京都公演会場


想像を超える音 世界を変える音/坂本雅幸

先日、「オンキヨー&パイオニアイノベーションズ」のスタジオで初めてハイレゾ音源を聴かせて頂きました。

まず耳に飛び込んで来たのは音の立体感。太鼓の音はこんなにもふくよかな物だったのかと改めて感動します。沢山の太鼓のアンサンブルでさえ、今まで聴いたことのないくらい、それぞれの太鼓の響きが色鮮やかに耳に届きます。

Photo: Ryotaro Leo Ikenaga

演奏者の息づかいや会場の空気感はもちろんですが、音の情報量の多さに想像力も刺激されて舞台の景色まで見えてくるようでした。

今までとは全く違う音の体験。

想像を超える音 世界を変える音 新しい音楽の価値を是非、京都公演会場で体験してください。

Photo; Satoko Maeda

ハイレゾ音源試聴できます!
@7月11、12日「永遠」京都公演

7月11日、12日の京都・公演会場「京都芸術劇場 春秋座」ロビーにて、ハイレゾ音源の試聴ができることになりました。鼓童メンバーも驚く音質「ハイレゾ音源」をぜひ体感してください。

【ハイレゾ音源とは】
ハイレゾ音源は、CDや通常のダウンロード音源より多くの情報量を持つ音楽データです。演奏者の息づかいやホールの残響など繊細な部分から、ホール全体にあふれる大音量まで、余すこと無く再現することが可能となりました。

ハイレゾ音源をお楽しみ頂くには、ハイレゾ対応の機器が必要となります。対応の機器にスピーカーでお聴き頂くのが理想ですが、携帯型の機器とヘッドホンの組み合わせ、またスマートフォンにソフトウェアをインストールし、ハイレゾ対応の機器およびヘッドホンを繋ぐことでもお楽しみ頂けます。

ハイレゾ音源は、e-onkyo musicより購入頂けます。

[e-onkyo music 「永遠」]http://www.e-onkyo.com/music/album/od015/

【鼓童関連記事】
▼【京都造形芸術大理事長×鼓童】京都芸術劇場春秋座特設サイトに、大学理事長の徳山氏と京都造形芸術大学出身の船橋裕一郎・小見麻梨子・草洋介との対談がアップされました。インタビューと写真の両方お楽しみ頂けますので、是非ご覧ください。
・春秋座WEBサイト:http://www.k-pac.org/performance/20150711d.html

Photo: Wakako Sato

▼「Lmaga.jp」鼓童・船橋裕一郎、坂本雅幸「永遠」インタビュー記事
Lmaga.jpニュース:http://lmaga.jp/blog/news/2015/07/kodo-eien.html
Yahoo!ニュース:http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150708-00010002-lmagajp-ent

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「永遠」6〜7月、9〜10月国内ツアー
http://www.kodo.or.jp/news/20150606oet_ja.html

【7月】京都・愛媛・広島
【9〜10月】千葉・茨城・宮城・山形・岩手・秋田・静岡・愛知・兵庫・鳥取・山口・福岡・鹿児島

ディスコグラフィー | 永遠
http://www.kodo.or.jp/discography/od013014_ja.html


鼓童塾深浦学舎篇/藤本吉利


鼓童文化財団企画『鼓童塾深浦学舎篇』
藤本吉利〜大太鼓と小木祭り太鼓〜

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7月3日(金)〜5日(日)2泊3日の合宿講座、参加者は11名。17歳の高校3年生から最年長は68歳、4名の外国人は太鼓体験初めて、老若男女仕事も様々、バラエティーに富んだ顔ぶれでした。講座は午後・午前・午後・午前と計4回でしたが、大太鼓の正面打ち、小木祭り太鼓の横打ちと、2曲にチャレンジしていただきました。打つリズムを覚えるのに悪戦苦闘のところもありましたが、全員頑張ってクリア。みんなでひとつになれて、私もホット一息、嬉しかったです。

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初日の夕食は外でバーベキュー、私は歓迎の気持ちを込めて自慢の『出し巻き卵』を作って出来立てホヤホヤ熱々のを、皆さんに食べていただきました。

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ウオーキング後のワイワイ朝食風景

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たたこう館前で参加者の皆さんを見送る太鼓(小木祭り太鼓)をスタッフで打つ

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鳥取・交流学校公演/岩本涼子


鳥取での交流学校公演

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6月25日・26日、鳥取にて交流学校公演を行って参りました。交流公演班は、6月は松本でしばらく小学校を回っておりましたが、この日は多感な高校生ということで、演奏者も少し緊張した面持ちでした…。それでも、自己紹介に自身の高校生の頃のエピソードを織り交ぜつつ、しっかりと太鼓の音を皆さんにお届けしてきました。

Photo: Ryoko Iwamoto

終演後、和太鼓部の皆さんを対象に中込健太と内田依利がワークショップを開きました。「どうやったら皆で一つの音が出せるのか?」をテーマに、口唱歌を唱え、太鼓の音にのせて、最後は打って打って打ちまくる!皆で一緒に汗を流してきました。

Photo: Ryoko Iwamoto

また会場には、「鳥取中部和太鼓ネットワーク」の皆さんが応援にお越し下さいました。このネットワークは、鳥取県中部の和太鼓チームが交流や情報交換などを通じてスキルアップや地域貢献につなげようと設立されたものです。10月4日に鳥取県の倉吉未来中心で開かれる「鼓童ワン・アース・ツアー2015~永遠」にもご協力頂いております。鳥取のような新潟から離れた地でも、こうやって応援して下さる方々がいらっしゃるからこそ、私たちの活動は続けられるのだと改めて感じました。

7月も交流公演班のツアーはまだまだ続きます。暑さに負けず、いってきます!

■「はじめてのKODO」小編成公演7月20日(月)新潟・柏崎市
http://www.kodo.or.jp/news/20150720hajimete_ja.html

■OET永遠10月4日(日)鳥取・倉吉市
http://www.kodo.or.jp/oet/20151004a_ja.html

■鼓童交流公演(9月)
http://www.kodo.or.jp/oet/index_ja.html#schedule19b


山口幹文ソロアルバム第二弾「一管風月 Vol. 2 ともしび」7月10日発売


山口幹文ソロアルバム第二弾
「一管風月 Vol. 2 ともしび」7月10日発売

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佐渡の空気に包まれ、哀調を帯びた透明感あふれる7曲が生まれました。

華やかな音色と豊かな倍音を響かせる11弦ギターとの初共演、呼吸の合ったピアノと紡ぐロシア民謡「ともしび」、竪琴が奏でる茨城民謡など、バリエーション豊かなアルバムです。2009年に前作「一管風月」に参加し、その後急逝したピアニスト、二野明氏に捧げた黒人霊歌「わが悩み知り給う」収録。

7月10日より発売。ハイレゾ音源版もe-onkyo musicより配信開始いたします。

ディスコグラフィー | 一管風月 Vol. 2 ともしび
http://www.kodo.or.jp/discography/od012_ja.html

kodo2鼓童オンラインストア
http://www.kodo.or.jp/store/index.html


アース・セレブレーション、一時代の節目〜これからの新しいかたち/見留知弘


アース・セレブレーション、一時代の節目
〜これからの新しいかたち

皆様いかがお過ごしでしょうか。太鼓芸能集団鼓童代表の見留知弘です。新潟県は先月19日頃に梅雨入りしたようですが、佐渡は6月末にやっと雨が降り始め、農家の方も水不足を心配されているようです。

さて、6月10日に発表させていただきましたように、1988年より始まりましたアース・セレブレーションについて、今年をもちまして現在の形を一区切りする事となりました。
http://www.kodo.or.jp/ec/topics/1763/

Photo: Buntaro Tanaka

そもそもは、鼓童の最初の代表であった故・河内敏夫が、鼓童“むら”構想の中で、世界を旅する中で出会ったアーティストを佐渡に招き、佐渡から発信するということを描いたのが始まりです。それ以来、利賀フェスティバル(富山)、「SADO MUSIC FESTIVAL~なぜか突然日本海」(佐渡)、エジンバラ・フェスティバル(イギリス)などでの経験と影響を受けて、回数を重ねるたびに色々なものを取り入れ、現在の形になりました。

例年は8月に開催ですが、5月に開催した年や、テント劇場として約1カ月に渡りイベントを行った年もあり、野外イベントとして色々な形で28年間継続してまいりました。

Photo: Masakazu Sakomizu

1988年のアース・セレブレーション/Photo: Masakazu Sakomizu

私のアース・セレブレーション(EC)を辿ってみますと、1988年に行われた第一回のECは、鼓童村の開村コンサートと城山公園でのコンサート、日中に同時開催で行われた太鼓教室に参加するため、初めて佐渡に渡りました。舞台に立っているメンバーさんから直々に太鼓を教えてもらうなど、人生の舵が変わるイベントとして、振り返れば今の自分の通過点になりました。

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1989年のアース・セレブレーション

1989年は鼓童の研修生として参加しました。最終日は台風に直撃され、コンサート会場になった旧小木町体育館が、臨時の避難所に変わり、大変だった記憶が…。

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1990年のアース・セレブレーション

1990年には、準メンバーとしての舞台。初日は雨に降られ、コンサート会場から旧小木町体育館へ移動。楽器や照明、音響などを早朝から引っ越し、ドロドロとドタバタの状況で休む間もなく公演へ突入でしたが、こういう時こそ、普段でない力が出るものなのですね(笑)。

舞台の設営と撤収作業には、初回から2012年までは、スタッフと一緒になってメンバーたちも汗を流しました。何もかもをゼロから立ち上げ、3日間の公演をし、イベント終了翌日には船でお帰りになるお客様を太鼓でお見送りし、イベント会場の撤収作業。終わってから約3日間の片付けまでが、私達にとってのEC期間でした。体力的にも非常に大変ではありましたが、やはり自分達の祭りとして、あえて1年に一度のしんどさとして楽しみ、佐渡の方々、ボランティア、アルバイトの方々と皆で作り上げた、やりがいのあるイベントでした。

2004年ファンファーレ・チォカリーア(ルーマニア)との共演

2004年ファンファーレ・チォカリーア(ルーマニア)との共演

それから色々なゲストとの出会いと共演や、ワークショップ企画の年、城山コンサート後のECシアターや、色別入場整理券配布前のゲリラライブ、旧羽茂町の能舞台公演、ハーバーマーケットでのダンスナイト、昨年の鼓童大吟醸「五衆」などなど、趣向を変え、場所を変え、前年度の経験をふまえて、より良いものへと創意工夫をしながら、今の形に変化してまいりました。

そして30回の開催を2年先に控えて、この機会に、今一度、フェスティバルのかたちを見直し、私達も楽しめて、お客様にもより一層喜んで頂けるイベントとして、これからも佐渡の方と一緒にECを継続してまいります。

Photo: Maiko MiyagawaPhoto: Satoko Maeda

ECは、鼓童の拠点である佐渡島で、鼓童の野外公演を楽しめる数少ないイベントですが、城山公園での大きなコンサートのある「夏フェス」としては、一区切りとなります。今年の城山コンサートのゲストは、鼓童の一時代を作ってきた偉大な先輩、レナード衛藤さん。そして鼓童の演目にも影響を与えてきました、スアール・アグンの皆様をお迎えします。3日間の会期中は、多国籍な雰囲気漂う旧小木町界隈、各コンサートやワークショップ、佐渡全島での体験型企画をご用意して、皆様にお楽しみ頂けますよう、準備を進めております。

佐渡へは、今年3月に開業したばかりの北陸新幹線での移動も、旅の思い出として、ご検討されてみてはいかがでしょうか。

また、今年4月より小木—直江津間に就航しました高速カーフェリーあかねも、楽しみの一つかと思います。ただ、今までのカーフェリーと違いまして、全席指定の椅子席ということで、定員以上は乗ることが出来ないとのことです。ご予約はどうぞお早めになさってください。

アース・セレブレーションへ、海外、国内、そして佐渡島内から、たくさんの皆様のご来場をお待ちいたしております。

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竹が音を知るところ/漆久保晃佑


Photo: Kosuke Urushikubo

先日の君津公演を終え次の公演地へ移動する道中、蘭情さんの元を訪ねました。

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蘭情さんは、鼓童も長年お世話になっている笛師さんです。近ごろ篠笛を始める方が増えています。何とその内の九割の方が、蘭情さんの笛を使っているそうです。いまや国内だけではなく、海外でもその名を知られる蘭情さんに、自分に合った笛の選び方・奏で方を教えていただきました。

Photo: Kosuke Urushikubo

一管一管が竹という生き物で造られている篠笛。楽器の太さ、肉厚、歌口の口径や大きさ…一見同じように見えても、その性質は個々に異なります。

Photo: Kosuke Urushikubo

「自分がどのような音を求めるか」その心が笛選びには最も大事なことである、と教えていただきました。

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鼓童で主に篠笛を担当させていただいている私は、どのような音を皆様にお届けしたいのか。つまり、どのような想いを皆様の心にお届けしたいのか。そんなことを考えていました。ほかのメンバーも思い思いに笛を手にしていました。

Photo: Kosuke Urushikubo

さて、次に皆様にお届けできる心はどんな音色でしょうか。「永遠の舞台」でお逢いしましょう。

Photo: Takashi Okamoto

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「永遠」6〜7月、9〜10月国内ツアー
http://www.kodo.or.jp/news/20150606oet_ja.html

【6〜7月】新潟・神奈川・埼玉・群馬・千葉・大阪・長野・京都・愛媛・広島
【9〜10月】千葉・茨城・宮城・山形・岩手・秋田・静岡・愛知・兵庫・鳥取・山口・福岡・鹿児島

ディスコグラフィー | 永遠
http://www.kodo.or.jp/discography/od013014_ja.html


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